[24日まで一時休止]うたわれるもの 真白の願い   作:ハラダ

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遅くなってしまってすみません。
少し訂正して話をまとめたら51話のすぐ後に投稿するつもりだったのですが、話の展開がぐちゃぐちゃになっていたので一度書き直していました。
ちなみに現在、次回についても書き直しているため、投稿するのは朝になると思います。
よろしくお願いします。

では、どうぞ。


52 災難

 

皇女さんと共に、先程までいた裏路地を出て市場を歩く。

どうしても放っておけないということで、つい自分はあんなことを言ってしまったが……

 

……これ、どうするんだ?

 

「ではハクよ、余をどこに連れて行ってくれるのじゃ?」

 

隣には楽しみに笑顔を浮かべる皇女さん。

しかし串焼きの屋台で懐を全て使い切ってしまったために、今現在自分は一文無しである。

 

いっそ白楼閣に帰ってクオンに借りるか……そういえば最近、ウコンと朝まで店で飲んでいてそれを説教されたばかりだったな……。

そんな自分に、クオンがはいどうぞと貸してくれるとは思えない。

 

「うーん……ちなみに皇女さんは、どこか行きたいところとかあるか?」

 

「……オシュトルが居る場所はどうじゃ?」

 

「無理だと言ってるだろう……」

 

一応、今日はオシュトルが屋敷にいることは知っている。朝依頼の確認のために一度顔を出した際、仕事が溜まっていて机から離れられないと言っていた。

 

そんな忙しいオシュトルの所へ皇女さんを連れていったら……アイツは怒る、確実に。

 

「では、其方がどこか案内してくれ」

 

「……案内?」

 

「なんじゃ。其方、何も考えておらぬではないか」

 

「ぐっ……別に、自分だって……」

 

……実際、自分から誘っておいて自分はどこに行くかも決められていなかったので、それ以上言葉が出なかった。

皇女さんもそんな自分の様子に、やれやれというように首を横に振っている。

 

「まあよい。では、行くのじゃ」

 

「……はい」

 

そうして、帝都を自分が案内することとなった。

たしか以前も、皇女さんを案内した記憶があるが……待て、その時も一文無しじゃなかったか?

 

そしてしばらく歩いていると、一つの建物に皇女さんが反応した。

 

「のう、アレは?アレは何じゃ?」

 

「アレ?アレとは……ああ、見世物小屋だな」

 

「見世物小屋?」

 

そうか……コイツ、見世物小屋すら知らなかったな。

当時出会ったばかりの頃は、相当甘やかされて育ってきたんだと呆れていたが、皇女さんにとっては知りたくても知ることが出来なかった。

 

これが籠の鳥……というのか。

 

……まぁ、皇女さんが知る必要はない気もするが、せっかくだしこの際色々と市政のことを教えてやろう。

 

「名前通り、いろいろと珍しいモノや曲芸なんかを見せてカネを取るところだ」

 

「成程、奉納舞台のようなものか」

 

「そういった演劇もあるにはあるが、ここは……珍しい生き物を出し物にしているようだ」

 

「ほほぅ、珍しい生き物じゃと?面白そうじゃな……」

 

皇女さんの瞳がキラリと輝いた。

こういう所は、本当に……似ているもんだな。

それに戦乱が終わった後、あまり皇女さんと永くは居れなかったからな。この笑顔を見るのも久しぶり……

 

「よし入るぞ」

 

「待て待て」

 

早速店へと突っ込もうとする皇女さんを捕まえ、自分の前に下ろす。

 

「何故じゃ、入らぬのか?」

 

「自分は今、カネを持っていない。カネが無ければお代が払えない。さっき教えただろう?ちなみに皇女さんは持ってるのか?」

 

どうせ、持ってないだろうがな。

しかし自分がそう聞くと、皇女さんはよほど行きたいのか唸りながらゴソゴソと胸元を探り始めた。

 

「むむぅ……では、これではダメか?」

 

そして、胸元から一つの首飾りを取り出す。

パッと見ただけで、その豪勢な装飾に明らかな値打ちものだと判った。

 

「ちょ馬鹿!早く仕舞え!」

 

自分は、すぐさまその首飾りを皇女さんの胸元に押し込む。

 

「ダメなのか?」

 

「ああ駄目だ。その首飾りは今日一日、二度と出すんじゃないぞ」

 

「……分かったのじゃ」

 

コクンと素直に頷いた皇女さんに、自分は心から安堵する。

こんな場所であんな高そうな首飾りを出せば、いつどこで誰に狙われるか分からない。

そしてもし手を出してしまえば、即座に首が飛ぶであろう相手。

 

……想像するだけで、ゾッとする。

 

「しかし、どうするのじゃ?カネとやらが無ければ、この先何も出来ぬのではないか?」

 

