作者は何党って訳でも無いですが、この子は結構好きです。
しかし、党か...
ブランケッ党ってありですかね?
今回もお楽しみ下さい!
深夜side
クラス代表決定戦翌日の放課後。
俺は寮の自室にいた。
今頃食堂では、一夏のクラス代表就任パーティーをしているんだろう。
...何でだよ!!
何で俺が負けたんだ!
何で一夏が勝ってんだ!
俺は主人公だろうが!
踏み台の方が目立ってるなんて、俺は認めねえぞ!!
そもそも何で白式じゃねえんだよ!
ふざけんなぁ!!
セシリアも俺と関わろうとしないし...本当に何でだよ...
いや、まだだ。
この先も様々な事件が起こる。
そこで俺が活躍するんだ。
俺は主人公なんだぁ!
俺が、この世界の中心なんだぁ!!
俺が、俺がハーレムを作るんだぁ!!!
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三人称side
深夜が自室で妄言を吐いている時、IS学園の校門前に、一人の少女がいた。
その少女は小柄で髪をツインテールにしており、ボストンバックを背負っていた。
「えっとぉ、確か総合受付に行けばいいのよね...総合受付ってどこよ」
その少女はそう言いながら、ポケットからIS学園のパンフレットを取り出す。
ポケットの中でくっしゃくしゃになっていたのは、彼女が物凄く行動的だからだろう。
「本校舎一階...だからそれって何処よ...まぁいいか。歩けば着くでしょ」
彼女はまたパンフレットをぐしゃぐしゃにポケットに入れなおすと、総合受付を目指した歩き始める。
ただ、適当に歩いて直ぐにつく訳もなく、たっぷり20分の時間をかけ、漸く総合受付に着いた。
「はい、以上で転校手続きは完了です。IS学園へようこそ、凰鈴音さん。これが寮等の施設利用のルールなので、目を通しておいて下さいね」
「...こんな分厚いものをですか?」
まぁ、そう尋ねるのは無理はない。
渡されたルールブックは『あなたの町の電話帳』位の分厚さがあるのだ。
「はい、目を通しておいて下さいね」
「.....はい、分かりました」
受付担当者の変わらない表情にビビり、そのまま頷く。
「それで、私は何組になるんですか?」
「2組ですね」
「それで...織斑一夏って何組何ですか?」
「織斑君ですか?織斑君は1組です」
「分かりました。ありがとうございます」
その後、寮の鍵を渡され、寮に向かう事になった。
(心配かけさせたぶん、覚悟しなさいよ、一夏...!)
こうして、凰鈴音は、IS学園に転校してきた。
さぁ、またひと悶着ありそうですねぇ。
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一夏side
翌日、朝のトレーニングを終え、朝食等諸々の準備を終えた俺は教室に向かっていた。
今日はディミオスはダークネスドラゴンWに戻っている。
そのため、俺は一人で歩いている。
暫く歩き、1年1組の教室に入る。
すると、教室が物凄くざわざわしているのに気付く。
「おはよう、何かあったのか?」
「あ、おはよ~おりむ~」
取り敢えず挨拶をすると、のほほんさん事、本音が挨拶をしてくれる。
「ああ、おはよう。それで、何があったの?」
「えっとね~、隣のクラスに転校生が来たんだって~」
「転校生?まだ4月だぞ?」
そういうのって、早くても5月何じゃ...?
俺がそう思っていると、
「おはようございます、一夏さん。如何やらその転入生は中国の国家代表候補生らしいですわ」
「おはよう、セシリア」
と、セシリアが声を掛けてくれた。
俺はセシリアに挨拶を考えながら、ある事を考えていた。
中国。
...アイツは、元気かなぁ。
中1で誘拐された後から、1回もあっていない処か、連絡すら取ってないからなぁ。
「一夏君!転校生も大事だけど、クラス対抗戦も大事だよ!」
「清香...何かあったっけ?」
「何言ってるの!優勝したクラスには、食堂のデザートフリーパスが与えられるんだよ!」
そうでした...
