原作がチョッと見えて来た...かも。
私は基本書き溜めをしていないので、本当にいつになるか分からないんですよね...
なるべく早くしたいと思うので、お待ちください!
そんなこんなで(どんなこんなで?)、今回もお楽しみください!
一夏side
...またかよぉ~~~~~!!
俺は現在、心の中でそう叫んでいた。
何故そんなことをしているかというと、今チェルシーさんの口から出た言葉が、それ程までに衝撃的だったからだ。
俺とチェルシーさんは、俺の部屋で話をしていた。
ディミオスは部屋を出て行ったから、二人きりでだ。
俺がチョッとドキドキしていると、チェルシーさんは感謝を伝えに来たという。
俺はそこまで感謝される事はしていないと思っていたが、それでもチェルシーさんは感謝を伝えてくれた。
その後、俺とチェルシーさんは笑い合った。
なんか、いい時間だと感じた。
しかしそのすぐ後に、事件が起こった。
「なぁ、一夏。今日は一緒に寝ても...いいかしら?」
と、チェルシーさんが言ってきてたのだ。
この言葉により、俺は衝撃を受けた。
まさか、チェルシーさんからもこの言葉を言われるなんて...
こんな体験は、クラリッサさんとの一回だけだと思ったのに!
俺がそんなことを悶々と考えていると、
「一夏?どうしたのかしら?」
と、チェルシーさんが声を掛けて来た。
そうだ、いったん落ち着け、俺。
「いえ、まさかチェルシーさんからそんなことを言われるとは思わなかったので...」
「それは、私が女らしくないという意味?」
「そうじゃなくって!あの...その、チェルシーさんみたいな美人にそんなことを言われるなんて思いもしなかったので...」
チェルシーさんが少し落ち込み気味にそう言ったので、俺は恥ずかしいが慌てて自分の本心を伝える。
俺がそれを伝えると、チェルシーさんは顔を真っ赤にしてしまった。
何でだろうか...?
チェルシーさんは本当に美人なんだから、言われなれてると思ったんだがな...
さっきまでと立場が入れ替わってしまい、今度はチェルシーさんが慌てている。
取り敢えず落ち着かせよう。
俺はそう判断し、チェルシーさんに声を掛ける。
「えっと、チェルシーさん。落ち着いて下さい」
「そ、そうさせてもらうわね...」
俺の言葉で、チェルシーさんは何とか落ち着きを取り戻した。
何でここまで慌てたのか疑問に思った俺は、チェルシーさんに質問する。
「チェルシーさん、何であそこまで慌てたんですか?」
「だ、誰でも美人だなんて言われたら慌てるわよ!」
「そんなもんですか?」
「そうよ!!」
如何やら、チェルシーさんは美人と言われ慣れていないようだ。
絶対言われなれてると思ったんだけどなぁ。
俺が意外性を感じていると、チェルシーさんが言葉を発する。
「それで一夏、その..返事は?」
「そ、それは...」
ここで、チェルシーさんが一緒に寝ても良いかを聞き直してくる。
...如何しよう。
本当に考えてなかった。
俺はチラッとチェルシーさんの事を見る。
身長差も相まって、チェルシーさんは上目遣いで俺を見ている。(多分本人に自覚無し)
こんな顔でお願いされたら...断れないじゃないか!!
俺はそう思うと、チェルシーさんに答えを返す。
「だ、大丈夫ですよ」
「そう...嬉しいわね」
チェルシーさんはそう言うと、いつもの微笑みとは違う、ニコッとした笑顔を浮かべた。
...やっぱり女性の笑顔は素敵だなぁ。
あれ、でも...クラリッサさんとチェルシーさん以外にはそこまで素敵だとは思わないな。
だったら、クラリッサさんとチェルシーさんの笑顔は...になるのかな。
何で、俺の中でこの二人が特別なんだ...?
分からない...
