ウマ娘、チョクセンバンチョー!   作:狐の行商人

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第三十走:来る日への準備と異国での異世界交流

チョクセンバンチョー視点

 

「GⅠレース用の衣装の試着ねぇ...前にトレーナーに書いて出した要望書のが遂に出来たって事か」

「まぁ私達も来年はCクラス、クラシック戦線の時期に突入するからねぇ...順当にいけば私もバンチョーも皐月賞で着る事になるんだし、速めに試着して調整や修正して貰える様にしとかないとね」

「ねえねえ、二人はどんな感じの服をお願いした?ターボはね、うんっっっと早く走れる様な感じにお願いしたんだ!それとね、ターボが好きなウサギさんも付けて貰う様に頼んどいたんだ!」

「あぁ、あの兎か。ターボの髪の色と同じ青と白が対称になってるキャラクターの...なはは、うんっと早く走れる様になるのはいいが、かっ飛ばし過ぎて兎を振り落とさねぇようにな?」

「大丈夫、大丈夫!」

「それで?ターボはそんな感じだけどバンチョーはどんな感じにお願いしたの?」

「私のは多分ネイチャからしたら『ああ、成程ね』って感じる様な出来になってると思うぞ?ネイチャの方はどうだ?」

「私はあんまり派手なのは苦手だからねぇ~、シンプルイズベストでお願いしてますよ~?」

「そうか...にしても遅いなトレーナー、普段ならそろそろ来てもいい時間だと思うんだがな?」

「んー、今日何かあったっけ?ターボ、何か聞いてる?」

「ううん、ターボ何も言われてないぞ?」

 

カイチョーさんに『領域(ゾーン)』について教えて貰ってから数日、師走の候を告げるかの様に日に日に朝間と晩の冷え込みが厳しくなってきたその日も、私達カノープスは練習の為にグラウンドに...は出ずに三人して部室中央でトレーナーが来るのを待っていた

理由は先程から話していたレースの衣装に関して、である

 

GⅠクラスに出るウマ娘というのはGⅡ以下のレースの様に体操服で走ったりする様な事は無く、それぞれが『勝負服』...ウマ娘の晴れ着ともいえる特別な衣装の要望書を各々トレーナーに提出し、それを元にしてトレーナーが衣装作成のメーカーに持ち込んで作成されるらしいが...

 

(時たま動き難そうなデザインの奴あるんだよなぁ...甲冑とかドレスみてーなのが。あれ動きにくいとか無いのかね?)

 

そう、傍から見れば動き難そうなデザインのものでも全く問題なく動けているのだ...正直ちょっと不思議である

ま、まぁこっちにもトロヤンホースみてぇな『お前どうやって走ってんの?』って奴も多々居るしあんまどうこう言えない所もあるがな、うん...ホントアイツどうやって走ってたんだ...?ゴロゴロ喧しかったけど...原理が解らん奴だったな

 

「すいません皆さん、大分待たせてしまった様ですね...」

「遅いぞトレーナー!ターボ達凄く待たされたー!」

「まぁそう言うなよ、ターボ。3人分の衣装の受け取りや手続き諸々でトレーナーも時間掛ったんだろうし...で、この箱ん中に入ってるのが現物かトレーナー?」

「ええ...これがターボさんの衣装、此方がネイチャさんの衣装で、最後にこれがバンチョーさんの衣装になりますね。早速試着して不具合が無いか確かめてみてください。皆さんが着替えている間僕は外で待っていますので着替え終わったら呼んでくださいね」

「はいはい、了解ですよ~」

 

 

 

箱の中からそれぞれの衣装を取り出し、早速着てみたが...うん、違和感とかは特にねぇな

ただ、デザインの都合上ターボの奴が手間取ってたんでネイチャと二人で手助けをしてやった...ターボの場合どうしてもそのまま着たら髪が首んとこで引っかかっちまうからなぁ

