荒野の国のアリス   作:玲理 星光

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どうも、語彙力がないユウです。
またまたやる気が出たのでやります。
次も出てほしいものだ…

ってことで進撃です。
本編どぞ!


S2-2 魔の森へ

僕たちがデストロイルートを進み始めて二日。

魔の森と呼ばれる、異常な魔力がある所は…1つを除きおかしい所がない森だった。

大自然が広がる緑の地…と言えば聞こえはいいけど進みづらいのが難点。

そしてその1つだけおかしい点は…

そう。住んでいるのは動物じゃない。魔物。

変わるところも見た。1匹のうさぎが魔の森へ入った瞬間に…体から触手が生えて…それ以上は見れてない。

 

とにかく二日、僕たちの体に異常が起きなかったというとそうではなかったりする。

いや、正確にはユウにだけ異常が…

 

「…はぁ」

 

なぜかは分からないけどユウだけ体がだるいみたいだけど…機械の体なのにとも思ってしまう。

その理由は僕たちには分からない…

でも、魔物が攻撃してこないのは楽だと思う。何回か相手のテリトリーに入ってしまって逃げることになったのはご愛嬌。

 

 

そんな中だった。

ヒュン…と何かが飛んでくる音がした。この音は…なぜか分かる。銃弾が飛んでくる音。

ここには人は居ないはず。

もちろん僕たちのような機械の体を持つ者はなおさら居ない。

とにかく僕たちは背負っていたボルトアクション…確か単発式の銃を構える。

連射はきかないけど、この体の補助発射システムと合わせれば百発百中らしい…。

内蔵のここで使える武器は魔力濃度が高すぎてたぶん効かないからこれを使わないと。

映像補助システムと拡張分析システムが相手を捕捉、それが何かを分析する。

本当は更に基地にある「固定式解析戦術システム」、「指揮統制多層ユニット」、「中央総合戦略システム」…

まとめて「リリンシステム」と呼ばれる物とも接続してるけど今回は通信が出来ない。

そして分析結果は…

魔物。正確には人が変化した存在。

銃を扱う知能程度は存在する可能性大。

それが分析結果。

やらなければ殺される。

幸い頭はそのまま残っているからそこを打ち抜けば倒せるかも。

数は…三体。

ユウと僕はうなずきあう。

戦いが始まった。まずは的確に頭に一発。ユウも一発。

一気に二体を倒せた。

同時に二人は下がる。撃つ用意を簡単にさせてくれるはずはなく、残った一体は銃弾を浴びせてくる。

でもそんな攻撃は当たらない。軽々僕たちは避けて相手の額に銃弾を放つ。

敵は倒れた。

 

「…こんな奴がいるなんてね」

 

ユウは倒した敵を見てそうつぶやいた。

 

「もしもこれが大勢で来たら…」

 

と僕は言ったがユウは

 

「そんな訳ないよ…来たら怖いけどね」

 

と笑った。「そうだよね」と僕も笑うと、突然「がさっ」という音が聞こえた。

戦いの後で少しびっくりしてた僕はその方向を見る。

 

「…え」

 

そう呟いてしまった。ユウも見る。

 

「…おぉん…」

 

ユウもそう呟いてしまった。無理もないよね。

何十もの、魔物がいた。銃は無いようだけど、その代わり大きい。

 

「グァアアア!!!」

 

一気に襲い掛かってきた。こうなったら銃じゃ勝てない…とユウも思ったのか、背中の武装格納ハッチから刀を取り出し言う。

 

「仕方ない、近接で仕留めるよ!」

「うん!」

 

僕も同じように取り出す。

敵が銃を持ってないなら勝てる。この刀は凄いらしいから…

 

 

 

そう思った僕を殴りたい。

 

「やぁっ!…あと何体!?」

「僕に聞かないでっ!?」

 

時間表示を一瞬見る。<[敵性有り]01:24:27>

もう一時間も経っている。なのに…敵の数は増える一方。

体も刀も傷つきはしてないけど頭は疲れる。もし油断したら…

そう危機感を感じていた時だった。

 

「っ!?」

 

突然巨大な物が飛んできた。

それは僕にではない…ユウに。

巨大な物…違う、巨大な魔物は片足でユウを地面に挟み、身動きを取れなくした。

 

「でか…いっ!」

「グオァ…」

 

軋む音が聞こえる。

距離的に刀は届かないし近づこうにも後ろから攻撃される。

こうなったら…!

