無限の成層圏と煉獄騎士   作:ZZZ777

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初投稿です!


ISとバディファイトの煉獄騎士団とのクロスオーバーです!

ただしファイトはしません。


駄文だと思うのですが、二次創作なら何でも許せる方はご覧ください!


原作開始前
プロローグ1 煉獄からの声


ドイツのとある廃工場。

ここに一人の拘束された少年と、武器を持った数人の男達がいた。

 

 

少年の名は織斑一夏。

彼は第二回モンド・グロッソ決勝戦の直前、男達に誘拐されていた。

 

 

インフィニット・ストラトス、通称〈IS〉。

とある天才であり天災である科学者が開発したマルチフォーム・スーツ。

 

 

元々は宇宙に行くための翼として作られたが、現存する兵器を遥かに上回る性能をしており、軍事転用された。

現在は「アラスカ条約」によってスポーツの一種として落ち着いている。

 

 

しかしこのISには一つだけ欠点があった。

それは「女性にしか動かすことができない」というものである。

他のどんな兵器でも上回ることができない性能を持つパワード・スーツが女性にしか動かせないとなると、社会での女性の地位は一気に跳ね上がる。

そのため社会では男尊女卑ならぬ女尊男卑が当たり前となっている。

 

 

そんな現在において、ISの最高峰の大会がモンド・グロッソである。

そして、第一回モンド・グロッソを優勝し、第二回も優勝確実であるとされる、ブリュンヒルデと呼ばれ、世界中の女性から尊敬されている人物がいる。

 

 

その人物の名は織斑千冬。

一夏の実の姉である。

 

 

彼ら姉弟には両親がおらず、二人で生活をしている。

姉である千冬は、運動神経抜群で成績優秀。周りから才能の宝庫とも呼ばれるほどだった。

ただそんな彼女でも、家事はどうしても苦手だった。

料理、洗濯、掃除、整理整頓全てダメダメで一夏にまかせっきりだった。

そのため家の中で姉弟の力関係は、一夏の方が高かったりする。

 

 

ただし、周りからの評価は違っていた。

一夏の運動神経も成績も一般的なものに比べると優秀な方だった。

しかし千冬と比べると見劣りしてしまうため、周りは一夏のことを「出来損ない」と罵った。

ISが世に出てからはそれに拍車がかかり、

 

「織斑の恥さらしが]

「それでも千冬様の弟なの」

「何で千冬はできたのに、お前はできないんだ」

 

と、日に日に過激になっていき、いじめられることも多くなっていた。

 

 

その中でも通っていた剣道場の同い年の女子、篠ノ乃箒はひどかった。

彼女とは小学校1年生の時からの関係であり、いじめられていたところを助けたことで打ち解けた。

当初彼女は周りとは違い、一夏のことを「出来損ない」などと呼ぶことがなく、いい関係であると一夏は思っていた。

しかし彼女はだんだんと過激になっていき、

 

「なぜお前は勝てないのだ!私の幼なじみならしっかり勝て!」

「それでも千冬さんの弟か!?男ならもっとしゃっきりしろ!」

 

などというようになり、剣道を通しての暴力も増えていった。

 

 

因みにだが、このこともあり一夏は箒のことを幼なじみだと思っていない。

 

 

でもそんな箒の姉であり、ISを開発した篠ノ乃束は、一夏の怪我の治療をしたり、箒にも話していなかったISのことを理論段階の時から話してくれたりと、

一夏の味方でいてくれた。

 

 

その後束が世間から失踪し、箒も束の身内ということで用意された要人保護プログラムによって転校した。

中学生になると同時に剣道をやめても周りからの評価は悪くなっていく一方だった。

そんな環境でも、姉の千冬は味方でいてくれたし、少ないながらも友人もいた。

それだけで一夏は心強かった。

 

 

そして今、一夏はモンド・グロッソに出場する千冬の応援のためドイツに行き、

宿泊先のホテルから会場まで移動する途中に何者かに襲われ、気が付いたら此処にいた。

 

 

(くそっ!どこだよ此処!俺は確か、モンド・グロッソの会場に向かっていたのに、何でこんな所にいるんだ!?)

 

 

一夏が滅茶苦茶焦っているとき、誘拐犯の男の一人が口を開いた。

 

 

「混乱しているようだな。織斑一夏」

 

 

「お、お前ら誰だよ!なんで俺が此処にいるんだよ!?」

 

 

混乱しているようだなと言われても落ち着くはずも無く、一夏は目の前の男に焦りながら質問する。

 

 

「なんで、か。決まってるだろ。俺達が誘拐したんだよ」

 

 

誘拐と言われ、さらに一夏は混乱する。

 

 

「ゆ、誘拐って、いったい何がしたいんだよ!?」

 

 

「お前なら簡単に分かると思ったんだがなぁ。織斑千冬の決勝戦辞退だよ」

 

 

ここで他の男達も会話に加わってくる。

 

 

「そうそう。織斑千冬が弟思いだっていうことは知ってるからなぁ。」

 

 

「お前を使って脅せば、簡単に辞退するだろ」

 

 

「あぁ。ガキ一人誘拐すればいいなんて、楽な仕事だったなぁ!ハハハハハ!」

 

 

笑った男につられて他の男達も笑い出す。

すると、

 

 

「あんたらうるさいわよ!私に雇われただけの男の癖に!!」

 

 

という声が倉庫の入り口から聞こえてきた。

見ると、普段から威張り散らかしていそうな女が倉庫に入ってきていた。

 

 

「男の癖に笑うだなんて、どういう神経してんのよ!」

 

 

どうやら女はかなりの女尊男卑思考の持ち主らしい。

それを見た一夏は、

 

 

