黄泉がえりの権利を掛けて、異世界の決闘者−終わった遊戯王GXへ   作:SOD

12 / 30
雑談回


特に意味も無く虐めるのが目的で虐めたいキャラっているよね。駄女神とか。

翔護「よう、俺の記憶が正しければ焼きそばパン買ってくるはずだった奴。この世界には電柱にパン屋の入口があるのか?」

 

閻魔の少女と遭遇した鳴海翔護は、もう脇道に入るのも横道に逸れるのもたくさんだと、近くにあったファミレスに閻魔を蹴り込んで何事も無かったかのように注文したコーヒーを口に含んだ。

 

閻魔の少女「あー…えっと………あー!あれデスよ。

突然翔護さんに引きずり込まれた私がお財布なんて持ってるはずが無いことを思い出しまして!!」

 

明らかな言い訳を口にしながら、閻魔は翔護の様子を伺う。

さっきまで馬鹿な歌を歌っていた時の雰囲気とは明らかに違う。

静かながら、荒々しい風格が、今の翔護には漂っている。

 

 

翔護「………嘘を付くと閻魔に舌を抜かれるってのは、閻魔の身内には適応されてねえらしい。なんなら…俺が代行してやろうか?」

 

閻魔の少女「ハッハッハッハッハッハッハッ………!!!!!?」

 

急激に呼吸が細かく浅くなる閻魔。

 

翔護「ここのコーヒー不味いな…………まあ、いい。テメエの財布事情なんざ俺の知ったことじゃない。」

 

そう言うと、翔護は隣に座ってジュースを飲んでいたヒカリの腰に手を伸ばした。

 

ヒカリ「へぅっ!??ななななんでしゅかぁ!?」

 

翔護「何期待してんだ?フードのポケットに財布とタバコ入れてたのを思い出しただけだ。」

 

ヒカリ「あ……は、はいぃ…。」

 

閻魔の少女「えーと…レート上がりかねないから、吸わないでほしいんですけどぉ……」

 

翔護「一本につきお前の寿命が5分伸ばす交換レートを上げるのは不服だったか。なら今すぐにでもトドメを……」

 

閻魔の少女「どうぞ永遠に吸っていてください。」

 

ヒカリに着せたフードから取り出した財布とタバコを机の上にポンと置き、一本だけ口に咥えたソレにカチンとライターで着火する。

タバコの銘柄などここにいる者に分かるはずもないが、財布が明らかにブランド物のソレであることは分かった。しかも中身は紙幣がギッシリ詰まっている。諭吉が何十枚入っているのか……。

 

閻魔の少女「¥¥¥しょ、翔護さん何なんですかその大量に監禁された諭吉さんは!?中学生の持ってていい額じゃありませんよ!?¥¥¥もしやお金持ちの家の方なのですか!?結婚してください!!」

 

古典的だが、目が¥マーク。そんな表現がピッタリなほど、心が一瞬で金に鷲掴みにされた閻魔。

 

翔護「んで、本題だが」

 

閻魔の少女「無視!??こんな可愛い美少女の求婚を無視しましたよこの人!?」

 

 

翔護「灰皿がねえなぁ…テメエ、手貸せ。口でも良いぞ」

 

 

閻魔の少女「すみません調子こきました灰皿にするのは勘弁してください。」

 

ピシッと丁寧に、それでいて顔面がめり込むほどの土下座を敢行する閻魔。もはや上下関係が修正されることは未来永劫ないのだろう。

 

ヒカリ「………灰皿っ、持ってきました。マスター」

 

翔護「おう、お使いご苦労。気が利くな。」

 

ヒカリ「は、はいっ。お役に立ちますので……」

 

ポンポンとヒカリの頭を撫でると、翔護は灰皿を左端に寄せてヤニを落とす。

 

翔護「……さて、この足拭きマットはどうしたもんかねえ?」

 

未だ土下座を継続している閻魔の頭を土足で踏みつけにしながら見下す。もう完全にゴミを見る目である。

 

閻魔の少女「わ…わたし、何でこんな残酷な目に合わされているんでしょうか……???死んだ翔護さんに黄泉がえりのチャンスを持ってきたいわば救いの女神と言っても過言では無いのに……っ!!」

 

翔護「そのチャンスを、テメエが逃げたことで潰しかけたことが問題だ。あんまウロチョロさせても俺に利益は無い。今のうちに躾けておこうと思ってな。

決して、不完全燃焼なデュエルばっかりさせられた腹いせではない。

 

さあ無駄話は終わりだ。俺はどうすれば帰れる?」

 

閻魔の少女「腹いせだったんですか!??腹いせにしても美少女に土下座させて挙げ句頭を踏みつけにするとか、フェミニストが黙っていませんよ!??

