この作品では、原作よりも千冬のブラコン度が高いです。
ご了承ください。
それに、投稿を始めてからもう一ヶ月か...
早いような、遅いような...
原作に入れないって意味では、遅いんでしょうけど。
そんな今回ですがいつもより長めなので、お楽しみください!
※タグを修正しました。
一夏side
イギリスからダークネスドラゴンWに戻って来てからも、俺は訓練をし続けた。
最近では、フェイタルがあれば、サイズ2のモンスターと勝負をして、勝つことも出来るようになってきた。
ただ、ディミオスには一回も勝つことが出来なかったけどね。
流石団長...
そして、俺は角王の皆様に合うよりも緊張...いや、恐怖する体験をさせてもらった。
バディワールドの中でも、ボスと呼ばれているモンスターとファイターとの会話だった。
最初に話させて頂いたのは、『終焉魔竜 アジ・ダハーカ』様とそのバディ、『臥炎キョウヤ』さんだった。
アジ・ダハーカ様は、色々進化しているらしいのだが、俺がお会いした時は初期形態と言われる姿であられた。
...めっちゃ怖かった。
初めてお会いするボスと呼ばれるモンスターなので威圧感が凄く、思わず手が震えていた。
キョウヤさんもキョウヤさんで、牙王さんに何度か計画を潰されたにも関わらず、まだ何か計画を立てているようで怖かった。
そして、少し会話をしたのだが...何故かお二人のお気に入りになってしまった。
キョウヤさん曰く、
「モンスターとバディを組む人間は沢山いる。でもね一夏君、君のようにバディワールドでモンスターと同じように生活する人間は少ない...だから、僕は君に興味を持った」
とのこと。
この時、俺が使用しているダークコアデッキケースが正規品ではない事を知った。
本来ダークコアデッキケースはキョウヤさんが開発、製造したものらしいのだが、俺のものはディミオスがタスクさんが使用していた煉獄騎士のダークコアデッキケースを再現したものらしい。
そのため、タスクさんの煉獄騎士と比べると、装甲の耐久値が大幅に上昇しているようなのだ。
因みにだが、アジ・ダハーカ様は一万年の眠りに付くはずだったが、ディミオス達が俺の世界に来た衝撃で起きてしまったとの事(そんな簡単に起きるものなのだろうか?)
その次にお会いしたのは、『大魍魎ヤミゲドウ』様とそのバディ『イカヅチ』さん、本名『
お会いした時、ヤミゲドウ様は空腹だったらしく、頭からパックリ食べられそうになったが、イカヅチさんが止めてくれたお陰で何とか助かった。
ヤミゲドウ様も色々な進化系があるらしいが、初期形態でいらした。(厳密にはこのヤミゲドウ様は進化したヤミゲドウとは違う本体のようだ)
イカヅチさんは、
「俺様はかつて、世界を滅ぼそうとしちまった。ヤミゲドウもな。だが、アイツ等が俺様とヤミゲドウを止めてくれたお陰で、世界は残ったんだよ。だから、俺様はアイツ等に感謝してるんだ」
とおしゃっていた。
アイツ等とは恐らく、牙王さんと角王の皆様だろう。
最後にお会いしたのは『Cの支配者 ギアゴッドⅦ』様とバディの『ウィズダム』さんだった。
ギアゴッド様もこれまた初期形態(Ⅶより前は零を除いて廃棄されているらしく、零も改修アップグレードされⅦよりも後の型番となっている)だった。
ギアゴッド様はサイズ30もある規格外モンスターで、滅茶苦茶大きかった。
ウィズダムさんは
「私とギアゴッドは、かつて世界をカオスで支配しようとした。だが、それは不可能だった。その時に私とギアゴッドは学習した。この世界の、モンスターと人間の覚悟を...」
と語っていた。
そんな感じの、普通の生活をしていたら絶対に会えないような人達との会話も終わり、今。
訓練を続けていたことで俺の体も成長し、漸くシュヴァルツェ・ハーゼの制服がまともに着れるようになった。
ていうか、あんなに筋力強化トレーニングしたのに体が細身ってどう言う事だ...?
