無限の成層圏と煉獄騎士   作:ZZZ777

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遂に1学期終了!
長かったぁ...

今回もお楽しみください!


1学期最終日

深夜side

 

 

クソ!

なんでだよ!

なんでなんだよぉ!!

なんで、俺は今自室謹慎になってんだよぉ!

 

 

俺は、自分の部屋のベッドに転がりながらそんな事を考えていた。

何故なら、俺は自室謹慎で、食料品などの買い物以外部屋から出られないからだ。

事の発端は、この間の臨海学校。

俺が一夏を刺したら、俺は拘束され、夏休み明けまで自宅謹慎になり、反省文1000枚に加えて夏休み期間中の奉仕作業処分になってしまった。

なんでだよ!

主人公が、自分の邪魔をする踏み台を潰しただけじゃねえか!

一夏がいなくなったから鈴たちは俺に惚れて、漸く俺のハーレムライフがスタートするはずだったのに...

それに、なんで箒が捕まってんだよ!

臨海学校では、箒が束から貰った紅椿で専用機持ちになるんじゃなかったのかよ!

なんで束は箒にあんな事したんだよ!

そもそも銀の福音の暴走は、束が箒の活躍の場を作るために引き起こしたものじゃないのかよ!

カラーリングも、二次移行の姿も原作とかアニメとかとは全然違うし...

どうなってんだよ!

 

 

まだだ...

マドカは何故か転校してきているが、亡国企業が無くなった訳ではない...

2学期の文化祭からは、俺が活躍するんだ...

そうすれば俺の信頼も回復するし、ハーレムも作れる!

いや、だが、結局また一夏が妨害してくる気がする。

なんで主人公の俺が活躍出来なくて、踏み台の一夏ばっかり活躍するんだよ!

可笑しいだろ!

確かに俺はあの時神様に転生してやるって言われて、転生したこの世界の主人公だぞ!

マスター・コントローラーがあるからそれも間違いない。

何処に主人公が活躍できない物語があるんだよ!

何処に、ヒロインが活躍できずに逮捕される物語があるんだよ!

ふざけんな、ふざけんなよ!

 

俺は主人公なんだろ!

俺は、ハーレムを作るんだぁ!!

 

 

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一夏side

 

 

今日は、1学期最終日。

当然ながら、今から終業式だ。

終業式。

それは学生からするとただただ面倒な行事だが、学園側からすると教育委員会から(IS学園は国際IS委員会からも)言われているしなくてはいけない行事なのだ。

あの、学園長や校長がしている長ったらしい話も、実は委員会からこれを言えと言われている台本的なのがあるのだ。

長ったらしい話は聞くのも疲れるが、話す方や準備するのも大変だから文句を言ってはいけない。

何故俺がそんな事を知っているのかというと...

 

 

「何で俺とディミオスまで準備手伝ってるんですか?」

 

 

そう、俺はこれから行われる終業式の準備をしていた。

あれ?

俺は一般生徒なんだけどなぁ?

俺がそんな事を考えていると

 

 

「良いじゃない一夏君。男の子の力が欲しかったのよ」

 

 

と、楯無さんが言う。

今現在準備をしているのは、終業式担当の教員の方々と生徒会メンバーと俺とディミオス。

この中で本来準備しなくていいのは俺とディミオスだけ。

文句も言いたくなる。

 

 

「第一、俺は生徒会に入ると言ってませんが?」

 

 

「あの時生徒会に入るって言ったじゃない!」

 

 

「検討すると言っただけです。検討の結果、やはり仕事が忙しいので無理です」

 

 

俺がバッサリとそう切り捨てると、楯無さんはへなへなと力を抜いたようにその場に座り込む。

 

 

《全く...人に仕事を手伝わせているんだったら自分も仕事をしろ》

 

 

そんな楯無さんに向かって、SDのままプロジェクターとノートPCを持っているディミオスがそう声を掛ける。

何でそれ持ってんのかな...

