ヒロインはクラリッサとチェルシーです!
もう少し出番は先ですが...
あ、それと...おーい、一夏~!
「何だよ」
一夏の補正が欲しいっていう読者さんが...
「補正って何だよ...」
いやぁ、鍛えてるから、戦闘面では補正無いんだけど、やっぱり恋愛面だと出ちゃうらしいよ?
特に、あの二人以外には。
あの二人は実力で堕としたっぽいけどね~
「だから、何の話だよ~!?」
今回もお楽しみ下さい!
一夏side
あれから、俺は食堂で飯を食った後、教員寮の自室に向かっていた。
簪も、もう自室に戻っている。
専用機はまだ3分の2程しか完成していないので、クラス対抗戦には出れないらしい。
でも、
「GW明けの学年別トーナメントには出れそう...」
との事。
戦うのが楽しみだ。
そのまま、俺は自分の部屋に着いた。
扉を開き、中に入る。
「ただいまぁ~」
《帰って来たか》
「お、ディミオス、もう戻って来たのか」
部屋に戻って来ると、ダークネスドラゴンWからディミオスが帰っていた。
俺はそんなディミオスに話し掛ける。
「白式の外装は?」
《ヒーローWの博士に持って行った》
「...『インフェルノ』と『ロード』と『ガイスト』と『カオス・エクスキューション』は?」
《『インフェルノ』と『ロード』は直ぐに使えるが、『ガイスト』と『カオス・エクスキューション』はまだだ。そうだな...学年別トーナメントまでには大丈夫だろう》
「そうか」
如何やら、簪の専用機と同時お披露目になりそうだ。
一層学年別トーナメントが楽しみだ!
いやその前にクラス対抗戦だな。
[[ムムム~~~]]
...白騎士と白式が拗ねてんな。
そんなに頭撫でっていいのか?
(2人とも、落ち着け...)
[ならマスター、また頭撫でて!]
(...クラス対抗戦の後な)
[約束ですよ、マスター!]
(お、おう...)
やべぇ...
もうこれは断れねえわ。
まぁ、それはさておき、クラス対抗戦優勝目指して、明日も訓練頑張ろう!
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翌日、IS学園の廊下。
俺は朝のトレーニング等を終了し、教室に向かっているんだが...
後を付けられてるな。
[付けられてるね]
[付けられてますね]
白騎士と白式も頷く。
さっきの朝のトレーニングの途中...6:10くらいから見られているのは分かっていた。
この人は、多分だがスパイか暗部に関わりがある人なんだろう。
訓練されているのが分かる。
だがしかし、俺もナノマシン忍者である月影さんと白夜さんに鍛えられたのだ。
監視されていることぐらい簡単に分かる。
今のところ害は無いが...
これ以上付けられるのは気分が悪い。
それに、この人に気を取られ過ぎて気付かなかったが、もう直ぐ朝のSHRの時間だ。
...仕方が無い。
「忍!」
俺はカタナW製のナノマシン煙幕を焚き、それに紛れて移動をする。
向かうは教室...ではなく、天井裏だ!
「え、ウソォ!?」
驚愕の声が聞こえるが気にしない。
俺は天井裏に入り、その人の声を聞く。
「く、何処に行ったの!?」
そう言いながら、その人物の足音や気配などが遠くに移動する。
...撒けたか。
俺はそれを確認すると、そのまま天井裏を移動する。
そんなこんなで、1年1組の教室の天井裏に着いた。
現在時刻はSHR2分前。
ギリギリ間に合った...
「フム、少し早いがSHRを開始する。ム、織斑はどうした?」
間に合っていなかった。
仕方が無い、このまま天井裏から出よう。
そう判断し、天井のプレートを外すと、教室に入った。
「忍...!」
そして、着地すると同時にそう言う。
本来だったら月影さんみたいな巻物があると良いんだが、そんなものは存在しない。
そのため、口頭で説明をする。
「遅くなったでござるんるん」
白夜さんの口調で。
『えええぇぇぇ!?』
...ビックリしたぁ。
そんな大きな声出さなくてもいいじゃん。
俺がそんな事を考えていると、織斑先生が話し掛けて来る。
「...織斑、何故天井裏から出て来た」
それは疑問に思って当然か...
