無限の成層圏と煉獄騎士   作:ZZZ777

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さぁさぁ、もう1人のヒロインの出番です!

今回もお楽しみください!


屋敷への再訪問

一夏side

 

 

「ん、んん...」

 

 

そんな声が、自然と口から出る。

なんか、あったかいな...

俺は腕の中に温かさを感じながら、そのまま眼を開く。

するとそこには...

 

 

「ん、ぁ...一夏ぁ...」

 

 

そんな声を漏らしながら、俺に抱きしめられながら幸せそうな寝顔を浮かべる、全裸のクラリッサがいた。

 

 

「へ!?」

 

 

俺は慌てて自分の身体に視線を向ける。

すると、俺の全裸で、クラリッサも俺の事を抱きしめ返していた。

そこまで見て、俺は昨日...いや、確実に日付が変わるまで行為をしていたから、今日の俺とクラリッサの行為を思い出した。

その瞬間に、自分の顔が一気に真っ赤になるのが分かる。

 

 

「ん、あ...え!?」

 

 

すると、クラリッサも目を覚ましたのか、そんな驚きの声を上げた後、顔が赤くなっていく。

 

 

「えっと...おはよう、クラリッサ」

 

 

「あ、ああ。おはよう、一夏」

 

 

取り敢えず俺が挨拶すると、クラリッサも返してくれる。

...如何やって会話してたっけ?

俺がそうやって混乱していると、

 

 

「...一夏」

 

 

クラリッサがそう俺の名前を呼んでくる。

 

 

「如何した、クラリッサ」

 

 

俺がそう返すと、クラリッサは俺の胸元に額を押し当てて、

 

 

「今、凄い幸せだ...」

 

 

俺の事をより一層強く抱きしめながらそう言ってくれる。

 

 

「俺も、幸せだ...」

 

 

そんなクラリッサの事を抱きしめながらそう返す。

そして、俺とクラリッサは2人で笑い合う。

 

 

「そろそろ起きようか?」

 

 

「そうだな、起きよう」

 

 

クラリッサがそう言ってきたので、俺はクラリッサの事を離す。

クラリッサも名残惜しそうにしてたが俺の事を離し、起き上がる。

そうして、クラリッサはそのまま脱ぎ捨ててあった下着を身に着ける。

俺は、そんなクラリッサから目を離せなかった。

 

 

「一夏?その、なんでジッと見てるんだ?」

 

 

すると、当然ながらクラリッサは顔を若干赤くしながら俺にそう聞いてくる。

 

 

「あ、いや、その...クラリッサが、余りにも魅力的だったから...」

 

 

俺がそういうと、クラリッサは顔を真っ赤にする。

そして、いそいそと残りの服も着始めた。

可愛い。

俺はそう思いながら、自分が脱いだ服を着る。

そうして、2人とも服を着たことを確認した俺は、

 

 

「...食堂に行く?」

 

 

クラリッサにそう尋ねる。

 

 

「ああ、そうだな。もう時間だからな」

 

 

すると、クラリッサは頷き、立ち上がる。

俺もそんなクラリッサの隣に移動する。

 

 

「クラリッサ、愛してるぞ」

 

 

俺がそういうと、クラリッサは驚いた表情を浮かべてから、微笑む。

 

 

「私も、一夏の事を愛してる」

 

 

そのクラリッサの言葉を聞いた俺は、クラリッサにキスをする。

そして1分近くキスをした後、唇を離す。

 

 

「じゃあ、行こうか」

 

 

「ああ」

 

 

そして、2人並んで食堂に向かう。

ギリギリまで、恋人繋ぎをしながら。

 

 

----------------------------------------------------------------------------------------------------

 

 

現在時刻、10:20。

俺とディミオスは基地の正面入り口前に立っていた。

荷物類はもう既に車に乗せている。

クラリッサとラウラは空港まで見送りに来てくれるが、流石に部隊員全員は来れない。

その為、みんながここで見送ってくれるというのだ。

 

 

「短い間だったけど、楽しかったよ。また来れる時には来るから」

 

 

取り敢えず、俺はみんなに向かって笑顔でそういう。

すると、みんなも

 

 

「またね一夏!」

 

 

「バディファイトも楽しかったよ!」

 

 

と返してくれる。

バディファイトが広まって良かった。

今度IS学園のみんなにも勧めてみようかな?