まぁ、IS学園は生徒数も多いし、何か見せたい事があるのなら、プロジェクターを使った方が早いか。

 

 

「お嬢様!1回言われたのですから直ぐに行動してください!」

 

 

「はい!」

 

 

ディミオスに言われても行動を開始しなかった楯無さんは、虚さんのお説教により一瞬にして行動を再開した。

教員の方々も見ているこの場での公開説教は嫌だと判断したんだろう。

 

 

「虚さん。ステージ上の準備完了しました」

 

 

「一夏君、ありがとうございます」

 

 

取り敢えず自分に与えられた仕事を終わらせたので、虚さんに報告する。

すると、虚さんは反応をし、感謝の言葉を述べてくれる。

 

 

「次にやる事って何かありますかね?」

 

 

「生徒会担当の分は、お嬢様が終わらせたらもう終了ですね」

 

 

なるほど...

 

 

「じゃあ、教員の方々の方の仕事に手伝いに行きますね」

 

 

「よろしくお願いします」

 

 

そうして、俺は教員の方々の所に移動する。

 

 

「榊原先生、何かお手伝いすることはありますか?」

 

 

「あ、織斑君」

 

 

そうして、俺は近くにいた榊原先生に声を掛ける。

榊原先生は、していた作業をいったん中断して俺の方を向く。

 

 

「そうね...じゃあ、マイクとかのテストを手伝って貰っていい?」

 

 

「そう言うのって、直前にするものじゃないんですか?」

 

 

「確かにそうだけど、もっと事前にも確認しておくの」

 

 

まぁ、確かに直前だけだったら駄目か。

何回もテストをするのは基本だからな。

 

 

「分かりました。お手伝いします」

 

 

「お願いね」

 

 

そうして、俺は榊原先生からマイクを何本か受け取り、マイクのテストを開始する。

...のだが、何か隣から視線を感じる。

俺がチラッと横目で榊原先生の事を確認すると、榊原先生は俺の事をジッと見ていた。

心なしか顔も赤い。

何でだ?

まぁ、いいか。

そうして、俺は時間ギリギリまで準備の手伝いをして、そのままディミオスと共に1組の教室に戻って、みんなと合流してから再び体育館に向かう。

のほほんさんは生徒会なので終業式へは裏方としての傘下になる。

はぁ、準備をしたうえで話を聞くだけっているのはそこそこ辛いが、まぁ、頑張りますか...

 

 

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三人称side

 

 

終業式が終了した後はクラスのHR。

HRでは夏休みでの過ごし方の注意や、夏休みの課題の配布、そして1学期の成績の返却が行われた。

 

夏休みの過ごし方の注意では、外泊する際には届け出を出すことや、IS学園の生徒であるという事を忘れないように生活しろなど、常識的な注意を言われるだけだった。

それくらいの事は高校生に言わなくていいかと思うが、言わないと浮かれて羽目を外し過ぎてしまうかもしれないのでしっかりという必要がある。

 

夏休みの課題は、A3サイズの課題プリントでIS座学が30枚、一般5科目が20枚。

IS学園はIS座学という他の学校にはない授業がある関係上、実技科目からの夏休み課題は出ないし、読書感想文や自由研究などもない。

その反面、課題プリントは130枚とえげつない量である。

まぁ、プリントを終わらせれば課題も終わるというゴールは分かりやすい。

 

最後に、1学期の成績。

成績表を受け取った生徒は思い思いの反応をした。

自分の想定よりも高い成績で喜ぶ生徒。

妥当な成績だろうと頷く生徒。

余り宜しいとはいえず焦る生徒など、様々だった。

その中では、3組の数学の成績はやけに良かった。

テスト直前での一夏の緊急授業が功を奏したのだろう。

 

 

そして今は放課後。

生徒会室には生徒会メンバーに加え、一夏と自室謹慎中の深夜を除くIS学園在籍中の全専用機持ちが集合していた。

理由は単純。

楯無が

 

 

「折角1学期が終わったんだから、みんなで集まってチョッと喋りましょう!」

 

 

と集合を掛けたからだ。

簪は物凄く嫌そうにしていたが、本音や虚が守るという条件の元、生徒会室に来ていた。

そんな中で、生徒会室にいる人間の視線は、マドカとシャルロットの2人に集まっていた。

2人とも、疲れ果てたように生徒会室のソファーに座り込んでいた。

 

