無限の成層圏と煉獄騎士   作:ZZZ777

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シャルロットの再転入です!
臨海学校前に、日常話を何回か挟みます。

今回もお楽しみください!


金の再転入

一夏side

 

翌日、俺は朝から職員室に行き、昼休みに学園長室に行く許可を得た。

そして、社長の言っていた通り9:00丁度に『PurgatoryKnights』は会見を行い、デュノア社を傘下に加える事を発表した。

その瞬間に、世界では株だのなんだのの大きな動きがあったらしいが、そこら辺はまだまだ勉強不足なので良く分からなかった。

因みにだが、その情報は当然ながらIS学園にも届き、『PurgatoryKnights』所属である俺は様々な視線を感じた。

まぁ、それは当然か。

デュノア社は世界トップクラスのIS企業。

そんな企業が事前情報無しでいきなり『PurgatoryKnights』の傘下になったのだから、その『PurgatoryKnights』所属の人間に注目しない訳が無い。

そして昼休み。

質問をしてくる皆を躱しながら、俺は学園長室に向かった。

1年生の皆は、学園長室に行く用事があると言えばすんなりと質問を止めてくれたのだが、先輩方...特に、新聞部の人達がなかなか質問を止めてくれなかった。

それによって、俺はナノマシン煙幕を消費しないといけなくなってしまった。

今度カタナWに行って新しく貰わないと。

 

 

そんな事を思いながら学園長室に行き、シャルロットの再転入手続きを代行で行った。

その際に、デュノア社問題等々全てを説明もしたが、たいして学園長は驚いていなかった。

これも豊富な人生経験からなるものなのだろうか?

 

 

そして、その日の放課後には清香達が俺の優勝パーティーを開いてくれた。

これには、1組だけではなく1年生の殆どが部活等を休んでまで参加してくれた。

こんな大勢でもパンクしない食堂ってすごい。

このパーティで、今まであまり関わりが無かった他クラスとの生徒とも話すことが出来たし、中々いい機会だった。

ただ、篠ノ之が不参加なのは、まぁ当然として、何故か深夜も参加してくれなかったらしい。

少し悲しい気もしなくもないが、これで深夜の怪しさが更に上がってしまった。

そろそろ調査をしたいんだがなかなか出来ない。

仕事が忙しいっていうのもあるが、正直何処から調査したらいいのか分からないのが現状だ。

まさか直接

 

 

「専用機調べさせて!」

 

 

って言う訳にもいかないしなぁ。

どうしたものかなぁ...

 

 

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そんなこんなで週も明け、月曜。

今日はシャルロットが、シャルロットとして再転入してくる日だ。

まぁ、その事を知っているのは教員と俺だけだけどな。

そんな日の朝のSHR前。

俺は自席にて仕事をしていた。

アナログの仕事など、殆どが日本政府から送られてくる俺関係の書類なのでさっさと終わらせてしまおう。

そう思いつつ仕事をしていても、流石に何枚も同じ内容の書類を見るとイライラしてくる。

だ、か、ら、俺は無国籍状態で『PurgatoryKnights』所属だから、日本の代表候補生になどならん!

何回言ったら分かるんだ。

あれか?

日本政府にも篠ノ之みたいなアホが何人もいるのか?

全く、簪は良く日本代表候補生なんてやってられるな。

本人にその気があるのなら、是非とも『PurgatoryKnights』にスカウトしたい。

 

 

俺はそんな事を考えながら仕事をし、全ての書類を捌ききったところで、

 

キーンコーンカーンコーン

 

と、タイミングよくチャイムが鳴る。

俺が書類を仕舞うと、それと同じタイミングで教室のドアが開き、織斑先生と山田先生が入って来た。

だが、山田先生は何処か疲れたような感じだ。

あ、あれだ...シャルロットの再転入による寮の部屋割りだな?

なんかこう、お疲れ様です。

仕事が大変なのは分かりますが、頑張って下さい。

山田先生といい榊原先生といい、IS学園の教師は苦労する人が多いのかな?

織斑先生も、私生活はあんなのだが、仕事は優秀だからな。

 

 

「さて諸君。朝のSHRを始める。山田先生、お願いします」

 

 

「はい...」

 

 

山田先生は覇気のない声で返事をすると、教卓の前に立つ。

山田先生は小柄で童顔なため、拗ねている子供のようにも見える。

 

 

「本日は皆さんに転校生を...あ、いや、そうでもないのかな...?まぁ、新しいお友達を紹介します」

 

 

うお、やべえ。

これはかなり疲れてらっしゃる。

どうする?

なんか俺にできる事ってあるか?