それに、
そしてついに、俺が元の世界に帰る日がやって来た。
俺はこの二日間程で、全ワールドを周り、今までお世話になった角王の皆様やその他のモンスターの皆さんに挨拶をした。
とにかく過密スケジュールだったので、流石に疲れた...
そう言えば、千冬姉に帰る時期は伝えておいたが、正確な日付は教えてなかったな...
いつ帰って来るかソワソワしてるんだろうか...?
いや、無いな。
俺が急に帰っても、
「ああ、今日だったのか」
で終わりそうだ。
それよりも、千冬姉の生活の方が心配だ...
あの人は、生活能力がほとんどないからな...
多分、コンビニ飯ばっかで掃除も碌にしてないだろうな。
それに、あの人がドイツ軍の教官職を終わらせた後、何をしているかも分からない。
IS学園で教師でもやってたりな...
何か本当にそうな気がしてきた。
《一夏、そろそろ行くぞ》
「ああ、分かったよディミオス」
ディミオスに呼ばれたため、俺は煉獄騎士団本部の外に出る。
そこには煉獄騎士団所属のドラゴンが勢ぞろいしていた。
「何だよみんな、この先みんなと共に戦うのに」
《一応な。活躍が少ない奴もいそうだしな...》
「それは言ったらダメだろう!?」
自分の団の団員なのに、それは...
俺がそう思っていると、何人(竜)かが笑い出す。
《そうですね、俺らはあまり...というか、全く使われないだろう》
「いや、認めんのかい!」
俺の突っ込みでまた笑い出す。
ほ、ホントにそれでいいのかよ...
《別にいいさ。...一夏、頑張れよ》
《ああ、頑張ってくれよぉ》
「勿論」
そんなことをドラゴン達と会話する。
じゃあ、行きますか(帰りますか?)。
《オープン・ザ・ゲート。ヒューマンW》
ヒュ、ヒューマンW?
そう言うんだ。
イギリスの時は焦ってて聞いてなかったからな。
俺がそう思っていると、ゲートが開く。
「さぁ、Let`s GO!」
《いや、帰るだけだぞ?》
「雰囲気だよ、雰囲気」
ディミオスとそんな会話をしながらゲートをくぐる。
本当に、楽しみだな...
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さて、ここは...篠ノ之道場近くの山?
まさか、こんないい思い出が少ないところに出るなんてな...
俺が出てすぐに気が付いたのは、ここが篠ノ之道場の近くだという事だ。
この道場は、束さんと出会ったっていういい思い出がある一方、アイツに...篠ノ之箒に暴力を振るわれていた場所でもある。
今は篠ノ之家が束さんがISを発表したことにより要人保護プログラムによってこの街からいなくなった後引き継いだ元警察官の方が仕切っている。
その人には悪いが、やはりここにはいい思い出が無い。
俺が黙ってそんなことを考えていると、ディミオスはSDになりステルスカーテンを着ていた。
《一夏、行かないのか?》
「ん、ああ。行こう行こう」
ディミオスに言われ、俺は我が家に向かう。
道中、俺は懐かしい思いを感じていた。
モンド・グロッソの時に誘拐されてから一度も日本に帰ってきてないので、本当に久々だ。
本当に...懐かしいなぁ...
それに、鈴や弾、蘭に数馬とも会ってない...というか、連絡すら取ってないからなぁ。
心配させちまったかな?
俺がそんなこと考えていると、何時の間にやら織斑家に付いていた。
おおぉぉ...懐かしい。
やっぱり、オルコット家の屋敷よりもこういう家の方がしっくりくるな。
《普通の家だな》
「こんなもんでしょう」
俺はそう言いながら、ドアノブに手を掛ける。
如何やら鍵は掛かっていないようだ。
...これって、自分の家に入るときにやる事じゃないな...
ドアを開け、家に入る。
何か、もう薄っすらとホコリが積もっているように感じるな。
やっぱり掃除はあまりしていなかったようだ...