俺はそう判断し、説明を開始する。
「何かストーキングされていたので、撒くために天井裏に入って、そのままここに来たからですね」
「全く、お前は...」
織斑先生が呆れたような声を出す。
「IS学園の校則に、天井裏に入ってはいけませんだなんてもの、無いですよね」
「.....確かに無いんだがな。取り敢えず、天井を直せ」
「分かりました」
織斑先生にそう言われたので、直しますかぁ。
「よっ...と」
俺はジャンプして、天井のプレートを触ると、そのままずらす。
あ、ずらし過ぎた。
仕方が無い、もう1回やろう。
「はい...っと」
もう1回ジャンプして、ずらす。
カコン
お、戻った。
「織斑先生、SHRは再開しないんですか?」
《よくそのテンションのまま行けるな》
「ディミオス、勝手に出てくんな」
って言うか、テンションって何だよ?
俺は何時も通りだぞ?
[マスター、この場合、何時も通りでいられるのが凄いって事だよ]
(そうかなぁ?)
[そうですよ]
白式と白騎士にそう言われてしまった。
この2人がそう言うなら、そうなんだろう。
「んん、さて、SHRを開始する。織斑、着席しろ」
「はい」
そう言われて、俺は着席する。
...視線が痛い。
これはSHRの後の休み時間で、周りに集まってくるな...
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時間は進み、昼休み。
ふぅ、今日はもう疲れたなぁ。
肉体的には疲れてないんだが、精神的に疲れた。
朝にストーカーされ、周りに人が集まり、その後授業。
それは疲れる。
しかも、もうすでに授業はIS実技が始まっている。
俺は『PurgatoryKnights』所属の専用機持ちなので、お手本をしないといけないのだ。
煉獄騎士はISのコアを持っているものの、動き等は完全に俺依存...って言うか、俺の動きまんまなので参考にならないんだが...
「そんなもの関係ない」
という織斑先生の一声により、やらないといけなくなってしまった。
バディスキルで飛んでるだけなんだから、俺の動きはISで出来ないんだけどなぁ。
そんな事を考えながら昼食を食べ終え、廊下を歩いているんだが...
「付けられてるな」
《付けられてるな》
[付けられてるね]
[付けられてますね]
さっきからまた付けられてんなぁ。
多分朝と同じ人だなぁ。
さて、如何しようかな...
整備室にでも行くかぁ。
「ディミオス、様子見たいから整備室行こうぜ」
《なるほどな...了解した》
ディミオスはもう理解してくれたようだ。
物わかりのいいバディで本当にありがたいぜ。
そんなこんなで整備室前。
中から賑やかな声が声が聞こえる。
「簪さん!持ってきたよ!」
「あ、ありがとう...」
「気にしないで!クラスメイトで、友達でしょ?」
「うん...!」
昨日の今日で簪はクラスメイトに馴染めたようだ。
良かった...
さて、
「朝から気付いていますよ。出て来たら如何ですか?」
俺がそう言うと、通路の陰から1人の女子生徒が出て来る。
簪と同じような髪色だが、簪が内側にはねていたが、この生徒は外側にはねている。
リボンの色から見るに、この人は2年生。
つまりは、
「更識生徒会長...」
簪のお姉さんだ。
俺がそう言うと、更識生徒会長は、
「あら、やっぱり簪ちゃんから聞いてたのね?」
そう言い、何時の間にか手に持っていた、扇子を開く。
そこには達筆な字で
『正解!!』
と書いて会った。
...なんだそれ?
月影さんと仲良くなれそうだな。
「それで、朝からストーキングして、何の用ですか?」
「...あなたなら分かっているでしょう?」
更識会長は、目を鋭くしながら俺にそう言ってくる。
何だろう...全く分からん。
俺が男だからか?
いや、それだったら入学式初日からやりそうだ。
「いや、全くと言って良いほど心当たりが無いんですが」
「...とぼけないで!私はもう知っているのよ!」
いったい何だってんだ...
殺気も漏れてるし...
ていうか、この扉大分分厚いけど、俺が中の声聞こえたからチョッと閉まり切ってないぞ?
声が中に...簪に届いているぞ?
「あなたが、簪ちゃんを泣かせたって事ぐらい!!」
「はぁ?」
...あー、確かに昨日簪は泣いたけど、別に泣かした訳じゃ無い。
ていうかそもそも何で知ってんだ?
