無限の成層圏と煉獄騎士   作:ZZZ777

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前回のあらすじ

一夏「SHRで俺は学園が襲撃にあった事、そしてみんなの専用機が破壊されたり、深夜が行栄不明になった事を知った。何も出来なかったのが、悔しい…!!そして、その後にあったEOSを使った訓練では、何故か俺は身体能力が異常に上昇していた。俺は、何時まで大丈夫なんだ……?オルコス、次回は任せたぜ」


因縁の再会

一夏side

 

 

EOSでの訓練があった1週間後。

今日はIS学園にいる専用機持ちの数が極端に少ない。

俺、クラリッサ、チェルシー、楯無さんの4人…いや、織斑先生を含めて5人だけだ。

こんなにも少ないのには勿論理由がある。

他の専用機持ちのみんなが、修理に出していたISを受け取るために一時帰国、並びに出社しているからだ。

軽い故障くらいだったら国から送られてくるのだが、流石にダメージレベルがCを超えていたのでかなりの量のパーツを交換する事になった。

そうして、パーツをほぼ交換する為、各々の最新の身体データをインストールする事になったらしい。

だからこそ、俺達5人以外が帰国したり出社したりしているのだ。

 

しかし、まさか全員のタイミングが重なるとは思わなかった。

勿論それぞれに誤差はある。

学園を出発したのが1番早かったダリル姉と鈴が出発したのはもう4日前だし、1番遅かったマドカ、簪の国内組とラウラは今日、今さっき出発した。

それでも、まさかISが破壊された全員が一斉にいない日があるとは思わなかった。

 

 

そして、今は昼休み。

俺が今何をしているのかというと

 

パチパチパチパチパチ

 

自席で仕事である。

この間の吐血と違い、今回の体調不良は発熱。

働いている人全員が発症する可能性が十分にあるものだ。

そして、良く考えて欲しい。

発熱したからといって、大事を取って仕事を1ヶ月とか休むだろうか?

否、である。

そう、社会人のみなさんだったら発熱レベル、治ったらすぐ出社して仕事だ。

 

(※フィクションだからです。現実では某感染症がありますので会社、学校の指示に従って下さい)

 

その為、俺も前回とは異なり直ぐに仕事を再開しているのだ。

だが、何ていうのだろうか。

最近は仕事で疲労を感じる事が減って来た。

喜ばしい事なのか、それとも…

いや、考えるのは止めよう。

頭が痛くなりそうだ。

 

 

そうして完全栄養食のパンとブラックコーヒーを口にしながら仕事を進めていく事数十分。

 

 

「おわったぁ~~」

 

 

なんとか仕事を終わらせた。

なんだろう。

やっぱり以前までと比べてそこまで疲れていないような気がする。

……取り敢えず片付けよう。

そう思い、PCをスリープさせ机の上からどかして鞄に入れる。

すると、

 

ぎゅ

 

急に後ろから抱きしめられた。

この抱きしめられる感じは……

 

 

「クラリッサ?どうかした?」

 

 

首だけを動かして振り返ってからそう言葉を零す。

そこにいるのは、俺の予想通りクラリッサだった。

やはり俺の愛情から成立するクラリッサとチェルシーの察知能力は完成されている。

 

 

「一夏…身体は大丈夫か?」

 

 

「……ああ、大丈夫だよ」

 

 

クラリッサが心配そうな表情を浮かべてくれたので、笑顔を浮かべながらそう返す。

クソッ……やっぱりまだ心配掛けさせちゃうか……

 

 

「心配性だなぁ。俺は元気だよ」

 

 

「でも、やはり心配なものは心配なんだ…」

 

 

はぁ…

全く、恋人がここまで心配してくれるなんて、俺は幸せ者だな。

でも、流石にもう心配掛けさせたくない。

さてとどうするか…

 

 

「クラリッサ」

 

 

「一夏…っ///」

 

 

俺は椅子に座ったまま少し身体をずらし、背中の方から俺を抱きしめてくれているクラリッサの右頬に左手を添える。

 

 

「心配してくれてありがとう。ここまで想えてもらえて、俺は幸せ者だよ。でも、もう心配しなくて大丈夫だから」

 

 