.....無い気がする。

クラスの皆は、山田先生のあまりにも疲れ果てている声に驚いていたが、それ以上にその内容に驚いているようだった。

まぁ、ここ最近ラウラとシャルルが転校してきたばっかりなのに、そんな事を言われたら驚くのも無理は無いだろう。

 

 

「それでは、入ってきてください...」

 

 

「はい」

 

 

山田先生がそう言うと、再び教室の扉が開き、中に人物が入って来る。

その人物を見て、クラスメイトが驚いた表情を浮かべる。

 

 

「えっと...『PurgatoryKnights』所属、シャルロット・デュノアです。よろしくお願いします」

 

 

その人物は、まぁ、当然ながらシャルロットだ。

ただし、身に纏っているものは女子用の制服で、俺の制服と同じ位置に同じ『PurgatoryKnights』のマークが付いてるけどな。

そして、それを見たクラスの皆は...

俺は咄嗟に耳を塞ぐ。

 

 

『ええええええ!?!?!?!?』

 

 

ですよねぇ!

あー、危なかった。

 

 

「え、どどど、どういうことですか!?」

 

 

清香が物凄く混乱したような表情で、その質問を発する。

すると、クラスの皆は一斉にうんうんと首を縦に振る。

 

 

「そうだな...織斑、説明しろ」

 

 

「はい」

 

 

織斑先生に説明を丸投げされたため、俺は席を立ち、皆の方に振り返る。

すると、視線が俺に突き刺さる。

視線が突き刺さっている事による居心地の悪さを感じながら、俺は説明を開始する。

 

 

「デュノア社が『PurgatoryKnights』の傘下になっただろ?それで、デュノア社所属だったから『PurgatoryKnights』に移る事になったんだよ」

 

 

うん、我ながら何ともざっくりとした説明だな。

まぁ、話の本筋は話してるし、問題は無いだろう。

 

 

「そうだけど、そうじゃなくて!え、何で女子の制服着てるの!?」

 

 

あ、そっち?

 

 

「何でも何も、シャルル・デュノアの本名はシャルロット・デュノアで、本来の性別は女子だったってだけだ」

 

 

俺がそう説明をすると、クラスの雰囲気が若干暗くなったように感じる。

なんだ?

そんなに男子がいて欲しかったのか?

いるだろ、俺と深夜が。

 

 

「一夏さん、質問いいですか?」

 

 

「ん?何だセシリア」

 

 

ここで、セシリアが質問をしたいと言ってきた。

 

 

「シャルロットさんが『PurgatoryKnights』所属になるという事は、フランス代表候補生の肩書はどうなるのですか?」

 

 

あ、それか。

まぁ、同じ代表候補生として気になる部分はあるんだろうな。

その質問に俺が答えようとした時、シャルロットが先に答える。

本人の方が説明しやすいこともあるから、このまま任せるか。

 

 

「僕は元々デュノア社とフランス代表候補生を兼任していて、そのデュノア社所属の肩書が『PurgatoryKnights』に代わるだけだから、代表候補生は続けるよ」

 

 

「『PurgatoryKnights』は本社が日本にあるだけで、多国籍企業だ。フランス代表候補生と兼任しても問題は無い」

 

 

実際に、フランス政府にも社長が説明してるからな。

 

 

「流石先輩。補足ありがとう」

 

 

「やめろ恥ずかしい。普通にしてくれ」

 

 

「え、でも実際に先輩で上司だし、一夏ってそこそこ偉いんでしょ?」

 

 

そんな笑顔で、しかも砕けた口調で言ってもそう思わないぞ?

 

 

「偉くない偉くない。ただの所属してる人間だぞ?まぁ、人事権は持っているが...」

 

 

俺とシャルロットがそんな会話をしていると、ラウラが

 

 

「一夏、今の話どういうことだ?」

 

 

と質問をしてきた。

 

 

「これは俺とシャルロットの立場の話になるんだが、俺の方が早く『PurgatoryKnights』に所属してるし、俺は一応『PurgatoryKnights』所属IS操縦者を纏める立場にあるからな。所属IS操縦者は俺含め3人だけど」

 

 

3人しかいないのに纏める立場とは何なのか。

それに、マドカは妹だし、シャルロットはクラスメイトだからな。

あまり上下関係はない。

 

 

「3人?一夏とデュノア以外に誰かいるのか?」

 

 

「ああ、俺の妹がいる」

 

 

ラウラがそう聞いてきたので、俺はそう答える。

すると、

 

 

「え、一夏君って妹居るの!?」

 

 

清香が驚いた表情になる。

 

 

「俺に妹がいるのがそんなに不思議かよ」

 

 

「だって、聞いたこと無いよ!?」

 

 

「聞かれなかったからな」

 

 

聞かれてない事を、わざわざいう訳が無いだろう?

