他の方々は何でオリ要素をしっかり入れつつ、あそこまで纏まってるんでしょうか...
凄すぎ!!
今回もお楽しみ下さい!
一夏side
さて、『PurgatoryKnights』社長室にて。
俺がスコールさんと共に談笑していると、主任が俺の名前を叫びながら社長室に突撃してきた。
うるさいし、頭に響く...!
「お久しぶりですね、主任。うるさいので黙って貰ってていいですか?」
「いっくん!?だから私に辛辣じゃないかな!?」
「そういうところがうるさいって言ってんですよ」
「い、いっくん~~」
主任が泣きそうになっているが、特には気にしない。
俺は昔からこの主任を見て来たので、このこのくらいで本気で凹んでないのは分かってるんだ。
でも、このままだと話を進められないので、主任を元気づけよう。
「主任、元気出してください」
「つーん、束さんは主任って名前じゃないもん」
「...束さん、今度ご飯作ってあげるので元気出してください」
「うん!束さん、頑張る!!」
ワオ、これで良いのか...
結構単純だな。
「ムムム、いっくん束さんの事を馬鹿にしていないかい?」
「してませんよ」
な、何で俺の思考はバレやすいんだ?
千冬姉もそうだし、束さんにもバレやすい。
「まぁ、それは今は関係ないんですよ。束さん、俺を呼んだ理由って何ですか?」
「それはね、いっくんの専用機の事なんだ~」
「は?専用機?」
俺の専用機は煉獄騎士ってことになってるんじゃ?
いや、そうなってる。
何でその話が今頃出てくるんだ?
俺の疑問を感じ取ったのか、スコールさんが具体的な説明をしてくれる。
「ええ、日本政府が男性操縦者のデータを取りたいからって、一夏に専用機を作ってそれを使わせようとしてたのよ」
「...俺は『PurgatoryKnights』所属で、しかも今は無国籍状態なんだから日本政府の機体なんて使わないのに」
ったく、本当に日本政府は...
第二回モンド・グロッソの時は俺を見捨てたのに、こうなったら掌返しやがって...
胸糞悪い。
「それでね、勿論私達は抗議したの。そしたら世界各国の政府も味方に付いてくれてね。その専用機をコアごと貰ったの」
おう...この会社は世界各国を味方につけれる程、世界に影響を及ぼすまでに成長したのか...
元はといえば、俺が企業所属っていう身分を作るための会社だったのに...
束さんが主任として開発した道具、どんだけ凄いんだ?
「うんうん、それでね~、折角ならそのISに会ってみないかなって思って」
「...確かに、そのIS自体に罪はありませんからね」
俺が胸糞悪いって思ったのはあくまで日本政府だ。
それに、俺のせいで無理矢理専用機になってしまったのだ。
寧ろ、俺がそのISに謝罪しないといけないだろう。
だから、俺はそのISに会う事にした。
さて、どんな感じの子なのかな?
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そんなこんなで、俺は束さん、スコールさんと共に会社の格納庫に来ていた。
ディミオスSDも、しっかりと飛びながら付いてきている。
暫く歩くと、とある扉の前に着いた。
その扉はかなり厳重な扉で、スコールさんと束さんの社員カードとフェイスIDが無いと開かないのだ。
そうして、その扉が開く。
するとそこにいたのは...
白
だった。
そう、白。
真っ白な装甲を持つISがそこにはいた。
「これが、日本政府の屑が用意したIS、白式だよ」
「白式...」
《フム、煉獄騎士とは真逆のカラーリングだな》
確かに、煉獄騎士は黒と金がメインカラーだ。
この白式とは真逆である。
「白式、ごめんな。俺のせいで、無理矢理こうなったんだろ?」
俺はそう言いながら、白式の装甲を撫でる。
すると...
