黄泉がえりの権利を掛けて、異世界の決闘者−終わった遊戯王GXへ 作:SOD
カチャリ。金属質の手錠が鳴海翔護の両手首にハメられる。
クロノス「婦女暴行と傷害事件の容疑で逮捕するノーネ」
翔護「え?マジで?」
それまで狂ったように嗤い、暴れていた翔護はすっかり大人しくなっていた。まるでひとしきり殴り終えた後のDV男のように。
クロノス「マジで?じゃないデスーノ!!
学生数十名を地面に気絶させて、ヌードの少女を腰に侍らせている受験生なんて前代未聞なノーネ!!」
翔護「いや違うんスよ。誤解なんですって!
俺も最初はデュエルしてただけなのに、気付いたら死にぞこないが散らかってて、服を地面に脱ぎ捨ててた幼女が俺のサムライソードに侍ってただけなんですって!信じてくださいよオカッパマン!!」
クロノス「オカッパマン!?もう絶対に信じてあげないノーネ!!」
翔護「解せぬ。」
何故か説得に失敗した翔護は、次に自分の腰にしがみついていた少女に目を向ける。
レイ「………。」
「………。」
早乙女レイの背後に庇われている少女は、何かに怯えたようにしながらも、翔護をチラチラと見つめていた。
翔護「なあオタクからも説明してくれよお嬢ちゃん。
俺は法律にしばかれるようなことしてないだろ!?」
「あ………あぅ……」
翔護「あ………あぅ……じゃねえって!?俺異世界に来てたった半時足らずで年少連れてかれんの!?どんなクソゲーだよ!!」
「え……えぅ……っっ。」
焦る翔護に対して、オドオドしながら涙目になるだけの少女。
全く拉致があかない。
レイ「ちょっとキミ!そんなに大声出してちゃ怖がらせるだけだよ?」
翔護「うるせえよ小学生!!今お兄さんは大事な
レイ「ボクはデュエル・アカデミアの3年生だよ!!」
レイがそう宣言すると、翔護は衝撃を受けたように後ずさる。
翔護「……え?デュエル・アカデミアって、マジで小学校なの…?
あそこの生徒かと思ってたお姉ちゃん方って実は教師なの?
嫌だあああああーー!!!!確かに学力はちょっとアレだけどわざわざお受験して小学校でしたはあんまりだろうがああああーー!!!!」
レイ「ボクは高校生だよ!!飛び級してるから実際は年下だけど、それでも中学2年生なんです!」
翔護「飛び級………ねぇ」
レイ「--っ!?」
一瞬、それまでと違った気配を発した翔護の様子を敏感に感じ取ったレイは、一歩引いて無意識にデュエルディスクを構える。
翔護「………………。」
しかし、翔護はすぐに興味を無くしたように元に戻った。
レイ(な…なんだったの……?)
翔護「………飛び級つっても、そもそもの学生やら教師やらが纏めて小学生レベルじゃ、期待は出来ねえよな。」
ため息をこぼすようにポツリと出た本音を聞き逃さなかったのは、クロノスとレイ、そしてレイの後ろに隠れる少女だけだった。
クロノス「な……!?」
レイ「なんですって!?」
「……。」
翔護「--もうどうでもいいか。ところで、俺と一緒にいた描写の無い自称女はどこいったんだ?還りてぇのに還り方もまだ聞いてなかったんだ。まあ、俺にも1割程度の落ち度はあるわけだが。」
過失十割である。
クロノス「ぐぬぬぬぬぬぬ…………」
悔しい。クロノス・デ・メディチは悔しい。
彼の愛するデュエルアカデミアのすべてのデュエリストを愚弄するその言葉が悔しい。
レイ(悔しい……けど、ボク達じゃアイツに勝てない……っっ!)
早乙女レイも同じ気持ちだ。悔しい。
尊敬する先輩達が卒業し、自分の代であるデュエルアカデミアを好き勝手侮辱されるのが許せない。
自身の愛した先輩達が愛した学校を馬鹿にされるのが悔しい。
翔護「はぁ〜…面倒くせぇ。パシリ一つでどんだけ時間かかってんだよ。」
翔護(……………あーつか。もう
カチャン。
外すと決めて数秒、手錠の機能通りの鍵開けを実行して手首を自由にすると、クロノスに投げ返す。
クロノス「な!?なんでスート!??どうして手錠が外れたノーネ!??」
翔護「ガキの頃にバチグソ練習したんで。どノーマルな手錠くらい別に平気ッスね。
それより、ツレを探すの手伝ってもらえねーすか?」
クロノス「つ、ツレ?友達デスーノ?」
翔護「いや、さっき知り合ったばっかの、ギリギリ顔見知りと言っていいか迷うレベルの関係性ッスね。」
クロノス「も…もうわけが分からないノーネ。」(シニョール十代とは違う意味でとんでもない生徒になりそうな予感デスーノ……去年1年は平和だったのに…トホホ…徒歩途方…)
翔護「まあそうしょぼくれんで下さいよぉオカッパーマン。」
クロノス「オカッパーマン!?このヘアスタイルは、有名なカリスマ美容師にカットして--!!ってあれーん?」
怒るクロノスをガン無視した翔護は、レイの背後に隠れて翔護をオロオロと見つめる少女の元へ
翔護「んで、お前はさっきボコされたサイバー流とか名乗ってた
「あ……ぅ……」
レイ「ねえ、キミ。もう少し優しく話しかけてあげられないの?