そう思いながらも俺はリビングの扉に手を掛け、そのまま開ける。
「ただい「一夏ぁ!」まぁ!?」
ドアを開けたら、千冬姉がおよそ人間が出せる速度ではない速度で俺に突っ込んで来た。
その時の衝撃で俺は後ろに倒れそうになるが、何とか倒れずに済んだ。
「千冬姉、危ないんだけど?」
「うう、一夏~。お帰り~」
...千冬姉ってこんな人だったっけ?
まぁ、今は良いか...
「ただいま、千冬姉」
俺がそう言うと、千冬姉は更に泣きそうになる。
本当に変わったな。
俺がそんなことを思っていると、別の人から声を掛けられる。
「ちーちゃん、いくら何でもがっつき過ぎだよ~。いっくん、お帰り~」
その声が聞こえた方向を向くと、束さんがいた。
束さんは国際指名手配されているはずなんだけど...良いのかなぁ。
まぁ、束さんだし、大丈夫か。
「はい、お久しぶりです、束さん。ん?えっと...」
俺が束さんの方を向いて声を掛けた時、千冬姉と束さん以外の人が四人いた。
「...どちら様ですか?」
眼を閉じた、何処かラウラと似たような雰囲気で銀髪の女性。
金髪で、ゴージャスなドレスが似合いそうな女性。
オレンジ色の髪で、男勝りな性格に見える女性。
そして、千冬姉の中学生の頃に瓜二つの少女。
全員が知らない人だった...
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千冬side
私はここ数日、ソワソワしていた。
異世界に行っている最愛の弟、一夏がこの世界にもう直ぐ帰って来るからだ。
帰って来る時期は知っているが、詳しい日時は知らないので、相当ソワソワしているのだ。
今日も今日で、自宅のリビングでソワソワしていた。
私はIS学園の教師であり、寮長でもあるので本来ならこの家で待つことなんてできないが、特別な許可をもらったのだ。
「ちーちゃん、今日もソワソワしてるねぇ」
「ふっ、お前もだろう、束」
「そうだね~。いっくんが帰って来るのが楽しみだよ~」
やはり束もソワソワしているようだ。
口では楽しみとしか言っていないが、さっきから部屋の中を歩き回っている。
今日帰って来るって決まってる訳ではないんだがな。
「束様、千冬様、少々落ち着いたら如何ですか?」
「クーちゃん、それは無理な相談だな~」
「は、はぁ」
今喋ったのは、束の娘兼助手にクーちゃんこと、クロエ・クロニクルだ。
クロエはラウラと同時期に造られたアドヴァンスドで、失敗作だったようだ。
それで捨てられていたのを、束が保護したらしい。
本当に、こいつがこんな事をするとは思わなかったな...
「それでもよ。なら部屋を歩き回るのは辞めてくれないかしら?」
「本当だぜ。全くちょこまかと動いて...」
「鬱陶しい」
そう、私、束、クロエ以外にこの家にいる三人が言ってきた。
スコール・ミューゼル、オータム、そして織斑マドカの三人だ。
この三人は元々
なら何故今ここにいるかと言うと、束が気に入ったからだ。
束が世界中を飛び回っている(物理)時、任務に失敗して負傷している三人を発見し、その中にマドカがいたことで興味を持ったようだ。
マドカは、違法研究施設で造られた私のクローンだ。
そのことで私に恨みの様なものがあったらしく、初対面の時は殺しにかかって来た。
でも、私が妹として接したら、キチンと受け止めてくれた。
多分一夏と会うのも内心楽しみなんだろう。
私がそんなことを考えている間にも五人は言い合いをしている。
「でもスーちゃん、いっくんに会いたいこの気持ちは抑えられないんだよ!!」
「私達はその一夏に会ったことが無いから分からないんだけど?」
...すっとその話題なのか。
まぁ、一夏の事なら私も加わるがな!
