無限の成層圏と煉獄騎士   作:ZZZ777

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事件の処理です。
何か...うっすい内容だなぁ。
それなのに、文字数は5000あるんだ...
1話使う内容じゃ無かったかもな...

そんな内容でもよろしければ、お楽しみ下さい!


事後処理

一夏side

 

 

あれから3時間立った。

今俺はディミオスと共にIS学園の会議室に向かっていた。

 

 

あの後、医務室に運び込まれた俺は色々検査を受けたのだが、特に問題なしとの事だった。

そのためそのまま医務室で休ませて貰っていたが、織斑先生がやってきて

 

 

「動けるのなら、事後処理の会議に参加しろ」

 

 

と言ってきたので、今ディミオスと共に会議室に向かっているのだ。

 

 

「...もうちょっと休みたかったけどなぁ」

 

 

《学園側からしても、この事件は問題視しないといけないのだろう》

 

 

「まぁ、そうなんだけどなぁ...」

 

 

《それに、あの場にいた生徒は凰鈴音、更識楯無以外の2人は違反行動者だ》

 

 

「そうなんだよなぁ」

 

 

そう、アリーナに来た深夜は避難命令違反だし、篠ノ之も避難命令違反だし、放送室にいた人への暴力行為もある。

深夜は今も医務室で気絶してるし、篠ノ之は楯無さんが何処かに連れて行ったので会議には参加しないだろう。

まぁ、違反者の罰の判断は学園に任せよう。

それよりも...

 

 

「CCCのマーク、如何しよう...」

 

 

そう、それだ。

あの襲撃者の右肩には物凄く分かりづらいがCCCのマークが付いていた。

気付かれてないといいんだが、気付かれたら如何しよう...

 

 

「『PurgatoryKnights』の没機体のマークって事にしようか」

 

 

《...良いのか、それは》

 

 

「ディミオスもロボって事で通してるし、いいでしょ...」

 

 

《そもそも、ディストーション・パニッシャーで破壊されてるはずだがな》

 

 

「そうだといいけど...」

 

 

まぁ、仮にバレたらそうやって説明しよう。

ハァ...何で襲撃者があのマークを付けてんだよ...

そんなこんなで、会議室前に着いた。

一応簡単に身だしなみを確認する。

うん、大丈夫。

俺はそのまま会議室の扉を4回ノックする。

 

 

「織斑一夏、ディミオスソード、来ました」

 

 

ここでディミオスの事を言うのって、違和感がある。

だけれども、一応ディミオスもアリーナにいたロボット扱いの為、来ないといけない。

 

 

「入って下さい」

 

 

入室の許可を貰ったので、俺は扉を開ける。

...今の声、男性に聞こえたな。

 

 

「《失礼します》」

 

 

ディミオスと共にそう言いながら、会議室に入る。

会議室には既に沢山の人がいた。

鈴に楯無さんに織斑先生に山田先生。

それにオータムさんを含む警備員の方々にそのほかの教師の方々。

そして、議長席らしき席に座る初老の男性...

これは...もしかしなくても俺らが最後だな。

 

 

「遅れてしまい、申し訳ありません」

 

 

「いえ、織斑君は襲撃者と交戦したのですから気にしないでください。さて、空いている席に座って下さい」

 

 

「分かりました」

 

 

ふぃ~~。

怒られなくて良かった。

俺は指示された通りに席に座る。

ディミオスは俺の膝の上に乗る。

俺は何となくディミオスの頭の上に両手をのせる。

 

 

『~~~///!?!?』

 

 

んあ?

教員の皆さんと警備員の皆さんが顔赤くなってる。

...失礼に当たるけど、チョッと横を見てみよう。

チラッと横を見ると、楯無さんと鈴も顔が赤くなってる。

何でだ?

 

 

「えーあー、それでは、IS学園襲撃事件事後会議を始めます。議長は私、IS学園長、轡木十蔵が務めます」

 

 

この微妙な空気の中、初老の男性...学園長がそう声を発する。

その瞬間に、さっきまでの雰囲気はガラッと変わり、ピリピリした雰囲気になる。

待て、学園長?

学園長は女性のはず...

ああ、影武者的な奴か。

 

 

「さて、先ずは織斑先生、報告をお願いします」

 

 

「はい、分かりました」

 

 

学園長の指示で、織斑先生が席を立つ。

俺を含めた全員が、織斑先生に注目する。

そして、織斑先生は言葉を発する。

 

 

「1年生クラス対抗戦第一試合の途中に事件は発生。突如としてアリーナのシールドを突き破り、襲撃者がアリーナに侵入。それと同時にアリーナのシステムがクラッキングを受け、障壁が下りてしまい、アリーナにいた織斑、凰の離脱、並びに教員部隊の出撃が不可能になりました」

 

 

そこまではあの場にいた教員や警備員も把握しているだろう。

実際に、皆さん頷いている。

だが、その後すぐに避難誘導に出たためこの後は知らないだろう。

 

 

