無限の成層圏と煉獄騎士   作:ZZZ777

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前回の続き。
一夏が復活して、いったいどうなるのか!

今回もお楽しみください!


煉獄騎士VS銀の福音

一夏side

 

 

「俺のターン!!」

 

 

俺がそう宣言すると同時に、手札とゲージが1枚ずつ増える。

これで、俺のライフは2、手札は3、ゲージは3。

結構カツカツだ。

 

 

『GAAAAAAA!!』

 

 

ここで、銀の福音がそう叫ぶと俺に竜の頭が俺に迫ってくる。

 

 

「ったく!俺のターンって言ってんだろうが!!」

 

 

俺はそう文句を言いながらも、その竜の頭を避ける。

だが、竜の頭は1つだけでは無いので、何度も避ける。

く、中々危ない...

これは、目を光らせてなかったら危なかったな...

俺はそのまま身体を捻らせていったん離脱する。

ちっ、海に落ちた時フェイタルをどっかに落としてしまった。

こうなったら...!

 

 

「ライフ1を払い、キャスト!魂の渇きを血で潤して。ゲージを1枚増やし、ドロップゾーンのダークネスドラゴンWのバディモンスター1枚を手札に加える!」

 

 

俺は魂の渇きを血で潤してを発動し、これでガイスト・ディミオスを手札に戻す。

そして、俺は銀の福音からの攻撃を避けながら、

 

 

「ライトにコール、哀悼の煉獄騎士団団長 ガイスト・ディミオス!センターにコール、煉獄騎士団 グラッジアロー・ドラゴン!レフトにコール、煉獄騎士団 ニードルクロー・ドラゴン!」

 

 

《うぉおおおおお!!》

 

 

《がぁぁああああ!!》

 

 

《ひゃははぁあああ!!》

 

 

モンスターを3体同時にコールする。

コールされた3竜は、同時に雄叫びを上げる。

 

 

『GAAAAAAAAA!!』

 

 

急にモンスターが増えたことに銀の福音は驚いたのか、また叫びをあげると、一気に竜の頭をこちらに放ってくる。

クソ!

やっぱり厄介だな!

 

 

「いったん避けろ!!」

 

 

俺の指示に従い、3竜共銀の福音の攻撃を避ける。

 

 

《一夏、無事だったか》

 

 

と、ここでディミオスがそんな事を言ってくる。

 

 

「ああ、一応な。それよりも...」

 

 

《ああ。行くぞ!!》

 

 

俺とディミオスは短く会話をすると、銀の福音に集中するために意識を切り替える。

 

 

「アタックフェイズ!ガイスト・ディミオスとグラッジアロー・ドラゴンで連携攻撃!」

 

 

俺は直ぐにディミオスとグラッジアローに連携攻撃の指示を出す。

 

 

《行くぞ!》

 

 

《はい、ディミオス様!》

 

 

そのままディミオスとグラッジアローは銀の福音に向かっていく。

銀の福音は、竜の頭を2竜に向かわせるが、2竜共しっかりと避けていく。

そうして、もう少しで銀の福音に届くというところで、

 

 

『GAAAAAAA!!』

 

 

銀の福音はそう叫ぶと、身体を動かし体術の要領で攻撃を避ける。

ち、やっぱりそもそもの銀の福音が高スペックすぎる!

流石は、第三世代型の軍用ISか!

 

 

「ガイスト・ディミオスの効果発動!」

 

 

《カノナス・カサルティリオ!》

 

 

俺はディミオスの効果発動宣言を行う。

ディミオスから出た闇のエネルギーがグラッジアローを包み込み、破壊する。

 

 

「グラッジアロー・ドラゴンの効果発動!デッキからアイテムを手札に加える!そして、俺がアイテムを装備していないのでそのままコストを支払い装備する!」

 

 

そして、俺はグラッジアローの破壊時効果を発動する。

俺は右手を前に突き出して

 

 

「ゲージ1を払い、装備!煉獄騎士団団長の剣 ディミオスソード!」

 

 

そう、宣言をする。

俺の右手の中にカードが1枚出現し、形を変えていく。

そして、1本の大剣へとなる。

その大剣は、ディミオスが持つものと同じ形のもので、俺がドイツで誘拐された際に使ったものと同じ剣。

煉獄騎士団団長の剣 ディミオスソードである。

なんか、何時もとは違うが、ずっとディミオスが使ってきたのを見て来たものだから、なんか嬉しいな。

 