まだ俺の事を抱きしめるような位置にあるクラリッサの右手を俺の左胸…心臓の部分に当てさせる。

正直やってる方も凄い恥ずかしい。

でも、やっぱり今この場においてクラリッサの不安を取る一番の方法は、これだと思うんだ。

 

 

「……俺は生きてるから。だから大丈夫。ね?」

 

 

()()俺の心臓は正常に動いている。

俺の心臓の鼓動を感じたからか、クラリッサの顔が赤くなっていく。

可愛い。

……『俺の心臓の鼓動を感じたからか』って考えるの滅茶苦茶恥ずかしい……

こりゃあ、多分俺の顔も赤くなってるな……

 

 

「俺は、大丈夫だから」

 

 

「ああ…一夏の鼓動、感じる……」

 

 

クラリッサは若干俯きながら、そうボソッと呟く。

可愛い。

 

ちゅ

 

我慢出来なくなったのでクラリッサの左頬にキスをする。

 

 

「っ~~~/////」

 

 

「…可愛すぎだろ」

 

 

おっと、顔を更に赤くしてもじもじするというクラリッサの反応が可愛すぎるからつい本音が…

 

 

「はぁ……おい、私の弟とその恋人」

 

 

「ん?」

 

 

「え?」

 

 

そんなやり取りをクラリッサとしていると、教室の入り口の方からそんな声が聞こえてきた。

クラリッサと共に同時にそっちの方に視線をむけると、そこには若干呆れたような表情を浮かべる織斑先生が立っていた。

 

 

「織斑先生、どうかしましたか?」

 

 

「どうするもこうするもない……お前ら、いちゃつくのは構わんが場所を考えろ。周りを見ろ」

 

 

「?」

 

 

織斑先生に言われたのでぐるりと教室を見回してみる。

周囲にいるクラスメイト達は、顔を真っ赤にして俯いている。

フム、クラリッサの事しか考えてなかったから周りの事を見ていなかった。

クラリッサも周りに見られていた事を認識したからかあわあわし始める。

可愛い。

 

 

「彼氏いない歴=年齢の千冬姉は分からないような事かもしれないけど、やっぱり恋人に対する愛情ってのは限界が無いんだ」

 

 

「ぐふっ!?」

 

 

千冬姉は胸を押さえてその場に蹲る。

おお…想像以上にダメージが入った。

千冬姉も気にするんだな。

そんな事を思考の片隅で考えながら席から立ち上がり未だあわあわしてるクラリッサの事を後ろから抱きしめる。

クラリッサは少し驚いたようにしたものの、身体の前にある俺の腕に自分の手を軽く掛けてくれる。

可愛い。

 

 

「千冬姉もさ、いい加減彼氏見つけたら?弟として凄い心配だよ」

 

 

「う、うるさいうるさい!私に見合う男がいないんだ!!」

 

 

「……見つけようとしてないだけでは?」

 

 

「グハァ!!」

 

 

千冬姉はかなりの大ダメージを負ったようだ。

心なしかフラフラしてる。

普段の織斑先生とは全く違う千冬姉の様子にクラリッサやクラスメイト達はポカンとしている。

 

 

「クラリッサ。あれが普段は威厳に隠れている織斑千冬の真の姿、駄目駄姉だ。家族の前じゃないと見せない」

 

 

「か、家族の前…教官と私は家族では無いんだが……」

 

 

「いや、ほら、夫婦じゃん?家族家族♪」

 

 

「っ///ま、まだ夫婦じゃない!」

 

 

「『まだ』頂きましたぁ!!ありがとうございまぁす!!」

 

 

「っ~~~~~~//////!?!?」

 

 

俺の言葉に、クラリッサは顔を真っ赤にする。

可愛い。

そうして顔を隠そうとするが、クラリッサは今俺に抱きしめられている。

顔を隠すという行為の阻害は簡単。

 

 

「……まぁ、俺の国籍云々が決まって無いからさ。年齢的にも状況的にも、まだ結婚とか出来る感じじゃないし、重婚出来るようになるかも分からない。だからさ」

 

 

そう言いながらクラリッサの正面に移動し、視線を合わせる。

可愛い。

そして、笑みを浮かべながら耳元で囁く。

 

 

「だからまた、今度話し合おう。チェルシーも含めてさ♪」

 

 

「……ああ。また今度だな♪」

 

 