俺がそんなことを思っていると、チェルシーさんが
「一夏?本当に大丈夫なの?」
と尋ねて来た。
如何やら心配されてしまう程黙って考えていたようだ。
「ええ、大丈夫ですよ」
「ならいいのだけれども...時間も時間だし、もう寝ましょうか」
「え、もうそんな時間なんですか?」
時計を見ると、確かにもう直ぐ12時になろうとしていた。
もう寝る時間である。
これは...覚悟を決めないといけないようだ。
「そうですね...もう寝ましょうか」
クラリッサさんの時は直ぐに寝付けなかったが、今回は大丈夫だ!
...多分な!
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はい、無理でしたぁ!
だって、チェルシーさんも抱き着いて来てるんですよ!
クラリッサさんのときもそうだったけど、こんな美人に抱き着かれてそのまま寝付ける人なんていないだろ!
そんなことを考えていても仕方がない。
そう思い、俺はチェルシーさんの方を向き、その顔を見つめる。
...寝顔は美人でもあるが、何というか、可愛い系だな。
チェルシーさんは、本当に俺やセシリアの2個上なんだろうか。
そう思えないほど、チェルシーさんはしっかりしている。
それこそ、もう成人している千冬姉よりもしっかりしてるんじゃないかと思うくらいには。
でも、いや、だからこそ、チェルシーさんは一人で抱え込んでる節がある。
エクシアの時は頼ってくれたが、それでもチェルシーさんは基本一人で終わらせてしまう。
だから、俺は...
「誰かの事を、頼ってもいいんですよ」
と言いながら、チェルシーさんに抱き着いた。
...チェルシーさんには、聞こえてないけど。
俺はチェルシーさんの温もりを感じた。
何か、眠くなってきたなぁ...
クラリッサさんの時もそうだったし...
俺の中で特別な二人は、何か安心感があるなぁ...
そんなことを考えながら、俺は夢の世界へ旅立った。
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チェルシーside
わ、わわわわわ!!
わた、私、一夏に抱きしめられて、あ、あああんな言葉を!
と、取り敢えず落ち着け、私!
何故私がこんなにもテンパっていたかというと、一夏に抱きしめられていたからだ。
私は今日、一夏と一緒に寝ることにしました。
一夏と一緒のベッドに入ったのはいいもの、私は緊張して眠れませんでした。
如何やら一夏は私が寝ていると思っているようですが...
ベッドに入ったときのテンションで一夏に抱き着いてしまいましたが、それも恥ずかしいです...
そうして暫くしていると、急に一夏が体の向きを変え、抱き着いてきました。
私は思わず声を出しそうになりましたが、何とか堪えました。
何で急に...と私が思っていると
「誰かの事を、頼ってもいいんですよ」
と、一夏が私に言ってきた。
そして、一夏はそのまま眠ってしまった。
...キュンとしちゃいましたね。
そんなことを言われるほど、私は一人で抱え込んでいるように見えるんですかね。
結構、一夏には頼ってるつもりだったんですけどね。
...好きな人に心配されるっていうのは、何か特別扱いされているようで嬉しい反面、やっぱり心配は掛けさせたくありませんね。
一夏は、IS学園に入学すると言っていました。
そして、一夏はお嬢様と同じ年齢です。
ダークネスドラゴンWに戻った後も、また会えますよね...?
「一夏...大好きです」
私はそう言うと、一夏の頬にキスをしました。
...恥ずかしい!
私は自分の行為で顔を真っ赤にし、また寝付けなくなってしまいました。
結局、私は深夜の2時頃にようやく眠ることが出来ました...
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一夏side
とうとう、俺とディミオスがダークネスドラゴンWに帰る日がやってきた。
俺とディミオスを見送るために、屋敷の皆さんがわざわざ全員来て下さった。
シュヴァルツェ・ハーゼの時もそうだったけど、俺の為に集まってくれたって考えると、やっぱり嬉しいな。
「寂しくなるな...」
「そうね、ここ最近は一夏君もいるのが普通だったからね」
ロバートさんとロザリーさんは、別れを惜しんでくれています。
「IS学園に入る年になったらこの世界に戻ってきますので、その時にはお邪魔してもいいですかね?」
「ああ、もちろんだ!」
「寧ろ、こっちからお願いしたいわね。もう一回遊びに来て頂戴」
「はい!」
ロバートさんとロザリーさんと会話をした後、今度はセシリアの方を向く。
...何か、セシリアと会話するのすっごい久々な気がする。
ちゃんと毎日顔合わせてたんだけどな。
セシリアって、お嬢様だけど影が薄い?
