ウマ娘短編合作   作:マーベラスきのこ

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久々に書いたら何とも言えないことになった、取り合えずゴルシファンはすまないと思っている


とある名優の1日 作:ランパ我聞

――ターフの名優、メジロマックイーン――

 

メジロ家のご令嬢であり天皇賞を既に2勝を果たし、来月に行われる天皇賞(春)では史上初の三連覇を狙う実力あるウマ娘である

 

 

今回はそんな彼女の日常について追っていこうと思う

 

 

 

 

『Girl's Project U ―乙女たちの激走―』

 

 

 

 

~05:30~

―――――メジロマックイーンの朝は、早い

 

「…マックイーンさん、お時間ですよ起きてください」

 

「うー…ん、あと五分ほど…」

 

「もう三回目ですよ、さぁ…」

 

同室のイクノディクタスにやさしく起こされたマックイーンはまだ重たい瞼をこすりながら朝の自主トレーニングの準備を開始する

顔を洗い、髪を整え、トレーニングウェアへと着替え朝の駆け付け一杯のモーニングティーを飲むころには眠気もなくなり準備は万端である

 

「さぁ、今日も張り切ってまいりますわ!」

 

「…Tシャツの表裏が逆ですよ、マックイーン」

 

イクノディクタスの言葉にそそくさと服を着なおすマックイーン、朝トレが終わったのは1時間後のことであった

 

 

~10:42~

 

各トレセン学園に所属しているウマ娘達出るレースや地方か中央かは置いて皆が皆レースを走るためにトレセン学園に通っている

では走る以外は何もしないのかと言えばそうでもない、彼女たちはウマ娘ではあるがそれ以外は普通の学生と何ら変わらないのである

それは天皇賞(春)が迫っていてメジロマックイーンにとっても同じことなのである

メジロマックイーンの日常を追う我々は、この時間に授業を受けている彼女たちの邪魔にならないように秋山理事長の許可の元に天井裏からこっそりとマックイーンの教室へと向かった

 

事前の許可のもと、天井裏から様子を伺いつつ撮影をしている我々のカメラの先にメジロマックイーンは居た

教室の窓側の席に座り肘を立て顎に手を添わせアンニュイとしつつもどこか凛とした雰囲気を放つその姿はまさに令嬢といった姿そのものであった

されどそんな雰囲気を放ちながらその手は己が知識を高めんとするようにノートに文字を記していることを我々に教えてくれる

……ノートの端に二重丸で強調されていた『ユタカ』とはどういう意味が込められていたのだろうか

 

 

~12:19~

 

お昼時、ウマ娘だろうとお腹は空く

ここはトレセン学園の食堂兼カフェテリア、彼女たちはここでお昼を取る

 

 

――――彼女たちの食欲はとても旺盛だ

 

 

オグリキャップとスペシャルウィークを筆頭に盛られている食事の量を見ればお分かりいただけるだろう、その圧倒的な食欲に対応するためか厨房はさながら戦場といった様相を呈していた

 

「マックイーン…またそれだけだけど大丈夫なの?」

 

「も、問題ありませんわ…」

 

そんな食堂の端のカウンター席、そこにメジロマックイーンがいました

どうやら本日は同じメジロ家のメジロライアンとお食事のようです

 

「でもマックイーン昨日もそれだけだったから少し心配になっちゃうよ」

 

「だから問題ありませんわ、わたくしにとってこれが適正なのですから」

 

二人の会話を聞いて二人の食事を確認すると、確かにメジロマックイーンの手元にある食事の量は他のウマ娘に比べるととても少ない

目の前のメジロライアンの食事の量を見れば一目よりお分かりいただけるだろう

 

 

「もしかして…マックイーンまた増えたの?」

 

「そ、そんなことありませんわ!!断じてそんなことは…あら?」

 

 

…どうやら年頃のアスリートの悩みはどこでも同じようなものであるらしい

 

―――おっとやべぇ…

 

「ぁっ、お待ちなさい!ゴールドシップ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…なぁマックイーン、悪かったって謝るからこれだけは勘弁してくれよぉ……」

 

「だめです、大人しく受け入れなさい」

 

トレセン学園の練習用コースの一角、そこには膝に手を置いて背中を上に向けて屈んでいるゴールドシップと屈伸運動をして準備運動をしているマックイーンの姿があった

あの逃亡劇ののちに無事(?)にお縄になったゴールドシップはビデオを没収されたのちにこうしてマックイーンの練習の付き合いをすることとなった

ゴールドシップにとっては恐怖の対象となったあの『重い蹄鉄』を使った練習である

 

「だけどよぉ…それ前より重いんだろ?今度こそ背中がえぐれちまうって……」

 

「スペシャルウィークさんがいないのですから何も問題ありませんわ、それに屋台もさすがにここまでは来ませんから何ら問題ありませんわ」

 

さらりと前科をスペシャルウィークに押し付けたマックイーンは「さぁいきますわよ」と一声発するとゴールドシップの上を横向きに跨ぐように跳び始める

前回より重い蹄鉄…その名も『重厚蹄鉄』を付けたためか、地面に着地した際に『ドスッ』ではなく『ズドォ』と言った明らかに異質を音を発していた

 

「ひぃいいいいいい、絶対踏むなよ!?振りじゃねぇからなぁ!!」

 

若干涙目になってそう叫ぶゴールドシップを横目にマックイーンは黙々と跳び続ける、その表情は真剣そのものであり自身の限界まで跳ぶ気だということがよくわかる

 

 

―――しかし悲しいかな、ゴールドシップの願いは儚くも費えることとなった

 

 

「ぁ、マックイーンさぁん!!今日は差し入れを持ってきましたので一緒に飲みませんかぁ!!」

 

「えっ?」「え゛っ!?」

 

 

悲しいかなマックイーンの意識をそらしゴールドシップに絶望をたたきつけた相手はサトノダイヤモンドであった、その手の中にはマックイーンの分と自分の分のハチミ―のボトルの存在があった

そして跳んでいる途中で意識をそらせばその結果は必然であり……

 

 

      ―――――― \\      | ―     

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ゴールドシップの背中に着地してしまい、勢い余って無慈悲にも捻りも加えられてしまう

 

 

『ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

 

「あら…」

 

「ひゃあ!大丈夫ですかぁ!?」

 

 

…その日のゴールドシップの悲鳴は学園中に響き渡ったとさ

 

 

なおマックイーンが回収したビデオの映像はなぜか消去されており行方知らずになったとか




正直リアルがあれ過ぎて休載作品にもつけられてないのに企画に参加してしまった、でも私は謝らない
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