展開スピードがおっそいなぁ...
ドロー必殺技くらい遅い。
こんなグダグダ小説を見て下さり、ありがとうございます。
今回もお楽しみください!
深夜side
クソッ!
何がどうなってやがる!
今日は、学年別タッグトーナメント初日。
今日までに、シャルロットとラウラを堕とすはずだったのに...
何でシャルロットが欠場なんだよ!
おかしいだろ!
それに、お風呂での正体発覚もしなかったし...
しかもラウラがセシリアと鈴の2人を半殺しにしてないじゃねえか!
ふざけんな!
原作と違い過ぎるじゃねえか!
そもそも、このタッグトーナメントのルールがおかしい!
一夏とシャルロットがペア組んでたから、特に制限はないんじゃないのかよ!
でも、俺にとってプラスの事もある。
箒とペアを組めたことだ。
ペアになれば、一緒にいる時間を多くとれる。
そうすれば、箒も俺の事を意識してくれるはず!
そう思いながら箒と何とか会話しようとしてたのに...
箒は一夏一夏うるさい!
何でだよ!
確かに、俺はペアを組む時に
「俺と組めば、一夏に力を見せつけられる!」
と言ったけれど!
一夏の事しか考えていないから、余りにも俺との会話が少ない!
一応連携はしてくれるっぽいけど...
いや、大丈夫だ!
俺の身体能力は千冬並みだから、一般生徒のペアには絶対に負けない。
そして、マスター・コントローラーのメタ機能があれば、専用機持ちにも負けない!
一夏はソロだから、俺と箒の連携で勝てる!
それに、ラウラのVTシステムでの暴走もある。
そのためには、ラウラとの試合まで勝たないといけないが、俺は勝てる。
ラウラを華麗に救出して、俺が主人公だって事を証明するんだ!
大丈夫だ、俺ならできる!!
さて、もう直ぐで対戦表が張り出されるな...
移動しよう。
俺はそう判断し、寮の自室を出る。
暫く歩き、第一アリーナの対戦表が張り出される場所に来た。
そこそこ人がいるな...
集まっているの生徒は、全員がIS学園のジャージに身を包んでいる。
まぁ、制服よりもISスーツに着替えやすいからな...
何人かはもうISスーツを中に着ていたりしてんじゃねぇか?
「うわ、結構人がいるわね...」
「皆さん、対戦相手が気になるという事でしょう」
「フム、寧ろ気にしない奴がいるか?」
「いや、いない...と、思う」
セシリア達か!
やっぱりセシリア達も気になるんだな!
待ってろ...何時か俺のハーレム要員にしてやるぜ!
あと3分。
気になるなぁ。
「ギリギリセーフ」
ん、一夏も来たか...
今日こそは、俺の踏み台にしてやる!
そう思いながら振り返ると、何故か一夏は制服を着ていた。
「一夏さん、何で制服なんですの?」
セシリアが一夏に質問をする。
セシリアのその声で、集まっていた人も一夏が制服な事に気が付いたようだ。
「さっきまで関係がある企業各社様に挨拶して周っていたからだ」
何でだよ!
何でそんな事してんだよ!
一夏はそんな社会人みたいなこと出来ないだろうが!
街の不良とかを直ぐに殴るような奴じゃないのかよ!
「一夏、アンタ本当に学生?」
「学生だが、同時に企業所属の人間でもある。仕事は全うする」
「フム、私が軍の仕事をするのと一緒か」
「そういう事」
クソ、やっぱりラウラと一夏が普通に会話している。
本当に如何なってんだよぉ!
あ、教師が来た。
さて、発表か...
そして、教師が対戦表を壁に貼る。
その場にいた全員、張り出された対戦を見て驚いたような表情を浮かべる。
一回戦第一試合 ボーデヴィッヒ、鷹月ペアVS橘、篠ノ之ペア
一回戦最終試合 更識、布仏ペアVS織斑一夏
この2つの組み合わせで。
これを見た瞬間、俺は内心笑みを浮かべる。
やったぞ!
第一試合で、対戦相手がラウラ!
原作の一夏と一緒だ!
良いぞ、やっぱり俺が主人公なんだ!
「フム、第一試合か」
「ラウラ、頑張れよ」
「勿論だ」
ラウラとの試合を待たなくてよかった。
ここでVTが発動するから、俺が解決するんだ!
...ていうか、更識?