 

あと、あんまり酷いことばっかりしていると…私は翔護さんの黄泉がえりの試験を停止させる権限だってあるんです。

 

良いんですか?帰れなくしちゃいますよ!?今すぐ足を退けてデザートの一つも奢って優しい言葉をかけてくれなくちゃ帰れなくしちゃいますよ!??」

 

翔護「多分無くなってるぞ権限(ソレ)

 

ふーっと煙を閻魔の頭に吹きかける翔護。

 

閻魔の少女「……………………………………なにをこんきょにおっしゃっておられるのでしょうか?」

 

翔護「お前のその態度の変化が、既に正解だと言っている気がしないでもない。」

 

閻魔は既に試している。自分が帰れないことを。閻魔亭にも通信が取れないことも。

そして、そもそも自分がここに引きずり込まれたのは目の前の少年の正体不明パワーのせいなのであって………。

 

閻魔の少女「ま、まさか私が閻魔亭に帰れなかったのは……!?」

 

翔護「俺の能力は【復讐】でな。相手にされたことを7倍にして返すわけだ。説明は端折るが、つまり。

 

 

俺が帰れないんだから、お前が帰れるわけ無いだろ。下手すりゃ、俺が帰ったあと、俺がこの世界にいた時間の7倍帰れないまである。

 

当然……俺がここに永住し、骨を埋めることがあれば、お前は俺の残りの寿命の7倍帰れない。」

 

 

閻魔の少女「黄泉がえり達成の条件はズバリ【王の残滓】を倒すことです。デュエル・アカデミアに行って情報を掴んで決闘で倒しちゃってください大丈夫です翔護さんなら出来ます。簡単です。きっとワンパンですよ。デステニー・フュージョンなんか無くたって簡単ですだから一刻も早く行動を起こしちゃいましょうそうしましょう。」

 

この時閻魔、滅茶苦茶早口。

 

翔護「ところで、彩華いまは何月だ?」

 

ヒカリ「2月ですよ……?」

 

翔護「試験は合格だろうとして、デュエル・アカデミアの入学っていつだ?」

 

ヒカリ「4月です……確か、中頃だったと思います…」

 

翔護「………つまり、最短でも今から2ヶ月はかかるわけだな?」

 

閻魔の少女「…………。」

 

ヒカリ「え…えと………その…ソウナリマス」

 

閻魔の少女「ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ…………!!!!!!!」

 

 

肩を震わせ、歯をガチガチと鳴らす閻魔に、最悪の知らせが告げられる。

 

 

翔護「悲報 閻魔、最短でも家に帰れるの来年6月だってよ。」

 

 

閻魔の少女「嫌アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーー!!!!!!!???????!!!??」

 

翔護「う〜ん。ここまでやってやると流石に溜飲は下がるな。特別に足は退かしてやろう。」

 

心底愉快そうに笑い、上機嫌で不味いコーヒーを飲み干すと、翔護は改めて自分の財布の中身を確認しだした。

 

ヒカリ「…………このお金、本物なんですか……??」

 

翔護「んー?多分な。普通のヤンキーや、筋モン、世界征服企む系の組織の構成員とかからごった煮にして奪ったファイトマネーや、潰した組織の換金可能なブツを手当たりしだいに売っ払って入ったもんだから、詳しくは知らねえな。

 

輸送中にトランクに入ってた現金を強奪して入れたことあるから、多分あっちじゃ洗わねえと使えない金は潤沢にあるだろうな。カカッ!」

 

ヒカリ「…………あ、あう……」

 

翔護「現金はこんなもんか……そう言えば、ネオスのカードが珍しいとか言ってたな。

こっちの世界のカードの相場次第じゃ、ディスクに入れてある洗剤用のカードや予備カード売って金にする手も使えるかもな……。まあ、当分問題無く暮らせそうだ。」

 

簡単に状況確認を済ませると、翔護はレシートを抜いて閻魔に見せる。

 

閻魔の少女「あ……、あの……翔護さん……???」

 

翔護「お前はもう用無しだ。ホントに財布がねえなら、ここでお前を無銭飲食の犯人にしてサヨナラもできるわけだ。」

 

 

ガバッ!!!!光速より早く翔護にしがみついた閻魔は、必死にイヤイヤをして助けを乞う。

レシートにはしっかり三人分のドリンクバーの値段が記載されている。だが閻魔の座る席には飲み物どころかコップすら無い。取りに行っているスキなどあるはずも無い。

 

 

閻魔の少女「助けてください助けてください助けてください助けてください助けてください助けてください助けてください助けてください助けてください助けてください助けてください助けてください助けてください助けてください助けてください助けてください何でもしますから何でもしますから何でもしますから何でもしますから何でもしますから何でもしますから何でもしますから何でもしますから何でもしますから………………………!!!!!!」

 

 

翔護「案外、俺から離れてサツにパクられてた方が、待ってる間は平和かもしれねえぜ?なんせーー」

 

閻魔の少女「ーー人間の罪を裁く側の閻魔が罪を犯して逮捕されるなんて洒落になりません閻魔大王様に知られたら例え帰れるようになったとしても帰れませんお願いします助けてくださいあと帰れない7倍の期間の面倒も見てください何でもしますから!!!!」

 

 

翔護「えー…じゃあ別に欲しくは無いが、テメエが誠意を見せて使って下さいって懇願するなら、仕方なく嫌々お前をパシリにして給料払ってやろうかな?」

 

閻魔の少女「う……うぅ……土下座させて踏みつけにして異世界に遭難させて、これ以上私に何をさせるつもりなんですかぁ……もう許してくださいぃ……私に捧げられるものなんてもう…この美少女のカラダくらいしか……」

 

 

翔護「あ、それは別に興味無いわ。カラダ売るなら勝手にしてくれ。」

 

 

閻魔の少女「何でですかアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーー!!!!!」

 

 

 




次回、ようやくデュエル・アカデミアへ……。


え?残されてた原作キャラ達?事情聴取受けてるよ?警察から。
あんだけバタバタ人が倒れて事情聴取の一つもしない警察とかおる?いねえよなぁ!!?

オリ主に魅力を感じますか

  • DQNだと思ってる
  • ヤバいやつだと思ってる
  • 情緒不安定だと思ってる
  • 感じる気がする
  • 感じるのかもしれない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。