もしかして...
「私の可愛い可愛い簪ちゃんを泣かせるなんて、許せない!!」
シスコンストーカーだ~~!!
だ、だりぃ~~~!!!
100環境でカイゼリオンさんのデッキと戦うぐらいだりぃ!
それに、簪に聞こえてますよそれ。
それはそうと、誤解を解かなくては...
「違いますよ。別に泣かせて無いですよ」
「嘘を言わないで!」
更識会長は、今すぐにでも飛び掛からん勢いでそういう。
本当なんだってば...
「あなたはここで成敗するわ!覚悟!!」
ウソォ!!
更識会長は扇子片手に俺に突っ込んできている。
その扇子何!?
俺、扇子で成敗されんの!?
あああ、もう!
「怪我しても会長の責任ですよ!」
俺は更識会長の腕を掴むと、そのまま足を払う。
勿論そのまま更識会長は地面に倒れる。
「えっ!?」
更識会長が驚愕の声を上げるが、気にしない。
俺はそのまま腕を抑えながら、更識会長の上に乗り、抑え込む。
ふぅ...無力化完了。
「く、この、離しなさい!!」
更識会長が何か言っているが気にしない。
気にしたら、俺が扇子で成敗されてしまう。
《我の出番が無かったな》
「無い方が良いだろ?」
《当然》
正直で宜しい。
俺は未だジタバタしている更識会長に声を掛ける。
「さっきも言いましたが、俺は簪を泣かせて無いですよ」
「嘘を言わないで「ねえ、簪」えっ...?」
俺はそう言い、整備室の扉を見る。
更識会長もつられてそっちの方を向く。
そこには...
「一夏に...お姉ちゃん...」
整備室の扉から顔を出す簪がいた。
「か、簪ちゃん...」
更識会長は、さっきまでの勢いを失い、簪の事を見つめる。
簪も簪で、更識会長の事を見つめている。
「気まずい...」
《仕方が無い》
そうなんだけどさ...
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簪side
「あなたが、簪ちゃんを泣かせたって事ぐらい!!」
へっ...?
昼休み、仲良くなれたクラスメイト達と一緒に打鉄弐式の整備をしていた。
昨日まで1人で作業をしてたけど、皆と作業すると進みが早い。
これも、仲間の大切さってものなのかな...
そんな事を思いながら作業をしていると、さっきの声が廊下から聞こえて来た。
この声は...お姉ちゃん?
一瞬空耳かと思ったけど、クラスメイト達も反応しているから、空耳じゃない。
「私の可愛い可愛い簪ちゃんを泣かせるなんて、許せない!!」
「違いますよ。別に泣かせて無いですよ」
...何を話してるの!?
それに一夏もいるし!
ん?泣かせた...?
え、お姉ちゃん、何で知ってるの!?
それに、私が自分から泣いたのに...
「あなたはここで成敗するわ!覚悟!!」
え、何をしてるのお姉ちゃん!?
成敗!?
チョッと、一夏は私の恩人なのに...!
私が慌てて整備室の扉に近づいたとき、
「怪我しても会長の責任ですよ!」
と、一夏の声が聞こえたと思ったら、何かが倒れる音がした。
え...一夏、お姉ちゃんに勝ったの?
いや、勝つ負けるじゃないんだけど、そう思わずにいられなかった。
だって、お姉ちゃんは今までISは勿論、生身でも負けたことが無かったから。
そこから、お姉ちゃんと一夏がと、あと一夏のバディだというロボットが話している。
すると、
「ねぇ、簪」
と、一夏から声を掛けられる。
私は整備室の扉から顔を出す。
そこには、
「一夏に...お姉ちゃん...」
一夏と、一夏に床に抑えられてるお姉ちゃんだった。
「か、簪ちゃん...」
お姉ちゃんが私を見つめて来る。
私も、そのままお姉ちゃんの事を見る。
気まずい.....
序盤の一夏とディミオスの会話、何だか分かりますよね...?
それに、一夏は忍者と同じようなことが出来るようになってしまいました。
さてさて、何処まで人間を辞めるか。
次回もいつになるか分かりませんが、楽しみにしていてください!
感想を頂けると物凄く嬉しいです!是非お願いします!