結構書いたつもりなのに、原作はいったいどこへ?
そんな、原作までまだまだかかる作品ですが、気長にお付き合いください。
UAが7000超え、そして初めての評価が付きました!
本当にありがとうございます!!
一夏side
俺がダークネスドラゴンWに行くことが決まった日。
俺はクラリッサさんの部屋を訪れ、クラリッサさんの話を聞いた。
ディミオスは俺の部屋でSDになって休んでる。
SDになったのにはちょっと驚いたのは内緒だ。
クラリッサさんの話は...気持ちは、俺が何かできるものでは無かった。
俺は、自分が無力だと思った。
目の前に悲しい思いをさらけ出し、泣いている人がいるのに、俺は何もしてあげれない。
だから俺は、クラリッサさんを抱き締めた。
正直、これが正しい行動かは分からない。
でも、俺はこうすることしか出来なかった。
クラリッサさんは暫く泣いていたが、泣き止み雰囲気が少しだけだが、改善されたように見えた。
しかし、ここで大変なことが起こった。
俺が部屋に帰ろうとした時、クラリッサさんから呼び止められ、
「その、今日は私と一緒に寝てくれないか...?」
と言ってきた。
俺は衝撃的すぎるクラリッサさんを提案に、思わず固まってしまった。
だって、クラリッサさんみたいな美人に一緒に寝てくれないかって言われたんだぞ!?
こんなの動揺するに決まってる!
と、取り敢えずクラリッサさんに確認しなくては...
「ク、クラリッサさん?な、何でそんなことを!?」
「その、なんだ。今日は心細いから、一緒にいて欲しいんだ.....駄目か?」
クラリッサさんはそう言うと、少し涙目になりながら俺を視てくる。
...そんな表情でお願いされたら、断れるものも断れねぇ...!
「い、いや、駄目じゃないです...」
俺がそう言うと、クラリッサさんは涙目から一気に笑顔になった。
「そうか。嬉しい」
クラリッサさんはそう言う。
笑顔が可愛いなぁ...
「それじゃあ、もう寝ようか?」
クラリッサさんにそう言われ、部屋にあった時計を見る。
もう0時を過ぎて、日付が変わっていった。
寝るにしても、心の準備をする時間くらいあると思ったのに!
しかし時刻を認識すると、途端に眠気が襲ってくる。
「そうですね。もう寝ましょうか」
反射的に俺はそう返事していた。
「ならば、もうベッドに入ってしまおう。」
クラリッサさんはそう言うとベッドに入って横たわる。
「電気はどうするんですか?」
「問題ない。この部屋の電気はリモコンで消すことが出来る」
「ベ、便利ですね...」
もう俺もベットに入らないといけないようだ。
俺は覚悟を決めるとクラリッサさんの隣に横たわる。
...やべぇ、クラリッサさんの良い匂いがする!!
クラリッサさんは俺がベッドに入ると電気を消し、リモコンをベッドの近くの棚に置いた。
「じゃあ、お休み、一夏」
「はい、お休みなさい、クラリッサさん」
寝れるかどうか心配だが、眠気もあるし寝れるだろ。
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ごめんなさい、やっぱり無理です。
いや、俺も寝ようとしたんですよ。
そしたらクラリッサさんが俺に思いっきり抱き付いてきたんですよ。
さっきは俺から抱き締めたが、状況が違う。
だから俺は動揺し、寝られないでいた。
「それなのにクラリッサさんは...」
ぐっすり寝てる。
しかも何故か向かい合うようにして寝てるから、寝顔が見える。
...可愛い寝顔だなぁ。
クラリッサさんが『大切な人』の意味を聞いてきたとき、俺は友人としてと即答した。
何でクラリッサさんはそれについて今頃聞いたんだろう。
そして、友人という答えで良かったんだろうか。
まぁ、忘れていて思い出したから今日聞いたかもしれないし、何で今かはいいや。
それよりも...俺の答えに関してだ。
クラリッサさんやラウラ、他の隊員達のことを俺は友人だと思っている。
...誘拐されるまでは弾、数馬、鈴ぐらいしかいなかったのに、増えたな。
でも、俺の中でクラリッサさんだけが特別な様な気がする。
クラリッサさんとは一緒にいる時間が他の人達より遥かに多いし、そう感じるだけかも知れない。
そうなのに、何故かそうだと断定できない。
「何なんだろうな...」
俺はそう言って、クラリッサさんの事をもう一度見る。
束さんが俺のIS教本を完成さてくれたら、俺はダークネスドラゴンWに行くことになる。
もちろん不安もあるし、知り合いと離れてしまう寂しさもある。
でも、そんな中でもクラリッサさんと会えないのが一番悲しいと思っている自分がいる。
何で俺がクラリッサさんを特別を特別視してるのかは、俺にも分からない。
でも、今は...
