戦闘シーンは相変わらず雑。
今回もお楽しみください!
三人称side
ドガァアアアアアアアン!!
「な、何!?」
キャノンボール・ファスト、1年生専用機持ちの部。
レースも大盛り上がりしていた時、突如として爆発音を伴いながら上から何かが落ちて来た。
その何かが落ちて来た地点では土煙が大きく発生しており、その正体は直ぐに確認できない。
『全員武装を展開して構えろ!襲撃だ!』
「「「「「「了解!!」」」」」」
「りょ、了解...」
千冬の焦ったようなオープンチャネルでの呼びかけに応じ、マドカ達は直ぐにレースを中断し一斉に武装を構える。
それに一瞬遅れて深夜もシステムクラックを構える。
「アハハハハ!何よこれ!凄い威力じゃない!」
「良いからとっとと行くわよ!」
「分かってるわよ!」
すると、土煙の中からそんな会話が聞こえてくる。
マドカ達は視線を鋭くしながら土煙の事を睨む。
そうしてその一瞬後、土煙の中から2機のISが飛び出してきた。
訓練機である打鉄を改造したであろう黒いIS。
その手には何も武装を持っておらず、何故あそこまでの爆発をしたのかは現状では分からない。
それなのにも関わらず、その操縦者たちは表情に笑みを張り付けていた。
「貴様ら!何が目的だ!!」
ラウラがレールカノンを何時でも発砲できるように構えながらそう声を発する。
すると、襲撃者2人は笑みを張り付けたまま声を発する。
「ハン!アンタたちには関係ないわ!」
「織斑一夏を差し出しなさい!」
襲撃者2人は流れるようにアサルトライフルを展開するとそのままマドカ達に発砲する。
マドカ達はすぐさま回避をして反撃をする。
「また狙いはお兄ちゃんか!ガレッド・シューター、ファイア!」
「そんな事、させる訳無い!!」
マドカとシャルロットは憤りを感じながら襲撃者に対して発砲をする。
それを切っ掛けに他の専用機持ち達も発砲を開始する。
バァン!バァアン!バァアアン!!
ドガァン!ドガァアン!!
バキュゥン!バキュゥン!!
暫くの間、アリーナに発砲音が鳴り響く。
「この!ちょこまかと!」
「アハハハハ!そんなの当たらないわよ!」
襲撃者2人は笑いながら発砲をし続け、それと同時に避ける。
「く、かなりのスピードが出てますわ!」
「これ、本当にただの改造品!?」
パッケージの影響でビット使えずライフルでの射撃をしているセシリア、山嵐の発射タイミングを見計らっている簪がそう声を発する。
そう、襲撃者2人のISは異常なまでの速度をだしていたのだ。
キャノンボール・ファストの為にスピード特化にした第三世代型や個人専用のカスタム機に付いてこれる...いや、上回っているといっても過言ではないくらいには。
「く、この!」
「アハハ!貰っ...!?」
バァン!