怯えてるよ?」
翔護「はいはい。んなことは後回しだ。それより、お前ヒカリって名乗ってたよな?テメエの名前は彩華光で合ってんのか?」
ヒカリ「……………………はい。」
翔護「やっとまともにQ&Aが成立したか……。
ったく、無駄に手間取っちまったぜ。
んじゃ、せっかくだし…っと」
ヒカリ「……?--キャアッ!??」
翔護はヒカリの両ワキを掴んで一気に持ち上げる。
そこに遠慮など無し。
因みに服はカラダのサイズの関係でブカブカもブカブカなので、完全に全落。
そのため……
翔護「--うおっ!??マジで女になってる!?玉どころか竿まで!!」
ヒカリ「やっ……!?」
レイ「ちょっと何してるの!??」
クロノス「んガビーン!???!!」
隠すものなど何もない、生誕直後の少女のカラダが、無遠慮に翔護の視界にさらされていく。
そればかりか。
クチュ………。
ヒカリ「ヒィッ!??」
翔護「おいおいちょん切ったばっかりかしっかり穴が」
レイ「--やめろおおおおーー!!!!」
遂に堪忍袋の緒が切れたレイは、翔護に捨て身で突進し、ヒカリを奪い返しにかかった。
翔護「うおっと。」
だがソレを意にも介さず、翔護はサラッと回避してしまう。
そんな翔護を睨みつけ、レイは翔護を叱責する。
レイ「あんた最低!!!!女の子になんてことしてるのよ!?」
翔護「そうは言うが、こいつが男だったとこはお前も見ただろ。」
そんなレイの叱責を、何でもないことのように受け流す。
レイ「そんなこと関係無いでしょ!?アンタその子がどんな顔してるか見えないの!??」
翔護「顔?」
翔護が改めて、持ち上げていたヒカリの顔を観察してみる。
ヒカリ「…………っっ。」
最初に目に入ったのは、くしゃくしゃに泣いている表情だった。
翔護「何で泣く。」
ヒカリ「……………わか…らない。」
翔護「恥ずかしいのか。」
ヒカリ「…………う…んっ。」
泣きながら、分からないと言いながら、それでも恥ずかしいのだと、彩華ヒカリは頷く。
それを聞くと、翔護はそうか。とだけ言い、彼女を下ろし、自分の着ていたフードをかけた。
翔護「………お前は誰だ。」
ヒカリ「…………ヒカリ。」
翔護「お前は女か。」
ヒカリ「…………わ…から、ない……。ヒカリは…どう、なった。の?」
翔護「……………………わからないな。」
レイ「分からないって…アンタが彩華光に闇のデュエルを仕掛けたんでしょう!?」
クロノス(闇のデュエル…!!!?)
翔護「悪いが、俺には原因が分かっても、何故こいつが女になってるのかが分からない。
俺が普通に人が持ってない特殊な能力があるのは認めるさ。別に隠してねーし。
しかしコイツの症状がよく分からん。
カラダだけ女っぽく変えるなら、今の医学でもリスクを無視すれば充分出来る。
だが、コイツはもう人格まで別物になってるし、何より精神が女のソレになっていることが否定出来ない。」
レイ「そんな無責任な言い方ががある!?アンタが自分でやったことじゃない!」
翔護「………まあ、そうとも言うし、違うとも言う。」
ヒカリ「…………ヒカリ…元に戻らないの??」
翔護「無理なんじゃねえかな。お前カラダ縮んでんの自覚してるか?」
ヒカリ「………うん」
翔護「これはあくまでも超常的な現象をそれっぽく理屈で語るだけだが、お前が女体化する時に削ぎ落とした肉が消えてるんなら、等価交換ってやつが成立してない。代償を払って女になってるとすれば、お前のカラダの一部をエネルギーに変換してるのかも知れない。
つまりそういう事だ。」
クロノス「?????」
レイ「?????」
ヒカリ「…………ヒカリ、なくなっちゃったんだ……」
翔護「多分な。」
どうやら翔護の語る理屈を理解したのは、ヒカリだけらしい。
これまで黙って会話に参加していなかった女生徒二人も当然全く分かっていない。
レイ「………説明が下手すぎて何も伝わらないんだけど……。」
補足 この世の全ては何らかのエネルギーで存在を確立しています。エネルギーは存在しているだけでも消費するし、使えばもちろん消費します。
だから女体化するためエネルギーいるから邪魔なイチモツ去勢して、ついでに肉体も削ってエネルギーにして、無いなったカラダはロリ化して誤魔化しちゃいましょうねー。
以上
感想待ってます。待ってます。待ってます。
まだついて来れそうですか?
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はい
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辛くなってきた
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いいえ