無限の成層圏と煉獄騎士   作:ZZZ777

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前回、説明を最初の方しかしてなかったので、今回も説明回です。
ホントに全然進まない。


そして、最近千冬とラウラの影が薄い...
二人とも、ゴメン!!


今回もいつも通りの出来ですが、お楽しみください!


プロローグ13 煉獄騎士団との関わり

一夏side

 

 

...どうしよう。

シュヴァルツェ・ハーゼのIS訓練場で、俺はそんなことを考えていた。

 

 

俺は千冬姉達に煉獄騎士団について説明するため、ダークネスドラゴンWから俺のバディであるディミオスをこの世界にコールした。

そこまでは良いのだが、ディミオスを見たみんなは完全に固まってしまい、先程から声一つ発しない。

...ホントにどうしよう?

 

 

「なぁ、ディミオス。どうしよう?」

 

 

《我に聞くな...》

 

 

「ですよね~」

 

 

取り敢えず千冬姉を起こそう。

俺はそう判断し、千冬姉に語りかける。

 

 

「千冬姉、起きろー!」

 

 

それでも千冬姉は反応しない。

仕方ない、無理矢理起こさせてもらおう。

俺はそう思い、千冬姉の服の襟を掴むと、

 

 

「起きろって言ってるだろうが!!」

 

 

「痛っ!!」

 

 

思いっきりビンタした。

ビンタした側の俺も手が痛いんだけど...どんだけ頑丈なの?

まぁ、漸く千冬姉が現実に戻ってきた。

流石にクラリッサさんやラウラをビンタ出来ないから他の人達は千冬姉に起こしてもらおう。

 

 

「千冬姉、やっと起きた?」

 

 

「い、一夏!?な、ななな何だあのドラゴンは!?」

 

 

「ええい落ち着け!」

 

 

現実に戻ってきたは良いものの千冬姉はめちゃくちゃ動揺していた。

これじゃあ他の人達を起こすことも、ましてや説明を進めることをは出来ない...!

 

 

「お、おおお落ち着けるかぁ!!」

 

 

「落ち着かんと説明できん!!」

 

 

「そ、そうか」

 

 

ここに来て漸く落ち着きが出てきた。

全く、これじゃあディミオスがただ出てきただけになっちゃうじゃないか。

 

 

 

《何か失礼なことを考えていないか?》

 

 

「いや、そんなこと無いよ」

 

 

《なら良いが...》

 

 

危ない、バレるとこだった。

俺は千冬姉にみんなを起こしてもらおうと思い、千冬姉にその事を頼む。

 

 

「千冬姉、みんなのことを起こしてくれない?」

 

 

すると千冬は、

 

 

「あ、ああ。分かった。任せろ」

 

 

と言うと大きな声でみんなを現実に戻す。

 

 

「全員しっかりしろぉ!」

 

 

『は、はい!』

 

 

...一発で現実に戻ってきた。

やはり千冬姉の恐怖は全員に刷り込まれているらしい。

束さんまで同じ様な反応をするとは。

 

 

「い、いっくん!?何そのドラゴン!?」

 

 

「そ、そうだぞ一夏!せ、説明しろ!!」

 

 

「束さんもクラリッサさんも落ち着いてください...」

 

 

さっきの千冬姉と同じ様な反応をする。

そこから説明を再開するのに二十分かかった。

本当にディミオスが出てきただけになってしまった。

 

 

-----‐--------------------‐-----------‐-----------------------------------------------------------

 

 

クラリッサside

 

 

私達シュヴァルツェ・ハーゼ隊は全員篠ノ乃博士が出てきた時から動揺していた。

それは仕方がないと思う。

教官や一夏は関わり有ったが私達には無かったのだ。

ISを開発した世界的天災科学者が目の前にいて、しかもあの様なふざけた態度を取る方だとは思わなかった。

 

 

正直、一夏の話これ以上の衝撃は無いだろうと思っていた。

だが、その予想は大きく裏切られた。

一夏が誘拐されたのは知っていたが、そこであのチカラを手に入れてたとは...

