無限の成層圏と煉獄騎士   作:ZZZ777

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一夏の誕生日パーティ!
の前に事情聴取。

今回もお楽しみください!


一夏誕生日パーティ

三人称side

 

 

IS学園、会議室。

ここには学園長の十蔵を始めとしたIS学園の全教員と、まだ到着していない一夏とクラリッサとチェルシーを除く全専用機持ちが集まっていた。

全員が集まっている理由は単純明快。

先程起こった襲撃事件に関する事情聴取、並びに会議をするためである。

その為、会議室内には重々しいピリピリとした空気が漂っていた。

 

 

一夏達が捕えオルコスが運んだ襲撃者2人と楯無たちが捕えた襲撃者30人、計32人は全員拘束され今現在はIS学園地下の拘束室に閉じ込められていた。

拘束室の前にはオータムたち警備員が張り付いており、地下なので当然窓は無く脱出は不可能である。

 

 

コンコンコンコン

 

「織斑一夏、クラリッサ・ハルフォーフ、チェルシー・ブランケット、来ました」

 

 

ここで、この重苦しい空気の中にノック音が響き扉の向こうから一夏の声が聞こえてくる。

 

 

「入って下さい」

 

 

「「「失礼します」」」

 

 

十蔵が入室の許可を言うと、3人が頭を下げながら会議室に入室してきた。

 

 

「遅れてしまい申し訳ありませんでした」

 

 

「気にしないで下さい。特に織斑君は昨日までアフリカに行っていたんですからまだ疲れも取れてないでしょう。では、空いている席に座って下さい」

 

 

十蔵は会議室の1番端、扉に1番近い場所に置いてある空いている3脚のパイプ椅子に視線を向けながらそう言う。

3人は頷くと真ん中に一夏、左側にクラリッサ、右側にチェルシーが座る。

そして一夏の膝の上にずっと飛んでいたオルコスが座る。

 

 

「それでは、全員揃ったので今回の襲撃事件の会議を始めます」

 

 

一夏達が席に座った事を確認した十蔵はそう言葉を発する。

その瞬間に、再び会議室の中の空気がピリッとしたものに変わる。

 

 

「まず最初に、状況の確認をします。ボーデヴィッヒさん、更識生徒会長、よろしくお願いします」

 

 

「「はい」」

 

 

十蔵の指示を受けたラウラと楯無は立ち上がる。

そうして、先ずはラウラが説明を開始する。

 

 

「キャノンボール・ファスト、1年生専用機持ちの部のレース最中に事件は発生しました。襲撃者2名が突如として乱入。レース最中の私達に攻撃をしてきました。私達は交戦を開始。途中クラリッサとブランケットさんが合流し襲撃者を追い詰めましたが、襲撃者は謎の武装を使用しました」

 

 

謎の武装。

そのキーワードに少し会議室内は少しざわつく。

 

 

「続けます。交戦の結果、襲撃者の片方を撃破する事には成功しましたが、謎の武装を使用している襲撃者が逃げ遅れた実況者に標的を定めました。その襲撃者の攻撃は一夏が防ぎ、そのまま一夏、クラリッサ、ブランケットさんの3人で交戦を再開、私達は楯無さん達の援護に周りました」

 

 

ラウラの言葉を聞いた時、この場にいる全員の視線が一夏に集まる。

一夏は首を軽く振って楯無に視線を向けると、今度は楯無が説明を開始する。

 

 

「それと同時刻、IS学園校舎近くにも襲撃者30名が出現。最初は2年生、3年生の専用機持ちのみで対処していましたが、途中でラウラちゃん達が加勢に来てくれたお陰で全員の拘束に成功しました。なお、此方ではラウラちゃんの言う謎の武装の確認はされませんでした。以上です」

 

 

楯無がそう言うと、楯無とラウラは席に座る。

 

 

「なるほど...では織斑君、ボーデヴィッヒさん達と別れた後の様子を教えてください」

 

 

「はい」

 

 

十蔵の指示に従い、一夏は席を立ちあがる。

オルコスは一夏の隣に浮遊する。

 

 

「先程のラウラの説明に会った通り、私達3人で戦闘を開始しました。撃破には成功し拘束しましたが、サンプルとして保管しておきたかった武装は砕け散りました。あまりにも細かすぎて破片の回収も出来ませんでした。その後、オルコスに襲撃者の運搬を頼み私達は歩いて戻ってきました。以上です」

