無限の成層圏と煉獄騎士   作:ZZZ777

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本日2本目。
遂にあの2人の登場!
まぁ、片方はプロローグに出てる子なんですけど。

今回、最後の方が雑に感じるなぁ...
別に急いでた訳じゃないのに...

そんな今回ですが、よろしかったらお楽しみください!


今後の方針と転校生

一夏side

 

 

何とか掃除も終了し、今現在はそのまま整備室で休んでいる。

社長であるスコールさんまでこんなところで休憩するのは物凄い違和感があるが、本人が良いと言っているんだからいいんだろう...多分。

そうしていると、駄目兎の携帯に電話がかかって来た。

 

 

「もすもすひねもす。たっばねさんだよ~~!ちーちゃん、如何したの~~!?」

 

 

何だそれ。

もしもしじゃないのかよ。

って言うか、千冬姉か...

駄目兎と駄目姉が電話してんのか。

あ、いや、千冬姉は今学園で仕事だと思うから織斑先生モードか。

まぁ、一応GWだし千冬姉で良いと思うが。

 

 

で、千冬姉が言っている事は分からないが、駄目兎のリアクションから察するに3人目の男性IS操縦者が見つかったようだ。

駄目兎は準備するからと言って電話を切った。

 

 

「いっくん、スーちゃん、3人目の男性操縦者が見つかってIS学園に行くっポイんだけど、ちーちゃんが言うには如何も胡散臭いんだって~」

 

 

「まぁ、千冬の普段の生活能力はアレだけど、こういう観察眼は本物だから実際に胡散臭いんでしょうね...」

 

 

「確かにそうですね...」

 

 

千冬姉、スコールさんにも言われちゃったよ。

まぁ、改善されなかったら強制禁酒なだけだが。

 

 

「それで、一応スパイ対策をしよう!」

 

 

「束様、一応では駄目だと思いますが...」

 

 

「だって、いっくんの煉獄騎士はISじゃないし、ディミくんたちが造った奴だから束さんでもデータ見れないんだよ?IS開発者の私が見れないデータを只の凡人が見れると思ってる~?」

 

 

「そう言われると...」

 

 

確かに、そう言われると特に対策をする必要を感じなくなってしまう。

それに俺のPCを見られたとしても、そもそもPCもこの駄目兎製だからセキュリティは万全か...

 

 

《フム、何の話だ?》

 

 

「あ、ディミオス。お帰り」

 

 

ここで、バディワールドからディミオスが戻って来た。

俺以外の人達は、急にディミオスが出て来たことに驚いている。

もう俺は慣れたから、時に驚きはしない。

 

 

「それで、何だって?」

 

 

俺はそんな人達を放っておいて、ディミオスにそう質問する。

そう、ディミオスがバディワールドに帰っていたのは、ウィズダムさんにCCCマークのパーツについて聞くためだ。

それと他にも話を聞くために飛び回って貰ったけど。

 

 

《ウィズダムが言うには、意図して誰かにパーツを渡したことは無いらしい。だが、廃棄予定だった試作型抹消機神(プロト・デリーター) ギアゴッドver.Ø88の一部パーツが分解後何時の間にか無くなっていたらしい》

 

 

「つまり、偶然にもこの世界に流れ着いて、そのパーツが利用されたと?」

 

 

《恐らくな》

 

 

...面倒だな。

そうなって来ると犯人の目星すら付けられない。

それに、何で牙王さん達の世界ではなく、俺の世界なんだ...

もしや、

 

 

「ディミオス達がこの世界に来た影響か?」

 

 

《...そう思いたくないが、それが一番有力だ》

 

 

なんてこったい。

 

 

「これは悪いのは俺らって事になるのか?」

 

 

「そんな訳ないよ!」

 

 

「うお、駄目兎...何時の間に現実に復帰した?」

 

 

何時の間にやら現実に復帰していた駄目兎がそう言ってきたので、俺は驚いてしまう。

駄目兎の後ろではマドカ達がうんうんと頷いている。

 

 

「悪いのはいっくんとディミくんじゃなくて、そのパーツを利用した奴らだよ!」

 

 

「そうそう!だから、お兄ちゃんたちは落ち込んじゃダメ!」

 

 

《だそうだ、一夏》

 

 

「そうみたいだな...ありがとう、束さん、マドカ」

 

 

こうやって直ぐに元気づけてくれるっていうのはいいなぁ...

因みに、束さんは呼び方が駄目兎から戻ったことではしゃいでる。

もう少し駄目兎にしてた方がよかたかぁ?

