長かったぁ。
まさか、プロローグに28話かかるなんて、投稿前は思いも思いもしなかった...
そんなグダグダな小説を見て下さっててありがとうございます!
取り敢えず今回もお楽しみください!
一夏side
二日後、遂に千冬姉との模擬戦の日がやって来た。
俺達七人+一竜は、人里離れた山奥にある建物にやって来た。
束さんが言うには、
「ここはね、束さんが建てたISテスト場なのさ!!そこら辺の凡人どもじゃ見つからないようにステルス掛けてるからここなら安心さ!!」
との事。
そして俺と千冬姉は建物内で対峙している。
束さん達は少し離れたところから見学をしている。
この勝負、千冬姉との一対一がしたかったから、ディミオスも束さん達と一緒にいる。
まぁ、モンスターを使うのが煉獄騎士のみの機能(この世界では)だから、使っていいんじゃね?とオータムさんには言われたが、俺は使わない事にした。
ディミオス達はIS学園に入学したら出番が沢山あるから今日ぐらいは良いだろう。
俺がそんなことを考えていると、千冬姉が声を掛けてくる。
「まさかお前とこうやって戦う事になるとはな、一夏」
「俺もまさかブリュンヒルデと勝負するだなんて、誘拐される前は考えもしなかったよ」
「...ブリュンヒルデと呼ばれるのは、あまり好きじゃ無いんだ。この称号で、お前を傷つけてしまったからな」
「別に、傷けられたことに関しては千冬姉の責任じゃないし、何より気にしてないよ。寧ろ、あれがあったから、ディミオス達と出会えたからな。...まぁ、篠ノ之箒とか傷つけて来た奴には良い感情を持てないけどな」
俺がそう言うと、千冬姉は微笑んだ。
そして直ぐにキリっとした表情を浮かべると、その身体を光が包み込む。
光がやむと、千冬姉はその身にISを纏っていた。
暮桜
千冬姉の専用機であり、全IS操縦者が憧れる強さを見せつけたISが、俺の目の前にいた。
...暮桜は、千冬姉だからこそ動かせる機体なんだけどな。
「フム、
「え、千冬姉、IS学園の先生やってんの?」
初耳なんだけど...
っていうか、予想当たってたわ...
「ん?言ってなかったか?」
「ああ、聞いてないよ」
「それはすまなかったな。まぁ、今は関係ないだろう」
「...それもそうか」
腑に落ちないが、何を言っても無駄になりそうだ。
俺はそう判断し、ダークコアデッキケースを取り出す。
そして、
「ディザスターフォース、発動」
煉獄騎士の鎧を身に纏う。
そうして、二人とも専用機(俺はISじゃないけど)を展開した後、同時タイミングで武装を装備(展開)する。
「装備。煉獄剣 フェイタル」
俺はフェイタルを、千冬姉は雪片を手に握りしめ、構える。
俺はダークネスドラゴンWで作り上げた我流、言っちまえば『煉獄流』かな?
千冬姉は篠ノ之流剣術の構え(篠ノ之流には、俺が習っていた剣道と千冬姉が習っていた剣術がある)を取る。
...ISで剣術の動きを出来るのも、千冬姉と暮桜だけだろうな。
俺達が構えたのを確認した束さんが声を上げる。
「二人とも、準備はだいじょ~ぶ?」
「大丈夫です」
「此方も問題ない」
俺と千冬姉がそう返事し、束さんはカウントを取り始める。
「じゃあ、いっくよ~!3...2...1...開始!!」
開始の合図か出た瞬間、俺は地面を蹴り千冬姉に接近する。
そして一瞬にして千冬姉に近づくと、フェイタルで切り付ける!
「はぁ!?」
千冬姉はそんな声を出しながら、慌てて後退する。
しかし間に合わず、フェイタルが暮桜の装甲を切り付ける。
装甲を切りつけられた千冬姉は雪片で反撃をしてくるが、俺は身体を反らして避ける。
そして、避けた勢いを利用して、またフェイタルで切り付ける!
その攻撃は、またヒットした。
俺はここでいったん離れるため地面を蹴り、距離を取る。
そして、離れたところに、今度は千冬姉から突っ込んで来た。
...ん?何だろう、この動き、何処かで...
俺は今の千冬姉の動きを何処かで見た気がした。
モンド・グロッソとかじゃなくて、もっと前に...
あっ!もしかして...
俺はある一つの考えに至った。
って、それよりも模擬戦模擬戦!
俺は突っ込んで来た千冬姉の攻撃を、身体を横に曲げながら躱し、フェイタルを地面に突き刺す!
「なっ...!?」
そしてそのままフェイタルを軸にして、千冬姉に両足蹴りを蹴りこんだ。
その時の衝撃で、千冬姉はその場から吹き飛ばされた。
俺が体制を整え、また千冬姉に接近しようと足に力を籠めようとした時、
「ちょ、ちょっと待て一夏!」
千冬姉がストップを掛けて来た。
仕方が無く俺は接近するのを辞めた。
「何だよ千冬姉。俺変なことをしたか?」
「な、何だお前のその身体能力は!?」
「え、これくらい普通だろ?」
「いやいやいやいや!!そんな訳が無いだろう!?」
そうかなぁ?