 

 

「じゃあな!」

 

 

《また、会える日まで》

 

 

俺とディミオスはそう言い、手を振りながら車まで移動する。

みんなも、俺とディミオスに手を振り返してくれる。

空港まで付いて来てくれるラウラとクラリッサと共に車の前まで移動する。

そのままクラリッサは運転席に、ラウラは後部座席に、俺は助手席に座り、ディミオスは俺の胸ポケットに戻る。

そうして、クラリッサの運転で空港に向かう。

その道中、俺は相変わらずクラリッサの横顔を眺め続ける。

相変わらず美人だ。

 

 

[マスター、本当に恋人にデレデレですね]

 

 

(急に如何した、白騎士)

 

 

[マスター!私達の事、絶対に捨てないでよね!]

 

 

(捨てないから。安心しろ、白式)

 

 

白騎士と白式の2人とそうやって会話する。

そのまま暫く話していると、空港に着いた。

俺はそのまま車から降り、リュックを背負って鞄を手に取る。

そして、空港の中に入り、可能な限りの手続きを済ませ、鞄も預ける。

そうして、俺は審査ゲートの前まで来た。

ここから先は実際に搭乗する人しか行けないので、ここで別れとなる。

周りにも、チラホラと見送りらしき集団が何組かいる。

 

 

「じゃあ、ラウラはまた学園で。クラリッサさんは、また遊びに来れた時に」

 

 

俺がそう言うと、ラウラは頷くが、クラリッサは何処か寂しげな表情を浮かべる。

それは分かる。

俺もクラリッサとまた暫く会えなくなるのは悲しい。

だけれども、ずっとここにいられる訳がない。

 

 

「また、絶対に会えますから!」

 

 

俺が笑顔でそういうと、クラリッサも笑顔になってくれる。

これ以上の言葉が無くても伝わるっていうのは、いいな。

 

 

「またな!!」

 

 

「ああ、学園で待っていろ!」

 

 

「また会えるのを楽しみにしてる!!」

 

 

俺とラウラとクラリッサはそう言い合い、俺は手続きをするためにゲートに向かう。

俺が振り返って手を振ると、2人とも振り返してくれる。

その時、クラリッサと目を合わせる。

そして、2人で笑い合うと俺はそのままゲートの係員にパスポートと搭乗券を見せ、手続きを開始するのだった...

 

 

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ドイツを出発してから約2時間後。

俺は問題なくイギリスに着いた。

イギリスとドイツの時差は1時間だ。

飛行機が出発したのはドイツ時間11:30なので、現在時刻イギリス時間12:30だ。

俺はビジネスクラスの席から降り、軽く伸びをしながら通路を歩いているところだ。

 

 

「...やっぱり同じヨーロッパで、飛行時間も短くて時差も少ないから、疲労もないし時差ボケも無いな」

 

 

1時間くらいだったら特に問題ない。

1日徹夜するより全然マシだ。

 

 

[マスター、高校生は普通徹夜しないんだよ?]

 

 

(なんだ白式。ネットには『テスト前だから徹夜~~』とかいうのがゴロゴロいるだろ?)

 

 

[それはその方々の自業自得です。ですが、マスターのように仕事で徹夜をする高校生は他にはいないと思います]

 

 

白騎士にそう言われ、俺は考える。

確かに、そもそも高校生で会社の仕事をしてるのは俺くらいか?

タレントをしている方や、マドカ達の様な企業所属のIS操縦者も仕事はある。

だが、それとこれとは仕事の種類が違う。

それに加え、俺は通常のIS操縦者としての仕事もしてる。

そう考えると、白騎士の言う通り仕事で徹夜をする高校生は俺くらいか...

 

 

白式と白騎士と会話していると、荷物受け取りコンベヤーの前に来た。

俺の荷物は.....あ、来た。

俺はそのまま自分の荷物を手に取ると、到着ゲートに向かって歩き出す。

その道中、結構注目されてるのが分かる。

まぁ、俺は世界で2人しかいない男性IS操縦者の1人だからな。

注目されるのも仕方が無いか。

 

 

そんな事を考えながら歩いて、到着ゲートをくぐる。

すると、その先には到着した人を待つ人たちが集合していた。

く、ドイツの時よりも人が多くて何処にいるのか分からん。

俺が目的の人物たちを見つけようとキョロキョロしていると、

 

 

「一夏さん!」

 

 

「一夏!」

 

 

「お兄様!」

 

 