襲撃者の1人が鈴に向かって発砲しようとした時、その襲撃者に鈴や他の専用機持ちとは別の方向から攻撃が行われた。
「隊長!」
「お嬢様!」
そして、襲撃者の背後からクラリッサとチェルシーがそれぞれの専用機であるシュヴァルツェア・ツヴァイクとダイヴ・トゥ・ブルーを身に纏いながらアリーナにやって来た。
戦闘領域にやってきた瞬間にクラリッサとチェルシーは各々の武装を展開し、襲撃者2人に向かって攻撃する。
「く、この...!」
「ぐぁ、がぁ...!」
クラリッサの機体、シュヴァルツェア・ツヴァイクはラウラのシュヴァルツェア・レーゲンの姉妹機。
搭載されているAICはレーゲンのものより攻撃的な物になっており、AICの指向性力場を付与・展開する事で相手の装甲を刳り貫く事が可能になるツヴァイクと呼ばれる棘がある。
「はぁ!」
「がぁ...!!」
チェルシーの機体、ダイヴ・トゥ・ブルーはイギリスのBT3号機。
単一能力である
デメリットとしてビットの使用が不可能になるが、それをもってしてもかなりのチート能力である。
「ふっ!」
「ぎゃあ!」
クラリッサとチェルシーは機体の性能を渋ることなく存分に発揮している。
「す、すご...」
「僕たちなんかよりよっぽど強い...」
鈴とシャルロットはクラリッサとチェルシーの戦いに呆気に取られていた。
そうなるのもおかしくないくらい、クラリッサとチェルシーは強い。
これも、全部一夏の為である。
以前から仕事が忙しい事を2人に零していた一夏。
そんな一夏の事を支えたいと思っていた2人は自分たちに出来るだけの事をやって来た。
何時か一夏と一緒に暮らせることになったときの為に出来る限りの事をしてきた。
家事やらなにやら、チェルシーは元々メイドな為ある程度は出来ていたが今よりももっと上を目指し、クラリッサも出来るだけスキルを伸ばしてきた。
そしてそれは、ISも同様。
クラリッサもチェルシーも、一夏と共に戦えるようにするために、一夏を守れるようになるために努力をしてきた。
その結果、2人とももう千冬を除いたIS学園の教員の実力は軽く超えるほどの実力を身に着けているのだ。
「ぼさっとするな!私達も行くぞ!」
「お2人だけに戦わせるわけには行きませんわ!」
ラウラとセシリアはそう声を発すると2人に付いて行くように攻撃を行う。
「隊長!」
「クラリッサ!合わせろ!」
「了解!」
「チェルシー!行きますわよ!」
「お嬢様、分かりました!」
ラウラはクラリッサと、セシリアはチェルシーとタッグを組んで襲撃者に攻撃をする。
長年ずっと一緒に行動していたので、コンビネーションは抜群である。
それに、それぞれの機体の相性もあいまって襲撃者を確実に追い詰めていく。
「が、はぁ!ぐ、この...!」
「ぎゃあ!が、ぐぅ!」
「簪さん!」
「マドカ!」
「「了解!」」
襲撃者が少し大きく引いた瞬間、セシリアとラウラは簪とマドカに指示を出す。
「山嵐、全弾発射!」
「ガレッド・シューター、フルファイア!」
その指示を受けた簪とマドカは各々の武装の最大出力の攻撃をぶつける。
「「ぎゃあああああ!!」」
その攻撃を受けた襲撃者2人はそう悲鳴を上げながら攻撃を受け、そのまま地面に落下し、辺りには土煙が発生する。
だが、深夜を除く全員が警戒を緩めることなく武装を再度構えながらその土煙の事を見ていた。
「あああああ!もう!使うわよ!」
「...仕方ないわね!さっさとしなさい!」
すると、土煙の中からそんな声が聞こえてくる。
何か来る。
そう全員が構えた瞬間だった。
ブン!
その、まるで風を切るかのような音は唐突に鳴り響いた。
そうして土煙の中から一振りの
「きゃぁああああ!?」
「シャルロット!?」
急な事で避けられなかったシャルロットはそのまま斬撃を受けてしまい地面に落下する。
「う、そ...!今ので、半分SEが...!」
