黄泉がえりの権利を掛けて、異世界の決闘者−終わった遊戯王GXへ 作:SOD
なんでー!!!第一話と第二話で第二話の方が50くらいカウンター回ってるんやーー!!!!
一話から、読まんのかーーーーーい!!!!
試験官「し、試験終了…。おめでとう、君の勝ちだ。
結果は後日郵送される。」
翔護「はい。ありがとうございました。」
形だけ完璧な礼をして、鳴海翔護は試験会場から去っていく。
その背を見ながら、試験官は呟いた。
試験官「……あの少年は、間違いなく合格だ。審議の必要もないだろう………だが、アカデミアが彼に何を教えられるのだろうか…」
今のデッキは試験用デッキ。当然そのキャパシティは低い。
だが、自らの最強のデッキを使っても、勝てるイメージが浮かばない。
実技担当最高責任者「どうやらアカデミアも、進化しなければならないノーネ。
そして、ワタクシ自身も……。」
たった一人の受験生のデュエルが、停滞したアカデミアの実力に疑問を投げかけることになった。
そんなことなどつゆ知らず、鳴海翔護は試験会場の外で空を眺めている。
翔護「………………。」
不動。見上げる姿勢を変えることもなく、両手の拳を軽く握り、何かを探すように空をにらみ続ける。
(…………うーん。一体彼は何をしてるんでしょうかねえ??
デュエル自体も一方的だったし、そろそろ山場のひとつでも欲しいところなんですけどー。
こうなったらちょっと介入して動かして見ますかねー。
えっと、閻魔帳はーーーっと、ありました。)
その様子を眺めているのは、ただ一人。
翔護をこの場所に送りつけた張本人。自称神の少女だけだ。
翔護を眺めながら、少女は手元にある黒くて分厚い書籍のページを捲り始める。
【鳴海翔護 享年15歳。
小学一年生の時、当時の校長が小遣い目当てで貸し出していた地下の儀式場と
デュエルモンスターズの精霊を悪用する精霊術の暗黒面に堕ちた者の教団
【天意の使徒】を発見してしまう。
悪役らしく口封じをしようとする天意の使徒は、中途半端に力を持っていたが為に『聖獣セルケト』の召喚に成功してしまう。
しかし、腐っても聖獣なセルケトを制御などできるわけも無く、その場の教団員は残らずセルケトに食い散らかされてしまう。
教団員を食っている間に儀式場から逃げ出した翔護だが、間の悪いことに年下の幼なじみ響 愛美が、いじめっ子をしばき倒して翔護の元へ案内させていたところだった……】
「おやおや、鳴海翔護さんってば。転生以前から一冊本が書けるレベルの体験してるんですねぇ。
これは純粋に続きが気になりますねえ」
翔護《……………見 つ け た 。》
「ーーお、何か動きがありましたかね??」
自称神様は開いていた閻魔帳を閉じて、鳴海翔護を写している鏡を覗き込む。
すると、鳴海翔護は自身の右腕を伸ばして
「今度はなんのつもりなんですかねえ??
鳴海翔護さーん。わたし別にアナタにチートパワーとか付与してませんから、探したりしてるなら無駄ですよー。そろそろ行動してくださーい。」
聞こえていない相手に声をかける。テレビやパソコンのモニターに一人ツッコミする様は、紛れもなく陰キャ。慣れ親しんだ俺らの行動。珍しくもなんともない。無いったら無い。
翔護《………ああ、良いぜ?だが、
「…………………ゑ??……??……??今、ワタシに返事しました???????????????????????」
少女が何かしらの違和感に気づいた時、鳴海翔護は自身の伸ばした腕の拳で何かを掴むように握り、そして…………
翔護「さあーて、とっとと墜ちて来やがれ!!!」
邪悪な笑顔でニヤリと笑い、掴んだ何かを引きずり降ろすように、一気に腕を振り抜いた。
それと同時に、少女は不思議な浮遊感に襲われてーーーーー
ビッッッッッッッタアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーンッッッッ!!!!!!!
「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーうっっっっっっっっっぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーー!!!!!??????」
地面に顔面から叩き付けられていた。
「顔がああああああああーーー!!!!顔面がああああああああああーー!!!!
頭蓋骨ああああああああああーー!!!!ぎゃあああああああああああーーーー!!!!!」
コンクリの路面にアツイKISSをして唇もろとも真っ赤に染まった顔面を庇いながらジタバタと激痛から逃げ回る姿を見下ろしながら、鳴海翔護が一言。
翔護「よう。さっきぶりだな。
じゃあ、この状況を説明してもらおうか?俺をどこに拉致しやがった」
「こっっっっちのセリフなんですけどオオオオオオオオーーーー!!???」
翔護「…………は??何でだよ」
心底分からないと言った顔で言う翔護。
「ーーーーいやいやいやいやいや!!転生物のストーリーで!!転生者が転生先に到着して神の知らない能力で!!神を転生先に拉致するとか!?前代未聞ですがあああああーーー!!!!!」
翔護「何言ってんだお前は。撃って良いのは撃たれる覚悟のあるやつだけだ。
先に手を出した奴が同種の復讐をされた場合、文句を言う権利は一切存在しない。」
「復讐!?何のですか!??普通転生なんてお金出してもやりたいって人で溢れる超スーパーラッキーヒットじゃ無いですか!!
しかもワタシ、この世界で試練を乗り越えたら元の世界に召還する約束までしたじゃないですか!!」
翔護「俺は承諾した覚えも無いし。
そもそもあの時は現実逃避してたから話なんざ聞いちゃいない!1ミリたりともだ。さあ、どっちが悪いか言ってみろ。」
「客観的に見ても最悪イーブンの罪ですね!!!」
翔護「……………(少女の背後に周り肩を抱く)」
「ふぇっ!?な、何ですか?いくらワタシが美少女だからっていきなりラブロマンスですか?」
翔護「すーっ」
「え!?ちょ!?もしかしてワタシの匂い嗅いでます!?ダメですよ!?いくらワタシが魅力的な閻魔様だからってそんなの」
翔護「せーの。ブリーッジ。」
ふわり。瞬時に少女の腰に手を回し直した翔護は、有言実行で立った状態からブリッジという成功したら地味に凄いことをして
ドン!!!!
「ぐぶぇっ!??」
見事にコンクリの路面で少女にバックドロップを執行したのだった。
翔護「あんまり馬鹿なこと言ってっと、終いにゃお仕置き釘バットが飛ぶぞコラ!!」
「もう死刑執行バックドロップまで行ってるじゃないですか!!!!
あのですねぇ鳴海翔護さん!!いくら神様といえどワタシは可愛い女の子なんですよ!!!!
仮にも同族と同じ姿をしている少女になぜ戸惑いも無く処刑同然の行為を行えるんですか!?」
翔護「老若男女に差別はしねえ主義だ。」
「さらっと女こどもでも容赦なく暴力振るいますって宣言しないで貰えます?一応鳴海さん、主人公だし。デッキHEROだし。
この一話だけで完全に悪役のイメージがこびりついてますよ?」
翔護「他人の貼ったレッテルをいちいち気にするのは、中身空っぽな証拠だ。もっと詰め込め。中身を。」
「…………この人、本当に昔虐められてたんですかね??」
少女は訝しんだ。
前書きを言いたいが為だけに3話執筆しました。
オベリスクブルーの少女はーあと2話くらいで出るかなー?