タイトルからも分かる通り、Afterglowのメイン回です。
実は蘭に関しては、パートナーデジモンは決まっていたのですが、Dアークの色の方で少し苦労していました…。
因みに分かりづらいですが、アフグロ(若しくはアフグロメンバー)のメイン回の形式は『555』風のサブタイトルを意識しており、基本的に(余程の事が無い限りは)、今回の様な形式で書くと思っていて下さい。
P.S 最近、『若しバンドリの7バンドのイメージをデジモンに例えたら?』と言うの考えていました。
因みに私の中のイメージだと、
・ポピパ→ガンマモン
・Roselia→ララモン
・アフグロ→アグモン(セイバーズ版)
・パスパレ→プロットモン
・ハロハピ→ベアモン
・RAS→インプモン
・モニカ→モルフォモン
と言う感じです(因みにポピパはブイモン、モニカはハックモンも候補に挙がっていました)。
とある公園。
頭部の髪の片方に赤いメッシュを施した少女――ガールズバンドの1つ『Afterglow』のボーカル担当の美竹蘭とそれに対峙する小柄の黄色い恐竜、そしてその様子をパンの入った袋を持って見守るモカ。
今この場所は、緊張した空気に支配されていた。
「何だお前! 片方だけ真っ赤なんて変な頭しやがって!」
「はぁ? トカゲみたいな顔したアンタに言われたくないんですけど!」
「この顔は生まれ付きだ! それに、俺には「アグモン」って言うちゃんとした名前があるんだぞ!」
「お~、白熱してますな~」
「って言うかモカ! アンタは一体どっちの味方なの!?」
モカのマイペース且つ呑気な発言に対し、蘭がツッコミを入れる。
「ゴチャゴチャ五月蝿えな! 女だからって容赦しねぇぞ!」
「…っ、アンタこそ、モカに手を出す様な事をしたら承知しないから!」
蘭とアグモンの間を、一陣の風が吹き抜けた。
「行くぞ!! ウオオオオオ――!!」
アグモンが駆け出すと同時に、右腕を振りかざしてくる。
「…っ」
これが若し巴だったら、逆に殴り返しそうな気がするが、残念な事に彼女は偉そうに啖呵を切ってしまった反面、腕っ節に関してはそこまで強くは無い。
でも、若し自分がこの場から逃げたら今度はモカに被害が来るかもしれないと思うと、彼女の中に『逃げる』と言う選択をする考えは無かった。
蘭は目を瞑りながら、そんな事を考える。
「ロップイヤーリップル!!」
「な、何だ!? ウワァァァ!」
突然、聞き覚えのある声とアグモンの驚きと悲鳴の混ざった声が耳に入り、蘭は目を開ける。
「痛ててて…! いきなり何すん…!」
「ティアーシュート!」
「だべしっ!?」
目を開けると、今度は綺麗な水球がアグモンの顔面に直撃し、アグモンは間抜けな声を上げてその場に崩れ落ちた。
「ルナモン、もういいですよ」
「分かったわ」
蘭は声の聞こえた方向へ振り向く。
「全く…幾ら青葉さんに危害が及ばない様にする為とはいえ、無防備でデジモンに挑むのは危険ですよ、美竹さん」
其処にいたのは、アイスブルーの髪をした冷静な雰囲気の少女――紗夜と彼女のパートナーであるルナモンだった。
「紗夜さん…如何して此処に?」
「羽沢さんの喫茶店に向かう道中、貴女達の罵声が聞こえて来たから、唯事ではないと察して、急いでルナモンと共に駆け付けたと言う訳です。 それにしても…美竹さん達は、如何して此処に?」
紗夜は気絶したアグモンを一目した後、蘭に問い掛ける。
「それは…」
そして蘭はこの状態になるまでの経緯を説明する。
話によると、蘭は次のライブの為の新曲の作詞が終わった為、リラックスがてら出掛けている道中に偶々モカと出会い、そのままこの公園に立ち寄った。
この公園は蘭達Afterglowのメンバー達にとって、幼少期の頃よく遊んだ事もあって、ついモカと会話が弾んでしまって話している最中、近くの茂みから物音がしたので見てみると、そこからアグモンが現れ、冒頭の所に発展したとの事だった。
「成程…以前似た様な事をした私自身も偉そうに言える立場ではありませんが…若し私達が来なかったら、最悪の場合、大怪我の可能性だってあるんですよ」
「うっ…すみませんでした」