「うっ……偉いぞ、よく分かったな」

 

とりあえず図星をつかれたので、満面の笑みで褒めてやろう。

 

「……そのような笑顔で余はごまかせぬぞ」

 

「ば、バレた?」

 

まさか皇女さんが気づくとは……しかし皇女さんの言う通りだ、このままじゃ本当に何も出来ない。

店を見て回るだけでもいいとは思っていたが、些かそれだけじゃ退屈だろう。

 

さて、どうするか……

 

「……ハクさま?」

 

「ん?」

 

道の真ん中で自分が唸っていると、透き通った声で自分の名を呼ばれた。

振り返ると、そこには……

 

「ルルティエ?」

 

買い出しでもしてきたのか、手にはいくつも袋を抱えているルルティエがこちらに首を傾げていた。

 

「どうしたのですか……?このような……」

 

そして、自分から隣にいた皇女さんへと視線を移した。

 

「……アンジュ……姫殿下?」

 

「あ」

 

「んなっ!?」

 

みるみるルルティエの顔が白くなっていく。

そして突然正体がバレたことに、素っ頓狂な声を上げ固まる皇女さん。

 

「……ハ、ハクさま……な……なぜハクさまが……姫殿下と御一緒……されているのですか……?」

 

プルプルと震えながら、ルルティエが恐る恐るこちらに聞いてくる。

しかしこんな道のど真ん中で正体を言う訳にもいかない。

 

「と、とりあえずこっちに来てくれ!」

 

皇女さんとルルティエの手を掴み、自分はまた人が少ない裏路地へと連れ込む。

……やっぱり、不審者じゃないか自分。

 

そして未だ震えながら皇女さんと自分を交互に見るルルティエに、隣で突っ立っている皇女さんを手で示して紹介する。

 

「あー……一応、紹介するぞ。コイツは皇女さん……アンジュ姫殿下だ。実は……市政を見るためにお忍びで今ここにいるんだ」

 

「アンジュ姫殿下……!こ、これは、ごご、御無礼を……!」

 

「なっ、ハク!其方、なぜ余のことを………!」

 

自分がそう言うと、ルルティエは抱えていた袋をすぐ下ろし、深く頭を下げた。

そして皇女さんは、自分があっさりと身分を明かしたことに怒っているのだろう。引きちぎれそうな勢いで自分の腕を引っ張っている。

 

「あだだ……ま、待て皇女さん。この子はクジュウリの末姫、ルルティエ様なんだ」

 

「クジュウリ……おお、オーゼンの娘かの!」

 

先程までの動揺はなんだったのか。

皇女さんは嬉しそうにルルティエの前に立ち、じっと顔を見つめている。

 

「ほう……あのオーゼンにこのような可愛らしい子がおるとは思わなんだ」

 

……その気持ち、分かるぞ。

豪快という字が似合うあの漢から、優しくて料理も出来て癒しにもなるルルティエという娘がいるなんて想像も出来ないからな。

ちなみに皇女さん……もう一人、顔は綺麗だが妹の為なら相手も殺そうとする娘もいるんだ。凄いよな本当に。

 

「あ……アンジュ……姫殿下……」

 

しかしルルティエは恐れ多いのか、視線を外すことも出来ずプルプルと震えている。

流石にルルティエが可哀想なので、助け舟を出すことにした。

 

「なあ、皇女さん」

 

「なんじゃ?」

 

「今、皇女さんはお忍びで来ていて、身分を隠しているんだよな?」

 

「そうじゃが……どうした、藪から棒に」

 

首を傾げる皇女さんに、ちょいちょいと手を振ってこちらに来させる。

そしてルルティエに聞こえないように、とある事を提案した。

 

「ふむふむ……おお……それはいいのじゃ……!」

 

そして、皇女さんは早速ルルティエの目前に立つと、少し棒読みながらも自分の提案した作戦を実行した。

 

「ルルティエよ!余は皇女ではなく、ただの町娘……アンなのじゃ!」

 

作戦名……身分を隠して町娘になろう作戦である。

これならば姫殿下ということで緊張していたルルティエも、少しは接しやすく……あっ、ルルティエさん固まってらっしゃる。

 

「だから、そのように畏まらんでもよい。余は、ただの町娘であるアンなのじゃからな」

 

「……」

 

そして皇女さんのニコニコとした笑顔に、ルルティエもニコリと返すと、いつものおっとりとしたルルティエとは思えない速度で自分の前に駆け寄った。

 

「ハ、ハクさま?これはどういうことですか……?」

 

「え?い、いや……」

 

顔が近い。いい匂いがする。ちょっと照れくさいぞ、これ。

しかしルルティエはパニックになっているのか、グイグイと自分の袖を引っ張り早口で捲し立てた。

 