クラリッサはまだ顔が赤かったけど、笑顔で俺に抱き着き返してくれる。

お、なんだかんだクラリッサも乗り気じゃないか。

そんな事を考えながら暫くクラリッサと抱き合う。

ああ…いい匂い……

なんとなく見えるクラスメイト達の顔が真っ赤だ。

何故俺とクラリッサのイチャイチャを見て顔を赤くするんだろうか。

まぁ、良いか。

 

キーンコーンカーンコーン

 

そう思った瞬間にチャイムが鳴った。

雰囲気が読めないチャイムだなぁ。

何時までもこうしていたいが、チャイムが鳴った以上こうしている訳にはいかない。

名残惜しいけど、クラリッサから手を離す。

それと同時にクラリッサも俺から手を離す。

 

 

「それじゃあ、また後で」

 

 

「ああ。また後で」

 

 

持ち場に戻っていくクラリッサの背中を見届けてから、視線を未だにダメージから回復していない千冬姉に向ける。

 

 

「おい千冬姉。いい加減織斑先生に戻ってくれ。もう昼休み終わったぞ」

 

 

「あ、あ、一夏……」

 

 

「……禁酒」

 

 

「良し!」

 

 

俺が禁酒と呟いただけで千冬姉は立ち上がった。

チョロいな……

こんなんが世界最強で大丈夫なんですか?

まぁ、頼れるときはこの上なく頼りになるんだけれども。

そんな事を考えながら自分の席に座って授業の準備をする。

 

 

(生きてるから、大丈夫……)

 

 

先程のクラリッサとの会話を思い返しながら、俺は左胸を右手で押さえる。

 

 

(嘘はついてない。でも…)

 

 

視線をちらりと窓に…そして、その向こうの空に向ける。

 

 

(俺は何時まで持つんだ………?)

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

三人称side

 

 

昼休みにクラリッサとイチャイチャした一夏。

放課後も仕事をした一夏はクラリッサとチェルシーと共に夕食を食べた後、そのまま再び日付が変わるころまで仕事をしてそのまま泥のように眠った。

 

 

そして翌日。

今日も学園の専用機持ちは5人だけだ。

国内組も昨日出発したばかりなので、新しい身体データをインストールし終わってないし、仮に終わったとしても起動確認や訓練をしてからじゃないと帰ってこれないのでまだ帰ってきていないのである。

だが、明日には1番早くIS学園を出発したダリルと鈴が帰国する事になっているため、明日以降は続々とIS学園の専用機持ちが…戦力が戻って来るだろう。

 

 

そんな日の昼休み。

IS学園の食堂では1つのテーブルに集まっている7人が…正確に言うのなら食事をしている人間4人と、その4人と共に談笑をしているモンスターが3体。

 

 

「チェルシー、ごめん、あれ取って」

 

 

「はい、醤油」

 

 

「ありがとう」

 

 

「一夏、アレは何処だったか?」

 

 

「ナプキンは無い。ほら、ハンカチ」

 

 

「ん、ありがとう」

 

 

もう会話が完全に夫婦のそれになりつつある一夏、クラリッサ、チェルシーと

 

 

《仲睦まじいね~~》

 

 

《そうですね。マスターも嬉しそうです》

 

 

《会話に無駄が無いな。あそこまでの領域に達しているのに、本人達は周りをも赤面させたり、砂糖を吐き出させる程アツアツだ》

 

 

そんな3人の事を優しい表情で見ている白式、白騎士、オルコスと

 

 

「……」

 

 

1人死んだ目で黙々と食べ進める楯無だ。

 

 

「楯無さん、さっきから死んだような目をしてますけどどうしました?」

 

 

《お前たちの甘すぎる空間を創造する攻撃(イチャイチャ)にやられたに決まっているだろう》

 

 

「そうなんですか?」

 

 

一夏はあくまでも純粋にそう楯無に質問する。

だが、その質問が楯無に火をつけた。

 

バァン!

