まさかプロローグでするとは...
まぁ、二次創作なら普通か!
今回もいつも通りの完成度ですが、お楽しみください!
UAが15000を超えました!ありがとうございます!
一夏side
「
俺がそう言うと、目の前の六人は固まってしまった。
千冬姉に束さん、束さんの助手でラウラと同じアドヴァンスド(ただし、失敗作と言われていた)のクロエさん。
それに元テロリストのスコールさんにオータムさん。
同じテロ組織いた千冬姉のクローンで俺と千冬姉の妹、マドカ。
全員が全員、凄い経歴の持ち主なのでこれくらいでは驚かないと思ったが...違ったようだ。
特に千冬姉と束さんの動揺が凄い。
やっぱり、この二人は何か知っているようだ。
俺がそんな事を考えながら六人の事を見ていると、何とかと言った感じで千冬姉が言葉を発する。
「い、一夏...それは、何処で...?」
「訓練中に(ネグロバルス様と天武様の喧嘩に巻き込まれて)死にそうになったら、偶然こうなったんだよ。何となく訓練したら、任意で出来るようになった」
「そ、そうか...」
それだけ言って千冬姉はまた固まってしまった。
俺は首をかしげながらキッチンの冷蔵庫に近づき、扉を開ける。
うわっ、酒ばっかじゃん...
千冬姉、ちゃんとしようぜ...
俺はそんなことを考えながら残っていた牛乳を取り出し、コップ二個に注ぐ。
それとキッチンの丸椅子をもってリビングに戻り、丸椅子に腰を掛ける。
牛乳を一口飲んだ後、さっきから黙っているディミオスに声を掛ける。
「なぁディミオス、牛乳飲むよね」
《ああ、もらおうか》
ディミオスは返事をするとステルスカーテンを脱ぎ、俺から牛乳が入ったコップを受け取る。
クロエさん、スコールさん、オータムさん、マドカは急に現れたディミオスに驚いたようだったが、シュヴァルツェ・ハーゼのみんなみたいなリアクションは取らない。
束さんや千冬姉から聞いていたんだろう。
俺は再び牛乳を飲みながら目を閉じる。
そしてコップから口を話すと同時に目を開く。
これにより、目の色が黄金から元に戻る。
千冬姉と束さんの方を見ると、何やら二人でヒソヒソ会話をしている。
そんなに話しずらい事なんだろうか...
「それよりも、お前ら落ち着き過ぎじゃねぇか?」
そんな事を考えていると、オータムさんが俺たちに言葉を掛けて来た。
そんなにリラックスしてるように見えるのかな?
まぁ、
「あの二人が何か喋らないと暇ですからね...」
「確かにそうですが...緊張とかしないのですか?」
「クロエさん、さっきも言いましたが、もう並大抵の事じゃ驚かなくなったので...」
「本当にどんな体験をしたらその様になるんですか?」
「まぁまぁ、あの二人の説明の方が先ですよ」
俺がそう言うと、俺達五人+一竜が千冬姉と束さんの方を向く。
するとそのタイミングで千冬姉と束さんが、何やら決意を決めたような表情で俺たちの方を見て来た。
「いっくん、ディミくん、リラックスし過ぎじゃない?」
「え、今ですか?」
《それよりも、何で我の呼び方が『ディミくん』なんだ》
「いいじゃんいいじゃん」
《何を言っても無駄なようだ...》
束さんの呼び方にディミオスが反応するも、直ぐに無駄だと悟ったようだ。
それよりも、
「それで、ちゃんと話してくれるんだよな?」
「あ、ああ。ちゃんと話す。覚悟は...」
「出来てるに決まっている」
「アハハ、いっくん成長したねぇ。じゃあ先ずは...何でちーちゃんといっくんに親がいないのかだね」
《篠ノ之束、それは関係がある話題なのか?》
「あるから話そうとしてるんだよ、ディミくん」
《それもそうだな...話の腰を折って悪かったな》
「別にいいよ。それじゃあ、話すね」
そこから、千冬姉と束さんの説明を全て聞いた。
俺と千冬姉は親に捨てられた訳ではなく、最初からいなかったのだ...
『プロジェクト・モザイカ』別名『織斑計画』。
遺伝子操作により、『最高の人間』を作り出す計画。
千冬姉は試験体№1000にして初の成功体。
そして俺は、その成功例を元にして改良、生み出された二番目の成功体。
つまりは、俺も千冬姉も生体兵器として生み出された試験管ベイビーであるという事。
つまりこの黄金の目は、ラウラに移植されたヴォーダン・オージェと似たようなものだという事。
ただし、天然にも関わらず最高な人間と呼べる束さんの存在が確認されたことによって、この織斑計画は中止されたという事。
クロエさんにラウラ、クラリッサさん達アドヴァンスドは、この織斑計画の一部技術が使用されているという事。
全てを聞き終わった俺は...
「ほーん、そうなのか」
の一言が出て来た。
俺のこの言葉に千冬姉と束さんは呆気にとられたような顔をし、スコールさん達四人は漫画のようにズッコケていた。
...いったいどうやったら、そんな風にズッコケれるんだろうか?
俺がそんなことを考えていると、ディミオスが声を掛けてくる。
《自分の衝撃的な真実を知ったのに、冷静でいられているからあんなリアクションを取ったんだろう》
「ん―まぁ、ねぇ。これぐらいじゃもう...ね」
《自分の事なのにか?》
「ああ...変だとは思うけどね」
俺とディミオスがそんな会話を繰り広げていると、千冬姉が声を掛けてくる。
「い、一夏...動揺しないのか...?」
「ああ、何回か言ったけど、もうこれくらいじゃ驚いたり動揺したりしなくなったよ...」
アビゲールさんもアジ・ダハーカ様の細胞から造られた人造モンスターだし、その他にも色々な人造モンスターがいたしなぁ。
まぁ、それに...