と声を掛けられる。

俺がその方向に振り向くと、分かりづらいが目的の人物たちを見つけた。

 

 

「セシリア!チェルシーさん!エクシア!」

 

 

俺は右手を上げながらチェルシー達に近付く。

近付いていくことによって、漸くメイド服という特徴的な服装を認識する。

俺が近付いてきたことで、3人とも手を振ってくれる。

 

 

「お兄様!お久しぶりです!」

 

 

そうして、エクシアが笑顔でそう言ってくれる。

 

 

「ああ、久しぶり!エクシアも元気そうで良かった」

 

 

「はい!私はあれから元気です!」

 

 

エクシアは元気よくそう返事してくれる。

魔法で治療した人間はエクシアしかいなかったから本当に心配だった。

元気でいてくれて、本当に良かった...

俺も笑顔になりながらエクシアの頭を撫でる。

すると、

 

 

「ふぁ!?.....良い.....」

 

 

エクシアは気持ちよさそうな表情になり、そんな声を漏らす。

うーん、頭撫でるのって本当にそんなに良いものなのか?

自分では良く分からないんだが...

 

 

「チェルシーさんもお久しぶりです。お元気でしたか?」

 

 

俺はエクシアの頭を撫でながらチェルシーにそう声を掛ける。

だけれども、やっぱり敬語だと他人行儀だな...

 

 

「ええ、元気にしてたわ。一夏も元気そうで良かった」

 

 

チェルシーも同じ事を思っているのか、何処か不満気だった。

そんな表情も可愛い!

 

 

「では、ここで話すのもなんですし、屋敷に行きませんか?」

 

 

俺がテンション上がっていると、セシリアがそんな事を言ってくる。

 

 

「そうだな...移動しよう」

 

 

俺がそう言うと、チェルシーとエクシアも頷く。

そうして、4人で駐車場に向かって歩いていく。

その道中俺はセシリアとエクシアにバレない程度にチェルシーの事を見る。

メイド服に身を包んでいるという事は、業務中という事。

チェルシーは物凄く真面目な表情でセシリアの3歩程後ろを前で手を組みながら姿勢よく歩いている。

物凄くカッコいいし、美人。

いいなぁ...

エクシアはメイド服を着ていないが、休暇だろうか?

 

 

俺がそんな事を考えていると、駐車場に着いた。

着いたのだが、やけに目立つ車が1つある。

そう、滅茶苦茶デカくて、如何見ても豪華だというのが分かる、車が。

 

 

「なぁ、セシリア。もしかして、あれか?」

 

 

俺はその車を指さしながらセシリアに尋ねる。

すると、セシリアは頷き

 

 

「ええ。あれは我がオルコット家が所有する車ですわ」

 

 

そう言う。

やっぱり...

流石は貴族家。

 

 

「お嬢様、お待ちしておりました」

 

 

すると、車の側に控えていた運転手だと思われる男性がそう頭を下げ、後部座席のドアを開く。

おいおい、何だその後部座席は!

何だ、リムジンか!?

そんな感じの席の配置の仕方...

セシリアはそのまま車に乗り込み、エクシアもセシリアを支えるようにしながら車に乗り込む。

 

 

「一夏、荷物積み込むの手伝うわよ」

 

 

「チェルシーさん、ありがとうございます」

 

 

俺はチェルシーに手伝ってもらい、車に荷物を積み込む。

そして、そのまま俺も車に乗り込む。

ざ、座席が柔らかい!

何でさっきまで座ってたビジネスクラスの席と同じくらい柔らかいんだ!?

豪華だな...

 

 

「では、出発します」

 

 

チェルシーも車に乗り、ドアを閉めたことを確認した運転手の男性はそう言うと、そのまま車を出発させる。

この車、後部座席はリムジンのように席同士が向かい合う感じなのだが、リムジンほど長さは無い。

後部座席には普通に6人が限度なのでは無いだろうか?

そして、席の配置は俺の隣にチェルシーで、俺の前にセシリア、セシリアの隣にエクシアだ。

チェルシーの隣なのは嬉しいが、チェルシーの事を見つめられないじゃないか!

まぁ、仕方が無いか...

 

 

「それでエクシア。今日は休暇なのか?」

 

 

道中、俺は気になっていたことをエクシアに尋ねる。

すると、エクシアは頷いて

 

 

「はい、今日と明日は休暇を頂いていたんです」

 

 

という。

良かった、明日もか...