教官の考察は当たっていた。

ここまでだったらまだ良かった。

だが、一夏はチカラを手に入れた時と、隊長が暴走してしまった時聞こえた声の主を呼ぶと言い、手に持っていた直方体を頭上に掲げると、

 

 

「バディコール!煉獄騎士団団長 ディミオスソード・ドラゴン!!」

 

 

と何時もより大きい声を出すと、直方体からカードが光りながら出てくるとそれが魔方陣になり、そこから一夏が着ていた鎧に似た物を身に付けたドラゴンが出てきた。

それを見た瞬間、私達も、教官も、篠ノ乃博士も絶句した。

ドラゴン、そう、ドラゴンである。

こんなものが急に出てきたのだ。

驚かない訳がない。

作り物かとも思ったが、態々此処でそれを見せる必要は無いし、何より翼は動き、呼吸もしているので、生きていることは理解できた。

 

 

一夏やドラゴン、教官が何か喋ってるが私の耳には入らない。

私は.............興奮していた。

だってドラゴンだぞ!?アニメや漫画の中にしかいなかったドラゴンが、私の目の前にいるんだぞ!?

こんなもの興奮しない方がおかしいだろう!!

 

 

私がそんな事を考えていると教官が

 

 

「全員しっかりしろぉ!」

 

 

おっしゃった。

 

 

『は、はい!』

 

 

私はすぐに反応し、現実に引き戻された。

他の隊員達や篠ノ乃博士も同じタイミングで返事した。

 

 

「い、いっくん!?な、何そのドラゴン!?」

 

 

現実に戻ってきてすぐ、篠ノ乃博士が一夏にドラゴンのことについて質問する。

私もそれに続くように一夏に説明を要求する。

 

 

「そ、そうだぞ一夏!せ、説明しろ!!」

 

 

「束さんもクラリッサさんも落ち着いてください...」

 

 

一夏が私達をなだめるように声を出す。

しかし、私達は二十分経って漸く落ち着けた。

 

 

 

 

 

「落ち着きましたか?」

 

 

『はい』

 

 

「よし」

 

 

一夏の問いに関して私達は全く同じタイミングで返事をした。

この前もこんな事あったなぁ。

さっき私達を現実に引き戻した教官も返事したのを見ると、教官もまだ完全には落ち着いていなかった様だ。

 

 

「そ、それでいっくん。そのドラゴンは...?」

 

 

私達を代表して篠ノ乃博士が一夏にドラゴンについて質問しなおす。

 

 

「そうだな...ディミオス、自己紹介お願い」

 

 

《仕方がない》

 

 

一夏はドラゴンに自己紹介を頼み、ドラゴンはそれを了承した。

.....人間の言葉喋れるんだ。

 

 

《我は織斑一夏のバディであるダークネスドラゴンWのモンスター、煉獄騎士団団長 ディミオスソード・ドラゴン》

 

 

.....ちっとも分からない。

名前がディミオスソードと言うことは分かったが、それ以外...ダークネスドラゴンW?煉獄騎士団?

 

 

「一夏。今の自己紹介だと分からないことが多いのだが?」

 

 

教官も同じ事を思っていたらしい。

いや、これで完全に分かる人はいない。

篠ノ乃博士でも流石に無理だろう。

 

 

「だろうな。これで完全に分かるのは束さんでも無理だ。

 さて、ディミオス。どういう順序で説明する?」

 

 

《お前に説明した時と同じ順序で問題が生じるか?》

 

 

 

「いや、無いな」

 

 

《ならそれでいいだろう》

 

 

「そうだな」

 

 

一夏とディミオスソードは可成り親しげに会話する。

確かに今までの一夏の発言からもうすでに会ったことがあったのは分かるが...

さっきディミオスソードは《織斑一夏のバディ》と言った。

バディ...つまりは、相棒。

二人はそんな関係なんだろうか。

.....羨ましい。

私は何を考えてるんだろうか。

確認してないが一夏は隊長が暴走した時、私のことを「大切な人」呼んでくれた。

それでも、アドヴァンスドである私に一夏を愛する資格なんか...

 

 

私がそんなことをグルグル考えていると、

 

 

「クラリッサさん?どうしました?」

 

 

一夏が私の顔を心配そうに覗き込んできた。

ち、近い...やっぱりかっこいいな...