一度髪留めを解いて勝負服を着せてから再度髪留めを結び直して、と

 

「うし、3人とも着替えたぞトレーナー。入って大丈夫だ」

「はい、では入りますね...うん、皆さんとてもお似合いですよ」

「にひひ、当然だぞトレーナー!それと、勝負服用意してくれてありがとう!これでターボもっと早く走れそうだ!」

 

と、勝負服が貰えて嬉しかったのか部室のテーブルの周りをくるくる回り始めたターボ

ターボの勝負服は白地にピンクとグリーンの袖、グレーの星と白&スカイブルーの中々ド派手で眩しいパーカーワンピースに、ターボが好きなウサギのキャラクターのぬいぐるみをぶら下げている

その下にはインナースーツを着込み、飛行機やロケットの様な排気管が取り付けられたデザインのものだ

元々カラフルな色合いを好むターボに合わせた仕上がりだが、本人もニコニコして走っているのだから相当気に入ったのだろう

 

「ネイチャはなんつーか、西洋の民族衣装に近いデザインなんだな?」

「あー、まぁ、その...結構前にテレビで見た喫茶店でちょっと、いいのがあってねぇ~、それを参考にしたって感じですよ~?あ、アハハハ...」

 

勝負服に関して誤魔化す様な風で話してくるネイチャのそれは、濃い緑のジャンパードレスとブラウスに左脚にのみガーターを着け、腿の辺りまである長いブーツを穿いた結構シンプル目なデザインに仕上がっている

...本人が余りそんなデザインになった理由については余り言いたくなさげなのでそれ以上の追及はする気は無かったんだが、『ま、まぁそれよりも!』とネイチャの方から強引に話を切り替えて来た

 

「バンチョーの勝負服さ...それ...」

「えぇ、ネイチャさんの言いたい事は僕も分かりますしそう思ってますよ?」

「ん?バンチョーの勝負服がどうかしたか?」

「いやだって、ねえ...?」

「んだよ?可笑しいとこあるのか?」

「いやぁー、そのさ?名は体を表すって諺もあるからさ、別に似合わないとかそういう訳じゃあなんですよ?」

「ただ、何というか...名前の通りのデザインにされましたね?」

 

はて?南坂トレーナーもネイチャも何故か私の勝負服を見て苦笑いしているがこれはターボやネイチャに比べて変なのだろうか?

部室に立て掛けてある姿見に向き直り、自分の勝負服をもう一度見直してみる

黒い学ランのズボンを同じく黒いベルトで引き締め、その上から銀色の大きめのベルトを交差する様に巻いた腰回り

銀色の靴紐をバイクのヘッドライトを意識したデザインの固定具を回して締める事で固定する脛元まである黒いブーツ

胸元に白の刺繍で大きく『華能賦須』の文字が描かれた赤のセパレート

頭には耳を通せるように加工された黒い学帽を被り、肩に羽織る様に掛けただけの学ランの背には『沙羅武烈道』と金の刺繍がしてあるものだが...ふむ

 

「...何か問題あるかこれ?」

「「いやどう見てもそれ不良っぽいから(ですよね)」」

「不良じゃなくて番長だけども」

「いやいや違いが分からない人には分かんないってそれ...」

「つってもなぁ、この衣装が届いてるって事はちゃんとURAの審査通ったんだろトレーナー?」

「まぁ、そうだと思いますが...いいんでしょうかね?学園の生徒が不良っぽい服装を着たりして」

「...私から言わせれば勝負服が甲冑とか足元が草履やヒールの靴とかのが走りにくくね?って疑問があんだがな?まぁどうあれ衣装の注文をしてそれが許可されてこうして手元に届いてる訳なんだし、それで良しとしてくれ」