俺はそう思い、束さん達の方を見る。
ディミオスを除く全員が凄い勢いで頷いていた。
「...そんなにですか?」
「そうだよ!!いっくん、ISを上回る身体能力って何なのさ!?」
いや、煉獄騎士の鎧も一応アシストがある(博士に頼んで付けてもらった)から、そこまでじゃないんだがなぁ。
「それで、この勝負どうするの?」
「...正直、このまま戦っても勝てる気がしない。私の負けだ」
あ、あれ?
俺...ブリュンヒルデに勝っちゃった...?
「俺、勝ったのか...」
何か、勝ったって実感はないけどな...
俺がそんな事を考えていると、マドカが近づいてきた。
「お兄ちゃん、お姉ちゃんに勝てるなんて凄いね!私もいつか追いつくからね!!」
...まぁ、マドカにそう言われると悪い気はしない。
もしかしたら、俺はもうシスコンになったのかもしれない。
俺とマドカがそんな会話をしていると、千冬姉が束さんに声を掛ける。
「束、暮桜を進化させてくれないか?」
「まぁ、こんな結果になったら悔しいよねぇ~。分かったよぉ!束さんが暮桜をバッチリ進化させちゃうね!」
...如何やら、暮桜を進化させるようだ。
千冬姉は、もう代表ではないから専用機を手放しても問題ないんだろう。
さっきの会話から、ISを使う機会も無いんだろうしな...
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暫くして、俺達全員は束さんの隠れラボの一つに移動していた。
理由は簡単、この後どんな行動をするのかを決定するためだ。
「先ず決まっているのは、俺が『PurgatoryKnights』所属としてIS学園に行くのと、社長がスコールさんってことだけですね」
「そうだな...私は教師としての仕事があるから、そこまで干渉は出来ないぞ」
確かに、教師である千冬姉は生徒一人に構っていられないんだろう。
俺がそんなことを考えていると、束さんが声を上げる。
「束さんとクーちゃんもあまり表に出れないからなぁ~」
「それに、私が社長と言っても、会社が何をするかも決めないといけないわね...」
ムムム、考えることが多いな...
それに、オータムさんやマドカもどうするかを決めないといけないし...
暫くみんなで考えていると、千冬姉が声を上げる。
「そうだ、一人くらいならIS学園で新たに雇えるぞ。オータム、来ないか?」
「はぁ?俺は教員免許なんてもってねぇぞ?」
「ああ、教員ではなく警備員としてだ」
「なるほどなぁ...良いぜ、乗った」
「では、そういう話を通しておこう」
千冬姉の計らいにより、オータムさんはIS学園で働くようだ。
...知り合いが増えるとなると、俺もありがたい。
取り敢えず、オータムさんの事が決まったがそれ以外にも決めることはある。
会社の事に関しては...
「会社は、束さんが造ったものを量産して売ればいいんじゃないですか?そうすれば、会社もちゃんと儲かりますし、束さんとクロエさんの居場所も出来るでしょう?」
まぁ、売るものに『篠ノ之束特製!!』とか言えないけどね...
俺が言ったことを検討するように、束さん達は話し合う。
暫く話し合っていたが、やがて頷いた。
「そうだねぇ~、そうしよっか!!ついでにマドちゃんも『PurgatoryKnights』所属にしちゃおうか!!」
「...専用機とかは無いんじゃ無いですか?」
何というか...マドカは俺か千冬姉以外に対応するときは結構辛辣目な対応に感じるなぁ。
いや、こっちが普通で、俺や千冬姉が相手だと年相応に戻るのかな。
「ん~、仕方が無い、束さんがコアから造っちゃいますか!!」
「待て束!!そんな事をしたら...」
「ちーちゃん、凡人どもが決めたルールでは、新しいコアを造ってはいけませんなんての無かったよね?」
「束...お前...」
「束さんが凡人のルールを知ってるだと!?」
「いっくん!?束さんでもそれぐらいは分かるんだよ!?」
まぁ、これで取り敢えずは決めることは決めたし良いか。
さて、次に...
「千冬姉、聞きたいことがあるんだけど...?」
「ん、何だ一夏?」
俺は聞きたいことがあると千冬姉に伝え、千冬姉が反応した。
...さて、さっきの事を質問しますか。
「千冬姉ってさ...白騎士でしょ」
「んなぁ!?」
白騎士...それは、ISが世界に認識されるきっかけになったIS。
とある日、唐突に事件は起こった。
全世界の軍事基地のコンピューターが同時ハッキングされ、日本に向けて合計2341発以上のミサイルが打たれた。
だがそのミサイルは一機の真っ白なISによって全て撃ち落された。
その後、そのISをとらえようと、世界中の軍が出動したが、ISはこれを全て落とし、どこかへと消えた。
この事件にる死者数はゼロである。
後に、このISの事を白騎士と呼ぶようになり、この事件を白騎士事件と呼ぶようになった。
そして今、俺は千冬姉が白騎士だと気づいた。それはなぜかというと...