 

と机を叩きガバッと顔を上げると言葉を発する。

 

 

「目の前でそんなイチャイチャを見せられて、平常な心で居れる訳無いじゃない!!」

 

 

楯無のその言葉を聞いた3人は、一瞬顔を見合わせる。

 

 

「見せてる気は無いんですが」

 

 

「うっそ!?それで!?」

 

 

3人は同時に頷き、楯無は恐怖で表情をピクピクさせる。

一夏、クラリッサ、チェルシーはイチャイチャを見せつけている訳では無い。

ただ自然と激甘空間が漏れ出しているだけである。

 

 

《更識楯無、これがこいつらの普段だ》

 

 

《マスターの近くで四六時中この空間に巻き込まれているので、私達は慣れましたね》

 

 

《人目があるからか、部屋でやってるやつよりかは控えめだけどね》

 

 

若干引いている楯無にオルコス、白騎士、白式の順番でそう声を掛ける。

部屋でのイチャイチャよりは控えめだと聞いた楯無は更なる恐怖に襲われる。

そんな楯無を放って一夏達は食事を進めていく。

 

 

「「「ご馳走様でした」」」

 

 

3人は食べ終わると食器を片付ける。

 

 

「さて、そろそろ仕事を始めるかぁ…」

 

 

一夏は軽く背筋を伸ばしながらそう言葉を発する。

 

 

「そう…一夏、頑張ってね」

 

 

「ああ」

 

 

チェルシーとそう会話した一夏は視線をオルコス達に向ける

 

 

「オルコス、白式、白騎士、もど」

 

 

一夏のその言葉はそこで途切れた。

 

ガシャアン!

 

そんな音を立てながら、食堂の窓に対砲撃用シャッターが下りる。

 

 

『緊急事態です。緊急事態です。IS学園に向かってくる未確認のIS部隊を確認しました。専用機持ちは会議室に集合してください。一般生徒のみなさんは避難してください。繰り返します……』

 

 

「仕事なんてしてる訳にはいかなくなったな」

 

 

繰り返す放送を聞きながら一夏はため息をつきながらそう声を発する。

 

 

「オルコス、白式、白騎士、戻れ!クラリッサ、チェルシー、楯無さん、出番だ。行くぞ!」

 

 

《了解した》

 

 

《はい!》

 

 

《分かりました!》

 

 

「ああ!」

 

 

「行きましょう!」

 

 

「お姉さんの出番!!」

 

 

カードに戻ったオルコス達をダークコアデッキケースに仕舞いながら一夏は会議室に向かって走り出す。

そんな一夏を追うようにクラリッサ、チェルシー、楯無も走り出す。

そうして避難をする一般生徒とすれ違いながら会議室にたどり着いた一夏達はノックもせずに入る。

 

 

「どういう状況ですか!?」

 

 

「来たか!良し、説明するぞ!!」

 

 

部屋に入った瞬間に一夏が言った言葉に、会議室の中にいた千冬がそう反応する。

会議室の中には今来た4人と千冬以外には真耶しかおらず、かなりの緊急事態であることが察せられる。

そして、千冬は説明を始める。

先ず第一に、放送にもあった通りIS学園に向かってくる未確認のIS部隊を確認したとの事。

その正確な数は不明だが今までの襲撃よりも更に大勢がいるのは確定しており、更にその大部隊とは別方向からも数人の人間部隊が向かって来ているのが確認されている。

そして、他の教員たちは今は生徒達の避難誘導をしている為、直ぐに交戦は出来ない。

 

 

「なるほど…」

 

 

全ての説明を聞き終えた楯無は顎に手を置きながらそう反応する。

特に声には出していないものの、一夏達も同じ様な表情を浮かべていた。

 

 

「かなり厳しいですね…」

 

 

「ああ。こちらの専用機持ちは5人、そして直ぐに交戦できる教員は真耶だけ…つまり、戦えるのは6人。それに対し向こうの戦力はかなりの規模だ。かなり厳しい」

 

 

「それでも、やるしかない」

 

 

一夏のその言葉に、全員が頷く。

そして、作戦会議が始まった。

 

 

「その2つの部隊の映像は無いのですか?」

 

 

「待って下さい、今探します……ありました!表示します!」

 

 

真耶の言葉と同時に一夏達はモニターに視線を向ける。

すると、2枚のモニターにはそれぞれ別の映像が流れる。

1つは、カメラの方向に向かってくるIS部隊の映像。

その身に纏うISは、今までの襲撃者と共通した改造品の黒いIS。

 

もう1つの映像には、その襲撃者とは全く違う方向から歩行でやってきている集団。

歩行ではあるのだがISスーツを着用している数人を確認でき、つまりはISを所有している事が想像できる。

 

 

「かなりの人数ね……」

 