「障壁が下りる前に、織斑と凰に避難指示を出しましたが、既に織斑が襲撃者にターゲットロックされており、避難すると観客に被害が出る可能性あり、そのまま障壁が下りてしまいました。そのため、避難が完了し、クラッキングの解除に成功するまでの時間稼ぎを織斑に指示しました」

 

 

「フム、織斑君、凰さん、ここまでで間違いはありませんか?」

 

 

「はい」

 

 

「間違いないです」

 

 

織斑先生の説明が間違っていないか学園長が聞いてきた。

間違いは無かったので、俺と鈴は肯定をする。

学園長は頷き、

 

 

「織斑先生、続きをお願いします」

 

 

織斑先生に報告を再開する様に指示を出す。

 

 

「はい。その後、織斑と凰が襲撃者を刺激しないように、行動。しかし、観客席の避難が完了した時に、橘が襲撃者が破ったシールドの裂け目から乱入。それにより襲撃者が攻撃を開始してしまいました」

 

 

織斑先生がそう言った時、警備員と教員の皆さんの表情が驚きのものに変わる。

まぁ、今まで深夜は問題行動を起こさなかった優等生なので、驚きもするだろう。

それを確認すると、織斑先生は続きを話しだす。

 

 

「続けます。橘はそのまま攻撃に会い、気絶。襲撃者は織斑に向かって攻撃を開始。交戦をしなければ対処が難しいとの事で、交戦の許可を出しました。しかし、ここで篠ノ之が急に放送室に乱入。放送を使い、叫びました。それにより、襲撃者の攻撃目標が放送室に切り替わりました。この時、放送室内には人が倒れており、篠ノ之が気絶させたと思われます」

 

 

そう織斑先生が言うと、今度は皆さんが呆れた表情になる。

...篠ノ之の問題児っぷりは、もう学園関係者なら全員知ってるのね...

 

 

「襲撃者は放送室に向かってビームを発砲。織斑が放送室をかばい、そのビームを被弾。そののち、更識が篠ノ之を拘束しました」

 

 

織斑先生がそう言った時、全員の視線が俺に集中する。

き、気まずい...

織斑先生、続き続き。

 

 

「織斑は被弾した後、交戦を開始。襲撃者を破壊しました。襲撃者の残骸から、襲撃者は無人機だと判断しました」

 

 

無人機、その言葉が出た瞬間に会議室内がざわつく。

無人機だなんて、どの企業も、国も作っていないからだ。

そのざわついた会議室内を、学園長が咳払いをして静まらせると、言葉を発する。

 

 

「織斑先生、報告ありがとうございます。織斑君、凰さん、何か間違いはありませんか?」

 

 

「「はい、ありません」」

 

 

そう言うと、学園長は頷いた。

 

 

「さて、では質問があります。織斑君、何故襲撃者が無人機だと分からないのに破壊するほどの攻撃を放ちましたか?」

 

 

おお、そう来るか...

正直に言うと、深夜の機体はディストーション・パニッシャーで破壊されなかったから何だけど、ディストーション・パニッシャーは俺以外に見えないからな...

まぁ、白騎士と白式に無人機だって聞いてたし、そうやって説明をするか...

 

 

「煉獄騎士のハイパーセンサーで、生体反応が無いのは確認していましたので」

 

 

「そうですか」

 

 

...納得してくれたっぽいな。

良かったぁ。

 

 

「さて、次にこの事件に関してですが、無人機だという事の公表はしません。ですが、各国が襲撃者の事は見てしまっているので、襲撃があったことは公表します。反論はありますか」

 

 

これに反対意見は出なかった。

まぁ、わざわざ世界を混乱に落とす必要は無いだろう。

 

 

「学園長、一つ宜しいですか?」

 

 

と、ここで楯無さんが挙手をしながらそういう。

学園長は顔を楯無さんの方に向け、

 

 

「更識生徒会長、発言をどうぞ」

 

 

発言する許可を出した。

全員が楯無さんの方に顔を向ける。

 

 

「今回違反行為を行った、橘君と篠ノ之さんにはどのような処罰が?」

 

 

「そうですね...」

 

 

ここで、学園長は考えるように右手を顎に当てる。

暫く考えた後、学園長はため息をついた。

 

 

「本来だったら、1ヶ月の停学、篠ノ之さんはこれまでの暴力行為を加味して退学処分にしたいのですが...」

 

 

「やはり、国際IS委員会ですか?」

 

 

楯無さんがそう言うと、学園長は大きく頷く。

やっぱりかよ...

 

 

「やはり、篠ノ之博士の妹だという事で、厳しい処罰にしようとするとIS委員会からの横槍が入ります。IS学園は本来何処の影響も受けないのですが、訓練機の所有権をだしに使われると、従うしかありません」

 

 

それを聞いて、思わずため息をつきそうになる。

国際IS委員会、そんな事してんのかよ...

だから、俺も国籍取られたのか...

いや、日本政府も嫌いだから、それはそれで良いのだが、国籍が無いと色々メンドクサイ。

特に、今俺はスマホが無い。

今ある通信端末は、会社にしか繋がらない報告用のものだけだ。

 

 

「ですが、何時ものように自宅謹慎では流石にいけません。そのため、篠ノ之さんは反省文1000枚、それにGW期間中は、奉仕作業をさせます」

 

 

おお...今までの罰よりも格段に重たい!

