↓蒼ニ・スールさんに書いていただいたジョワユーズノイザーのイメージ図。
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今回はジャオーンの初陣。楽しんでいただけたら幸いです。
「……
《MAD・GUN・JAZZ・KILL! ジャ・オーン……!》
「魔楽奏者ジャオーン。私の演奏は……億千万だ」
仮面ライダーノイズとジョワユーズノイザーに苦戦していたシングの前に、突如現れた大手レコード会社【
「律調歌音ンンッ!」
それを見るなり知っていたのか驚くこともなく突撃するジョワユーズノイザーが左腕の槍の刺突を繰り出すが、ジャオーンは手にした変身にも用いていた武器、フルートランザーLの刃先の峰を口元に添えると息を吹きかけ、柄の空気穴を巧みに指を動かして塞ぐことで演奏。すると音が障壁となってジャオーンとジョワユーズノイザーの間に視覚化されて形成され、ジョワユーズノイザーの刺突を弾き返した。
「ぐあっ!?」
「行け、ノイズタッフ!」
《ノイズ…スタッフェスゥ…
するとレコードライバーVer.0の左側面の上から二番目のはみ出た針金の様なスイッチを指で弾き、四回右側面を叩くと体を覆っている靄が横に広がり、そこから16分音符が描かれた四角いスピーカーの様な顔の槍を手にした怪人、戦闘員ノイズタッフが出現する「スタッフェス」を発動。まるで
《クラリネスティンガー!》
すると左腕の装甲が変形、クラリネットを模した槍状の武装「クラリネスティンガー」にすると再びフルートランザーLを右手で握り、二刀流でノイズタッフを迎え撃つ。クラリネスティンガーが纏う音の高周波振動により鋭い斬撃を繰り出してノイズタッフの一体を一刀両断、そのまま右手のフルートランザーLで背後から襲い掛かってきたノイズタッフの槍を受け止める。
「まだ演奏は始まったばかりなんだけど」
《スパイラル・チューニング!》
フルートランザーLで押してノイズタッフの体勢を崩すと、振り返りざまにクラリネスティンガーに備え付けられた三つのスイッチのうち一つだけ押して、螺旋状のエネルギーを纏ってドリルの様にして貫くジャオーン。そのまま回転しながら吹き飛んでいったノイズタッフは爆散。そこに、靄を左手に集束させ刃にした仮面ライダーノイズが斬りかかる。
《ザン・テンポゥ》
「邪魔はしないでもらおうか、ジャオーン」
「そっちから襲って来た癖に。社長の忠犬さん?」
《アンカー・チューニング!》
鍔迫り合う両者だったが、ジャオーンはクラリネスティンガーのスイッチを二つずつ同時に押すと先端の刃がハサミの様に分割してワイヤーで繋がれたアンカーとして射出、周りのノイズタッフを蹴散らしてから仮面ライダーノイズの足に巻き付けて引っ張り、ひっくり返して浮いたところにフルートランザーLの斬撃を叩き込んで吹き飛ばすジャオーン。そのままクラリネスティンガーを変形させて元の形状に戻すと、今度は右腕の装甲に手をかける。
《サックスナイパー!》
「貴女の得意距離は知ってるよ。卑怯だなんて言わないでね」
右腕の装甲が変形し、金と青のソプラノサックス型でマウスピースが銃口になっている大口径ライフル「サックスナイパー」が展開、フルートランザーLは腰にしまうジャオーン。ドラグーンノイザーを追い返した武器である。ジャオーンは手慣れたようにサックスナイパーを構え、クラリネスティンガーの様にスイッチを一つずつ押して構える。
《ブラスター・チューニング!》
「ぐ、ぬっ…」
《ノイズ…スタッフェスゥ…
するとサックスナイパーから音を圧縮した高威力の群青色のレーザーが発射され、靄を集束させた左手の刃で受け止めんとする仮面ライダーノイズだったが耐えきれないと判断したのか右手で先ほどと同じ動作を取って最後に右側面を6回叩いてスタッフェスを発動。ノイズタッフが六体盾になるように出現、一瞬拮抗したところに仮面ライダーノイズが大きく横に離脱した瞬間、ノイズタッフは六体レーザーを受けて蒸発してしまった。
「聞いていたより何倍も強い…」
「なんて威力だ……」
「余所見してる場合じゃないよ……えーっと、シング」
一方、愚直に突撃しようとするジョワユーズノイザーとソードランペットで鍔迫り合っていたシング。ジャオーンは残りのノイズタッフを片手間かの如くあっさりと撃ち抜いて倒しながら、サックスナイパーの銃口をジョワユーズノイザーに向けて連続で弾丸を当てていくジャオーン。
「律調歌音…!私はお前を許さない…!」
「私、何かしたっけ?覚えてないや」
「おまえ、は……私の憧れていた、あの頃とは変わった…!これ以上私の理想を壊すなら、死ね!」