紗夜からの正論の指摘に、蘭は素直に謝罪する。
そしてそのまま紗夜とルナモンは、再び気絶したアグモンの方へ向き直る。
「それにしても紗夜…蘭の話を聞く限りだと、偶然ゲートを通ってこの公園に来たらしいけど…」
「ええ。 今は気絶してるからいいけれど、かと言ってこのまま放置しておく訳にもいかないわね」
そう言って紗夜はスカートの中から、自身の所持する縁取りのディーアークを取り出すと、それをアグモンに向ける。
すると彼女のディーアークから、眩い光が放たれ、そのままアグモンはディーアークの中へ吸い込まれていった。
「おぉ~。 中々便利ですなぁ~」
「ルナモン。 アグモンの見張りを御願いね」
「分かったわ」
そしてルナモンも、ディーアークの中へ吸い込まれていく。
その後、蘭達3人は『CiRCLE』の方に向かうもまりなが不在だった事もあり、紗夜自身の当初の予定だったつぐみの喫茶店に向かい、彼女に事情を説明するのだった。
「それでその子が、蘭ちゃん達が出会ったデジモンさんなの?」
「うん…。 それでそいつがあたしのメッシュを『変な髪』とか言って来たから……」
紗夜のDアークの内部でルナモンと共にいるアグモンは、先程から画面越しにじーっと此方を見ている。
「いや~、それにしてもさっきの公園での蘭の姿、つぐにも見せたかったね~」
「モカ!!」
「あはは…」
蘭とモカのやり取りに、つぐみは苦笑を漏らす。
「…所で紗夜さん。 アグモンは一体、どうなっちゃうんでしょうか?」
「そうですね…。 状況の様子から見ても、まだ被害は出た様子はありませんから、倒さずに『ゲートを開いてデジタルワールドに帰す』。 …今の所はこれが最適の方法だと、私とルナモンは思います」
「そうですか…」
その時、自身のスマホが音を鳴らしているのに気付いた蘭がスマホを見ると、ひまりからの電話だったので、直ぐに電話に出る。
「もしもしひまり?」
『蘭!? 良かった~!』
「どうしたの急に? って言うか今バイトじゃなかった?」
『それが…』
--ドオォォン
突然、スマホ越しから大きな音が響き、そのまま連絡が途絶えた。
「ひまり!? ひまり!」
呼び掛けに何の応答を示さないのを見た蘭は、直ぐにスマホをポケットに仕舞い、そのまま駆け出す。
「「蘭(ちゃん)!」」
『紗夜! 私達も!』
「ええ。 さっきの電話の上原さんの様子に大きな音…ただ事じゃないわね…!」
そう言って、つぐみの方を向く。
「羽沢さん! これ、コーヒーの代金です!」
そしてつぐみに自分の飲んだコーヒーの代金を支払うと、そのまま蘭の後を追うのだった。
☆☆
蘭達がつぐみの喫茶店にいた頃と時を同じくして、『Afterglow』の残りのメンバーであるひまりと巴は、近くのファーストフード店でバイトの最中であった。
「そう言えば、巴とバイトのシフトが被るのって、久し振りだよね」
「そう言えば、最後に一緒のシフトだったのって、2週間位前だったな」
そんな他愛も無い軽い会話を交わしながらも、2人は業務をこなしていく。
学生生活に時たまのバイトをしながら過ごす日常。
一見、何処にでも見られる『何時も通り』のありふれた日常。
でも、Afterglowの面々にとって、『何時も通りの日常』とは、とても大切な宝物の様な物だ。
だから、彼女達は今日もその『何時も通りの日常』を、精一杯生きていく。
――ドオォォン
突然、巨大な音と振動が襲う。
「な、何だ!?」
「若しかして地震!?」
「大丈夫!? ひまりちゃん! 巴ちゃん!」
突然の事に戸惑う2人に、客として来ていたまりなが声を掛ける。
「まりなさん! アタシもひまりも何とか大丈夫です!」
「2人共、外に行くわよ!」
そのまま3人は、他の客達と共に外に出る。
「ブモオオオオオ!!」
外に出ると其処には、左手が機械化されている2足歩行の牛の様な見た目の異形の存在が、唸り声を上げて立っていた。
「フハハ! 暴れろ! 暴れまくって、お前の恐ろしさを人間共に思い知らせてやるのだ!」
その右隣には、真っ赤な体と右手に三つ又の鎗を持った悪魔を彷彿させる見た目の異形の姿があった。
「あれはデジモン!?」
まりなが相手の正体に気付いて叫ぶ。