そう思い、私も口を開こうとした時
ガチャ...という音が玄関から聞こえ、足音がこのリビングに向かってきた。
私達は直ぐに静かになると、リビングと廊下の間の扉を見つめる。
そして、遂に足音が扉の前に来るとドアノブが動き、扉がゆっくりと開く。
「ただい「一夏ぁ!」まぁ!?」
そして、一夏が部屋に入って来たと同時に、私は一夏に思いっきり抱き着く。
一夏が変な声を出していたが気にしない。
私は久々の一夏の感触にちょこっと感動していた。
「千冬姉、危ないんだけど?」
「うう、一夏~。お帰り~」
私と一夏がそんな会話をした後、何やら一夏は束と会話していたが私の耳には入らない。
もう暫く一夏に抱き着いているか。
「千冬姉、いい加減離れてくれない?この人達の話聞きたいんだけど?」
「そうよ千冬。いい加減離れてあげたら?」
一夏、それにスコールから言われ私は一夏からしぶしぶ離れる。
「えっと...それで?」
「じゃあ、束さんが紹介してあげよう!!」
「お願いします」
そうして、束のやたらテンションが高めの紹介と共に、紹介される側の四人も軽く一夏と会話をする。
この時一夏は、元国際テロリストとか私のクローンとか言われても驚くことも動揺することも無かった。
「いっくん、驚かないのかい?テロリストだったり、クローンだったりだよ?」
束も同じ事を考えていたのか、一夏に質問をする。
すると、一夏は何処か遠い目をしながらこの質問に答える。
「いやぁ、色々な経験しすぎてもうそれぐらいじゃ驚かなくなりました...」
この時一夏を除く私達の一つになっていたと思う。
(((((いったいどんな経験したんだ...)))))
私達がそんなことを考えていると、一夏がマドカの事を見つめる。
マドカは、見つめられている事に疑問を感じたのか一夏の事を見つめ返す。
私達が二人の事を見守る中、一夏が口を開く。
「千冬姉のクローンってことは俺の姉?それとも生きた時間的に妹?」
その言葉を聞いた瞬間、私達は漫画のようにズッコケた。
まさか、そんなことを考えていたなんて...
「...私は、妹だと思っていたんだが」
「あ、そうなの?なら、これからよろしく、マドカ」
「私はクローンの人間だぞ?そんな簡単に、受け入れていいのか...?」
「クローンだろうと何だろうと、人間であることには変わりないだろう?なら、拒む理由もないぞ、妹よ」
一夏は、さも当然というようにマドカに語り掛ける。
...私は無茶苦茶動揺したのに、一夏は冷静だな。
マドカは、眼に涙を浮かべている。
一夏に簡単に認めてもらった事が嬉しいんだろう。
「分かった、よろしく、お兄ちゃん!!」
マドカはそう言い、一夏に抱き着いた。
...羨ましい!!
クロエやスコール、オータムは微笑ましい物を見るように二人を見ているが、私と束はマドカに嫉妬の視線を向けていた。
暫くマドカは一夏に抱き着いていたが、一夏が離れて欲しいと言ったので、素直に離れた。
一夏はそんなマドカの頭を撫でて、私達の方に視線を向けて来た。
「じゃあ、色々話したいこともあるんだけど...千冬姉と束さんに聞きたいことがあるんだ」
「んん、何かないっくん?この束さんに何でも聞きなさい!」
一夏の聞きたいことがあると言う発言に、束がすぐさま反応し、私も頷く。
それを確認したのか、一夏は目を閉じながら、
「なら...」
と言う。
私たち全員が一夏の事を見る中、一夏は目を開きながら、言葉を発する。
「
その一夏の両目は、黄金に輝いていた。
それを見た瞬間、私達は動きが固まってしまった...
亡国企業の三人についてはギリギリまでどういう立ち位置にするか悩みましたが、この立ち位置で行かせていただきます。
一夏は、何とバディファの方のボスに会っていました!
それにモンスターと戦って勝てる...うん、人間辞めてきてるなぁ。
次回もいつになるか分かりませんが、楽しみにしていてください!
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