怒りのままに右手の赤い剣を振るい、十本の様々な剣の分身を召喚し一斉に射出するジョワユーズノイザー。しかしそれは、サックスナイパーを一瞬で変形させて戻したジャオーンが左手で引き抜いたフルートランザーLによる一閃でまとめて薙ぎ払われる。
「この、この、この!」
「素人感丸出しだなぁ……そんなんじゃ、私は倒せないよ?お馬鹿さん」
ジャオーンはフルートランザーLの刀身を持つと中心で軽く折り曲げてブーメランの様な形状にすると投擲。諦めずに何度も十本の剣を召喚して飛ばしてくるジョワユーズノイザーの攻撃を、三次元めいた軌道を描くフルートランザーLで弾いていき下から上に斬撃を叩き込むと返ってきたそれを手に取り、刀の形状に戻して地面に突き刺した。
「何よりさ……憧れだけで、稼げる訳ないじゃん」
《ファイナル・チューニング!》
そして地面に突き刺したフルートランザーLの持ち手のマウスピースめいた装飾を回し、内蔵されたレコードリル「ジャオーン」が回転してジャズを思わせるメロディーが鳴り響き、溢れたエネルギーが左足に集束。フルートランザーLの持ち手を軸に宙返りして、同時にフルートランザーLを引き抜いて宙を舞い、ジョワユーズノイザーに肉薄する。
「これが貴女に送る鎮魂歌……レクイエム・カデンツァー」
「ぐっ、ぬっあああああああ!?」
そして左上から斜めに左回し蹴りを叩き込み、続けてフルートランザーLの斬撃を蹴りこんだ部位に抉るようにして叩き込み、蹴り飛ばされたジョワユーズノイザーは胴体に斬撃を受けた火花を散らして吹き飛ばされ、爆散した。
「…って、え。おい!?」
しかしいつもなら変身者が倒れているはずのそこには誰もおらず、ノイザーごと殺してしまったんじゃないかとジャオーンに掴みかかるシング。
「お前、変身させられていた人はどうした!?」
「うーん、分かんない。だって私、ノイザーを倒したの初めてだし。まあ、そんな事はどうでも良いと思うよ」
「さっきの言い分と言い、ふざけるな!何様のつもりだ!」
「社長様だけど?」
瞬間、怒りのままにソードランペットで斬りかかるシング。ジャオーンは涼しい顔でフルートランザーLで受け止め、鍔迫り合う両者。
「…お前は、存在してはならない生き物だ…!」
《スピードテン・ポゥ!》
「天才の私は、これからも存在してないとダメなんだけどなぁ……折角だし、相手してあげるよ」
《クラリネスティンガー!》
いったん離れ、高速で斬撃を叩き込むシングと、クラリネスティンガーを展開して二刀流であっさり捌いていくジャオーン。相容れない二人は、そうして激突した。
・フルートランザーL
ジャオーンに変身するためのアイテム。レコードリルは見えないように内蔵されている。ジャオーンの姿で吹き鳴らす事で、音の障壁を生み出して防御したり、相手の聴覚を刺激して感覚その物を狂わせる事が可能。更に刃を折り曲げる事でブーメランの様な形態に出来、三次元めいた軌道による攻撃で中距離をカバー出来る。持ち手のマウスピースめいた装飾を回す事で「ファイナル・チューニング!」を発動。ジャオーン最大の必殺技「レクイエム・カデンツァー」という必殺技を放てる。因みにLはレギオンのL。
・スタッフェス
仮面ライダーノイズの能力の一つ。右側面を叩いた回数に応じてノイズタッフを召喚する。最大10まで出せるがその分隙だらけになる。呼び出されたノイズタッフは仮面ライダーノイズに冠する16分音符が描かれた特別製で生活音を必要とせずノイズの雑音から生まれた戦闘員。
・クラリネスティンガー
ジャオーンの左腕の装甲が変形して出現する武装。クラリネットを模した槍。パイルバンカーみたくくっついている。音の高周波振動により鋭い斬撃や突きを放つだけでなく、先端の刃がハサミの様に分割してワイヤーで繋がれたアンカーとして射出可能で、相手の不意を突いて拘束なども出来る。備え付けられたスイッチの押し方で、様々なチューニングを行い、強力な攻撃を放つ事が可能。
・サックスナイパー
ジャオーンの右腕の装甲が変形して出現する武装。金と青のソプラノサックス型の大口径ライフル。音の響きなどを圧縮した弾丸を発射するだけでなく、備え付けられたスイッチの押し方で、様々なチューニングを行い、強力な攻撃を放つ事が可能。
・ジョワユーズノイザー
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歌音が憧れと変わったからと恨みに変わった人が変身している。倒されると変身者の姿がなく…?
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