「これくらいは、良いですよね?」
そう言うとクラリッサさんを抱き締め返す。
ああ、あったかいなぁ...
クラリッサさんの温かさを感じると、さっきまでより急激に眠くなってきた。
俺はそのまま、クラリッサさんを抱き締めながら、眠りに落ちた。
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クラリッサside
...何か、あったかいなぁ。
私が眠りから覚めて直ぐに思ったことはそれだった。
昨日は、確か...そうだ!
き、昨日は一夏と一緒に寝たんだった!!
私はその事を認識すると、急に恥ずかしくなったから体を起こそうとする。
でも体は起きなかった。
「な、何で............///」
起きなかった理由は単純明快。
一夏が私のことを抱き締めていた。
昨日は私から抱き締めたけど、私が寝た後に一夏が抱き締めて来たらしい。
寝顔もかっこいいな...じゃなくて!
取り敢えずこのまま抱き締められていたいがその前に私の心臓が持たなさそうだ...!!
非常に名残惜しいが私は一夏の腕をどかし、ベットから出た。
「ふふ、ぐっすり寝てるな」
私はそう言い、一夏の頭を撫でる。
一夏に触れるだけで、胸がドキドキしているのが分かる。
私は一夏の事が好きなんだと、改めて思う。
と、ここであるアイデアが頭に浮かぶ。
思いついたのは自分なのに、恥ずかしくなってくる。
でも、一夏はもうすぐダークネスドラゴンWに行ってしまう。
だから、今ここで行動しないといけない。
私は寝ている一夏を見て覚悟を決めると、
「ん...」
一夏にキスをした。
...頬にだけど。
「次は、起きてるときに唇かな...」
自分で言っといてなんだが、顔が真っ赤になってるのが分かる。
...少女漫画の登場人物もこんな感じの気持ちか。
「ん、うぅ...」
と、ここで一夏が目を覚ました。
もう少し早かったら、私の呟きとかを聞かれてたかもな...
「あ、クラリッサさん...おはようございます」
「おはよう、一夏」
私と一夏はおはようを言い合う。
セリフだけだったら、同棲してるみたいだな...
「取り敢えず顔洗いますね」
一夏はそう言って部屋の洗面所に行く。
ああ、もうすぐで会話すらもできなくなってしまうのか...
分かっていたが、やっぱり悲しいな...
「ん、クラリッサさん、どうしました?」
「いや、何でもないぞ」
一夏の事をジッと見てたら不審がられてしまった。
「なら、良いですけど」
一夏も一応は納得してくれた...というか、気にしなくていいかと思ったんだろう。
ここで私は時計を見る。
六時だった。
「一夏。朝食を食べに行こうか」
「あ、もう六時なんですね。食べましょうか」
私と一夏は朝食を食べることにした。
一夏と一緒に食事をするのも、あと何回かしかないのか。
私はそんな事を考えながら一夏と部屋から出る。
すると、
「「あっ...」」
「「えっ...」」
教官と隊長がそこに居た。
な、何故こんなタイミングで!?
「一夏!何故クラリッサの部屋から出てきた!?」
「そ、そうだぞ!説明しろ!」
「ク、クラリッサさん!どうしましょう!?」
ああ、本当に漫画みたいじゃないか。
漫画とかには憧れていたが、こういう場面は体験したくなかった。
私は現実逃避気味にそんなことを考えるのだった...
