黄泉がえりの権利を掛けて、異世界の決闘者−終わった遊戯王GXへ 作:SOD
オタクに優しいギャル時空も……
ところでフュージョン・デステニー禁止はあんまりだと思います
あれから暫く経って、なんやかんや後始末を終えたことで、鳴海翔護は現場から雲隠れして閻魔の少女を探して周囲を散策していた。
呑気に歌など歌いながら楽しそうに……
翔護「例えばぼっちが傷ついて〜挫けそうになった時はー誰も手なんか差し伸べない〜支えてくれないその肩を〜♫」
………楽しそうに歩いていた。
ヒカリ「……………。」
そんな翔護の背後を物凄く微妙な顔をしながら付いてきている、ブカブカのパーカーを着た、小学生サイズの少女がひとり。
翔護「こうみえて俺さあ、いわゆる暴走族的なチームにいたんだよなー」
ヒカリ「−−!?」
独り言のように話し始める翔護に、正確には話の内容にビビりながらも、彩華ヒカリは足を止めない。
翔護「遊撃隊の隊長でさ、諜報活動とかもしてたわけだ。
だからよお、誰にもバレてないつもりでバックレて来た筈なのに背後にお前がいたときはマジでビビったわ。目玉飛び出るかと思ったぞ。目玉無いけど。」
ヒカリ「…………。」
翔護「何で俺がバックレた事に気付いたんだよ?」
ヒカリ「………な…なんとなく……アナタが、は、離れていったことに…気付いて。」
翔護「ゆーしゅーゆーしゅー。察知能力が高いのは良いことだ。
チート塗れのチームに居たから、そういう平凡な優秀さはなんか落ち着くわ〜。
けどそれで着いてくる理由はねえよなぁ?今度は指じゃねえもんツッコんで欲しいんか?」
ヒカリ「−−ぴぃっ!?」
中指立てての翔護の言葉に腰が引けるが、それでも足を止めずに着いてくる。
翔護「元キンタマってこと差っ引いても、充分ヤれちまうツラしてんだよなぁ…幼児体形なのもまあ、個性の範囲内っつーことで」
ヒカリ「あ……あぅ……!?ひ、ヒカリは…その、男の子ですから……っ」
翔護「いや竿も玉も消えてたし、しっかり空いてたじゃねえか。
その先までは知らねえが、ケツでやること思えばツッコむ側としちゃ一緒だろ。
つーか…お前一応男ってことにしたのか。わかんねえってのは捨てたか。」
ヒカリ「…………は、はい…。ヒカリ…は、その、襲われちゃうのは…嫌なので……」
翔護「なら尚更付いて来なきゃ良かったんじゃねえの?あのギャーギャーうるせえ飛び級の嬢ちゃんなら護ってくれただろうに。」
ヒカリ「…………その、さっきの、女の子…探すんですよね?」
翔護「そりゃそうじゃ」
ヒカリ「……お手伝い、します。ヒカリのせいで…逸れちゃったから…」
翔護「ふーん。お前さあ、どこまで覚えてんの?記憶あんの?ねえの?混乱してただけなの?」
ヒカリ「…………どんどん…記憶が、消えていってる気がします。上書きされてるみたいで。
きっと…デュエル・アカデミアにも…居場所が無くなっちゃうって…思うんです………。」
翔護「病院行け。意味ねえけど」
ヒカリ「……………だから…あの、ヒカリを……護ってほしいんです」
翔護「それ、両さんに銀行の預金通帳と印鑑預けるようなもんだからな?
絶対に相談する相手間違ってるからな?
どこの世界に金田一君と行動共にして生命の安全を確信するバカがいるよ?」
ヒカリ「……………それでも…アナタなら、
翔護「やらねえよ?」
ヒカリ「………やらないことと、出来ないことは…別、ですから。」
翔護「俺はなぁ、異世界から来てんだよ。用が済んだら帰りてえんだよ。一生テメーを護るとか無理なんだよ。」
ヒカリ「………………誠実な、人なんですね」
翔護「あれれ〜?おかしいぞ?日本語で話し合ってる筈なのに言語が伝わってねえ……」
ヒカリ「…………ひ、ヒカリ。お役に立ちますから……」
翔護「テメーはRPGの村人Aかよ」
ヒカリ「…………。」
さっきまでの微妙な顔から一変。一体この会話で何をどうしたというのか?ヒカリは緊張はしつつも、その表情が柔らかくなっていた。
翔護「…………まーいいか。フィクションみてえにご都合主義でも、優しい世界でも、所詮は戯言。真面目に考える必要もねえ。
ヒカリ、オメェ犬みてえに着いてくるなら、御主人様の捜し物見つける所までしっかり犬やってくれ。」
期待もしない、中身の伴わない諦めた言葉を一言かけて、鳴海翔護は閻魔の少女探しを再開するのだった。
ヒカリ「………あ、見つけました…。マスター。さっき、話してた子です…。」
「ビクッ!???」
再開して一秒、ヒカリが指指した電柱裏に探していた閻魔の少女の姿がありましたとさ。
翔護「いや、はえーよご都合主義かよ」
ヒカリ「……?」
ご都合主義に文句があるならコメントを投げた者だけ石を投げなさい。
あ、待って、その岩は死んじゃう
まだついて来れそうですか?
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はい
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辛くなってきた
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いいえ