今日だけだったら完全に俺のせいで休暇を潰してしまった事になってしまう。

そうならなくて良かった...

 

 

[マスターは自分の休暇を殴り捨ててるのに、他の人の休暇は気にしてるんだね]

 

 

(殴り捨ててるんじゃない、元々無いのさ!)

 

 

[そっちの方が駄目じゃないですか?]

 

 

(それは俺や『PurgatoryKnights』じゃなくて日本政府と国際IS委員会と女性権利団体に言ってくれ)

 

 

[マスター、遂に女性権利団体からも仕事が来るようになったんですか?]

 

 

(ああ。その3つからの仕事が無くても仕事はあるが、今より全然マシだ)

 

 

女性権利団体からは仕事と言うより文句や脅迫の様なものだが、それでも面倒なことに違いは無い。

辛い。

 

 

そこから、俺はチェルシー達3人と軽く談笑した。

そうして数十分後、オルコットの屋敷に着いた。

相変わらず大きい。

俺はそう思いながら車を降り、荷物も取り出す。

そして、チェルシー、エクシア、セシリアも車を降りると、

 

 

「ではお嬢様、私はガレージに車を入れてまいります」

 

 

運転手の男性はそう言い、車を走らせる。

 

 

「では一夏さん、屋敷に入りましょう」

 

 

「ああ、そうだな」

 

 

セシリアがそう言い、俺達4人は屋敷の中に入っていく。

うん、やっぱり玄関から豪華。

 

 

「ロバートさんとロザリーさんに挨拶する前に、荷物置いていいか?」

 

 

俺がそう尋ねると、

 

 

「ええ、問題ないですわよ。寧ろ、荷物を置いてからゆっくり喋りたいとお父様とお母様も思っていますわ」

 

 

セシリアはそう言う。

 

 

「じゃあ一夏、客室に案内するわ」

 

 

「お願いします、チェルシーさん」

 

 

チェルシーが部屋に案内してくれるというので、俺は素直にお願いする。

 

 

「私はお父様とお母様の所に行っていますわ」

 

 

「私もそうしておきます」

 

 

セシリアとエクシアはそう言うと、そのまま移動する。

俺はその背中を見届けてから、チェルシーに案内される形で客室に移動する。

 

 

「...客室も豪華だ」

 

 

感想がそれだった。

何でこんなに豪華なんだ!

逆に落ち着かん!

俺はそう思いながら取り敢えず鞄とリュックを置く。

そして、

 

 

「チェルシー!会いたかった!」

 

 

「一夏、私も!」

 

 

俺とチェルシーはそう言い合い、そのまま抱きしめ合う。

その瞬間に、夏だという事が気にならない温かさといい香りを感じる。

 

 

「一夏ぁ...」

 

 

「チェルシー...」

 

 

そのまま暫く抱きしめ合っていたが、何時までもこうしていれる訳ではない。

名残惜しいが、俺はチェルシーの事を離す。

だが、チェルシーはなかなか離してくれない。

 

 

「えっと...チェルシー?」

 

 

「ん~~」

 

 

何だ、可愛いぞ。

如何しようか...

あ、そうだ。

 

 

「チェルシー」

 

 

「え!?」

 

 

俺はチェルシーの頬に右手を当てながらそう名前を呼ぶ。

急に触れられたからか、チェルシーは驚いたような声を発し、顔を上げる。

俺はそんなチェルシーに、そのままキスをする。

 

 

「ん!?んぅ...」

 

 

チェルシーは顔を真っ赤にしながらそんな声を漏らす。

1分近くキスし続けた後、唇を離す。

 

 

「チェルシー、そろそろ行こうか?」

 

 

俺が笑顔でそう言うと、

 

 

「そ、そうね...」

 

 

チェルシーは顔を赤くしたままそう言い、俺の事を離してくれる。

可愛い。

 

 

「じゃあ、旦那様と奥様がいらっしゃる部屋まで案内するわ」

 

 

「お願い、チェルシー」

 

 

そうして、俺はチェルシーに案内される形で部屋を出て、ロバートさんとロザリーさんがいる部屋に移動する。

 

 

[甘い...甘い...!]

 

 

[これは、胸焼けします!]

 

 

(ISコア人格でも胸焼けってするんだ...)

 

 

白式と白騎士2人のそんな声を聞きながら。

 

 

 

 




一夏とチェルシーも再会出来ました!
良かった良かった。

次回もいつになるか分かりませんが、楽しみにしていてください!

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