「ん? 何だ女? 私達の事を知っているのか?」
悪魔の姿のデジモンが3人の存在に気付いて近付いて来る。
「名前がまだだったな。 私の名前はブギーモン。 そして後ろの方はミノタルモン。 以後お見知りおきを」
「この騒ぎはテメーらの仕業か! 一体何が目的何だ!?」
「お~怖い怖い。 目的…? そんな物、我々の力で、人間界を戦慄と恐怖で蹂躙する為に決まっているではないか。 今まではゲートを適当に開いていただけだったが、今回は『あのお方』の命で、私自らがこうしてやって来たのだ」
巴からの問い掛けに、ブギーモンは若干煽りつつも返答する。
「『ゲートを適当に開いていた』…って、じゃあ今までデジモン達がこの世界に現れていたのも貴方の仕業だったのね!?」
ブギーモンの言葉から察したまりなが、声を上げる。
「フフフ…勿論。 全ては私達の主である『あのお方』の目的を成就する為の第1歩として、この人間界を先程申した通り、戦慄と恐怖で蹂躙し尽くしてやるのだ! 行け! ミノタルモン!」
「ブモオオオオオ!!」
ブギーモンに命じられたミノタルモンは、『デモンズアーム』を装備した自身の左手を、3人に向かって振り下ろす。
「巴ちゃん! ひまりちゃん!」
まりなは咄嗟に2人を連れて、その場から離れる。
――ドゴオオオン!!
ミノタルモンの左手の『デモンズアーム』が、先程まりな達がいた所に命中し、その衝撃で地面に激しい亀裂を起こす。
「あ…あ…」
「な…何つぅ破壊力だよ…」
その様子を見たひまりと巴は、驚愕の様子をで見ている。
「ブモオオオオオオオ!!」
ミノタルモンは避けられた事への怒りから、更に大きな唸り声を上げて、此方に近付いて来る。
「ティアーシュート!」
その時、ミノタルモンの顔面に綺麗な水球が命中する。
「巴! ひまり!」
「まりなさん!」
3人が後ろを振り向くと、其処へ蘭と紗夜とルナモン、そしてその後にモカとつぐみの2人が此方に駆け付けて来るのが見えた。
「蘭! それに紗夜さんにルナモン!」
「モカにつぐも…! た、助かったぁ~」
「紗夜ちゃん!」
「まりなさんも、無事で良かったです」
3人の無事を確認した紗夜とルナモンは、改めて視線をブギーモン達の方に向ける。
「…ルナモンを連れた水色の女…成程、お前達が『あのお方』の言っていた5人の内の1人か…」
「紗夜ちゃん気を付けて! あのデジモンはゲートを開いて、この人間界を征服しようとしているの!』
まりなは先程ブギーモンから聞いた話を、簡略して紗夜に説明する。
「成程…どうやら貴方には、色々と聞かなければいけない事が色々あるみたいね…」
「ほざけ! 幾らお前達でも、『2対1』のこの状況で、どうにかなると思っているのか!?」
『だったら、俺も加勢するぜ!』
その時、紗夜のDアークの内部越しで双方の会話を聞いていたアグモンが、勝手に彼女のDアークから飛び出して来た。
「なっ…貴方!?」
「えぇ!? 何あの子!?」
突然出現したアグモンに、紗夜と初めて会うひまりは、驚きの声を上げる。
「何だお前は? 関係無い奴はすっこんでいろ!」
「嫌なこった! 俺はお前みたいなヘラヘラしながら平気で『弱い者虐め』をする奴、大っ嫌いだ!」
アグモンはブギーモンの言葉に真っ向から反論する。
「アンタ…どうして…」
「『負ける』って思ってるのか? でも例え状況が悪かったとしても、俺は目の前で困っている奴を見捨てる何て事、絶対したくねぇんだ!」
蘭の問い掛けに、アグモンは堂々とした様子で返答した。
「…っ、あぁ…もう!」
蘭は半端ヤケクソ気味にアグモンの下に駆け寄る。
「美竹さん…」
「お前…」
アグモンと紗夜は、蘭の突然の行動に驚く。
「ちょっとそこの全身唐辛子みたいなアンタと図体のデカい牛!」
「なっ…全身唐辛子だと!?」
「あたしはひまり達を本気で傷付け様としたアンタ達を絶対許さない!」
蘭の宣言的な発言に、アグモンは笑みを浮かべる。
「ヘヘヘ…お前、結構度胸あるじゃん」
「アンタが目の前で困っている奴を見捨てる何て事しない様に、アタシだって友達をこんな目に遭わされて黙っていられる訳ないよ! だから……アンタの力を貸して!」