簪の事だよな...
何で名前があるんだ?
打鉄弐式は完成してないはずだろ?
ああ、原作では第一試合だけで描写が無かっただけで、訓練機での参加はする予定だったのか?
アニメで出てたっけか...?
まぁ、如何でもいいか。
ここで、俺が主人公だと証明するんだ!
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一夏side
対戦組み合わせ発表後。
俺は何時もの特殊ジャージに着替えた後、生徒用のリモート観戦室に向かっていた。
アリーナの観客席で見てもよかったんだが、そこでは学園外からの観客もいるのだ。
視界の端にクラリッサさんやチェルシーさんが入ったら、多分俺は集中して観戦が出来ない。
それだけでなく、多分心理状況もよろしいものではなくなる。
そのため、俺はリモートを選んだ。
「ディミオス、ちょっといいか?」
《如何した》
その道中、俺はディミオスに話し掛ける。
するとポケットからディミオスがSDで出て来る。
「『ガイスト』と『カオス・エクスキューション』は?」
《もう問題なく使えるぞ》
「そうか...『ロード』もいけるんだよな?」
《ああ、そうだ。この間のクラス対抗戦では使わなかったがな》
「中止になったからなぁ」
取り敢えず、確認したい事は確認できた。
それからディミオスと軽く喋っていると、観戦室に着いた。
観戦室は、3年生の各教室、又は視聴覚室だ。
先輩方は、自分の席に
あと、普通に視聴覚室の方がモニター大きいしな...
俺は視聴覚室に入ると、ちょうどいい具合の席に座る。
どうせ最終試合だし、暫くはここにいるからな...
それにしても、
「まさか打鉄弐式のデビュー試合の対戦相手だなんてな...」
《組み合わせはどのようにして決められたかは分からないが、何か意図を感じる気もする》
多分ランダムだとは思うんだがな...
簪と4組の生徒たちの絆の象徴ともいえる打鉄弐式。
それの大事なデビュー戦。
華を持たせるならば、負けた方が良いんだろうが.....そんな八百長はしない。
正々堂々と、全力戦う事が、簪への敬意の表れでもある。
だからこそ、
「容赦はせず、勝ちに行く」
《それでこそ、我がバディだ》
如何やら、ディミオスも気合十分のようだ。
...まぁ、今気合いを入れても、試合まで結構時間があるんだけどね。
さて、後5分くらいで第一試合の開始時刻だ。
深夜には悪いが、ここはラウラを応援させてもらおう。
それに、ラウラの専用機は、もう完成しているんだろう。
シュヴァルツェア・レーゲン...どんな感じになってるのか、楽しみだなぁ...
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三人称side
学年別タッグトーナメント1年生部門試合会場、第一アリーナ。
そこでは、第一試合から専用機持ち同士が戦うとの事で、観客は始まる前から盛り上がっていた。
そんな中、先ずはアリーナに、ラウラと静寐のペアが出て来た。
静寐が身に纏っているのは、訓練機打鉄。
ラウラが身に纏っているのは、ドイツの第三世代型IS、シュヴァルツェア・レーゲン。
これを見て、観客は大いに盛り上がる。
生徒達から見れば、憧れ。
ドイツ関係者から見れば、自国の技術の活躍の場。
その他国家や企業から見れば、ドイツのIS技術の確認。
それが、この場で行われようとしているのだ。
盛り上がるに決まっている。
(な、何でこんなに盛り上がってるの!?まだ試合始まってないよ!?)
