以前書いた『バンドリ×デジモン』のプロローグ。
冒頭は過去編メイン(と言っても殆どダイジェスト形式(しかも、若干のネタバレっぽいのも含まれている)になりますが)で、後半は現代パートの話になります。
正直、『下手な文面のプロローグ』と思われるかもしれませんが、以上の事を御理解の上で、お手柔らかに御願い致します。
P.S 日菜さんのパートナーデジモンの変更に伴い、作品の文章の一部を修正&変更。
この作品を読んでくれた皆様に混乱を与える様な感じになってしまい、本当に申し訳ありませんでした。(2021.9.6)
プロローグ2015
これは、とある5人の少女達の冒険の物語。
舞台はデジモンと言う電脳世界の生命体達が存在するデジタルワールドと呼ばれる世界。
嘗てこの世界は、とある1体の悪のデジモンの存在によって平和が脅かされていました。
そんな時、このデジタルワールドに5人の少女達が召喚されてしまいました。
1人目は、幼い時に星の鼓動を聴いたと言う少女。
2人目は、見た目とは裏腹に男勝りな口調と毒舌だけど、本当は素直になれないだけの少女。
3人目は天才肌の妹にコンプレックスを抱えた双子の姉で、自他共厳しくも、心優しくて思いやりのある少女。
4人目は双子の妹で、明るく社交的であらゆる分野において圧倒的な才覚を示す天才肌な反面、人の心の機微に鈍く、空気の読めない発言をしたり、直接的すぎる物言いや無自覚に人の心を逆撫でてしまうのが玉に瑕な少女。
5人目は、少し引っ込み思案だけど、豊かな想像力を持つ白い少女。
デジタルワールドを守護するデジモンから、今のデジタルワールドの現状を知った5人は、悪のデジモンの野望を打ち砕く為、それぞれのパートナーデジモン達と共に、冒険の旅を始めました。
星の少女と龍の如く強い生命力と秘めたる可能性を持った獣型デジモン。
金髪の少女と気弱で臆病な性格の昆虫型デジモン。
双子の姉と月の化身とも言われる哺乳類型デジモン。
双子の妹と太陽の化身とも言われる正義感が強く純真で無邪気な性格の獣型デジモン。
引っ込み思案な白い少女と白く輝く冒険好きな小竜型デジモン。
5人の少女とそのパートナーデジモンは、全く見た事も聞いた事もない知らない世界に、最初は戸惑い、時に不安になったり衝突し合いながらも、長い冒険の中で、仲間達とお互いに深い信頼関係で結ばれていきました。
そして、悪のデジモンの首領との最後の戦い。
星の少女は黒き鎧を纏った聖騎士。
金髪の少女はデジタルワールドに5体しか存在しないと言われている勢力の一角を担う昆虫戦士。
双子の姉は12の神の勢力の一角である月の女神。
双子の妹は同じく12の神の勢力の一角である太陽神。
白い少女は白き鎧を身に纏った聖騎士。
5人の少女は、最強の姿と化したそれぞれのパートナーデジモンと共に立ち向かいました。
しかし悪のデジモンの首領の力は、デジタルワールドに存在する未知の抗体を取り込んだ事で、想像以上の物と化していました。
未知の抗体でより強力になった悪のデジモンの首領の『憤怒』の力の前に、一度は絶望の淵にいました。
しかし、星の少女と白い少女だけは絶望に屈する事無く、尚もパートナーデジモンと共に立ち向かいました。
その時、彼女達の強き想いが奇跡を起こしたのです。
黒き鎧を纏った聖騎士は聖なる剣と白い羽を身に纏った『超究極体』と呼ばれる姿。
白き聖騎士は全身の装甲を刃に変え、より攻撃に特化した姿。
2人の聖騎士は聖なる力の全てを使い、激闘の果てに等々悪のデジモンの首領を倒す事に成功しました。