「い、いいいっくん...なな何でそんな事言うのかな~」
「...束さん、俺は今あなたの事は喋ってません。なのにそんなに動揺するってことは...あなたが犯人ですか」
「へぁ!?」
「束!何言ってるんだ!!」
「ちーちゃん、今その言葉は肯定だよ!!」
「ナニィ!?」
...千冬姉と束さんの漫才を見ながら、やっぱりか...となる。
「一夏様、何で分かったのですか?」
クロエさんが何で分かったのか尋ねて来た。
スコールさん達は頷いているが、千冬姉と束さんはまだ騒いでいた。
...正直うるさい。
スコールさん達に止めてもらおう。
「説明したいんですけど、うるさいので黙らせてくれませんか」
「お兄ちゃん、私に任せて!!」
「じゃあ任せたぞ、マドカ」
二人を黙らせるのをマドカに任せた。
するとマドカは二人に近づき、
「お姉ちゃん、束さん、静かにしてね♡」
と、かなり可愛らしく二人にお願いした。
すると二人は、
「「はい!!」」
と、直ぐに黙った。
マドカのあの言い方はずるいと思う。
...でも、クラリッサさんとチェルシーさんにやってもらったほうが、俺の理性はやばそうだ。
ん?やっぱりクラリッサさんとチェルシーさんが俺の中で特別だなぁ。
何でだろうか...
俺がそんなことを思っていると、全員からの視線が俺に突き刺さる。
さて、説明するか。
「戦ってみて分かったけど、千冬姉のISに乗っている時の太刀筋は白騎士事件の時の白騎士の太刀筋に似ていた」
「そ、それだけでか...?」
「おう」
俺の言葉に全員が驚く。
まさか、それで分かるだなんて思わなかったんだろう。
みんなのそんな表情を見ながら、俺はある事を思い付く。
「姉が白騎士で、俺が煉獄騎士だから騎士姉弟か...」
俺がそう言うと、みんながズッコケた。
...本当に如何やってそうやってズッコケてるんだろう。
俺がそう思っていると、唯一ズッコケてなかったディミオスが声を掛けてくる。
《...そんな事を考えていたのか、一夏》
「だってそうじゃんかよ」
《確かにそうなんだがな...》
俺とディミオスがそんな会話を繰り広げていると、マドカが若干拗ねたような声を上げる。
「お兄ちゃん、私は仲間外れか?」
「あ、いやぁ、違うんだよマドカ...専用機を騎士にしてもらったら?」
「そうだね!じゃあ束さん、そういう事でお願いします」
「わ、分かったよ~」
束さんはまだ呆けているが、まぁ問題ないだろう。
そして、俺達の今後の行動が決まった。
さてさて、どうなる事やら...
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三人称side
それから、活動を指導した。
世界では、新たに創設された会社『PurgatoryKnights』が、創設されたばかりだというのにも関わらず、世界に影響を与える企業にまで成長した。
『PurgatoryKnights』の商品は、様々な『ISを使用することが出来ない場面・ISの整備』において、非常に優秀だった。
特に医療現場に関しては、医者と看護師の負担が三割減ったと言われる程であり、IS整備の場面では、他のメーカーの工具は使えないと言われる程だった。
そして、篠ノ之束は全世界に向けメッセージを送った。
『織斑一夏はISを動かすことが出来る』
そのメッセージは世界中を震撼させた。
男でISを動かせることが出来るだなんて、前代未聞だ。
ガゼネタかと思われたが、確認を取るとそれが真実だと判明した。
女尊男卑主義者の集まりである『女性権利団体』などは、織斑一夏をモルモットにしろ等ど騒いでいたが、実行は出来なかった。
何故なら、織斑一夏は『PurgatoryKnights』所属だったからだ。
いくら新設の会社でも、もう全世界に影響を及ぼす企業だ。
そんな企業所属の人間に危害を加えることは出来ない。
よって、織斑一夏はIS学園に強制入学、並びに無国籍状態になることとなった。
それに伴い、全世界で一斉に他の男性操縦者を見つけるための検査が実施することが決まった。
因みにだが、一夏の名前が出た瞬間、ドイツのとあるIS部隊とイギリスの貴族家が歓喜に包まれたとか何とか。
一夏は入学するまでに、千冬や束達と一緒に生活していた。
だが、千冬達はこの生活で一夏の成長を知った。
途轍もないトレーニングに、成長した家事スキル。
更には完全に人外の領域に足を突っ込んだ身体能力と、どことなく逆らえなくなった雰囲気に。
...千冬は、生身で一夏に完敗してしまい、口でも勝てなくなってしまった。
一夏がISを起動できると判明(発表)した一週間ご、全世界にこんなニュースが飛び込んで来た。
『世界で二番目の男性IS操縦者が日本で発見!!名前は
と.....
『PurgatoryKnights』は、あくまで整備用の道具を販売してます。
武装等は販売していません。
そして、終わった~~。
いや、違うか!これから始まるんだ!
設定集を上げてから本編に入ります。
お待ちください!
感想が無くて寂しいので、ドシドシ送ってください!!