「…ヘヘ…良いぜ、お前のその話、乗った!」
「それと…あたしには、『赤メッシュ』でも『お前』でも無くて、『美竹蘭』って言うちゃんと名前があるの!」
「『蘭』…いい名前だな…!」
出会ってまだ間もないのに、蘭とアグモンはまるでずっと前から一緒にいるかの様な雰囲気を他の『Afterglow』のメンバーは感じ取っていた。
その時、蘭とアグモンの目の前に白い光の球体が出現する。
「! 蘭ちゃん! それを手に取るのよ!」
まりなの言葉に従い、蘭は白い光の球体――緋色の縁取りのDアーク――を手に取る。
「これって…デジヴァイス?」
「あれって…香澄ちゃんや紗夜さん達が持っていた物だよね?」
「って言う事は、あの黄色い恐竜が蘭のパートナーって言う事?」
Dアークを手にした蘭、そしてその様子を見ていたつぐみとひまりが、それぞれ反応する。
「美竹さん…いえ、蘭さん。 そしてアグモン」
すると様子を静観していた紗夜が、蘭に語り掛ける。
「それを手にしたと言う事は、貴女達はこれから先、デジモン達との戦いに巻き込まれる事になります。 その覚悟はありますか?」
「…正直、『怖くないか?』と聞かれたら、『怖い』と思っています。 …でも、それ以上に、モカやひまり、巴やつぐみ達と『何時も通りの日常』を過ごせなくなるのは、もっと嫌なんです! だからあたしは、モカ達や皆で過ごす『何時も通りの日常』を守りたい!」
紗夜の問い掛けに、蘭は正直な胸の内の想いをはっきり宣言する。
「…それが貴女の答えなのね…蘭さん…共に戦いましょう」
「…っ、はい!」
その答えに納得した様子を見せた紗夜の言葉は、蘭とアグモンへの信頼が強く感じられた。
「ハハハ…そこまで行ってくるのなら、こっちも容赦はしませんよ!!」
「ブモオオオオオオオ!!」
ブギーモンとミノタルモンの言葉を聞き、2人は改めて自身のパートナーと共に対峙する。
「ミノタルモン。 成熟期。 獣人型デジモン。 ウィルス種。 必殺技は『ダークサイドクェイク』」
「ブギーモン。 成熟期。 魔人型デジモン。 ウィルス種。 必殺技は『デスクラッシュ』」
蘭と紗夜はDアークで2体のデータをそれぞれ確認する。
「行くわよルナモン!」
「ええ!」
「アグモン!」
「何時でも行けるぜ!」
――EVOLUTION
Dアークの画面にそう表示されると、Dアークが眩い光を放ち、2体を包み込んだ。
「アグモン進化!」
そのまま巨大化し、頭部の甲殻や体も全身凶器の様に発達し、より攻撃的よりな恐竜へと姿を変えていく。
「ジオグレイモン!!」
「ルナモン進化!! レキスモン!!」
一方ルナモンも両手にグローブを身に着けた兎の獣人――レキスモンへと進化する。
「凄い…これがアグモンの進化…」
「おぉ~。 大きくなったねぇ~」
蘭とモカはアグモンの進化した姿を、驚嘆の様子で見る。
「キエエエ!!」
そこからブギーモンが、武器の三つ叉の鎗を持って襲いかかる。
「ハアアアァァ!!」
一方のレキスモンも跳躍して、グローブを付いた拳で対抗する。
暫くの拮抗を繰り返した後、双方は距離を置いた。
「蘭さん! ブギーモンは私とレキスモンが引き受けます! 其方の方は任せました!」
「分かりました!」
するとミノタルモンが、左手の『デモンズアーム』を振り上げて襲って来る。
「ブモオオオ!!」
「ウオオオオ!」
しかし、ジオグレイモンが猛烈な突進を浴びせ、ミノタルモンは大きく吹っ飛ばされる。
「お前の相手は俺だ!」
「…ッ! ブモオオオオオオ!」
激高したミノタルモンは再度襲いかかり、ジオグレイモンも負けじと対抗する。
「ブモオオ…!!」
「オオオオ…!!」
(ジオグレイモン…)
蘭や他のアフグロの面々にまりなも、両者の拮抗を固唾を飲んで見る。
「オオオオオオ!!」
拮抗を制したのはジオグレイモンだった。
ジオグレイモンはミノタルモンの懐に一気に入ると、そのまま自身の頭を潜り込ませ、そこから一気に力を込めて、頑丈な頭部でミノタルモンを投げ飛ばした。
「ブモオオオ!?」
「今がチャンスだ!」
巴が叫ぶ。
「行っけえええええええ――!!」
