「身長190の筋肉モリモリのマッチョマンだ」   作:ジャックマン

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ポージングの名前を間違えてしまう愚行を犯したアホです私は


鍛弐ッッッ!!

舞台はこの日の為に買い取った五階建てのビル。

悪チームである二人は先に目標物の前に行き、ヒーローチームの二人は入り口付近でどう攻めるかを話し合っていた。

 

「デクは常識外れの野郎だ、並みの攻撃(大砲、爆撃)程度じゃかすり傷が限界だ」 

 

「それは困ったな

正攻法で攻めても勝てないとなると……」

 

「それに麗日もかなり厄介だ」

 

「ッ!?

確か血のバレンタインの犯人だったね」

 

血のバレンタイン

それは去年のバレンタインデーに持てない悪達が起こした事件なのだが、たまたま現場に居たお茶子が近くのビルを三棟持ち上げて落とすと言う常識外れの行動により「コイツが悪だろっ!?」と周りに突っ込まれた事件だ。 

 

「作戦は無え、真っ正面からぶち殺すッッッ!!!」

 

「賛成だ!

いくら強いと言われても弱点はあるはずだっ!何事もトライ……トライ……トライセップスッッッ!」

 

着直したコスチュームをまたもや破壊して鍛えぬいた肢体を晒す飯田。

ちなみに何人かの女子生徒はその姿に興奮し「ナイスバルク!」や「土台が違うよ土台が!」とか「デカ過ぎて固定資産税がかかりそうだな!」と誉めていた。

 

一方、出久さん側は……

 

「活ッッッ!!!」

 

「邪ッッッ!」

 

入り口で二人して叫ぶと建物は揺れ、入り口のガラスが弾けとんだ。

何を言ってるのか解らないかも知れない、だが事実として目の前で起きているのだ。

 

「アメイジングだ緑谷少年……」

 

「やっぱり画風……違うよな」

 

二人の姿に驚き、唖然としているオールマイトと絶望を超えてとにかく逆鱗に触れないようにボソッと呟く相澤先生。

そしてお茶子がドアに指を当てるとデコピンで遥か彼方に飛ばしていく。

仕組みは簡単、ドアの重力だけを無くし、後は指の力だけで弾き飛ばしたのだ。

 

「スゴイね人体」

 

「うぅむ、理解に苦しむな」

 

お茶子のとんでもない行動に遠い空を眺めながら呟く相澤先生。

それを哀れんでなんとも言えない表情のオールマイトと、この空間だけでもお腹いっぱいだ。

 

「筋肉縄文杉!」

 

「阿呆がッッッ!」

 

二人が建物の中に入るとサイドチェストの体制で突進してくる飯田。

少し動揺するも張り手で受け止める出久さん。

 

「緑谷君ッ!?」

 

「流石だな緑谷

数多の悪を葬ってきたサイドチェストアタックを止めるとは」

 

二人のぶつかった衝撃波だけで建物が揺れ、この戦いが人間には理解出来ない事を知らせる。

 

「素晴らしい筋肉だァァァ!

飯田の筋肉はとにかくデカァァァイ!説明不要ッッッ!

ぶつかったら並みの悪なんか粉々になる重戦車筋肉ゥゥゥ!!!

しかぁし!出久さんの筋肉も負けてないぞ!

ヒッティングマッスル全開の鬼ッッッ!

脳も鬼のシワが出てるんじゃねえか!」

 

何故か生徒に混じって解説をしているのは白髪の出久さん達とそう歳が変わらない少年だ。

彼は興奮しながら解説していった。

 

「此処で麗日が飯田を上空に突き上げて共に飛んだァァァ!

流石の肩メロンでも無重力は厳しいか!此処で麗日が飯田にくんずほぐれつゥゥゥ!!!

羨ましいぞ筋肉モンスターッッッ!でも死へのくんずほぐれつは勘弁ッッッ!

此処で二人の上昇が止ま────あの体制はまさかまさかのキン肉バスターァァァ!!!

いやこれはキン肉バスターじゃねぇ麗日バスターダァ!!!」

 

解説の人がテンション高過ぎるので軽く解説しよう。

飯田を止めた出久さんはすぐにハイキックで頭を潰そうとしたがそこに爆豪さんが乱入し脚を爆破。

少しよろけるがお茶子が背後から近づき飯田と自身を上空に。

天井にぶつかるがそこはお茶子持ち前の握力で破壊しながら飛んだのだ。

 

流石の飯田も突然の事に驚き、(ポージングしながら)上昇してそのままお茶子にキン肉バスターの構えをされて急落下。

建物を貫通しながら地面に落下したのだが……

 

「良い攻撃だ、感動的だ

首を鍛えてなかったら危なかったよ」

 

「全然効いてない……」

 

「次は此方の番だ!」

 

アドミナブル・アンド・サイのポーズを取るとエンジン全開で突進していく。

ぶつかると建物が重機が作業してるかの様な轟音と振動、そして一部の女子生徒(と女性教員)は『スマイリーマッスル』や『筋肉新時代』と書かれたうちわや『飯田最推し』のハッピを着て声を挙げて喜んでいる。

 

「ナイスバルク飯田ァァァ!

なんだあのセパレーション!多すぎて数えられないィィィ!

そんな野郎の熱い包容はノーマル女子は嫌なのか避けてる、残念だったな飯田!

でも確りとファンは居るぞ!」

 

テンション高過ぎる解説と周囲。

ビルの解体現場の様な戦場(犯人は高校生二人)にテンションが上がっていく校長筆頭に学校関係者の殆ど。

今後の給料を心配する相澤先生と、何か周りも混沌としている。




解説の人
白髪に人の手っぽいマスクを着けてる超不審者
裏の人間っぽいのにそれ以上に裏の人間っぽいA組を徹底して調べ、何故かファンになってるヤバい奴
箱推しと語ってはいるがわりと出久さんと上鳴さん推しと周りには言われている
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