 

 

一夏は言い終わった後、椅子に座り直しオルコスも一夏の膝の上に座り直す。

 

 

「なるほど...織斑君、一点宜しいですか?」

 

 

「はい、何でしょうか?」

 

 

一夏がそう言うと、十蔵はジッと一夏の事を見つめる。

 

 

「何故、あのタイミングで現地に来ることが出来たのですか?それ以前に、何故襲撃があった事を知っていたのですか?」

 

 

十蔵のその言葉に、この場にいる全員が一夏の方に視線を向ける。

その反面、一夏は内心滅茶苦茶焦っていた。

何故なら、ダークネスドラゴンWの事は1部の人間しか知らず、白式と白騎士と喋ることが出来るのを知っている自分以外の人間はこの場にいないのだから。

 

 

《それは、我が一夏に連絡をしたからだ》

 

 

そんな一夏の内心を察してか、オルコスがそう言葉を発する。

 

 

《我は先代のディミオス様と同様『PurgatoryKnights』製のロボットだ。情報通信くらいは簡単にできる。一夏の運搬もな》

 

 

「今オルコスの説明した通りです。オルコスから情報を得て、オルコスに運搬してもらいました」

 

 

オルコスの言葉を一夏は肯定する。

その説明を聞いた十蔵は一応納得したように頷く。

 

 

(助かった)

 

 

(《礼はいらん》)

 

 

一夏とオルコスはアイコンタクトでそう会話すると、そのまま視線を十蔵の方に戻す。

 

 

「他に現段階で質問をしたい方はいらっしゃいますか?」

 

 

十蔵のその質問には、誰も手を挙げなかった。

それを確認した十蔵は頷くと、新たに言葉を発した。

 

 

「それでは、今回の件に関する話し合いをします。まず初めに、襲撃者32名の扱いに関してです。織斑先生、よろしくお願いします」

 

 

「はい」

 

 

十蔵の指示に従い、千冬が席から立ち上がる。

 

 

「現在襲撃者は32名全員地下拘束室で拘束しています。今後全員の意識が戻り次第順次情報を得られるように尋問をした後、国際IS委員会に身柄を引き渡す予定です」

 

 

国際IS委員会。

その言葉を聞いた瞬間に一夏とクラリッサとチェルシーが怪訝そうな表情を浮かべる。

3人よりかは表情の変化は少ないが、深夜を除く専用機持ち達も同じ様な反応をしていた。

 

 

「織斑君、どうかしましたか?」

 

 

「いえ、ただ......あまり国際IS委員会に良い印象が無いものですから」

 

 

一夏のその言葉を聞いた教員たちは、納得した表情を浮かべた。

今でこそ社長ストップされているが1学期や夏休み、そして学園祭前は一夏は仕事しかしてないといっても過言では無かった。

その仕事を送って来た元の1つである国際IS委員会に良い印象を抱いていないのは当然だろう。

 

 

「ですが、反対では無いので心配しなくて大丈夫です」

 

 

「そうですか...この案に反対の方はいらっしゃいますか?」

 

 

十蔵のその言葉には誰も反応しなかった。

それを確認した千冬はそのまま席に座り直す。

 

 

「では次です。IS学園の警備面に関してです。更識生徒会長、お願いします」

 

 

「はい」

 

 

十蔵の指示を受けた楯無が再び立ち上がる。

 

 

「今回の襲撃で受けた被害はキャノンボール・ファストの会場アリーナのみであり、校舎等に被害はありませんでした。その為、大人数での数押しには対応できると考えています。しかし、襲撃者が使用していた謎の武装には一夏君以外対応が出来ませんでした」

 

 

楯無はそう言うと、少し悔しそうな表情を浮かべる。

いや、楯無だけではない。

他の専用機持ち達もそうだし、教員たちもそうだった。

特にクラリッサとチェルシー、そしてマドカと千冬は悔しそうだった。

ただでさえ仕事で身体を酷使し、血を吐いて倒れた大切な存在にこれ以上の負担を掛けるしかないのがたまらなく悔しいんだろう。

 

 

「つまり、今のIS学園の最高戦力は一夏君です。ですが、一夏君にこれ以上負担を掛ける訳にはいきません」

 