「別に、人造だろうと兵器だろうと俺は俺、『織斑一夏』という人間だ。なら、別に動揺する必要はない」
俺がそう言い切ると、みんなが驚いた表情を浮かべた。
そして、束さんが言葉を発する。
「いっくん、まだ三年もたってないのにどんな経験をしたの...」
「そうだよお兄ちゃん。人間はそんな簡単に変わらないんだよ」
束さんの言葉に続けるようにマドカも言葉を発する。
千冬姉も、クロエさんも、スコールさんも、オータムさんも頷いている。
これは、俺のダークネスドラゴンWでの生活を話さないといけないようだ...
「分かった分かった。俺のダークネスドラゴンWでに生活を話すよ。良いよね、ディミオス」
《ああ、問題は無いだろう》
ディミオスからの許可ももらったし、話しますかぁ...
----------------------------------------------------------------------------------------------------
束side
いやっほぉ~!
何だかんだで初めての束さん視点だよ~。
束さんとちーちゃんは、覚悟を決めていっくんに真実を伝えたんだけど、いっくんはそれを軽く流しちゃった。
絶対に動揺するって思ってたから、呆気に取られたよ。
いっくんがここまで変わるだなんて束さんも予想してなかったから、ビックリだよ。
それでマドちゃんと一緒にいっくんに何があったのか尋ねたら、いっくんはちゃんと話してくれたんだ~。
それで話を全部聞いたんだけど...
いっくん、成長シスギィ!!
何なの!?生身でモンスターと戦って勝てるって!?
イギリスだっけ?で起こった列車脱線事故の犯人(竜)もモンスターなんでしょ!?
列車を脱線させることが出来るくらいの奴らと生身で戦えるだけでもすごいのに、それで勝てるって...
それに、角王とかボスモンスターとかも凄すぎだよ...
しかもこれで全部じゃないって...
確かにこれはもう、驚かなくなりそうだね...
話を全て聞き終わった束さん達は、驚きと納得が混ざった表情を浮かべた。
確かにいっくんの話は衝撃的だったけど、こんな経験をしたらあの話じゃ驚かなくなるよね...
スーちゃんやオーちゃん、マドちゃんみたいな元テロリストのみんなも同じ様な表情を浮かべているから、裏社会でもここまでの経験はできないみたいだね~。
束さんそういう凡人の裏社会なんて興味なかったから、知らなかったよ~。
いっくんは私達が納得したのが分かったのか満足そうに頷くと、ディミくんから牛乳が入っていたコップを受け取って、自分の分と共にキッチンに持っていた。
いやぁ、いっくんはキッチンが似合うねぇ~。
「それで、これからどうするんですか?」
「そうだね~、先ずいっくんはスーちゃんが社長の会社に所属してもらうよん」
「スコールさんが社長何ですか?」
いっくんがこの先の予定を聞いてきたので、束さんが直ぐに答える。
スーちゃんが社長って事にいっくんは疑問を感じたようだ。
まぁ、スーちゃん達は元テロリストだからそう感じたんだろうね~。
「ええ、束が私達の罪を消してくれたからね」
「だから、私達も大っぴらに活動できるんだぜ」
スーちゃんとオーちゃんの説明でいっくんは納得したようだ。
「何て言う会社何ですか?」
「あー、決めてないんだよね...如何する?いっくんが決めていいよ」
いっくんが会社の名前を聞いてきたけど、決まってなかったからいっくんに決めてもーらおっと。
束さんがそう言うと、いっくんは考える素振りを見せた後、これしかないという表情を浮かべた。
如何やら納得できる名前が出てきたようだね~。
「おやおやいっくん、良い名前が思いついたようだね~」
「ええ...『PurgatoryKnights』。煉獄騎士団を英語にしただけですけど」
『PurgatoryKnights』かぁ...カッコいいじゃん!!
「うんいいねぇ!じゃあそれでいこっかぁ!!」
「うんうん!カッコいいと思うよ、お兄ちゃん!!」
マドちゃんが賛成したことによって、会社の名前が正式に決定した。
いやぁ、決まって良かったぁ。
「ねぇ千冬姉、お願いがあるんだけど?」
「な、何だ一夏?」
話が一区切りついたからか、いっくんがちーちゃんに話し掛ける。
いっくんにお願いって言われたからか、やたらちーちゃんが嬉しそうだねぇ。
スーちゃん達を見ると、微笑ましいものを見るように二人の事を見てなぁ~。
「千冬姉、俺と模擬戦してくれないか?」
「も、模擬戦?いったい何でだ?」
「世界最強にどれだけ通用するか試してみたいからね...」
「...分かった。束、場所を用意してくれないか?」
「もち!束さんもいっくんの戦い見たいからね!!」
いっくんのお願いは、ちーちゃんと模擬戦がしたいってことだったようだね~。
まぁ、スーちゃん達はいっくんの戦いは一回も見たことが無いし、どれだけ成長したか見たいからねぇ。
それから、二日後に模擬戦することが決まった。
今から楽しみだなぁ!!
束の視点って、難しい!
束の口調で書くのは楽しいけど、束が何考えてるか分からんからなぁ...
一夏のリアクションが薄すぎたかな?
でも、この作品ではこれくらいだと思って下さい。
最近感想が少なくて悲しいです...感想お待ちしています!