「メガフレイム!!」
蘭の声を聞き、ジオグレイモンは口の中に溜めたエネルギーを、巨大な炎の球体にして放つ。
「ブオッ!? ブモオオオオオ――!!」
それを浴びたミノタルモンは、炎に包まれながら断末魔と共にデータの塵と化して消えていった。
「やったぜ!」
「ウィナ~、蘭&ジオグレイモン~」
巴とモカから、安堵の声が上がった
「ミノタルモン!!」
その様子を見ていたブギーモンは、信じられない様子で見ていた。
「ムーンナイトキック!!」
「グオッ…!」
その隙を付いて、レキスモンが強力なキックが炸裂し、ブギーモンの口から苦悶の声が漏れる。
「チッ…! 此処は分が悪い…!」
そう言ってブギーモンは右手を翳すと、そこから黒いトンネルを彷彿させる空間――ゲートが現れる。
「逃がさないわ!」
「邪魔をするな!」
ブギーモンはそう吐き捨て、自身の武器の鎗を投げつけた。
「クッ!」
咄嗟に拳で弾くレキスモンだが、ブギーモンはその隙にゲートへと逃げ込む。
それを確認すると、ゲートは役目を終えたかの如く消滅した。
「レキスモン!」
「紗夜…御免なさい。 逃げられちゃった…」
「気にする事無いわ。 貴女もお疲れ様」
紗夜はレキスモンに労いの言葉を掛けながら、アフグロの面々とまりながいる方へと目を向ける。
「決めた!! 今日から俺はアネゴの子分になるぜ!」
「ちょっ…勝手に決めないでよ!!」
「おぉ~、蘭にも等々そんな立場にまで成長したんですなぁ~」
「番長な蘭…何か良いかも…!」
「って、モカもひまりも何納得してんの!?」
「ははは。 何だかあこに振り回されてる時を思い出しちまうなぁ」
「ふふふ…」
「もーっ! 巴もつぐみも笑わないでよ!」
彼女達とアグモンのやり取りに見守るまりなと同様、紗夜と退化したルナモンも穏やかな眼差しで見守るのだった。
☆☆
「蘭~。 こっちこっち~」
「ちょっとモカ、気を付けなよ」
数日後。
あたしとモカは、ライブに向けての練習の為、『』に向かっていた。
『蘭達のライブかぁ…すっげー楽しみだなぁ…』
所持している緋色のDアークの内部にいるアグモンの楽しそうに想像する様子が、あたしにも分かった。
あたし達の過ごす『何時も通り』に加わった『新しい色』。
「…何だか、悪くないかも」
「おぉ、今の蘭何だかとってもエモイですなぁ~」
「変な事言ってないで、さっさと行こう」
あたし達が過ごす『何時も通り』。
あたしはそんな日々、そして共に過ごすモカ達をこれからも守りたい。
内心でそんな決意を抱きながら、改めて『何時も通り』の日常の幸せを、充分に享受した。
と言う訳で、蘭が新たなテイマーになりました。
因みに、蘭のDアークの色に関してですが、これは蘭の『代名詞』である『赤』の他に、Afterglowの『代名詞』である『夕日』とアフグロの楽曲の1つである『Scarlet Sky』を意識した物になっています。
それと話は変わりますが、以前から行っていた『他のバンドリキャラへのパートナーデジモンを付ける』かと言うアンケートですが、結果は、
アンケートA
1位 今井リサ(4票)
2位 山吹沙綾・宇田川あこ(3票)
3位 白金燐子・白鷺千聖(2票)
4位 花園たえ・八潮瑠唯(1票)
アンケートB
1位 寧ろ、6バンド全員。(3票)
2位 いっその事、あっちゃん(戸山明日香)。(2票)
3位 Poppin'Party・Roselia(1票)
と言う結果(2021.11.14の時点)になりました。
そして、この2つのアンケートを参考&思い付いた要素を基に私なりに考えた結果、改めてアンケートを取る事にします。
内容としては、『2つのアンケートに票が入れられていた以下のメンバー7人(沙綾・リサ・あこ・燐子・千聖・瑠唯・明日香)の中から投票し、最終的に『1番投票数が多かったキャラ』と『2番目に投票数が多かったキャラ』の2人に、パートナーデジモンを付ける』と言う物です。
おたえが入っていない事に関して疑問を抱いている方に説明しますが、彼女に関してはRASのメンバー達と同様に『特殊な形』で、デジモンと深く関わらせる予定です(更に言いますと、実はそれに関する伏線(?)も、既に作中で登場させています)。