まぁ、何はともあれ。

 

 

「1組クラス代表として、俺が言おう。ようこそ1年1組へ、シャルロット」

 

 

俺は笑いながら右手を差し出す。

すると、シャルロットも笑いながら、

 

 

「うん、よろしく」

 

 

と言い、右手を差し出して握手をする。

こうして、シャルロットは正式に1年1組に転入してきた。

これからの学園生活も、賑やかになるな...

 

 

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深夜side

 

 

チクショウ!

何がどうなってやがる!

 

 

結局あの後、ラウラがVTで暴走することが無かったじゃねぇか!

なんでだよ!

なんで暴走しなかったんだよ!

俺の主人公としての見せ場が無かったじゃねぇかよ!

ふざけんな!

おかしいだろ!

なんでこの世界の主人公で、世界の中心である俺が全く活躍できなくて、なんで俺の踏み台でしかない一夏が活躍してんだよ!

ふざけんなよ、ふざけんなよぉ!!

 

 

いや、まだだ。

まだ臨海学校がある!

臨海学校での福音の暴走事件を俺が解決するんだ!

そうすれば、俺が主人公だと証明できる!

いや、それでけじゃまだ足りない。

ここで一夏を退場させてやる!

そうだ、どさくさに紛れて一夏の事を落とせば、ただの踏み台野郎にこれ以上活躍の場を取られなくて済む!

仮に完全に落とせなくてもISに乗れなくしてしまえば、もうIS学園にはいられないだろ!

そうすれば、俺の主人公としての立場を確立し、俺がハーレムを作るんだ!

待ってろよぉ...

 

 

そして、今日は月曜日。

朝のSHR前に、俺は教室にいる。

教室の前の方では、一夏が紙に何か書いてる。

あれ、そういえば、シャルロットがいない。

結局正体バレイベントは無かったし、トーナメントにもいなかった。

どうなってるんだ?

と、ここでチャイムが鳴り教室に教師2人が入って来る。

 

 

「本日は皆さんに転校生を...あ、いや、そうでもないのか...?まぁ、新しいお友達を紹介します」

 

 

は?

転校生?

.....まさか!?

 

 

「えっと...『PurgatoryKnights』所属、シャルロット・デュノアです。よろしくお願いします」

 

 

...はぁああああ!?

え、何がどうなってんだよ!?

シャルロットが、あの一夏と同じ企業所属!?

なんでだよ!

シャルロット問題は、取り敢えず時間稼ぎにしかならない方法で解決するんじゃないのかよ!?

なんで所属企業が変わるっていう事にまでなってんだよ!?

俺が混乱しているうちに、一夏がどんどん説明する。

 

 

「ああ、俺の妹がいる」

 

 

へぁ!?

い、妹ぉ!?

なんだよそれ!

一夏の家族は千冬だけじゃないのかよ!?

誰だよ、その妹って!

混乱している俺を置いて、一夏とシャルロットが握手している。

チクショウ、何がどうなってるんだよぉ!!

 

 

「フム、終わったな。織斑、デュノア、席に座れ」

 

 

「「はい」」

 

 

千冬の指示で、一夏とシャルロットが席に戻る。

 

 

「さて、今織斑とデュノアから説明があったが、デュノア社は『PurgatoryKnights』の傘下に入った。よって、訓練機のラファール・リヴァイヴの所有権も『PurgatoryKnights』に移った。あまり皆には関係ないかもしれないが、一応伝えておく」

 

 

千冬の説明で、クラスの奴らが頷く。

クソ、何でそんな簡単に受け入れてんだよぉ!!

 

 

「それでは、1時間目は4組と合同の体育だ。遅れないように体育館に移動しろ。特に男子2人」

 

 

「分かりました」

 

 

「は、はい」

 

 

何とか千冬の声掛けに反応できた。

危ない危ない。

叩かれるのは勘弁だからな。

 

 

「それでは、これでSHRを終了する」

 

 

千冬はそう言うと、山田先生と共に教室から出て行った。

一夏は直ぐに席を立つと、教室から出る。

俺も急いで教室から出る。

チクショウ、訳が分からない事が多すぎる!

だが、そんな事関係ない。

俺が、主人公なんだ!

俺が、英雄なんだ!

俺が、ハーレムを作るんだ!

 

 

 

 




無事に再転入できてよかったぁ。
トーナメントの時学園にいなかったからあまり活躍できなかったけど、これからは一夏の部下として頑張ってね!
書類仕事は一夏の担当だけど!

次回もいつになるか分かりませんが、楽しみにしていてください!

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