 

「ガイスト・ディミオスとニードルクロー・ドラゴンで連携攻撃!」

 

 

《ニードルクロー!》

 

 

《団長ぉ!行きまっせぇ!!》

 

 

俺は、そのままディミオスとニードルクローに連携攻撃の指示を出す。

ディミオスとニードルクローは、そのまま銀の福音に向かっていく。

 

 

『GYAAAAAAAAAA!!』

 

 

だが、銀の福音は竜の頭を一斉に動かし、ディミオスとニードルクローを襲う。

 

 

《避けるぞ!》

 

 

《へぇい!!》

 

 

ディミオスとニードルクローは、避けながら銀の福音に接近していく。

そうして、もう少しで攻撃が届くというところで

 

 

『GAGYAAAAAAA!!』

 

 

銀の福音がまた身体を捻り、攻撃を避ける。

く、全く当たらねぇ...!

 

 

「ガイスト・ディミオスの効果発動!」

 

 

《カノナス・カサルティリオ!》

 

 

俺はディミオスの効果発動宣言を行い、ニードルクローを破壊する。

 

 

「ニードルクロー・ドラゴンと、ディミオスソードの効果発動!」

 

 

そして、ニードルクローは自身効果で手札に戻ってきて、その後ディミオスソードの効果が発動する。

煉獄騎士団団長の剣 ディミオスソードは、煉獄騎士団名称のモンスターが破壊された時、1枚ドローをして煉獄騎士団名称のカード1枚の攻撃力を3000上げることが出来る。

 

 

「上昇させるのは、ディミオスソード本体!」

 

 

これで、ディミオスソードの攻撃力は6000。

そして、俺のライフは1、手札は2(1枚はニードルクロー固定)、ゲージは2。

 

 

「俺とディミオスで連携攻撃!行くぞ!!」

 

 

《了解だ!!》

 

 

俺とディミオスは2方向から同時に銀の福音に向かっていく。

 

 

『GAAAAAAAAA!!』

 

 

銀の福音は、そう叫ぶような動作をした後、何時ものように竜の頭を向かわせてくる。

だが、流石にもう当たらない!

 

 

「はぁぁあああああ!!」

 

 

《ハァアアアア!!》

 

 

『GYAAAAAAAA!!』

 

 

竜の頭を避け、俺とディミオスは銀の福音接近する。

銀の福音はまた体術で避けようとするが、

 

 

「ぜぁああああ!!」

 

 

『GYAAAAA!?』

 

 

俺がディミオスソードで切り付ける。

そして、銀の福音が少し体制を崩したところで、俺はそのまま蹴り飛ばす。

 

 

「ディミオス!」

 

 

《ああ!!》

 

 

そして、俺の声に応じてディミオスが銀の福音を切り付ける。

 

 

『GYAAAAAA!?!?』

 

 

その攻撃も通り、銀の福音は叫ぶような声を上げた後、いったん離脱するように距離を取る。

合計打撃力は4の為、銀の福音の残りSEは6。

 

 

『GYAGAAAAAAAAAAA!!』

 

 

離脱した銀の福音は、咆哮を上げるような動作をしながらそんな音声を流す。

それと同時に、竜の頭が銀の福音の前に集まると、その口からエネルギーを発生させ、1つの球体を作る。

これは、恐らく今の銀の福音の本気...

ったく、まだこんなの残してたのかよ!

 

 

《一夏、マズいぞ!ディストーション・パニッシャーは、今は使えない!》

 

 

ディミオスがそう言ってくる。

確かに、今のゲージは2だし、相手のライフは6。

発動条件は全く満たしていない。

だが、今の俺なら...!

 

 

『GAAAAAAAAAAA!!!』

 

 

銀の福音は、そんな咆哮をあげる。

それと同時に、竜の頭が作っていたエネルギー球体が俺に向かって放たれる。

今...!