ただ、一般生徒である静寐は軽くパニックになっていた。
代表候補生等の特別な立場じゃない人間は注目されること自体に慣れていないため、パニックになってしまうのも仕方が無いだろう。
(一夏君もこんな感じだったのかな?いや、一夏君の時の方が観客はもっと盛り上がっていたような...そう考えると、何か落ち着いてきた)
ただ、一夏と比べる事で、何とか落ち着けるようだ。
パニックを自分で落ち着かせることが出来る、そういう面でも、静寐は優秀な生徒と言えるだろう。
ここで、反対側のピットから、深夜と箒のペアも出て来た。
箒が身に纏うは、静寐と同じく打鉄。
そして、深夜が身に纏うは、専用機マスター・コントローラー。
深夜の専用機を見た観客は、立場によって違う反応を見せる。
生徒達は、ラウラの時のように盛り上がる。
だが、学園外からの関係者は、一様に動揺したような表情を見せる。
それは当然だ。
一夏は『PurgatoryKnights』、男子として認識されているシャルロット(シャルル)はデュノア社に所属しており、専用機を持っていても何も不思議ではない。
だがしかし、深夜は何処の企業、国にも所属しておらず、また何処からか専用機が譲渡されたとの情報は出回っていない。
それなのに、専用機を所有しているという事に動揺していたのだ。
そんな中、学園外からの観客の中で、周りと違う反応を見せたところが1国家。
イギリスである。
イギリスだけは、1年1組クラス代表決定戦の際、深夜が専用機を所有している事を何処よりも早く知った。
しかも、その専用機に自国で開発した第三世代型ISブルー・ティアーズのデータが使われている事も知った。
そのため、政府関係者2人は、どう見ても怒りの表情で、深夜の事を睨んでいた。
そんな、数舜前とは雰囲気が大きく変わったアリーナ内で
(おかしい、橘は無所属ではないのか...いや、今実際に目の前で専用機を身に纏っているんだ。あの専用機の情報が無い以上、様々な可能性を考慮しなくては...)
ラウラはそのように冷静に分析していた。
そして、
「鷹月、少しいいか?」
プライベートチャネルで静寐に声を掛ける。
「どうしたの、ラウラさん」
「橘の専用機に関して、何か情報はあるか?」
「分かってるのは、ブレードが1本にハンドキャノンが2丁、後は翼とかが光るのと、ブレードに特殊能力がある事かな?」
急に質問された静寐だが、特に焦ることも無くラウラに情報を伝える。
「特殊能力?」
「うん。前に、セシリアさんとの模擬戦で、武装のコントロールを奪っていたの」
コントロール奪取という情報を聞いても、ラウラは焦らない。
やはり、ここは現役軍人だからか。
「ならば、兎に角そのブレードに注意だな。鷹月、私の指示に従ってくれるか?」
「勿論!だって、私達はペア、2人で戦うんだよ。協力しないでどうするの」
「そうだな」
ラウラは、表情や声には出していないものの。、嬉しさを感じていた。
転校してきてまだ1ヶ月もたっていないのに、ここまで信頼してくれる者とペアに慣れたのが嬉しいんだろう。
一方、深夜と箒は...
(よし、シュヴァルツェア・レーゲン!これで、マスター・コントローラーのメタ機能を使える!ここで俺が活躍したうえで、ラウラのVTの暴走から助ける!俺が主人公だって証明する!)
(フン!代表候補生だが何だか知らないが、あんなチビと一般人に私は負けない!ここで勝って、一夏に私の強さを見せ、幼馴染だと認めさせるのだ!!)
1ミリもそろっていなかった。
それに、物凄く詰めが甘い。
原作では、恨んでいた一夏に負けそうになって力を求めた結果、発動したVTシステム。
だが、今のラウラは一夏の事を恨んでおらず、力が全てだと考えていない。
それなのに、どうしてVTシステムが発動すると思っているのか。
...言ってしまえば、この世界でも同じ条件で発動したが、その際に研究者はもう捕まっているので、搭載すらされていないのだが...まぁ、それは知らなくてもしょうがない。
箒は、己の事を過大評価し過ぎだし、代表候補生の事を過小評価し過ぎだ。
自身と相手の実力を理解し、如何立ち回るかによって、戦いの内容は変わって来るのだが...如何やらそれは出来ないらしい。
『それでは!学年別タッグトーナメント、1年生の部一回戦第一試合!ラウラ・ボーデヴィッヒ、鷹月静寐ペアVS橘深夜、篠ノ之箒ペア!試合...開始!』
「ゴー・トゥー・ワーク!」
ラウラは試合開始のアナウンスと同時に、一夏と同じセリフを言い、行動を開始する。
まぁ、
実際に、一夏はもう殆ど無意識に呟くようになっている。
因みに、これを見た観戦室の一夏は、
「シュヴァルツェ・ハーゼの皆、まだ言ってるのか...俺と同じように、もう無意識なのかな?」
と呟いていたそうな。
こうして、学年別タッグトーナメントの、幕が上がった...
中途半端に切って申し訳ありません。
次回は、ガッツリ戦闘シーンからです。
次回もいつになるか分かりませんが、楽しみにしていてください!
感想を頂けると物凄く嬉しいので、是非お願いします!