 

「いや、別に負担ではな」

 

 

『駄目です!』

 

 

「はい!」

 

 

楯無の言葉を否定しようとした一夏に対して深夜を除く全員がそう言う。

その迫力に一夏は思わず肩を震わせる。

 

 

「んん!話を戻します。その為、早急に何か策をうたなくてはなりませんが...つい先日にハルフォーフさんとブランケットさんに来ていただいたばっかりです。正直言って、新たな戦力の補強は難しいです」

 

 

楯無がそう言うと、全員が難しそうな表情を浮かべる。

 

 

「更識生徒会長、ありがとうございました」

 

 

取り敢えず十蔵がそう言うと、楯無は席に座る。

 

 

「今後、IS学園にまた襲撃がある可能性は極めて高いです。しかし残念ながら、私達には敵の情報がありません」

 

 

十蔵はこの場にいる全員の事を見ながらそう言う。

 

 

「その為、今回の襲撃者から情報が得られなければ待ちの構えをするしかありません。みなさん、何時襲撃があっても直ぐに対応できるようにしていてください」

 

 

『はい!』

 

 

十蔵の言葉に、深夜以外の全員が決意の籠った表情でそう返す。

 

 

「それでは、襲撃者からの情報を得次第再び会議をしようと思います。今日はここで解散です。みなさん、ゆっくりと休んでください」

 

 

十蔵がそう言うと、続々と会議室から人が出て行く。

ただ、一夏と深夜を除く専用機持ち達は全員で同じところに向かっていた。

そうして、会議室内には十蔵と千冬が残った。

 

 

「織斑先生、どうかされましたか?」

 

 

「......学園長、1つ宜しいでしょうか?」

 

 

千冬は十蔵の目を見ながらそう言葉を発する。

そのあまりにもの眼光に十蔵は少し驚くも、頷いた。

それを確認した千冬は言葉を発した。

 

 

「......私の専用機の、暮桜の事なのですが」

 

 

千冬の表情は、完全に覚悟が決まった表情だった。

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

一夏side

 

 

「せーのっ!」

 

 

『一夏(君/さん)、お誕生日おめでとー!!』

 

 

パァン!!

 

 

「あ、ありがとう...」

 

 

事件後の会議から約1時間後、食堂にて。

俺は盛大に誕生日を祝われていた。

今の俺はIS学園の制服の上にでかでかと『本日の主役!!』と書かれたベタなタスキを肩にかけ、頭にはキラッキラのパーティー三角帽子を被っている。

食堂の壁も結構飾られており、机の上にはいろいろな料理が並んでいる。

何だろう。

今までの人生で1番豪華に誕生日を祝われてる気がする。

 

 

「一夏!な~にうかない顔してんのよ!」

 

 

「あ、ああ、鈴。いや、ほら、鈴なら分かるだろ?自分の誕生日にここまで豪華に祝われたことが無いからリアクションがわかんなくてな」

 

 

「取り敢えず楽しんどけば良いのよ!」

 

 

鈴は笑いながら背中をバシンバシンと叩いてくる。

 

 

「地味にいてぇからやめい」

 

 

「アハハ!まぁまぁ、ほら、プレゼントよ」

 

 

「な!?鈴がプレゼントだと!?」

 

 

「チョッと!何失礼な事言ってんのよ!」

 

 

「冗談冗談」

 

 

ここまで言って、ニヤリと笑みを浮かべる。

そんな俺の表情を見た鈴も笑みを浮かべると言葉を発する。

 

 

「これが私のプレゼントよ!」

 

 

ドン!!

 

 

物理的にそんな音が鳴った。

そして俺の眼の前には、中々に大きいラーメンどんぶりが置いてあった。。

 

 

「どう?うちで使ってたのと同じどんぶりよ!」

 

 

「...大事に保管するわ」

 

 

「それだけ!?」

 

 

「ごめん、反応に困る」

 

 

正直ラーメンどんぶりだと思わなかった。

俺自分でラーメン作らないしどうすればいいんだよ。

そう考えていると、今度は鈴の顔がドンドンにやけ顔になっていく。

 

 

「アハハハハ!その顔が見れて満足だわ!」

 

 

「お前さぁ...誕生日にやるか?それ」

 

 

「それが私よ!」

 

 