 

「ああ。この人数を我々6人だけで捌く事になる」

 

 

楯無の言葉に千冬が頷く。

 

 

「……こいつら別だなぁ」

 

 

唐突にそう呟いた一夏に全員の視線が集まる。

 

 

「一夏、どういうことだ?」

 

 

「そのまんまだ。この2つの部隊、所属先が違う」

 

 

一夏のその言葉に全員が驚きの表情を浮かべる。

 

 

「織斑君、何処でそれが!?」

 

 

「先ず動きが違う。この襲撃者たちは確実に戦闘しに来てるが、歩兵は潜入寄りの動き。それだけだったら同組織の別部隊の可能性があるが、それぞれの隊列の取り方、ISスーツ等々違う訓練、違う装備の可能性が高い。無論、それすら作戦の内かもしれないが、別組織の可能性も考慮した方が良い」

 

 

「なるほどな……」

 

 

一夏の言葉に千冬がそう頷く。

 

 

「所属云々はいったん置いておいて、なんでこの潜入部隊は来たのでしょう…」

 

 

チェルシーのその言葉に全員が一瞬考え込むような表情を浮かべる。

 

 

「千冬姉、暮桜・明星の事って世間に公表してるか?」

 

 

「いや、していないが…」

 

 

「なら、『IS学園にはブリュンヒルデの織斑千冬の専用機や、原初のISが封印されている』だののデマで来た可能性がある」

 

 

一夏の推測に全員が納得した。

 

 

「だからこの状況を利用する。千冬姉、山田先生、潜入部隊は任せました。学園の何処かでで待ち伏せしてたら向こうから来ます。そこら辺の位置については教員の方が詳しいでしょう」

 

 

「……了解した」

 

 

「織斑先生!?良いんですか!?」

 

 

一夏の作戦に何の反論もせずに受け入れた千冬に真耶が反応する。

 

 

「時間がない。それに他の案も無いんだ。これで行く」

 

 

「…分かりました!」

 

 

「残った俺達は何時もの襲撃者相手だ。あのゴミ武装に注意すればどうとでもなる」

 

 

「それが出来ないんだけど一夏君?」

 

 

「なら耐えてください。暫くすれば他の教員のみなさんも参加できますし時間稼ぎくらいなら出来ます。その上で俺か終わらせた千冬姉が叩く」

 

 

「…分かったわ」

 

 

楯無が頷いたのを確認した一夏は全員に視線を向ける。

 

 

「…行こう!!」

 

 

「「「「「おお!!」」」」」

 

 

一夏の言葉に全員がそう頷き行動を開始した。

千冬と真耶はアリーナに向かいラファール・リヴァイブを1機取り出し潜入部隊を撃退するための準備に入った。

一夏達4人は別方向からそれぞれ襲撃者に対応するために構える。

 

 

「ディザスターフォース、発動」

 

 

煉獄騎士の鎧を身に纏った一夏は空に浮き、襲撃者たちに向かって行く。

 

 

「オルコス」

 

 

《ああ》

 

 

一夏の声掛けにオルコスがSDで一夏の隣に浮遊する。

 

 

「新体制での初戦だ、行けるか?」

 

 

《当然だ。一夏、アレはどうなってる?》

 

 

「…まだだ」

 

 

《そうか…っ!来るぞ!!》

 

 

オルコスのその声と同時に一夏の姿を視認した襲撃者の内数人が一夏に向かってくる。

 

 

「いたわ!織斑一夏よ!!」

 

 

「ここで捕える!!」

 

 

襲撃者たちは一夏の事を見てそう声を発する。

だが、一夏はその襲撃者の中の1人に視線を向けていた。

真紅のマントをたなびかせ、拳を握り込む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ああ!一夏!遂にお前を取り戻す日が来た!!」

 

 

「……篠ノ之箒ィ!!!!」

 

 

一夏と箒。

因縁の2人が再び戦場で相まみえた。

 

 

 

 




次回予告

オルコス《戦力が大幅に下がった隙を付くかのような大襲撃。一夏達5人はIS学園を守るために交戦する。そしてそんな中で、一夏は因縁の相手である篠ノ之箒と対峙する。
行くぞ一夏!我らの新しい力を見せる時だ!!次回、『解放せよ、竜のチカラ』でお前も、バディーファイ!!》
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