あまり自分ではデザートとか食べないから忘れてた。
しかし、そこまで盛り上がれるんだな...
やっぱり女子って甘いものが好きなのね。
俺と清香がそんな会話をしていると、何時の間にやら癒子達も会話に加わってきていた。
「そうそう、だから絶対に優勝してもらわないと!」
「...プレッシャーを掛けないでくれ」
「大丈夫だって!だって一夏君、凄い強かったじゃない!」
「そうそう!それに、専用機持ちって、1組と4組にしかいないから余裕だよ!」
「その情報、古いわよ!!」
ナギの言葉に被せるように、教室の外から声が聞こえる。
俺達が全員その方向を振り返る。
そこにいたのは、小柄でツインテールの少女だった。
「2組のクラス代表も専用機持ちになったの!今日は先生布告に来たってわけ」
その言葉に何だ何だと教室がざわつく。
急に宣戦布告何て言われたんだ、当然だろう。
そんな中、俺は...
「アッハハハハハ!何やってんだ?似合ってねぞ?」
「うるさい!笑うなぁ!!」
爆笑していた。
周りが俺の事を見て来るが、俺は気にせずその少女に声を掛ける。
「久しぶりだな、鈴」
この少女は、凰鈴音。
小学生からの俺の幼馴染であり、悪友だ。
「本当に、久しぶりね、一夏!」
鈴はそう言いながら俺に向かってきた。
そしてそのまま俺にキックを.....放たれる前に、俺は鈴の額に指を当てる。
体格差も相まって、鈴は移動できずにバタバタしていた。
「チョッと!放しなさいよ!」
「放したらキックするだろ」
「当然よ!私や弾や蘭、数馬がドンだけ心配したと思ってんの!?」
「それは...悪かったよ」
確かに、連絡取ってなかったけどさぁ。
「まぁ兎に角、SHRが始まるからそろそろ教室に戻れ。さもないと...」
「さもないと?」
バキィ!!
「...俺がこうやって出席簿を壊さないといけなくなる」
「.....凰、教室に戻れ」
「ち、千冬さん...」
「織斑先生だ!」
「分かりました!それでは、教室に戻ります!」
鈴はそう言うと、そそくさと教室に戻っていった。
俺はそれを確認すると、織斑先生に声を掛ける。
「織斑先生、いきなり出席簿で殴るのはよくないですよ。俺、IS学園に入ってから凶器壊すの3回目ですよ?」
篠ノ之の木刀が1回、織斑先生の出席簿が2回。
...出席簿って、凶器じゃないんだけどな。
篠ノ之はもう1本木刀を折られているが、折ったのは俺じゃなくてディミオスだからな。
「ルールを守らない奴に、罰を与えるのは当然だろ」
「いきなり叩くのがまずいんですよ。それに、汚したら自分で掃除するのが普通なのに、
「プライベートを口にするなぁ!!」
「...だから、その反応は肯定ですよ?」
「しまった!?」
学習能力が無いのか?
いや、あるはずなんだけどなぁ。
無いのは家事能力だけにしてくれ。
「まぁ、姉弟漫才はこれぐらいにして、山田先生もオロオロしてますし、SHRを始めてください」
「...なら、お前は着席しろ」
「はい」
俺はそう言いながら、着席する。
織斑先生は咳ばらいをすると、
「先程の話も、この前同様に織斑とのじゃれ合いだ。本気にするな。それでは、SHRを開始する」
と話をして、SHRを開始した。
何時か、この漫才でも隠し通せなくなりそうだな...
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昼休み、俺は何時ものように食堂に向かっていた。
俺の後ろには、何時ものようにセシリア達がゾロゾロ付いて来ている。
...これ、全員白衣着たら病院だな。
そんな事を考えていると、食堂に着いた。
食券を買おうと、食券機に向かおうとするが、
「遅い!待ってたわよ、一夏!」
ラーメンセットを持った鈴がいた。
待ち合わせしてないんだから、タイミングは違くて当然だろうが。
「取り敢えず、席取っといてくれ」
「分かったわ」
そう言いながら、鈴は素早い動きで席を確保してくれた。
...スープ零れてないのが凄い。
俺は日替わり定食を注文し、受け取る。
お、今日は生姜焼きか...