《馬鹿な...!?》
と、珍しく動揺したような声をディミオスが上げる。
スコールさんと束さんは言葉が出ないようだ。
それも仕方が無いだろう。
俺のポケットから、ダークコアデッキケースが光りながら出て来たのだから。
それと同時、俺の頭の中に何かが流れ込んでくる。
―――――来、て.....―――――
その言葉を認識した瞬間、俺は反射的に空いている方の腕でダークコアデッキケースを掴む。
すると、自動的に煉獄騎士の鎧が展開される。
これは、行かないといけないようだ。
俺はそう判断し、ディミオスに声を掛ける。
「ディミオス、行ってくる。体は任せた」
《...了解した》
本当、物わかりのいいバディで助かったよ。
それじゃあ、行きますか!
俺がそう思った瞬間、俺の意識は何かに吸い取られるように、落ちた...
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ここは...浜辺か?
俺が目を覚ました時、思ったことはそれだった。
砂とは思えないほど白い砂浜に、青い海と空。
そんなところに、俺は寝転がっていた。
しかも、さっきまで身に纏っていた煉獄騎士の鎧は無く、制服のみだった。
取り敢えず、俺は身体を起こす。
俺がいるのは波打ち際に程近い砂浜で、辺りを見回しても、空と海と砂浜以外何もなかった。
何をすればいいんだと俺が考えていると、後方から声を掛けられる。
「こんにちは!」
俺振り返るとそこにいたのは、白いワンピースを着て、白い麦わら帽子を被り、白い髪を持つ少女だった。
そんな少女が、微笑みを浮かべながら俺に語り掛けてきていた。
この少女とは初対面だ。
だけれども、俺は直感的にこの少女の正体を理解する。
「もしかして、白式...か?」
「正解だよ!よく分かったね」
俺の直感は当たったようだ。
しかし、この少女の正体が分かったところで、この状況はさっぱり分からなかった。
俺は『来て』という声が聞こえたからここに来た。
白式が呼んだのは間違いないとして、呼んだ理由が分からない。
俺は疑問を解消するため、白式に質問をする。
「なぁ白式。何で俺をここに呼んだんだ?」
「それは私じゃなくて、もう一人から説明するよ」
「もう一人」
俺がそう呟いたとき、
「織斑、一夏...」
と後方から...先程まで俺が向いていた方向から声を掛けられる。
俺がそこに振り向くと、そこにいたのは...
「白騎士...?」
世界がISを認識する切っ掛けとなった伝説のIS、白騎士が、そこにいた。
何でここにいるんだ...
と、思ったが、俺はある事を思い付く。
「もしかして、白式に使用されてるコアって...」
「ええ、元は私のコアです」
まさか、伝説のISのコアだったなんて...
日本政府は、たぶんこのことを知らなかったのだろう。
白騎士のコアなんてもんを俺に使わせる程、アイツ等は健全じゃない。
「...白騎士がここにいるっていうのは分かった。何で俺をここに呼んだんだ?」
「織斑一夏、あなたに、問います」
如何やら俺をここに呼んだ理由が
俺はそう判断し、白騎士の言葉を待つ。
「あなたにとって、チカラとは何ですか?あなたは何故、チカラを求めるのですか?」
...何だ、そんな事か。
普通に考えたら、難しい問い何だろう。
だが、俺にとって、煉獄騎士にとって、そんな問いの答えは、とっくの等に出ている。
「贖罪のため」
俺は直ぐにそう言った。
すると、白騎士は表情こそバイザーで分からないが、驚いたような雰囲気を感じた。
「...あなたが白式に触れた時、失礼ながらあなたの記憶を見させていただきました。なぜあなたは、そんなにもドラゴン達に人生を使えるのです?」
「俺は、ディミオス達に助けられ、その過去を聞いた。その時に思ったんだよ、俺もこいつらと共に生きたいって」
「本当に、それだけなのですか?」
「ああ、それだけ。それだけだけれども、俺にとっては何より大事な理由だ。だって、俺は...」
そう、俺は...