「一夏さん、何か失礼なことを考えていませんこと?」
「あ、いや、そんなこと無いよ」
「そうですの...なら、良いのですが...」
あ、危ねぇ~。
バレるところだった。
しかし、本当にセシリアと関わっていた実感が無い。
何でだろう?
「んん、一夏さん。IS学園での再会、楽しみにしていますわ」
「俺もだ。セシリア、慢心して代表候補生選抜テスト、落ちるんじゃないぞ」
「当然ですわ!」
ここで俺とセシリアは笑い合う。
ちゃんとセシリアと関わった思い出も出来て良かった...
俺は次に、シェフに顔を向ける。
「シェフ、俺はあなたの料理の方が美味しいと思いますよ?」
「謙遜は辞めろ。私が悲しくなる...」
謙遜とかじゃなくて、本心なんだけどなぁ。
周りを見ると、うんうんと頷いていた。
...その頷きは、俺の言葉に対して?それともシェフの言葉に対して?
ま、まぁ良いか。
「と、ともかく、シェフも頑張って下さい」
「ああ、何時かお前を追い越してみせるぞ!」
そうシェフとの会話を終わらせると、メイドと執事の皆さんの方を向く。
「素人の俺と一緒に働いて、嫌じゃなかったんですか?」
「全然!寧ろ、私達が刺激を受けてたよ」
「そうなんですか?」
「ああ、君の刺激で全員のスキルが上昇した気がする」
「さ、さいですか」
如何やら俺は、メイドや執事の皆さんのいい刺激になっていたようだ...
自覚は無いけどね...
俺は、次にエクシアの方を向く。
「本当に寂しくなってしまいますね、お兄様」
「そうだね...ところで、お兄様呼びを変えることは...」
「出来ませんよ?」
「そうですよね~。」
ここまでで、俺とエクシアは笑い合う。
本当に、元気になって良かった。
「エクシア、健康で、元気で生活しろよ!」
「勿論です!」
再び俺とエクシアは笑い合う。
そして最後に、チェルシーさんの方を向く。
「チェルシーさん、今までありがとうございました」
「今世の別れでは無いんですから、そこまで畏まらないでくださいよ。...また、会いに来てくれるんでしょう?」
ああ、二人きりじゃないから敬語か...
やっぱり、ため口の方が嬉しいけど、そんなこと言ってられないか。
「そうですね、また必ず会いに来ますよ」
「また会える日を、心待ちにしています」
俺とチェルシーさんも笑い合った。
全員との会話も終わったので、完全空気ドラゴンだったディミオスSDに声を掛ける。
「じゃあディミオス、帰ろうか」
《それよりも、失礼な事を考えてなかったか?》
「そんなこと無いって!」
俺がそう言うと、ディミオスは一応納得してくれたようだ。
さっきから、俺の心の声駄々洩れ?
俺がそんなことを考えていると、ディミオスはSDから元の大きさの戻ると、
《オープン・ザ・ゲート。ダークネスドラゴンW》
ダークネスドラゴンWへのゲートを開いた。
俺はそのゲートの前に立つと、みんなの方を向き、
「それでは、お世話になりました。また会う日まで!!」
と、笑顔を浮かべながら言った。
『ええ/ああ、またいつか!!』
というみんなの声を聴きながら、俺とディミオスはゲートに入っていった...
本編でもチラッと触れましたが、セシリアの陰は、本当に薄かった...
ドイツ編のラウラよりも陰が薄かったですね~。
まぁ、原作ではヒロインの二人ですが、今作ではヒロインはクラリッサとチェルシーの二人で、この二人じゃないので、問題ないですよね!!
ラウラ/セシリア「「問題ある(ありますわ)!!」」
ひゃい!
原作に入ったら、出番ある予定だからもうちょっと待って~!!
次回もいつになるか分かりませんが、楽しみにしていてください!
評価や感想、誤字報告もよろしくお願いします!