 

 

「他には?」

 

 

《特には言われていない。バディワールドからの流出品が今後判明したら我のもとに連絡が来るようになってる》

 

 

「了解」

 

 

他には何もないと良いんだけどなぁ。

ここで、俺は時間を確認する。

そろそろ学園に戻らないとなぁ。

 

 

「じゃあ、俺とディミオスはそろそろ学園に戻りますね」

 

 

「え、もう帰っちゃうの?」

 

 

俺がそう言うと、マドカは少し寂しそうな声を上げる。

チョッと心苦しいが、戻らないといけないのは事実なので、ここは残るという選択は出来ない。

 

 

「ごめんな。今度時間があるときにでも、また相手してやるから」

 

 

「約束だよ!」

 

 

そう言ってマドカは笑う。

俺はそんなマドカの頭を一撫ですると、スコールさんと束さんとクロエさんに向き直る。

 

 

「じゃあ、行ってきますね」

 

 

「ええ、行ってらっしゃい、一夏」

 

 

「頑張って下さいね、一夏様」

 

 

「いっくん、頑張ってね!束さんに出来る事なら何でも言ってね!」

 

 

「なら束さん。『篠ノ之箒に何をしても私は何もしない』って世界に発信してくれます?そうしてくれるとアイツがいなくなってかなり頑張れるんですが...」

 

 

俺がそう言うと、束さんは苦笑いを浮かべる。

 

 

 

「あ、あははは...時間が取れたらやってみるよ」

 

 

「今こうやってる時間はあるじゃ無いですか」

 

 

「それとこれとは話が違うよぉ...」

 

 

まぁ、分かってるけどさ...

 

 

「じゃあ、行ってきます!」

 

 

「「「「行ってらっしゃい!」」」」

 

 

そう4人の挨拶を聞き、俺とディミオスは学園に戻る。

さて、GW明けからも頑張りますか!

 

 

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GW明けの初日の朝のSHR前。

俺は教室にて仕事をしていた。

結局出社した翌日からも仕事が途切れることは無く、最終日に当たる昨日にはアナログ書類が届いた。

今現在はそのアナログ仕事をしている事になる。

結局GWは仕事のせいでセシリアや鈴との合同トレーニングが出来ず、基本的に早朝と深夜に行う自主トレしか出来なかった。

教室には続々と皆が登校してきているが、俺が仕事をしているのを察してか話し掛けて来る人はいなかった。

それだけでは無く、会話の声も何時もより控えめだ。

正直この仕事の7割程が日本政府から送られてきている仕事でイライラしていたので、騒がしくなくて良かったと思っている。

そんなこんなで地道に仕事を処理していくこと十数分。

 

 

「さて、全員席に着け!今日は伝える内容が多いため朝のSHRは少し早めに始める!」

 

 

教室の後ろの扉から織斑先生がそんな声を掛ける。

するとその瞬間に皆話を終了し、自分の席に着く。

俺も仕事をいったん終了し、仕舞う。

すると、織斑先生と山田先生が後ろの扉から教室に入って来る。

...わざわざ前から来ないってことは、そこに例の転校生がいるな?

 

 

「さて、先ずは皆に連絡だ。GW期間、奉仕作業謹慎だった橘と篠ノ之だが、この後1時間目から復帰することになる」

 

 

織斑先生がそう言うと、皆が露骨に嫌そうな顔をする。

今までの行動で、篠ノ之は完全に嫌われてしまったらしい。

それに、そんな篠ノ之と同じような罰則を与えられた深夜の株も下がってしまったようだ。

 

 

「そして、今度は皆さんに嬉しいニュースです!今日からこのクラスに転校生がやって来ます!」

 

 

『やったぁぁぁ!』

 

 

今度は山田先生が、嬉しいニュースとして転校生が来ることを伝えると、皆が歓喜の声を上げる。

まぁ、俺は聞いてたのでそこまで反応をしない。

 

 

「じゃあ、お2人、入ってきてください!」

 

 

は?

2人?

聞いてねえぞ、千冬姉ぇ...?

俺がそんな事を思っていると、さっきから閉まっていた教室の前の扉が開き、件の転校生2人がやって来る。

片方は金髪で男子用制服を着用して、もう1人は銀髪で左目に眼帯をしている。

 

 

「えっ...」

 

 

その内1人を見て、俺は驚いてしまう。

 

 

「では、先ずデュノア君、お願いします」

 

 

「はい」

 

 

山田先生の指示で、金髪の方が1歩前に出る。

そして、笑いながら自己紹介を始める。

 

 

「フランスからやって来ました、シャルル・デュノアです。不慣れなことが多いと思いますが、よろしくお願いします」

 

 

そう言って、その金髪...デュノアは頭を軽く下げる。

 

 

「えっと、男子...?」

 

 

皆が固まってるなか、清香が代表して何とかという感じで質問をする。

するとデュノアは、

 

 

「はい、此方に僕と同じ境遇の方が2名いるとの事で本国より転校を...」

 

 

あ、耳塞ごう。

そうして何とか俺が耳を塞いだ時、

 

 

『きゃぁぁああああ!』

 

 

...だと思ったよぉ!