 

 

「カウンターファイナル!キャスト!」

 

 

俺がそう宣言すると、世界から色が消え去る。

そして、ディミオスも、銀の福音も、エネルギー球体も、動きが止まる。

それなのに、俺の長髪はなびいているから違和感を感じる。

だが、そんなもの今は関係ない。

俺は右腕を頭上に掲げながら言葉を発する。

 

 

「絶望も、希望も、全てが打ち砕かれた時!世界から悲しみは消え去り、新たな未来が創造される!」

 

 

それと同時に、俺の頭上に黒と金の粒子が集まり、形を作っていく。

それは、巨大な片刃剣。

刀身は黒く、黄金の装飾が付いており、何か所か穴が開いている。

 

 

「殺戮の剣!」

 

 

俺の言葉に続き、片刃剣は振り下ろす準備をしているようだった。

そして、俺は右腕を振り下ろしながら、叫ぶ。

 

 

「ジェノサイド・パニッシャーーーーーぁぁぁぁぁぁあああ!!」

 

 

俺の動きに合わせて、片刃剣が銀の福音に振り降ろされる。

そして、銀の福音に直撃する。

そのまま、片刃剣は一瞬オレンジに発光し、無数の長方形に弾け飛び、そのまま消滅する。

その瞬間に、世界に色が戻る。

 

 

《っ!何故、カウンターファイナルが...》

 

 

ディミオスがそんな事を言う。

そう、これが俺の新しい必殺技、ジェノサイド・パニッシャー。

この必殺技の使用コストは、ゲージ2。

そして効果は2つ。

相手のライフが3以下の場合は、相手にダメージ3。

そして、相手が必殺技を使用した時(相手が単一能力を発動したか、自分のSEを一発で吹き飛ばす攻撃をしてきた時)、俺のドロップゾーンの煉獄騎士団名称のモンスター種類数分、相手にダメージ!

俺のドロップゾーンには、銀の福音のLOで増えたカードが20枚。

その内、煉獄騎士団名称のモンスターは4種類。

それに加え、俺が使用しドロップに送られたモンスターは3種類。

よって、合計7種類で、7ダメージだ!

 

 

ジェノサイド・パニッシャーを受けた銀の福音は、そのまま機体が強制解除される。

その、直前に、

 

 

[止めてくれて、ありがとう]

 

 

そんな声が、聞こえた。

 

 

「い、今.....」

 

 

だが、そんな事考えている暇はない。

銀の福音のパイロットのナターシャさんが、そのまま海へと落下していってしまう。

 

 

「っ!ディミオス!!」

 

 

《了解した!》

 

 

俺はディミオスに指示を出すと、ディミオスはそのままナターシャさんの事を追う。

俺はいったん視線を空に向ける。

空は、こんな戦いが起こっていたとは思えないくらいには青かった。

そんな事に、俺はついつい苦笑いしてしまう。

だが、

 

 

ガザッ!ガザザザ!!

 

 

「あ、えぁ...?」

 

 

一瞬、視界が赤黒く、なった。

思わず頭を抑える。

その時に、瞬きをして目の色を元に戻す。

 

 

《一夏、如何した?》

 

 

ここで、ディミオスがナターシャさんを抱えながら戻って来た。

その手には、煉獄騎士の鎧の頭部パーツも持っていた。

 

 

「回収したのか...」

 

 

《一応な》

 

 

まぁ、ありがたいな。

 

 

「じゃあ、戻るか...」

 

 

《ああ》

 

 

こうして、俺は銀の福音を倒すことに、成功したのだ...

 

 

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三人称side

 

 

一夏とディミオスは、花月荘を目指して海上をゆっくり移動する。

ディミオスはナターシャを抱えているし、一夏はさっきまで海に墜ちていたから念のため物凄くゆっくりだ。

そんなゆっくりとした速度でも、確実に進んいるので、遠くにうっすらと旅館が見えて来た。

 

 

「着いた...」

 

 

《そうだな》

 

 

一夏の呟きに、ディミオスがそう答える。

そして、そのまま飛んでいると

 

 

「おにいちゃあああああああああん!!」

 

 

そんな叫び声が、一夏とディミオスに聞こえる。

一夏がハイパーセンサーで確認すると、砂浜にはマドカ、シャルロット、鈴、セシリア、ラウラ、簪の専用機持ちに、束、千冬や真耶といった教師が集合していた。

 

 

「みんな集まってるな」

 

 

《お前が心配なんだろう》

 

 

一夏とディミオスはそんな短い会話をする。

一夏は笑うと、そのまま砂浜に着地する。

 

 

『お兄ちゃん!/一夏!/一夏さん!/いっくん!/織斑君!』

 

 

その瞬間に、集まっていたみんなが一夏に寄っていく。

それに対して、一夏は何かを言おうと口を開く。

 