 

「オドの火は語るっ!!」

 

肩の装甲を開き、その中から魔法を放つ。

その魔法は炎となり、相手に降り注ぐ。

大群で襲い掛かってきた魔物は全て焼け、巨大な魔物すらも焼け始め逃げた。

…でもこれは使いたくなかった。なぜなら…

 

「…大丈夫…そうだよね」

 

森が焼けてしまったら僕たちは炎の中に閉じ込められるかもしれなく、そうじゃなかったとしても敵に気づかれるかもしれないから。だから…使いたくなかった。

幸いにも燃えはしなかったけど…

 

「ユウ、大丈夫?」

 

…しかし、大丈夫じゃなかった。

手足が潰れていた。

正確には関節のところが潰れていた。

でも、それだけではなかった。

頭から、正体不明の<角らしきもの>が生えていた。

 

「頭がっ……割れる………!」

 

急いで僕は遠隔操作で状態を調べた。

『異常発生 原因不明 修復不可』

分かったのはそれだけ。

まさかあの魔物が…

そんな事を考えてる暇はなかった。

例の魔物が、大群で戻ってきたから。

 

「…ユウ、僕だってやってみせる」

 

そう呟いて敵の方を見る。

本当は目標にバレるかもしれないから使えなかったけど使うしかない。

…それなら、勝てる。

 

「…オドの火は…語る!」

 

さっきと同じように火を放つ。しかし相手は瀕死の魔物を盾にして向かってくる。でも、僕の武器はこれだけじゃない。

 

「まずは……っ!!」

 

右腕を突き出すと手首の手前から三本の砲身を持つ機関銃が展開された。

<三連7.7mm魔力機関銃>。魔力を弾にして撃つ武器。でもこれは魔力の濃度的にあまり効かない……けどあくまでも牽制のため。

予想通り敵は瀕死の……いや、もう死んだ魔物を盾にし出てこない。

今だ。

 

「セーフティ解除…展開!」

 

背中から2本の砲身が飛び出し肩の上に固定される。

高威力すぎてこの作戦では最後の最後まで使うことが許されていない武器、<長砲身魔力砲 リヴン>。

それを使う。

魔導炉出力最大、魔力装填、照準誤差測定および補正…

出力安定、発射用意完了。

敵は僕に迫っていて、その距離は数メートル。

 

「倒れて…!!」

 

魔力砲を放つ。

2基の魔力砲から撃たれた魔力の奔流は相手に当たると同時にその個所を消滅させ、貫く。

まるで飴細工の瓶に熱した鉄の棒を刺すように、簡単に。

その奔流は敵を貫き、後ろの木までも貫く。

威力が下がるはずのここでもこんな威力が出るのを見て、やっぱり使わないように言われたのも納得する。

しかもそれを見た他の魔物は全て逃げた。

僕はこの魔力砲を背中にまた格納してユウに近づき、持ち上げる。

確か渡されたデータでは敵の基地まであと少し。

なら…このまま進んで行くしかない。

進んで、目的の物を壊せば味方が来てくれる。

それしかない。

ユウは苦しそうにうめいている。

 

「…大丈夫、僕が……アリスが何とかするから…」

 

その声は、自分に言い聞かせるものだった。

…ユウを救うために。




そんなわけでアリスは果たして生きて帰れるのか!
そもそもユウは生きれるのか!

そもそも機械やん()
ま、まぁ…私にも分からない

pixivでもなぜか載せてまーす()
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