シャルロットがフラフラと立ち上がりながらそう呟いた事で、他の専用機持ち達は一斉に驚愕の表情を浮かべるも直ぐに切り替え襲撃者たちの方を見る。
土煙が晴れたそこには。
襲撃者の1人が剣を振り抜いた後の体勢で
「な、何だ、その剣は!?」
ラウラが動揺しながらもそう叫ぶ。
すると、剣を持っている襲撃者は笑いながら声を発した。
「これは私達の組織が開発した剣よ!確か名前は...アクワルタ・グワルナフ!」
その襲撃者はそう言うと、そのままスラスターを使用しその剣を振るう。
滅茶苦茶に振るえば振るう程、斬撃が飛びアリーナを破壊する。
『みんな、聞こえる!?』
「お姉ちゃん!どうしたの!?」
その襲撃者から放たれる斬撃を避けていると、急に楯無から連絡が入る。
『IS学園のアリーナにも襲撃者30人!私とフォルテとサラちゃんとダリル先輩で対処してるけど、人数が多すぎる!何人か来れない!?』
「嘘...」
その報告を聞いて、簪は絶望したような声を発する。
声には出さなかったものの、マドカ達も同じ様な表情を浮かべていた。
「アハハハハ!どうしたのどうしたの?とっととくたばりなさい!」
「くっ!?」
剣を持つ襲撃者はそう笑いながら攻撃を繰り返す。
地面は抉れ、壁は破壊され、武装や装甲も朽ちていく。
そしてもう1人の襲撃者もアサルトライフルを使いマドカ達を攻撃する。
「このぉ!邪魔!」
「ぎゃあああ!?」
鈴がアサルトライフルを持つ襲撃者に向かって衝撃砲を連射する。
その襲撃者はそのまま全弾を身に受け大きく吹き飛ぶ。
「今!」
「これで終わり!」
ラウラとシャルロットがその襲撃者に対して全力の攻撃をする。
「ぎゃあああああ!!」
その襲撃者は最後にそう断末魔を上げると機体が強制解除され、アリーナの地面に落ちた。
「ちっ!まぁ良いわ!こいつらくらい私1人で十分よ!」
剣を持つ襲撃者はそう言うと、そのまま手に持つ剣をあたりに振るう。
その度にアリーナはドンドン破壊されていく。
『みんな!大丈夫!?』
「お姉ちゃん!こっちもピンチ!増援は無理!」
『こっちからも無理!く、待ちなさい!』
楯無からの通信はここで切れてしまう。
「あん?...良い得物!」
すると、襲撃者が急にそう言うと狙いを変え猛スピードでどこかに突っ込んでいく。
慌ててマドカ達が襲撃者に向かう方に視線を向けると、そこには...
今まさにアリーナから脱出しようとしている、実況をしていた人がいた。
「しまった!観客がいないから避難民を忘れていた!」
「助けないと!」
マドカのその声に応じ、深夜を除く全員が一斉に襲撃者に攻撃を行う。
だが、襲撃者は最低限の動きでそれを避けると実況をしていた人の数メートル先まで迫る。
「貰ったわ!」
「いやぁああああああああ!?」
そうして襲撃者はブレードを振り上げる。
もうだめだ。
そう思ってしまった本人も、マドカ達も目をつむり顔をそむけてしまう。
その、瞬間だった。
「キャスト!ドラゴンシールド 黒竜の盾!」
ガキィン!
そんな声と共に、甲高い音があたりに響く。
それと同時に目を閉じていた全員が目を開く。
するとそこには。
「ダメージを0にし、ライフを1回復する!」
真紅のマントと長い黒髪を風にたなびかせる、漆黒の鎧を身に纏った騎士がいた。
「「一夏!!」」
その姿を見た瞬間、クラリッサとチェルシーが名前を呼ぶ。
「とっとと逃げろ」
「は、はい!」
一夏は襲撃者の事を見たままそう言い、実況をしていた人はそのまま焦ったようにこの場を走り去る。
「織斑、一夏...!」
「...貴様を捕える。オルコス!」
《了解した!》
一夏の声に応じて一夏の背後からSDのオルコスが飛び出て襲撃者に切り掛かる。
「ちっ!この!」
《ハァ!》
そうして、襲撃者は一夏の近くから離脱する。
「マドカ、みんな、楯無さんたちもだろ?行け」
「え、でも...」
「コイツくらいは俺1人で十分だ。行け!!」