鈴のあまりのドヤ顔に俺もついつい笑ってしまう。

やっぱり鈴とはこうやって馬鹿してる時が1番楽しいな。

 

 

「一夏さん、私からもプレゼントですわ」

 

 

「フム、私からもだ」

 

 

すると、今度はセシリアとラウラがプレゼントを持って来てくれた。

 

 

「おお、これはセシリアのがティーセットで、ラウラのがコーヒー豆か?」

 

 

「そうですわ。ぜひともゆっくりしたいときに飲んでくださいまし」

 

 

「お前はコーヒーをよく飲んでいるからな。好きに飲むと良い」

 

 

「これは嬉しい!2人ともありがとうな!」

 

 

しかもこれ、両方とも高そうだぞ。

特に紅茶。

なんか逆に飲むのが勿体ない気もするが、これはキチンと飲ませてもらおうかな。

 

 

「一夏君、お誕生日おめでとう!」

 

 

「おめでとう、一夏」

 

 

「楯無さん、簪」

 

 

今度は楯無さんと簪が来てくれた。

 

 

「はいこれ、プレゼントの高級袴よ。綺麗に使ってね♪」

 

 

「私からは、特撮ヒーローの全話+劇場版+外伝スピンオフのブルーレイセット。私の一押しだから面白いのは間違いない。じっくりと見てね」

 

 

「おおお...ありがとうございます!」

 

 

この袴、すっげぇ手触り良い!

ドンだけお値段するんだ...

それにこのブルーレイセットも絶対に高いだろうし...

流石更識家...なのかな。

 

 

「おう一夏。私からはこのボールペンだぜ」

 

 

「一夏、私からはこの名刺入れっス」

 

 

「一夏君、私はあまり一夏君の趣味分からなかったからベタにハンカチよ」

 

 

「ダリル姉!フォルテ姉!サラさん!ありがとうございます!」

 

 

これはありがたい!

全部仕事でつかえる!

特にハンカチは新しく買おうと思ってたからベストタイミング!

 

 

「お兄ちゃん!お誕生日おめでとう!はいこれ、プレゼントのカードファイルだよ!」

 

 

「一夏、これがプレゼントのカードケースだよ。お誕生日おめでとう!」

 

 

「マドカ、シャル!俺の事分かってるな。ありがとう!」

 

 

流石はマドカとシャルだ!

俺の事を良く分かってる!

それにこれ、ファイルは表紙とかシックな感じがするし、ケースの方はカードが傷つかないように加工されてる良い奴だ!

これは嬉しい!

超ガチレアとかを大事に仕舞おう!

 

 

「「一夏」」

 

 

「クラリッサさん、チェルシーさん」

 

 

ここで、クラリッサとチェルシーが声を掛けて来た。

俺が2人の方に視線を向けると、

 

 

「一夏、お誕生日おめでとう」

 

 

「私たちからのプレゼントはこれよ。喜んでくれると嬉しいわ」

 

 

2人はそう言って笑顔を浮かべて、凄い綺麗にラッピングされた箱を手渡してくれる。

2人揃った笑顔は最高だな!

何時までも見ていられる.......はっ!?

取り敢えず受け取らないと。

 

 

「ありがとうございます!開けても良いですか?」

 

 

「ああ。一夏へのプレゼントなんだ。開けてくれ」

 

 

「開けちゃって良いわよ」

 

 

「分かりました。開けさせてもらいますね」

 

 

開封の許可を貰ったので早速開けよう。

取り敢えず椅子に座らせてもらって、と。

......何だろう。

貰ったプレゼント全部取り敢えず近くの空き机の上に置いてるからかなんか引っ越し前の荷造り中みたいになってるぜ。

まぁ良いや。

じゃあ、クラリッサのから開けさせてもらおうかな。

ラッピングがグシャッとならないように気を付けて......

そうして丁寧にラッピングをはがすと、中から凄い高級そうな箱が出て来た。

その箱の蓋を開けると、中に入っていたのは...