 

 

「だ、大丈夫だぞ?」

 

 

「そうですか?さっきから深刻そうに悩んでたので」

 

 

一夏はそう言うと、私から離れて行った。

 

 

「じゃあ、説明を再開しますね」

 

 

《先ず、我の世界の事から話そうと思う》

 

 

ディミオスソードがそう言い、説明を再開する。

その話は、とても壮大なものだった。

 

 

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一夏side

 

 

俺とディミオスは、全ての説明を終了させた。

とは言え、一度俺に説明している事だったし、俺は説明された側だ。

千冬姉達に説明するのは思いの外簡単だった。

 

 

だが、説明された千冬姉達は、そんな簡単な事じゃなかったらしい。

みんな、目を見開き驚愕の表情を浮かべている。

.....今日は驚愕の表情を浮かべやすいな。

いや、原因は俺なんだけどね。

あ、束さんもか。

 

 

「そ、それ本当なの...?」

 

 

 

《そうだ、篠ノ乃束。これは全て真実だ》

 

 

束さんがディミオスに真実かを確認するも、ディミオスは迷いもなく真実だと言い切る。

まぁ、バディワールド云々は俺も直接見たことはないが、それでも俺はディミオスを信じてる。

ディミオスの言葉に嘘は感じれないし、何より信じてなかったらバディになってないしな。

 

 

「そう、だったのか。...ディミオスソード」

 

 

《なんだ?織斑千冬》

 

 

「一夏を助けてくれて、ありがとう」

 

 

千冬姉はディミオスに俺を助けたお礼をしている。

...千冬姉が素直にお礼の言葉を言うのって珍しいな。

 

 

「そ、それでいっくん!バディになったって言ってたけど、この先どうするの?」

 

 

「そうですね...」

 

 

束さんが俺にこの先の予定を聞いてくる。

千冬姉やクラリッサさんも、頷きながら俺を見てくる。

ディミオスがバディなのもそうだが、俺は男なのにISに乗れるからな...

 

 

「取り敢えずですが束さん。俺がISを動かせるっていうのは黙っててください」

 

 

「えー、つまんないよー。言っちゃおうよ~」

 

 

束さんはつまんないと言う。

こっちの事も考えて下さいよ。

 

 

「束さん、俺はまだ中一なんですよ?IS学園にも入れないんですよ?」

 

 

「じゃあ、IS学園に入れる年になったら問題ナッシング!!」

 

 

「あー、もう。じゃあ其処まで待っててくださいよ?」

 

 

「もち!いっくんは束さんの言葉は信じられないかい?」

 

 

「はい」

 

 

「そ、そんな流れるように否定しなくても~」

 

 

束さん、あなたはISで世界を混乱させ社会を女尊男卑にするきっかけを作ったんですよ?

確かに本来の目的とは違うかもですがそんなことをしたんですよ?

信じれると思ってるんですか?

 

 

「一夏、束。私達を無視して話すな」

 

 

「あ、ちーちゃん。ゴメンゴメンゴ。忘れてたよ~」

 

 

「忘れるな!」

 

 

「ごめん千冬姉。俺も忘れてたわ」

 

 

「い、一夏...お前もか」

 

 

ごめんって。

しっかし千冬姉、シュヴァルツェ・ハーゼのみんながいるのにそんなリアクション取っていいの?

みんな信じられないものを見たような顔してるよ?

 

 

「んん、それで?一夏がISに乗れる事を発表したら一夏は十中八九IS学園に行くことになるぞ。それでもいいのか」

 

 

「ああ、束さんが居なくても、たぶんいつかばれると思うよ」

 

 

「それは...そうだな。仕方ないか...」

 

 

千冬姉も一応納得してくれた。

仮に隠してたとしても、絶対にばれてIS学園に行くことになるような未来しか見えないんだが何でだろう?

 

 

「なら一夏、IS学園に行くまではどうするんだ?今まで通り此処で訓練するか?」

 

 

クラリッサさんがIS学園に行くまでを聞いてくる。

シュヴァルツェ・ハーゼで訓練か...

それでもいいんだが、俺は...

 

 

「いや、遠慮させてください」

 

 

「なら、どうするというのだ?」

 

 

ラウラも聞いてくる。

俺は...

 

 

「俺は、ダークネスドラゴンWに行く」

 

 

俺は、そう言った。

周りはまた、驚愕に包まれた...

 

 

 

 




前回から今回で殆どストーリーが進んでない件について。
いや、本当にごめんなさい!
大丈夫です、次回は進むので!


そんな次回はクラリッサが...
いつになるか分かりませんが、楽しみにしていてください!


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