「っ!分かった!みなさん、行きましょう!」
一夏の言葉を聞いたマドカ達は、一斉に楯無のもとに向かっていく。
そうしてこの場に残ったのは、一夏とオルコスとクラリッサとチェルシーと襲撃者。
襲撃者は剣を構えて一夏の事を睨む。
その体勢は、今にも飛び掛からんとする獣のようだった。
「...汚い剣だなぁ」
だが、そんな事は気にもしていないように。
一夏は襲撃者の持つ剣を見ながらそう言葉を零した。
「なんだそれ?アクワルタ・グワルナフのレプリカ品か?汚いなぁ」
一夏の言葉を聞いた襲撃者は声を荒げながら言葉を発する。
「なんでこの名前を知ってるのよ!この剣は、私達の組織が「違う」なに!?」
襲撃者の言葉に被せて、言葉を否定した一夏は冷たい目をしながら言葉を発する。
「アクワルタ・グワルナフは、アジ・ダハーカ様の力の象徴。キョウヤさんの剣。世界を終焉に導く魔剣...たとえレプリカ品だったとしても貴様の様なゴミが持っていいものではない!いや!レプリカの存在を許してはいけない!!」
「何を言って...!!」
一夏の言った言葉の意味が理解できなかった襲撃者は困惑の表情を浮かべながらそう声を漏らす。
「「一夏!!」」
「...クラリッサ、チェルシー、行かなかったのか?」
一夏はチラッと視線を2人に向けてそう言うと、直ぐに視線を襲撃者に向ける。
「一夏の事を放っておける訳が無い!」
「だから、一緒に戦いましょう」
「...分かった」
一夏は若干口元に笑みを浮かべながらそう言うと、左腕の紫の眼を襲撃者に見せつける。
「今一度集え!解き放たれし、煉獄の騎士達!ダークルミナイズ、新生煉獄騎士団!」
一夏が襲撃者に向かってそう宣言すると、一夏の背後にダークネスドラゴンWのフラッグのマークが浮かび上がった。
「ハン!大仰に言っちゃって!直ぐに全員ブッ飛ばしてあげるわ!」
襲撃者は笑みを浮かべながらその剣を...レプリカを構える。
一夏とクラリッサとチェルシーは並ぶと、3人同時に声を発する。
「「「ゴー・トゥー・ワーク!!」」」
3人のその宣言と同時に、襲撃者はレプリカを振るいながら突進してくる。
それと同時に3人はその場からそれぞれ別方向に分かれて離脱する。
「俺のターン!」
ライフ11
手札6
ゲージ3
「ゲージ1とライフ1を払い、装備!新生煉獄騎士団の剣 エクスピアソード!」
ライフ11→10
手札6→5
ゲージ3→2
一夏は右手を前に差し出しながらそう叫ぶと、その中に1本の大剣が出現する。
銀がメインカラーで金の装飾品と水色の宝石が散りばめられている。
この大剣こそが、新生煉獄騎士団の願いを込めた、始まりの剣。
新生煉獄騎士団の剣 エクスピアソードである。
「装備時の効果発動!デッキからカード名に「煉獄騎士団」を含むサイズ2のモンスター1体を手札に加える!俺が手札に加えるのは、煉獄騎士団の解放者 オルコスソード・ドラゴン!」
手札5→6
「待ちなさい!」
襲撃者はそう叫ぶとスラスターを動かし一夏に接近しようとする。
だが、
「今は私達が相手だ!」
「邪魔をしないでもわうわ!」
クラリッサがAICを、チェルシーがビットを使用しその行く手を阻む。
「ハン!喰らいなさい!」
襲撃者はレプリカを振るい斬撃を飛ばす。
クラリッサとチェルシーは避け、アリーナの壁はまた崩壊する。
「これで!」
「センターにコール!C・ダリルベルク!」
《おおおお!!》
手札6→5
襲撃者が一夏に向かおうとした時、一夏はセンターにC・ダリルベルクをコールする。
急に目の前にモンスターが現れた事で驚いた襲撃者は一瞬動きを止め、その隙にチェルシーからの射撃を受ける。
《武人の本能!》
「デッキの上から3枚を確認し1枚を手札に加え、残りのカードをドロップソーンに送る!これで俺は死地への誘いを手札に加える!」
手札5→6
ドロップゾーン→新生煉獄騎士団 ニードルクロー・ドラゴン 煉獄魔導 血盟陣