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一夏side
ついに、俺の旅立ちの日がやってきた。
またもやIS訓練場に全員集合していた。
というか束さん、よくここで生活出来ましたね。
保護したっていう子は大丈夫なんですか?
「む、いっくん。今失礼な事考えてなかった?」
「いや、何のことですか?」
「ホントに~?怪しいなぁ~」
「怪しいのはもう大人なのに恥ずかしい恰好してる束さんの方では?」
「いっくん!?本当にどうしたの!?毒が強すぎだよ!?」
「そうですかね?」
「そうだよ!!」
早速束さんとこんな会話をする。
やっぱこんな空気になるな。
「まあ、いっくん。はい、束さん特別製のIS教本」
「え、こんな薄くて良いんですか?」
束さんから渡された本は、シュヴァルツェ・ハーゼに置いてある教本の三分の一程の厚さだった。
「問題ナッシング!束さんにかかれば、凡人どもでは書けないようなことでも書けちゃうからね!!」
「はぁ。流石開発者」
取り敢えず電話帳の厚さの教本じゃなくなたんだ。
これは感謝しないとな。
「束さん、ありがとうございます」
「ふふん、いっくんのためだからね~」
「一夏、次は私達だ」
束さんに感謝の言葉を言った後、ラウラが話掛けてきた。
「ラウラ、どうしたの?」
「私達、シュヴァルツェ・ハーゼからの餞別だ」
そう言って、ラウラは紙袋を渡してくる。
中を確認すると、服が入っていた。
黒がメインで、所々に赤いラインが入っており、眼帯も一緒に入っていた。
男性用だが、これは...
「これって...」
「ああ、男性用のシュヴァルツェ・ハーゼの制服だ」
「やっぱりか」
なんと、ラウラ達から貰ったものはシュヴァルツェ・ハーゼの制服だった。
「いいのか?俺、一般人だぞ」
「問題ない。教官の弟ということで、上の許可は無理矢理取ったぞ」
「そうか。何か嬉しいな」
「男子ということで、サイズは大きいぞ」
「ん、分かった。みんな、ありがとう!」
俺は笑顔でみんなにお礼を言った。
クラリッサさんとラウラの顔が赤くしているが、何だろう?
「一夏...」
「千冬姉」
そうしていると、千冬姉が話かけていた。
「一夏、絶対に無事に帰ってこいよ」
「ああ、分かってるよ。絶対に、帰ってくる」
俺は千冬姉にそういうと、千冬姉は優しそうな顔をして、頷いた。
...そんな顔できたんだ。
《一夏、そろそろ行くぞ》
「分かったよ、ディミオス」
今まで黙ってやり取りを見ていたディミオスが声を掛けてきた。
《オープン・ザ・ゲート。ダークネスドラゴンW》
ディミオスはそう言い、ダークネスドラゴンWへの扉を開く。
「じゃあ、行ってきます」
「ああ、行ってこい、一夏」
「いっくん、いってらっしゃ~い!」
「一夏、達者でな」
「戻ってきたら、絶対来てよねー!」
「そうそう、絶対だよ!」
みんながそう言ってくれる。
そして、最後に、
「一夏。また、いつか会おう」
クラリッサさんが声を掛けてくれた。
「はい。それでは、みんなも元気で!!」
俺はみんなにそう言うと、ディミオスと並んで、ダークネスドラゴンWの扉に入った。
はい、一応プロローグのドイツ編は終了しました。
ですが、原作まではまだまだあります。
今回、シュヴァルツェ・ハーゼの制服を一夏はもらいましたが、本来はこんな簡単に所属者じゃない人間に制服は挙げれません。
でも、それだけ一夏がシュヴァルツェ・ハーゼのみんなから慕われているという事です。
ドイツ編でラウラの影が薄かった...
すまん!!
次回からは時間が一気に進む予定です。
いつになるか分かりませんが、楽しみにしていてください!
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