 

「2人とも、如何したのよ」

 

 

そんな2人に、鈴がそう声を掛ける。

すると2人は顔を上げてから口を開く。

 

 

「チョッと...夏の会社説明会のビラを配るのに疲れて...」

 

 

「何せ、1人で1学年だったからね...」

 

 

そう、2人はさっきまで『PurgatoryKnights』の夏の説明会のビラを生徒向けに配っていたのだ。

マドカが1年生、シャルロットが2年生、一夏が3年生に対して配っていた。

会社説明会のビラは、1年生の時に配っておくと、早めの内に『PurgatoryKnights』が進路の選択肢に入って来るし、2年生や3年生は真剣に進路に対して考える時期なので効果は絶大だ。

その為、一夏が会社から会社説明会のビラを大量に取り寄せ、マドカとシャルロットと共にIS学園中に配布したのだ。

 

 

「え?そんな事してたっスか?」

 

 

フォルテがそんな事を2人に尋ねる。

 

 

「はい。お兄ちゃんが『専用機持ちならもう殆ど進路は決まってるようなもんだし、それに全員友達なんだから配布しなくていいだろ』って事でみんなには配って無いんですよ」

 

 

「なるほどっス」

 

 

マドカの返答に、フォルテは納得したように頷く。

まぁ、一夏もわざわざ仲のいい友人に会社説明会のビラを配ろうとは思わないだろう。

 

 

「それで、その一夏は何処だ?」

 

 

ここで、ダリルがそんな事を2人に聞く。

 

 

「一夏はもう課題してますよ。何でも『さっさと終わらせないと仕事に支障が出る...!!』だそうで...」

 

 

「そ、そうか...」

 

 

ダリルは、引きつったような返事をする。

周りのみんなも、苦笑いを浮かべている。

と、ここで

 

 

「そうだわ!みんなに聞きたい事があるの!」

 

 

楯無がそんな声を上げたため、全員の視線が楯無に集まる。

 

 

「みんな、夏休みになにするの?」

 

 

それを言うと、全員が脱力したかのようにズッコケる。

 

 

「えっと...私は、一度イギリスへ戻るつもりですわ」

 

 

「私も一度本国の軍に戻る予定だ」

 

 

そんな中、セシリアとラウラはそう言う返答をする。

それに続けて2人同時に

 

 

「「あと、その期間中に一夏(さん)が来る予定だ(ですわ)」」

 

 

といった事で、生徒会室が一気にざわつく。

 

 

「一夏が行く予定!?いいなぁ...」

 

 

簪はそんな事を呟く。

その言葉に一斉にセシリアとラウラとマドカとシャルロット以外が頷く。

如何やら、一夏のファンクラブ〈親衛騎士団〉のメンバーからすると、一夏と暮らせる時間というのはとても羨ましいもののようだ。

 

 

「僕も1回フランスに戻りますけど、家族に会ったらすぐに戻ってきますね。『PurgatoryKnights』本社は日本なので」

 

 

「私はそのまま日本にいます。多分何日かは織斑家に行きますけど」

 

 

その空気を変えるかのようにシャルロットとマドカがそんな事を言う。

2人とも一夏のように空気を変える術を身に着け始めている。

それにつられて、専用機持ち達は各々の予定を言い合う。

 

 

「私は更識に帰るよ」

 

 

「私と本音も実家に帰ります」

 

 

「私も本国に戻るけど、基本は日本にいるわね。中学の友達とも遊ぶし」

 

 

「私もギリシャには戻るっスけど...それ以外には特に決まってないっスね」

 

 

「確かに、本国に帰る以外の予定はねぇな」

 

 

それから暫くの間、専用機持ちと生徒会メンバーは雑談をしていた。

簪と楯無も少しは会話で来ていたし、良い時間であったことは間違いない。

 

 

「いっぱい話したわね...そうだ、そろそろ夕ご飯食べに行かない?」

 

 

そんな時、楯無がそんな事を言ったので、全員で食堂に移動する。

IS学園の食堂は、夏休み期間でも開いているので問題なく食事ができる...というか、今日はまだ1学期なので普通に営業をしているのだ。

 

 

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一夏side

 

 

夕食を食べる時間になったので、俺は食堂にいた。

ん~と、何を食べようかな...