「設置!死地への誘い!」
手札6→5
「ダリルベルクを押し出しセンターにコール、新生煉獄騎士団 ホーリーグレイブ・ドラゴン!レフトにコール、新生煉獄騎士団 クロスボウ・ドラゴン!」
《ハァ!》
《ふっ!》
手札5→3
一夏がコールしたのは、今までもコールしたことがあるホーリーグレイブとクロスボウ。
だが、その身に纏っている鎧は今までのものとは異なる蒼と金の鎧。
「これが、織斑一夏の...!?」
「ライフ2を払い、ドロップゾーンのニードルクローをソウルに入れライトにバディコール!煉獄騎士団の解放者 オルコスソード・ドラゴン!」
《我こそが、ディミオス様の意思を継ぐ新生煉獄騎士団の団長!煉獄騎士団の解放者 オルコスソード・ドラゴンなり!》
ライフ10→8→9
手札3→2
一夏の後ろに控えていたオルコスがSDを解除し、回転をしながら勢いよく飛び出て一夏の右隣に着地する。
「アタックフェイズ!オルコスソード・ドラゴンとホリーグレイブ・ドラゴンで連携攻撃!クラリッサ、チェルシー、離れろ!」
《了解した!》
《任せろ!》
「「了解!」」
一夏の指示に従ってホリーグレイブとクロスボウは襲撃者に2方向からの攻撃を行い、クラリッサとチェルシーは離脱する。
《ハァ!》
《オラァ!》
「ぎゃあ!?」
そうして襲撃者に攻撃はヒットし、SEが4割削れる。
「オルコスソード・ドラゴンの効果発動!」
《勝利の為に力を重ねよ!カノナス・カサルティリオ!》
一夏はオルコスの効果発動宣言を行う。
その瞬間にオルコスから出たエネルギーがホーリーグレイブを包み込み、破壊する。
だが。
「オルコスソード・ドラゴンの効果!俺のアタックフェイズ中に《武装騎竜》が破壊されてドロップゾーンに置かれる場合、このカードのソウルに入れることが出来る!」
破壊されたホーリーグレイブはそのままオルコスに吸収される。
「ホリーグレイブ・ドラゴンの効果!アタックフェイズ中に破壊された時、1枚ドローする!」
手札2→3
「オルコスソード・ドラゴンとクロスボウ・ドラゴンで連携攻撃!」
《行くぞ!》
《はい!》
一夏のアタック指示に従い、オルコスとクロスボウが襲撃者に向かっていく。
「このぉ!」
襲撃者はレプリカを振るい斬撃を飛ばす。
《ぐぅ!?》
「オルコスソード・ドラゴン、ソウルガード!」
その斬撃はオルコスに当たるも、ソウルガードによってオルコスはフィールドに残る。
ドロップゾーン→新生煉獄騎士団 ホーリーグレイブ・ドラゴン
《ハァ!》
《ふっ!》
「ぐぁああ!?」
そのままその攻撃はヒットし、SEが更に3割削れる。
襲撃者は一夏の事を睨むとすぐさま大きく移動し、一夏の近くから離れる。
だが、一夏は笑みを浮かべると
「今だ!」
と叫んだ。
「「了解!」」
その瞬間に、襲撃者の周りにビットが現れ襲撃者の事を狙撃する。
「な、がぁ!?」
ビットの事など思考から抜け落ちていた襲撃者はそのまま攻撃を受け、身動きが止まる。
「オルコスソード・ドラゴンの効果発動!」
《カノナス・カサルティリオ!》
「クロスボウの効果!ゲージ+1!」
ゲージ2→3
「はぁ!」
「ぐ、うぅ...!?」
その一瞬の隙を付くように一夏はオルコスとクロスボウの効果を発動させ、クラリッサは襲撃者の身体をAICによって拘束する。
「「一夏ぁ!今だ!」」
「ああ!俺とオルコスで連携攻撃!行くぞ!」
《任せろ!》
一夏とオルコスは襲撃者に向かって高速で移動する。
「《ハァアア!!》」
「ぐ、ぎゃあああああああああああああああ!!!!」
AICで拘束されている襲撃者にそれを避ける術はなく、そのままヒットすしSEが4割無くなる。
4割と3割と4割、合計すると10割。
つまり、
「俺の...俺達の勝ちだ!」
攻撃がヒットした瞬間にクラリッサがAICを解除した事により襲撃者は大きく吹き飛ぶ。
そうして地面に落下した瞬間に襲撃者のISは強制解除され、襲撃者は地面に転がって気絶する。