IS委員会からの圧力があるのに、そこまで出来た学園長に感謝!

 

 

「橘君は、初めての違反行為ですが、ISの無断展開という違反もしていますので、反省文500枚、GW期間中3日の奉仕作業とします」

 

 

おお、深夜は最初っから処罰がそこそこある...

やっぱり、『男性IS操縦者』よりも『篠ノ之束の妹』の方が影響力は強いのかな?

.....まぁ、国際IS委員会内部にも女尊男卑主義者はいそうだし、そいつらも絡んで来てんのかな?

何はともあれ、キチンとした処罰が与えられるようで、ホッとした。

 

 

「さて、違反者2人への処罰、今回の襲撃事件に関するIS学園の対応は決定しました。まだ、何か議論したいことはありますか?」

 

 

議論...?

今やったのって、織斑先生が報告して、学園長が対応を決めただけじゃ...?

ま、まぁ、議論って事にしましょう。

『PurgatoryKnights』での会議でも、発言を全くしない人がいるし、こういうもんなんだろう。

そして、特に誰からも手が上がらなかった。

おや、これは...

 

 

「では、今回の会議は終了します。皆さん、お疲れさまでした」

 

 

ば、バレなかった~~!

良かったぁ。

でも、GWにしっかりとウィズダムさんに聞きに行かないとな。

警備員や、教員の皆さんが次々と席を立ち、会議室から出て行く。

 

 

「.....帰るか」

 

 

《そうだな》

 

 

俺、呼ばれた意味なんだろう...

まぁ、お腹も空いたし食堂に行こうか。

ん、待って。

もう食堂閉まってないか?

 

 

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ところ変わって食堂。

確かに食堂は閉まっていたのだが、会議に参加した人用に特別に開いていた。

良かった良かった。

 

 

「さて、何を食べようかな?」

 

 

《好きにしろ》

 

 

分かってるよ。

うーんと、

 

 

「チキン南蛮定食にしよう」

 

 

食券を購入し、商品を受け取る。

相変わらず早くてありがたい。

さて、何時もより空いてるから直ぐに座れるな。

 

 

「いただきまーす」

 

 

今日は普通に疲れた...

さっさと飯食い終わって寝よう。

あー、明日休校にならねえかな。

まぁ、先生たちはこの後更に職員会議しないといけないみたいだし、そっちが大変だな。

 

 

《それにしても、よく10点受けた後にあの動きが出来たな》

 

 

「ああ、アレ?確かに衝撃は身体に来たけど、別に内臓と骨にダメージ無かったから」

 

 

身体にダメージがあったら、あそこまで動けてなかっただろうな。

そう考えるとかなり危ないが、それ以前に妨害が無かったらもっと安全に動けてた。

まぁ、終わったことに何を言っても無駄だ。

 

 

「さて、ご馳走様...『一夏(君)!』わひゃぁ!?」

 

 

きゅ、急に呼ばないでくれ!

ビックリするだろ!

 

 

「鈴、楯無さん、オータムさんに千冬姉...」

 

 

千冬姉やい、ここは学園の食堂だよ?

色んな人がいるんだよ?

それでいいの?

 

 

「チョッとうるさいです...」

 

 

「そんな事言うな!心配だったんだぞ!」

 

 

「千冬姉、分かった、分かったから。だから織斑先生になってくれ」

 

 

この姉とは学園で関わりたくない。

学園では尊敬できる教師でいてくれ...

 

 

「無事でよかったわ、一夏」

 

 

「あのビームに当たって良く生きてたわね」

 

 

鈴と楯無さんは普通に労ってくれる。

そうそう、こんな感じで良いんだよ、こんな感じで...

 

 

「ったく、無茶すんなぁ、お前も」

 

 

「オータムさん...オータムさんもお疲れ様です...」

 

 

オータムさんも避難誘導疲れただろうに...

そうだ。

 

 

「明日ってどうなるんですか?」

 

 

「あ、ああ。まだ決定では無いのだが、明日は休校。クラス対抗戦も全学年で中止だろう」

 

 

俺の問いは、何とか教師の顔になった織斑先生が答えてくれた。

 

 

「それなら、明日はゆっくりするか...」

 

 

「そうしろ。凰も更識も、休むと良い」

 

 

「「「はーい」」」

 

 

さて、明日の予定は決まった。

取り敢えず、後で会社に連絡を入れとくか。

GW...休めなさそうだな...

 

 

 

 




前書きでも言ったけど、大体千冬の報告で終わるという内容。
これ、もしかしたら読まなくても次回の内容理解できるな...
ま、まぁ、一夏はここで学園長と初めて顔を合わせましたし、2人の処罰も決まったし無駄では無かったよね...?

次回もいつになるか分かりませんが、楽しみにしていてください!

感想を貰えると凄く嬉しいので、沢山の感想、待ってます!
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