 

その瞬間に、一夏の視界が歪んでいく。

思わず頭を押さえ、身体を揺らす。

 

 

「っ!いっくん!?」

 

 

その事に束がいち早く気付き、慌てて一夏に寄っていく。

だが、

 

 

「マドカ...シャル...社長への説明、と、対応は、任せた.....」

 

 

一夏は、絞り出すような声でそう言うと、そのまま仰向けに倒れていく。

その際、伸びていた髪の毛が短くなっていき、元の長さに戻る。

そして煉獄騎士の鎧はディミオスが持っていた頭部を含め紫のエネルギー体になり、ダークコアデッキケースに戻り、浜辺に転がる。

そのまま一夏は、浜辺へと倒れこんだ。

 

 

「いっくん!」

 

 

「一夏!」

 

 

束と千冬は一夏の名前を呼び、一夏に近寄る。

首元に手を当てて脈を確認。

肺に耳を当ててその後は呼吸を確認。

そうして、確認を終わらせた束と千冬は安心したかのように息を吐く。

 

 

「脈も呼吸もしっかりしてるよ」

 

 

「ただ、意識を失っただけみたいだ」

 

 

それを聞いた専用機持ちと教師も安心したような息を吐く。

と、ここで、

 

 

「あ!織斑先生!一夏の背中の刺し傷は!?」

 

 

そう、シャルロットが言う。

千冬は直ぐに仰向けだった一夏の身体をうつ伏せにさせ、背中を確認する。

だが、千冬は直ぐに眉を顰める。

 

 

「傷が、無い...?」

 

 

千冬のその呟きによって、専用機持ちは一斉に一夏の背中を確認する。

その背中は、ジャージは破れていたものの、その下の肌に傷は無かった。

 

 

「ほ、本当に傷がありませんわ...」

 

 

「だが、一夏は橘に刺されたはず...」

 

 

ラウラのその言葉で、その場にいた全員が首を傾げる。

 

 

《.....おい、此方にも意識を失っている人間がいるんだが?》

 

 

そのディミオスの言葉によって、全員ディミオスがナターシャを抱えていことに気が付いた。

直ぐに教師の何人かが担架を持ってきた。

ディミオスはその担架にナターシャを乗せると、エネルギー球体に包まれ、SDに戻る。

そして、一夏が落としたダークコアデッキケースを回収する。

 

 

(一夏の肉体も、煉獄騎士の鎧も、確実に橘深夜によって刺されたはず...なのに、何方も穴が塞がっていた。つまりは、ダークコアデッキケース内の白式と白騎士が、何かしたな...)

 

 

ディミオスがそんな事を考えていると、千冬が

 

 

「んん!全員注目!織斑兄と銀の福音のパイロットは治療室に連れていけ!そして、待機命令を解除するが、その治療室には誰もいれるな!これによって、銀の福音鎮圧作戦はいったん終了とする!」

 

 

そんな指示を出す。

 

 

『はい』

 

 

ディミオスと束以外が返事をして、各々旅館に戻り始める。

 

 

《織斑千冬、篠ノ之束》

 

 

「ん?どったの、ディミくん」

 

 

ここで、ディミオスが千冬と束の事を呼び、束がそれに反応する。

千冬も声には出さなかったが、ディミオスの方を向く。

 

 

《一応、報告しておきたい事がある。周りには聞かれたくないのだが、何時、何処が良い?》

 

 

「そうだな...今日の夜、崖近くなら...」

 

 

《そうか。なら、そこで頼む。我は一夏の側についておく》

 

 

ディミオスはそう言うと、旅館の中に入っていく。

 

 

「...じゃあちーちゃん。私も、ディミくんの話まではいったん隠れるね」

 

 

束もそう言い、一瞬でどこかに消えて行ってしまう。

それを見た千冬は、

 

 

「...いったい、何があるんだというんだ...」

 

 

そう呟くと、頭を振り、旅館の中に戻っていった。

こうして、銀の福音鎮圧作戦は、いったん幕を閉じた...

 




新事実!
ジェノサイド・パニッシャーがアニメで使われなかったのは一夏のカードだったから!
え、そんな訳ない?
....はい。

オリカを期待した皆さん、すみません。
取り敢えずはジェノサイドで...

次回もいつになるか分かりませんが、楽しみにしていてください!

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