(あぁ。また女尊男卑のやつか。何でこんなのが当たり前のように社会にいるんだ)

 

 

と、焦りや混乱はすぐに消え、女を呆れたような感じで見ていた。

 

 

「第一ね、出来損ない一人を誘拐するだなんてこと、簡単に決まってるでしょ!それで喜ぶなんて、あーあ、気持ち悪い」

 

 

女が同じようなことを延々と言っていると、今までずっと黙って作業していた男が慌てたように声を上げた。

 

 

「た、大変です!」

 

 

「何よ!男の癖に叫ばないで!」

 

 

女は大変だと言われても態度を変えなかったが、次の男の言葉によって態度が一気に変わる。

 

 

「お、織斑千冬が決勝戦に出てます!!」

 

 

「なんですって!?」

 

 

織斑千冬が決勝に出てる。

その一言で女も、他の男達も騒ぎ出す。

 

 

「おい!日本政府にはちゃんと連絡を入れたんだよな!?」

 

 

「入れたよ!クソッ!織斑千冬は弟思いなんじゃねえのかよ!」

 

 

そんな中、当然一夏も心の中で騒ぎ出す。

 

 

(千冬姉が決勝に出てるって!?俺を見捨てたのかよ!?)

 

 

すると作業していた男の持っていたタブレットから、音声が聞こえてきた。

 

 

『決まったーーーーーーーーーー!!!織斑選手の鋭い一閃がクリーンヒット!!織斑千冬、モンド・グロッソ二連覇!!!!』

 

 

実況アナウンサーの高いテンションの声が聞こえる。

どうやら千冬は連覇を達成したようだ。

 

 

「あーもう!失敗じゃない!こいつ殺してとっと逃げるわよ!」

 

 

女は言うと男の一人から拳銃を奪い、一夏に突き付けた。

 

 

「さよなら。恨むならこの日本と織斑千冬を恨みなさい」

 

 

 

拳銃を突き付けられているのにも関わらず、一夏はどこか冷静な自分に違和感を感じていた。

 

 

(あぁ、何で俺はこんなに冷静なんだろう。まあいい。俺は死ぬのか。なんか.....あんま碌な人生じゃなかったな。

 ごめん、さよなら。鈴、弾、蘭、厳さん、蓮さん、数馬、束さん、....................千冬姉)

 

 

そうして一夏は目を閉じた。

脳裏に浮かぶのは数少ない自分の味方をしてくれた人との思い出だった。

 

 

女が拳銃のトリガーに指をかける。

そして拳銃から銃弾が放たれる------------------

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

直前、どこからともなく声が聞こえてきた。

 

 

《汝、煉獄のチカラを受け取る覚悟はあるか?》

 

 

という、不気味な、声が。

 

 

一夏は幻聴が聞こえたと思った。だが

 

 

「...何よ、今の声」

 

 

女がそう言ったことで幻聴じゃないことが分かった。

 

 

(今この女も...ってことはこれは幻聴じゃない.....?煉獄のチカラ.....いや、まて。この声は誰に向かっていった?...俺か?)

 

 

「いったい誰よ!出てきなさい!!」

 

 

女はヒステリックとも見れなくもない様子で叫んでいる。

他の男達は聞こえた不気味な声に各々の銃火器を構えることもせず、その場から動けなかった。

 

 

《もう一度問う。汝、煉獄のチカラを受け取る覚悟はあるか?》

 

 

その言葉を聞いた瞬間、一夏は理解した。

この不気味な声が問いかけているのは自分だと。

何故だか解らないが、そう直感が言っている。

 

 

(この声は俺に向かって言っている。なら俺は...俺は............!!!)

 

 

そう思ったら、もう口に出ていた。

 

 

「ああ、出来てる!俺にはまだ、返さないといけない恩がある!

 出来損ないと言われていた俺にも手を差し伸べてくれた味方がいる!

 だから、だからぁ!俺はここで死ぬわけにはいかないんだ!!

 頼むから、俺にチカラをくれぇ!!!!!」

 

 

そう、言い切った。

 

 

「はぁ?あんた、死ぬ前に頭おかしくなっちゃった?これだから男は...」

 

 

気持ち悪い。そう言う筈だった言葉はかき消された。

 

 

《よく恐怖せずに言えたな。よかろう。受け取れ》

 

 

また聞こえてきた声によって。

そして次の瞬間、異変が起こった。

 

 

一夏の足元からどす黒いエネルギーの塊が出てきて、一夏を拘束していた鎖を破壊した。

 

 

「な、なにが...」

 

 

女が言うことができたのはそれだけだった。

 

 

そうしている間に、一夏は立ち上がった。

エネルギーの塊が一夏の左腕の肘から先に纏わりつき、鎧を作っていた。

黒と金の2色で構成されており、禍々しいオーラに包まれている。

しかし、目を引くのはその手の甲だろう。そこには、紫でできた眼のようなものがあった。

 

紫の眼が怪しく光る。

すると、一夏の髪が腰あたりまで伸び、両目も赤黒く光った。

一夏が左腕を前に突き出す。

すると、一夏の手の中に一本の大剣が出現する。

 

その剣は茶色いグリップに、黒と金でできていて中央に蒼いクリスタルがはめ込まれた柄、

そして、先に行くほど幅が広くなっている刀身は切る刃ではない中央部分に、煉獄のようなものが描かれている。

 

 

そして、一夏は女とその後ろで先程から全く動いていない男達を見てこう言った。

 

 

「ゴー・トゥー・ワーク」

 

 

 




いかがでしたでしょうか?

読みにくい点などありましたらアドバイスお願いします。


ただし作者のメンタルは豆腐より崩れやすいので、
暴言等はお控えください。

不定期での更新になりますがこれから頑張っていきますので
よろしくお願いします。
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