 

 

「財布...」

 

 

そう、財布だった。

黒い革製の長財布。

金具部分は金色で、財布の中央部分には真紅の線が1本。

まるで煉獄騎士の鎧の様なカラーリングだ。

そして、財布の端の方には『Ichika Orimura』『Clarissa Harfouch』と、俺とクラリッサの名前が彫られている金のプレートが付いていた。

 

 

「え、これ...もしかして...」

 

 

「ああ、オーダーメイドだ」

 

 

「え!?良かったんですか!?そんなにお金のかかる...」

 

 

「ああ。夏休みには一夏からもプレゼントをもらったし、何より一夏の誕生日プレゼントに金を惜しむ必要は無いだろう?」

 

 

クラリッサはそう言うとニコッと笑みを浮かべてくれる。

可愛い。

可愛いよクラリッサ。

 

 

「ありがとうございます!」

 

 

俺も笑顔を浮かべてそうお礼をする。

なんか周りがザワザワ言ってるけど気にならない。

 

 

「さて、じゃあ次に...」

 

 

チェルシーからのプレゼントを開けよう。

この財布は傷つけないようにいったん仕舞おう。

そうして財布を仕舞い、チェルシーからのプレゼントのラッピングも綺麗にはがす。

すると、こちらも凄い高級そうな箱が出て来た。

その箱を開けると、そこには...

 

 

「懐中時計...」

 

 

蓋つきの懐中時計が入っていた。

綺麗な金色の懐中時計で、紐は黒。

手に取って竜頭を押し蓋を開けて文字盤を見る。

黒い盤に金のローマ数字。

紅い長針と短針と秒針。

これもまた煉獄騎士の鎧のカラーと一緒だった。

蓋の裏には『Ichika Orimura』『Chelsea Blankett』と、俺とチェルシーの名前が彫られていた。

 

 

「え、これももしかして...」

 

 

「ええ、オーダーメイドの特注品よ」

 

 

「え!?そんな...良いんですか!?」

 

 

「もちろん♪一夏の為に用意したのよ。遠慮なく受け取って♪」

 

 

チェルシーはそう言うと、パチリとウインクをしてくれる。

可愛い。

チェルシー、可愛いよ。

 

 

「ありがとう、チェルシーさん」

 

 

チェルシーにも笑顔でお礼を言う。

いやぁ、まさか大事な恋人達からこんなに良いものを貰えるだなんて...

物自体が高級なのもそうだけど、わざわざ俺に合わせたオーダーメイドで、しかも名前まで掘って貰えるだなんて...

これは一生の宝物にしよう。

いや、そうしないと罰が当たる。

さて、傷がつく前に懐中時計も仕舞ってと。

 

 

「改めて、みんなありがとう!こんなにプレゼント貰ったの初めてだから凄い嬉しい!」

 

 

改めてみんなにそうお礼を言うと

 

 

『改めて、お誕生日おめでとう!』

 

 

と、みんなが返してくれた。

 

 

そこから暫くの間、俺達は料理を食べながら談笑をした。

もう2学期だというのにまだしっかりと喋ったことが無かった人だったり、なんかクラスメイトのはずなのに最近...と言うより長い間会った事が無いように感じる清香や静寐達とも会話をした。

その後は全員で出来る簡単なゲーム(景品無しビンゴ、超じゃんけん大会などなど)をして大盛り上がりして若干疲れた。

何故あんなに元気なのだろうか。

何故あんなにビンゴやじゃんけんで盛り上がれるのだろうか。

正直良く分からない。

まぁでも、俺も楽しかったし良いや。

そして今。

 

 

『ハッピーバースデー!!』

 

 

俺の眼の前には火のついたろうそくが16本刺さったホールケーキ。

こんなベタなの生まれて初めて見た。

 

 

「フー」

 

 

息を吹きかけてろうそくの火を消す。

その瞬間に

 

 

パチパチパチパチ!!

 

 

とみんなが拍手してくれる。

なんか、恥ずかしいな。

 

 

「はい、一夏」

 

 

「クラリッサさん、ありがとうございます」

 

 

でも、それでも。

 

 

「ジュースのおかわりよ」

 

 

「ありがとうございます、チェルシーさん」

 

 

こうやって、恋人や友人達と過ごせる誕生日っていうのは、楽しいものだな...

 

 

 

 




超ガチレアとかいうバディファイト以外では聞かないレアリティ。
一夏、私からも!
お誕生日おめでとう!
現実とはかなりズレてるけど!

次回も何時になるか分かりませんが、楽しみにしていてください!

評価や感想、誤字報告何時もありがとうございます!
今回も是非よろしくお願いします!
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