日替わり定食でいいか。

俺はそのまま日替わり定食の食券を買い、そのまま受け取る。

そうして席を探していると、

 

 

「お兄ちゃん!空いてるよ!」

 

 

と声を掛けられる。

俺がその方向を向くと、マドカを始めとした深夜以外の専用機持ちが全員集合していた。

4人掛けテーブル席の1つが1人分空いている。

 

 

「全員揃ってんのか」

 

 

俺はそう言いながらその席に座る。

 

 

「うん。さっきまでみんなで喋ってたんだ」

 

 

俺の呟きに答えるように、シャルがそう答えてくれる。

なるほどなぁ...

 

 

「お兄ちゃん、課題してたんでしょ?どこまで終わったの?」

 

 

「全部」

 

 

マドカのその疑問に答えながら俺は両耳を塞ぐ。

すると...

 

 

『ええええええ!?』

 

 

と、周りで会話を聞いていた一般生徒含め全員がそんな声を上げる。

だと思ったよ...

俺はそう思いながら耳から手を離す。

 

 

「え、一夏、課題全部終わらせたの!?」

 

 

「そう言ってるだろ」

 

 

鈴がそう言ってきたので、俺は笑いながら返す。

 

 

「まぁ、明日からは仕事だな。出来るときにしとかないとドイツとイギリス行ってまで仕事することになる」

 

 

それだけは絶対に避けなければいけない。

ただでさえクラリッサとチェルシーとは会えて無いのに、暫くぶりに会ったときに仕事はしていたくない。

 

 

「そ、そんな仕事があるの?」

 

 

簪がそんな事を聞いてくる。

俺はそれに頷きながら

 

 

「お盆があるからな。その前に急ぎでの書類がわんさか」

 

 

そう言うと、みんな納得したように頷く。

 

 

「まぁ、何はともあれ、1学期は終わったんです」

 

 

俺がそう言うと、みんな俺が何をしたいのか察したようだ。

適当に水の入ったコップを持つ。

 

 

「お疲れ様でーす!」

 

 

『お疲れ様でーす!!』

 

 

俺の声に合わせて、軽く乾杯をする。

そうして、1学期を振り返りながら夕食を食べた。

 

 

明日からは夏休みだ!

早くクラリッサとチェルシーに会いたいな...

 

 

 

 




1学期終了記念!現時点での一夏使用デッキレシピ公開!

デッキ名:断罪、煉獄騎士団
フラッグ:ダークネスドラゴンW
バディ:哀悼の煉獄騎士団団長 ガイスト・ディミオス

モンスター 26枚
哀悼の煉獄騎士団団長 ガイスト・ディミオスx4
煉獄騎士団を束ねし者 ロード・ディミオスx4
煉獄騎士団 ネクロパーム・ドラゴンx4
煉獄騎士団 グラッジアロー・ドラゴンx2
煉獄騎士団 シーフタン・ドラゴンx3
煉獄騎士団 デモンズレイピア・ドラゴンx2
煉獄騎士団 ペインダガー・ドラゴンx2
煉獄騎士団 ニードルクロー・ドラゴンx3
C・ダリルベルクx2

魔法 20枚
煉獄騎士よ、永遠なれx4
我らが行くは血濡れの魔道x4
煉獄魔導 血盟陣x3
煉獄唱歌 “呪われし永遠なる戦の調べ”x2
悪の凶宴x3
死地への誘いx2
ドラゴンシールド 黒竜の盾x2

アイテム 2枚
煉獄騎士団団長の剣 ディミオスソードx2

必殺技 1枚
ジェノサイド・パニッシャー!!x1

必殺モンスター 1枚
煉獄騎士団団長 ディミオスソード “カオス・エクスキューション!”x1

※一夏がバディファイトをする際の使用デッキ。
 ISバトルで使用するデッキとは異なる。

次回からは夏休み編です!
その前に新作を原作突入させます!

次回もいつになるか分かりませんが、楽しみにしていてください!

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