それと7人のパートナーデジモンに関しては、私自身も一応考えていますが、若し『彼女にはこの子がいい!」』、『このキャラのパートナーデジモンはこれがしっくりくる』と思う物がありましたら、活動報告の『Digital_Dream!(思い付きネタ(Remake版予告)) 後書き追記(若干のネタバレ(?)有り)』の方に、御自由にコメントを送って下さい。
最後は何時も通り、今回登場したデジモンの紹介しておきます。
それと名前の隣にイメージCVが書いてあるデジモンは、『この作品での私が考えるイメージCV』と言う意味です。
アグモン(2006アニメ(『デジモンセイバーズ』)版) イメージCV:松岡禎丞さん(代表作『ソードアート・オンライン』シリーズ キリト/桐ヶ谷和人、『鬼滅の刃』嘴平伊之助、『五等分の花嫁』シリーズ 上杉風太郎)
世代:成長期
タイプ:恐竜型
属性:ワクチン
今作における蘭のパートナーデジモン。
腕に赤い革ベルトを巻いた特殊なアグモンで、その成長は従来の進化とは異なるのではないかと推測されている。
まだ成長途中で力は弱いが、両手足には硬く鋭い爪が生えており、戦闘においても威力を発揮する。
必殺技は、口から火炎の息を吐き、敵を攻撃する『ベビーフレイム』。
また、『ベビーフレイム』を口内で溜めてから一気に吐き出す『ベビーバーナー』も威力抜群である。
ジオグレイモン
世代:成熟期
タイプ:恐竜型
属性:ワクチン
蘭のアグモンが進化した成熟期デジモン。
グレイモンの亜種と推測される特殊なデジモンで、頭部の甲殻や体も全身凶器の様に発達し、より攻撃的な姿となっている。
必殺技の『メガフレイム』は口から超高熱火炎を吐き出し全てを焼き払う。
また、『メガフレイム』を口内で極限まで高め爆発的な威力を持つ『メガバースト』を放つ。
さらに、巨大な角で突進して敵を粉砕する『ホーンインパルス』も強力な攻撃である。
ブギーモン イメージCV:日野聡さん(代表作『遊☆戯☆王ZEXAL』真月零/ベクター、『鬼滅の刃』煉 獄杏寿郎、『五等分の花嫁』シリーズ 上杉勇也、『オーバーロード』シリーズ モモンガ/アインズ・ウール・ゴウン)
世代:成熟期
タイプ:魔人型
属性:ウィルス
人間界とデジタルワールドの支配を企む謎の勢力の手下のブキミな魔人型デジモン。体には邪悪な呪文のイレズミが多数きざまれており、その数だけ呪文が使えるらしい。
まっ正面から戦おうとせず、いつも暗がりで敵を待ち伏せ、突然襲い掛かる卑怯者。必殺技は、右手に持った三つ又のヤリで敵を突き刺す『デスクラッシュ』。
ミノタルモン
世代:成熟期
タイプ:獣人型
属性:ウィルス
強力なダークサイドのパワーを持った暗黒デジモン。
動きは速くないが、きわめて頑丈な皮膚を持つため、並みの攻撃ではビクともしない。
必殺技は左手の「デモンアーム」で大地震を起こす『ダークサイドクェイク』。
かなりの広範囲の敵に衝撃を与えるこの攻撃には、どんなに離れていようと逃れることは出来ない。
この中のバンドリキャラで、貴女がパートナーデジモンを付けてほしいと思うのは誰ですか?
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山吹沙綾
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今井リサ
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宇田川あこ
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白金燐子
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白鷺千聖
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八潮瑠唯
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戸山明日香