「煉獄騎士であり、ディミオスのバディなんだからな」
俺が言い切ると同時に、俺の体は一瞬煉獄騎士の鎧に身を包まれたが、直ぐに解除された。
白騎士は、また驚いたような雰囲気を出した後、微笑んだ...ように感じた。
「そうですか...あなたは強いですね」
「いやいや、まだまだだよ。これからもトレーニングを続けないとね」
俺がそう言った時、白騎士の隣に、白式が現れた。
「いや、私達からするともうだいぶ強いよ?白騎士お姉ちゃんを使ってた人の何倍もの身体能力だし」
「そうなのかなぁ?」
これくらいは普通だと思うんだけどなぁ?
俺がそんな事を考えていると、白騎士と白式が声を上げる。
「私達は、そんなあなたに惹かれたのですだから...」
「私達は、あなたをサポートすることにしたんだ♪」
「へ?」
今、この二人は(二機は?)何と言った?
俺のサポートをする?
いや、それは...
「その気持ちは嬉しいけど、俺は白式を使う事は無い」
「アハハ、何も私を使って欲しいってわけじゃないよ」
「私と白式は、煉獄騎士の鎧に宿らせてもらいます」
へぇー、なるほどね。
煉獄騎士の鎧に宿るのかぁ。
.....はぁ!?
「そんなことが出来るの!?」
「本来ならできないのですがね」
「あなたの煉獄騎士はドラゴン達が魔法で造った鎧だからね!問題ないよ!!」
白騎士は冷静に、白式は元気いっぱいにそう言う。
うん、白騎士はお姉さんって感じで、白式は妹って感じだな。
マドカとエクシアに続き、三人目の妹的立ち位置だ。
そう思っていたら、無意識に白式の麦わら帽子を取り、頭を撫でていた。
「ふにゅううう...気持ちいい...」
「ムムム.....」
白式と気持ちよさそうな声と白騎士の嫉妬するような声で自分の行動を自覚した俺は、何とも言えないこの雰囲気に如何しようかと悩む。
取り敢えず白式の頭から手を離すと、
「あっ...」
と、白式が残念そうな声を上げる。
その残念そうな声を聞いた俺は何とも言えない気持ちになり、白式に声を掛ける。
「もうちょっとやろうか?」
「はい、お願いします!」
俺がそう言うと、白式はまた笑顔になった。
そんなにいいものなのか?
俺はそう思いながら白式の頭を撫でる。
「.....」
すると、白騎士が視線を向けてくる。
バイザーで顔を隠しているのに、ジト目なのが分かる。
これは...
「白騎士も、撫でて欲しいのか?」
「...お願いします」
白騎士はそう言うと、顔のバイザーを取る。
千冬姉が使っていた機体だし、バイザーの下は千冬姉に似た顔かな~と思っていたが、結構違った。
白式の実の姉って感じだ。
そんな白騎士が、顔をほのかに赤く染めながら、俺に頭を近付ける。
俺は開いている方の手で白騎士の頭を撫でる。
「こ、これは...」
俺が頭を撫でたとたん、白騎士は恍惚の表情を浮かべる。
そんなにいいものなのかなぁ?
今度マドカやエクシア、あとは...ラウラも撫でてみるか?
いつになるかは分かんないけど。
「「気持ちいい...」」
俺は二人のそんな事を聞きながら、暫くの間頭を撫でていた。
これ、どんな状況なんだ?
まぁ、
「「ふにゅううう」」
二人が幸せそうだし、良いか。
てか、白騎士もそんな声出すんだな...
うん、この白騎士はイメージから結構変わっちまったなぁ。
白式を如何しようか悩んだのですが、白式、白騎士共にサポート役になってもらいました。
どのような感じになるかは次回で!
次回もいつになるか分かりませんが、楽しみにしていてください!
感想もドシドシお願いします!