さてと、鈴は...
「一夏!こっちよ!」
お、そっちか。
俺は鈴が確保してくれた席に向かい、座る。
周りの席には、さっきまで俺の後ろにいた人達がそろって座っている。
...この人数でも物凄く早い食堂スゲェ。
「アンタ、本当に今までどこにいたのよ!」
「取り敢えず飯を食え、伸びるぞ」
「それもそうね」
鈴はそう言い、ラーメンを物凄い勢いで啜る。
俺はそれを見ながら生姜焼きを食す。
うん、美味い。
「はぁ~~、美味しかった。ご馳走様」
「早いな」
「ラーメンは、早く啜ってナンボよ!」
「そういうもんか?」
「そういうもんよ」
コイツは変わんねえな。
昔っから、こうやってサバサバしてんだよなぁ。
俺がそんな事を考えていると、
「あの、一夏さん。この方とはどういった関係なのですか?」
セシリアが俺と鈴の関係を尋ねて来た。
うんうん、と周りの生徒も頷く。
まぁ、説明はしないといけないよなぁ。
「コイツは、俺の小学校の頃からの幼馴染で、悪友だよ。鈴、自己紹介」
「分かってるわよ!私はアンタの子供じゃないのよ!」
「へいへい」
いやぁ~、ディミオスにそうやって指示出すことがあったから、つい。
「コホン、私は凰鈴音、鈴って呼んで頂戴。中国の国家代表候補生で、一夏の幼馴染よ!」
「ご丁寧にありがとうございます。私はセシリア・オルコットと申します。イギリスの国家代表候補生で、一夏さんの友人ですわ」
「へぇ~~、一夏、友達作れたんだ」
「うるせぇ、言ってろ」
確かに、中学の時は鈴と弾と数馬しか友人居なかったけどよ。
因みに、蘭は俺の中では友人の妹なので、友達カウントはしてない。
いや、仲は良いんだよ。本当だぞ。
俺が一人でそんな事を考えていると、清香達も鈴に自己紹介をしていた。
鈴はコミュ力高いし、直ぐに新しい友人位作れるだろう。
お、最後のさゆかの自己紹介が終わった。
ここは...ふざけるか。
「『PurgatoryKnights』所属の織斑一夏です。よろしくね、凰さん」
「いちいち一夏まで自己紹介しなくてもいいわよ!」
鈴の突っ込みで、辺りが笑いに包まれる。
コイツは、やっぱムードメーカーだな。
「それよりも一夏、アンタ本当に何してたのよ。連絡もせずに」
「アレ、鈴の嬢ちゃん、気になっちゃう感じでござんす?」
「何よ、その口調」
「ムクロ様の口調だよ」
「誰よ!?」
ム、失礼な奴だな。
角王であられるムクロ様を知らないだと?
まぁ、当然だな。
知ってたら俺がビックリするぜ。
「まぁ、その話は追々するとして、やっぱり、聞く?」
「当たり前でしょ!私はアンタの幼馴染であり、友人よ?聞かない訳ないじゃない」
それを聞き、俺は頷き、説明をしようとした。
しようとした。
そう、しようとした。
これで、妨害が入ったのは分かるだろう。
それで、その妨害っていうのが...
「幼馴染だと?如何なっているのだ、一夏!!」
篠ノ之である。
はぁ、全く、コイツはぁ...
皆さん、先に言っておきますが、この世界では一夏は中1の時点で日本を離れているので、鈴の酢豚事件は起こってません。
そもそもヒロインでは無いので...
鈴は、設定集Ⅰに後程追加しておきます。
次回もいつになるか分かりませんが、楽しみにしていてください!
感想を頂けるととても嬉しいので、是非お願いします!