手に持っていたレプリカ品は地面に転がり、そのまま砕け散る。
「ちっ、壊れたか。サンプルとして持っておきたかったんだが...」
それを確認した一夏はそうボヤくと、地面に降りる。
「オルコス、拘束手伝ってくれ」
《了解した》
一夏はそうしてオルコスと共にその襲撃者の事を拘束する。
「ディザスターフォース、解除」
そうして煉獄騎士の鎧はダークコアデッキケースに戻り一夏の左手に戻る。
ダークコアデッキケースをポケットに仕舞った一夏は視線を前に向ける。
「「一夏!!」」
「クラリッサ!チェルシー!」
その瞬間にクラリッサとチェルシーが一夏に声を掛け、一夏は笑顔でそれに返答する。
クラリッサとチェルシーももう1人の襲撃者を拘束しており、ISを解除していた。
「一夏、体調は大丈夫なの?」
「ああ、全然問題ないよ」
一夏の返答を聞いた2人は安心したようにホッと息を吐いた。
ここで、一夏のスマホが着信音を鳴らした。
一夏がスマホの画面を確認すると『千冬姉』になっていた。
「もしもし千冬姉?」
『一夏!そっちは大丈夫か!?』
「ああ、こっちも終わった。襲撃者2人は拘束したが、サンプルで確保しておきたかった装備が砕け散った。修復も無理だろう」
『そんなこともう関係ない!一夏達が無事ならそれでいい!それで、戻ってこれるか?』
「俺もクラリッサもチェルシーも全員無事だ。直ぐに戻れる」
『そうか。ならばすぐに戻......ん?呼び捨て?』
ブチッ!
「...やっちまったぜ」
一夏はため息をついてからそう言うとスマホをポケットに仕舞った。
「取り敢えず、この2人をIS学園に連れて行く。オルコス、片方良いか?」
《いや、我が両方先に連れて行っておこう。お前は
「...分かったよ、ありがとうな」
ゆっくりと歩いての部分を強調したオルコスに一夏は笑みを浮かべながらそう返すと、オルコスは襲撃者2人を抱えて飛んでいった。
「じゃあ、帰ろうか」
「そうだな、折角だしゆっくり帰るか」
「ええ、雑談でもしながら帰りましょう」
一夏とクラリッサとチェルシーは笑い合いながらそう言うと、クラリッサとチェルシーがそれぞれ一夏の右腕と左腕に抱き着いた。
抱き着かれた一夏は腕に当たる柔らかさだったり暖かさだったり感じる2人の匂いだったりで顔が若干赤くなっていた。
そんな一夏を見たクラリッサとチェルシーは嬉しそうな笑みを浮かべる。
そうして、3人はゆっくりと帰って行く。
1週間ぶりに話す恋人との幸せな時間を噛み締めながら。
終焉偽魔剣 アクワルタ・グワルナフ・レプリカ
ダークネスドラゴンW/レジェンドW
アイテム
攻撃力10000
打撃力5
ドラゴン/英雄/武器
■このカードは「終焉魔剣 アクワルタ・グワルナフ」としても扱う。
■このカードは「終焉魔竜 アジ・ダハーカ」の能力、またはカード名に「レヴァンティン」を含むアイテムの『逆天殺』以外で装備できない。
■君がこのカード以外に《英雄》のアイテムを5枚以上装備している間、このカードに攻撃されているモンスターの『ソウルガード』を無効にする。
■【対抗】【起動】君のバディがアイテムなら、相手のカードが1枚で攻撃してきたとき、その攻撃を無効にする。
フレーバーテキスト
終焉の剣「アクワルタ・グワルナフ」の名を騙りし、機械仕掛けの魔剣。
本作初オリカ(バディサマー2021を除いたら)。
でも効果は使われなかった(考えるの正直無駄だけど楽しかった)。
一応アジ・ダハーカデッキでも使えるけどレヴァンティンデッキじゃなかったらただのバニラアイテムなので採用価値は無い。
一夏の手札状況などの書き方を変えました。
こっちの方が分かりやすいと思ったんですけど...如何ですか?
次回も何時になるか分かりませんが、楽しみにしていてください!
評価や感想、誤字報告何時もありがとうございます!
今回も是非よろしくお願いします!