こうして、5人の少女達とパートナーデジモン達との活躍で、デジタルワールドに再び平和が訪れたのでした。
☆☆
ある場所に10人の影がある。
「ドルモン…」
「僕も…香澄の事を、絶対に忘れないよ」
「ワームモン…その…今までありがとな…」
「あーちゃん…此方こそ有難う。向こうでも元気でね…」
「紗夜…私は、紗夜と出会えて本当に楽しかったよ…」
「ルナモン…貴女の事は決して忘れないわ。 …貴女も元気でいてね」
「日菜。今度また逢えたら、また日菜と一緒に、デジタルワールドを冒険しような…」
「コロナモン…うん! 約束だよ!」
「ましろ。君と過ごした冒険の日々は、とても幸せだった。
どうか元気でな…」
「ハックモン…今まで有り難う…」
それぞれお互いを見つめ合う5組の顔は、笑顔であるけれど、その目からは涙が流れていた。
そして5人の少女達は、元の世界に戻るゲートを進んでいく。
「香澄~~!! 何時か、また何時か会えたら、その時は、一緒にキラキラでドキドキする物を探そうね~~!!」
その時、ドルモンが自身のパートナーである少女に向けて、大声で叫んだ。
「…っ…うん!! 約束だよドルモン!!」
その少女――戸山香澄は大声で再会の約束を交わす。
その言葉を最後に、彼女達の姿はこの世界から消えた。
こうして、5人の少女とパートナーデジモン達の冒険の物語は、一旦の幕を閉じた。
☆☆
「…んっ…ふあぁ…」
窓のカーテンから差してきた日光の眩しさで、目を覚ます。
「…懐かしい夢だったなぁ…」
その時、私の後ろから声が掛けられた。
「お~い香澄、起きてるか?」
声の主は、私のバンド仲間であり、同時にあの冒険を共にした仲間の1人でもある有咲こと市ヶ谷有咲だった。
「あ、有咲。おはよう~」
「婆ちゃんが朝食出来たから、呼びに来たんだよ」
「あぁ、うん。今行くね~」
そう言えば自己紹介がまだだったね。
私の名前は戸山香澄。
花女こと花咲川女学園に通い、この春から高校2年生になる。
何故私が有咲の家にいるかと言うと、昨日から私は彼女の家に『お泊まり会』と言う形で泊まりに来ているからだ。
その後、私達は朝食を食べ終えて学校への支度をし、現在登校中の身だ。
「ねぇ有咲。今日ね…懐かしい夢を見たんだ」
「夢?」
「うん…。 ドルモン達の夢…」
「…そっか、あれからもう『5年』も経つんだよな…」
「有咲はワームモンの事、忘れてなんか無いよね?」
「当たり前だろ。 お前や私だけじゃねぇ。 紗夜さんや日菜さん、それにましろだって、あの冒険の事を忘れている人何て1人もいねぇよ」
「…うん。そうだね」
そう言って、私は制服のポケットから赤いボディと金色の縁取りの機械…ディーアークを取り出して見つめる。
ドルモン。
若し願いが叶うのなら。
貴方にまた会いたいな。
そして、有咲の呼び声に呼び戻された私は再び歩き始めた。
あの冒険から5年。
5人の少女達は、それぞれの日々を過ごしていた。
しかし、再会の約束は未だ果たされていない。
あの後、設定や展開がまた思い浮かんだ事もあって、少しだけ書きました。
プロローグと言う形式ではありますが、続きを書けた事自体、正直私自身も驚いています…。
一応、物語の展開はある程度考えていますが、いざ文章にするとなると、文章力と表現力の無さ、更に思い浮かんだ設定とキャラのイメージへの剥離や矛盾への不安などで、中々書くのが難しくて進まないと言うのもあります。
前にも仰いましたが、私自身、所謂『ネタを考えるのは得意だけど、書くのは苦手な人』である為、若しかしたらこのままこれっきりになってしまうかもしれないと言う可能性に…。