「どうしてハクさまが姫殿下と御一緒されているのかと思えば、突然姫殿下が自らの御身分を町娘だと仰られて、もう何が何だか分かりません説明してください……!」

 

「あ、あ……その、お忍びって言うから……それに、ルルティエも皇女さんじゃなくて町娘の方が接しやすいかなと……」

 

「恐れ多くてそのようなこと出来ません!」

 

パチン!と、自分の両頬がルルティエの両手に包まれる。

あっ……柔らかい……。

 

「ルルティエとやら、何をしておるのじゃ?」

 

「ひゃ、ひゃいっ!?」

 

「おうびょひゃんもなにひゃいっちぇくりぇ」

 

しかし背後から突然、パニックになった原因に話しかけられ素っ頓狂な悲鳴を上げた。

頬をグイッと寄せられている自分は、上手く喋ることが出来ない。

 

「余を放ってそこのハクと仲睦まじくしておるが……もしや其方等は恋仲というものなのか?」

 

皇女さんの純粋な質問に、ルルティエは恥ずかしくなったのか一気に顔を真っ赤にした。

そして、掴んでいた自分の顔を放り投げ、首をブンブンと勢いよく横に振る。

 

「ぐへぇ!?」

 

放り投げられ壁に叩きつけられた自分は、あまりの衝撃に悲鳴を上げた。

 

「ち、違います……!ハクさまと私は、そのような……」

 

「隠さずとも良い。じゃが、その者はあまりおすすめはせんぞ?余を誘っておきながら、何も考えておらなかったからな」

 

「誘う……?」

 

未だ立ち上がれない自分に、ギギギと音がするようにゆっくりと顔をこちらに向けるルルティエ。

何を勘違いしたのか、その表情は今まで見た事のないほど怖いものとなっている。

 

「……ハク……さま……?」

 

「ち、違うぞ!自分はただ……」

 

そこで、ふと自分の行動を思い出す。

皇女さんにとっては、自分は突然現れ頭にチョップをくらわせ裏路地に連れ込んだ男。

……これを、不審者と言わずなんと言うのか。

 

「……なぜ、何も仰らないのですか……?」

 

いつものルルティエとは思えないほどの、底冷えた声。

そして、何やら料理の食材がたんまりと入っている重そうな袋を持ち上げる。

 

「ま、待て!話せば分かる!だからその袋を置いて……」

 

「ハクさまの……」

 

「……へ?」

 

そして、それは空高く掲げられ……

 

「ハクさまの……馬鹿っ!!」

 

「んぎゃぁぁぁあ!!!!」

 

自分の顔面目掛けて、一気に振り下ろされた。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

あまりの状況に色々なものが爆発したルルティエだったが、その後正気を取り戻してくれた。

もちろんすぐに謝罪もされたが、ある意味自分の行動は不審者でしかなかったため、すぐに許した。

 

……あんな怖いルルティエは、二度と見たくない。

 

そして今現在、自分は白楼閣にいる。

あれほど皇女さんを白楼閣に連れていくのを渋っていたのに、それは何故か?

 

「では……始めましょう……姫殿……アンさま」

 

「うむ。よろしく頼むぞ、ルルティエよ!」

 

この二人、自分を成敗した後すぐに仲良くなったのだ。

 

皇女さんからすれば、生意気な自分を倒したルルティエに何か思ったのだろう。すぐに懐いてしまった。

 

そしてルルティエがこれから菓子を作るということで、皇女さんもぜひ行きたいと言い、それをルルティエが快諾。

 

以前もこの二人は仲が良かったが、まさか今日一日でここまで仲良くなるとは思わず、邪魔をするのも悪いので自分も許可したのだ。

 

「……まず、この壺に入ったものを……これで混ぜて下さい……」

 

「混ぜるのじゃな!分かったのじゃ!」

 

楽しそうに菓子作りをしている二人を後ろで眺めながら、ルルティエの入れてくれた茶を啜る。

まだ叩きつけられた痛みは残っているが、この光景を見ているとそこまで気にもならなかった。

 

「あっ……そこは、優しく混ぜてあげるといいですよ……」

 

「ふむふむ、こうか?」

 

「はい……!」

 

花のように笑うルルティエに、皇女さんも向日葵のように笑っている。

……なんと微笑ましい光景だろうか。酒があれば、花見酒でもしたくなるほどだ。

 

「あれ、ハク?」

 

「おにーさん、なにしとるん?」

 

……花見酒が酒乱へと変わったな。

後ろを振り向くと、そこには皇女さんとルルティエを見て首を傾げるクオンとアトゥイ。

 

「今、ルルティエが町娘の……」

 

いや、待てよ。

せっかくだからここで紹介するのもありなんじゃないか?