 

 

「男子!3人目の男子!」

 

 

「一夏君とは違って守ってあげたくなる系!」

 

 

「ええい全員静かにしろ!まだもう1人いるんだぞ!」

 

 

『はい!』

 

 

織斑先生の怒声により、一瞬で静まり返る。

しかし、これが男子...?

確かにそう見えなくもないが、身長や体形は女性よりだしな...

これは...胡散臭えなぁ...

まぁ、デュノアに関してはまた後で調べよう。

俺が驚いたのは、事前に聞いていたデュノアの事ではない。

もう1人だ。

 

 

「では、ボーデヴィッヒさん、お願いします」

 

 

「分かりました」

 

 

そう、コイツは...

 

 

「ドイツ代表候補生で、ドイツ軍IS部隊シュヴァルツェ・ハーゼ隊長のラウラ・ボーデヴィッヒだ。幼少期から軍にいたため、世間の一般常識とはズレている部分もあるかもしれないが、よろしく頼む」

 

 

ラウラだ~!

俺が内心滅茶苦茶驚いていると、ラウラが俺の前に立つ。

いや、元々俺の席が教室の最前列の中央だから余り立ち位置は変わってないけどね。

 

 

「久しぶりだな、一夏」

 

 

ラウラは笑いながらそう言ってくる。

それを見て、俺も笑いながら返す。

 

 

「ああ、久しぶり、ラウラ♪」

 

 

俺の言葉を聞き、皆がざわつく。

まぁ、俺自身もここまでテンションの高そうな声が出るとは思わなかった。

 

 

《久しぶりだな、ラウラ・ボーデヴィッヒ》

 

 

胸ポケットからディミオスが出て来て、ラウラに声を掛ける。

後ろでデュノアが驚いたような表情を浮かべているが、ラウラは気にしない。

まぁ、初対面じゃないしな。

 

 

「おお、ディミオスソードか。久しぶりだな」

 

 

いやぁ、本当に久しぶりだよ。

俺がシュヴァルツェ・ハーゼにいたのは中1の頃だったから、2年間も会って無かった事になるのか。

 

 

「織斑、ボーデヴィッヒ。プライベートの会話はそれぐらいにしろ」

 

 

「はい」

 

 

「分かりました、教官」

 

 

「ボーデヴィッヒ、織斑先生だ」

 

 

「すみません、織斑先生」

 

 

ラウラは思わず教官と呼んでしまった事を謝罪する。

...皆からの視線が痛ぇ。

後での説明が大変そうだ。

 

 

「さて諸君、これにて朝のSHRは終了だ。転校生2人に聞きたいことがあるかもしれんが、この後は2組との共同実技授業だ。遅れないようにしろ。それから織斑」

 

 

「はい?」

 

 

俺は織斑先生に呼ばれたので返事をする。

 

 

「デュノアの面倒を見てやれ。同じ男子だろ」

 

 

えー、胡散臭いって最初に言ったのは織斑先生じゃないですかー。

それなのに俺に世話を押し付けるんですか?

メンドクセェな...

 

 

バキィ!!

 

 

振り下ろされた出席簿を俺が叩き割った音が教室に鳴り響く。

ラウラとデュノアは驚いたような表情を浮かべるが、その他の皆は山田先生を含めそんな表情を浮かべていない。

もう慣れたのか...

人間の適応能力ってすげぇ。

 

 

「織斑先生、危ないじゃ無いですか」

 

 

「お前が心の中で面倒だと考えているからだ」

 

 

「それを言うなら、面倒だとか言って()に押し付けず、自分で家事をやれたらその理由で怒っても良いんじゃないですか?」

 

 

「だから!プライベートを「だから、その反応は肯定ですよ?」...しまった」

 

 

ラウラとデュノアは未だに驚いた表情を浮かべているが、皆はもう既に笑える程まで慣れてしまっているようだ。

 

 

「まぁ、チャイムも鳴りますし、姉弟漫才はこれぐらいにして、デュノアを更衣室に連れて行けば良いんですね?」

 

 

「あ、ああ。そうだ。よろしく頼むぞ」

 

 

織斑先生がそう言った時に、丁度いいタイミングでチャイムが鳴る。

さて、デュノアを更衣室に連れて行かないとなぁ。

 

 

「じゃあ、ラウラ。話は後で!」

 

 

「分かった」

 

 

「ディミオス!行くぞ!」

 

 

《了解した》

 

 

さて、無事デュノアを更衣室に連れて行くのがミッションだな...

頑張らねえと...

 

 

 

 




遂にラウラが再登場!
プロローグではセシリアより早く出たのに、本編での一夏との再会はセシリアの後。
まぁ...仕方が無いよね?

次回もいつになるか分かりませんが、楽しみにしていてください!

評価を頂けると凄く嬉しいので、是非お願いします!
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