どうせいつかは関わることになるだろうし、今のうちに言っておけば後々が楽になる。

 

「……ハク?」

 

「あ、ああ……おい皇女さん、来てくれ」

 

「なんじゃ?」

 

「へっ?皇女……さん?」

 

「はぇ?」

 

自分が皇女さんに手をちょいちょいと動かし、こちらへと来させる。

皇女さんはルルティエの所からトコトコと駆けて来た。

 

そして自分の隣に立つと、目の前で固まっているクオンとアトゥイに首を傾げる。

 

「皇女さん、この二人にも皇女さんを紹介していいか?」

 

「うむ、別に良いぞ」

 

許可も貰えたので、二人に向き直って皇女さんを紹介する。

 

「クオン、アトゥイ。この子はこのヤマトの皇女さん……アンジュ姫殿下だ。今日はお忍びで市政を見に来ている」

 

そして、皇女さんにもクオン達を紹介する。

 

「皇女さん。この二人はクオンとアトゥイ。クオンは自分の恩人で、アトゥイはシャッホロの姫さんだ。つまり、ルルティエと同じだな」

 

「おお、ソヤンケクルがよく話してくる可愛い娘というのは、其方のことだったか」

 

「可愛いやなんて、照れるなぁ」

 

アトゥイは嬉しそうに微笑むと、アンジュにくりくりとした目を向ける。

 

「うちはアトゥイ言うぇ。まさかおにーさんがお姫さま連れてくるなんて、驚いたぇ」

 

「まあ、成り行きでな」

 

「そしてハクの恩人とやら……クオンだったか。それほど畏まらんでもよいぞ?今の余はお忍びなのじゃ、よろしく頼むぞ」

 

「……あ、はは……うん、よろしくかな」

 

アトゥイはあまり驚いていないようだが、クオンは相当驚いたようだ。

こちらに疑惑の視線を向けながら、引き攣った笑みを浮かべている。

 

とりあえずクオンからの視線を避け、皇女さんへと身体を向けた。

 

「そういえば言ってなかったが、ルルティエもこの二人も、オシュトルの依頼を受けている自分の仲間達だ。あと何人かまだいるがな」

 

「そうなのか?」

 

「ああ、そうだ。ちなみにさっきも言ったが、自分達はオシュトルから内密で依頼を受けている身だ。誰にも言うんじゃないぞ」

 

「分かったのじゃ!」

 

「それじゃあ、ルルティエの所に戻っていいぞ。来てくれてありがとうな」

 

自分がそう言うと、皇女さんはすぐにルルティエの所に戻り、菓子作りを再開した。

まだネコネやキウルには紹介出来ていないが、これで少しは楽になっただろうと、自分は安堵しながら茶を……

 

「……ハク?」

 

「ん?」

 

何故か、クオンの視線が怖い。

 

「ど、どうしたんだ?そんな怖い顔をして」

 

「……どうしたも何も、何故ハクがこの國の皇女殿下をこんな場所に連れてきたのかなって」

 

「へ、へ?」

 

「もしこの事がオシュトルや聖廟のヒト達に知られたら、ハクはともかく私達もどうなるのかなって」

 

「い、いや……それは……」

 

「ふふん」

 

あ、まずい。

クオンの白くて長い尻尾がゆらゆらと揺れて、こちらに……

 

「……ハク、覚悟するかな」

 

「やめっ、あっ……」

 

しゅるりと。

 

 

「ほぎゃぁぁぁあああ!!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

それから少しして、どうやら菓子が完成したようだ。

食堂にはふわりと甘い香りが漂い、女性陣は地べたに伏せている自分を気にすることもなく頬を染めている。

 

「おお……美味いのぉ」

 

「はい……アンさまが手伝ってくださったおかげです」

 

「お姫さま、すごいぇ!」

 

「うん。本当に、よく出来てるかな」

 

楽しそうな声が聞こえる。

しかし自分は悍ましい禍日神に殺されかけ、あまりの痛みに全く動くことが出来ない。

 

……久しぶりにクオンが怒った。怖かった。

 

「ハク、其方は食べぬのか?」

 

そこに、ニヤリとした笑みを浮かべる皇女さんが、トコトコと菓子を手に持ってやって来る。

 

「ルルティエに手伝ってもらったおかげでな、余でも美味い菓子を作ることが出来たのじゃ!ほれ」

 

少し揶揄うように目の前に甘い香りのする菓子を揺らされ、自分の腹がぐぅと鳴いた。

しかし、身体が全く動いてくれないのだ。もしや、クオンの尻尾で脳に深刻なダメージでも入ったんじゃないだろうか。

 

「うぅ、皇女さん……」

 

「ん?なんじゃハク」

 

「……食べさせてくれ」

 

「いやじゃ」

 

そう言って、皇女さんはルルティエ達の所に戻ってしまった。

 

……孤独とは、寂しいものである。

 

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