「...分かりました、取り合えず皆さん違和感とか動きにくい所などはありますか?」

「いや、私は無いな。寧ろこう、身が引き締まるというか気合が入る感じがしてる位だ」

「私も問題ないですよ?ターボの方はどう...ターボ?」

「は?あれ?ターボ?あれアイツ何処行った!?」

「えっ!?あっ、ドアが開いたままになってますね...どうやらターボさん、勝負服を着たまま外に出てしまったようですね」

「あちゃあ、大方勝負服を貰ってはしゃいだまま外に出たか...トレーナー、この勝負服着たまま走ったりして大丈夫か?ターボの事だ、グラウンド辺りに出てそのまま走ってたら泥で汚れたりとかしちまうだろうし...」

「大丈夫です。一応実際に走って貰っての確認も考えていましたから...ただ、説明する暇位は欲しかったという所ですが」

「...何か、ゴメンな?トレーナー...」

 

その後、案の定グラウンドで走っていたターボを確保して3人で模擬レースを数回行って違和感が無いかどうかをしっかりと確かめたが...幸いな事に全員違和感や窮屈さも感じず気持ち良く全力で走れたし、クラシック前の現時点の自分達の仕上がりの再確認も出来たから良しとしよう

さて、これでGⅠへの準備も整ってきたし、クラシック期の各自の初レース...ネイチャはテイオーも出ると噂される若駒ステークス、私はスぺ姉ちゃんも出た弥生賞、ターボはアネモネステークスへと挑んでいく...

 

 

 

 

 

 

「...ああ、すいません。皆さんの勝負服の事が先になってしまって伝え損なっていましたが、カノープスは今までのレースの成果が認められて新規にメンバーを増やせる様になりそうなのでお知らせしておきますね」

「うぉい!?それは早く言ってくれやトレーナー!?」

 

急な報告に思わず私がツッコミを入れると『説明する暇が無かったもので...』と南坂トレーナーは苦笑いしつつ理由を返してくれた...うん、ゴメン、それは私等が悪いね...ごめんよトレーナー...

正式に追加加入の許可が下りれば入ってくれそうなウマ娘に声を掛けに行くらしいが...もしかしたら私とネイチャが皐月賞に挑む前にウチのチームはもっと賑やかになるかもしれねぇなぁ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アメリカ、ニューヨークにある国際空港

其処に、一人のウマ娘が降り立った

サイレンススズカ...チームスピカ所属のウマ娘にして奇跡の復帰を果たした彼女は今、夢であった新天地アメリカへの遠征の為に沖野トレーナーと共にこの地を訪れていた

 

「さて、やっとアメリカに到着したな...スズカ、慣れない飛行機の旅だったが何処か体に異常は無いか?」

「ええ、大丈夫ですトレーナーさん。寧ろ早く荷物を下宿先に預けて此方のターフを走りたくてウズウズしています...ふふっ」

「はは、スズカが走るのは好きだってのは分かってるが少し気が早過ぎるぞ?此方で俺の代わりにスズカのトレーナーをしてくれる方がこの空港で待ってるらしいからその人に会ってからだぞ?」

「残念です...」

「しかし、リンさんの知り合いの所にホームステイか...一体どんな奴なんだ?」

 

今回、スズカの海外遠征に関しては先日のエルコンドルパサー同様に所属チームとは別のトレーナーが手配されている

これには当然海外遠征に向かうウマ娘以外のメンバーを残したままチームのトレーナーを派遣するのが難しいという都合もあるが、それ以外にも事情がある

エルコンドルパサーにしろサイレンススズカにしろトレセン学園で学んでいる『一生徒』であり、海外遠征に行ってレースに出るのが主目的なのだが、言ってしまえばこれはトレセン学園版の海外留学或いはホームステイに該当するものである

特に、長い期間を掛けてアメリカのレースに出続ける事を希望したサイレンススズカは自分以外での現地の知り合いや顔見知りは現状殆どいない様な状況で生活をしなければならなくなる訳だ

言語も文化も、そして常識も異なる地に生徒を唯一人で送り出さぬ様にトレセン学園では厳しい精査の元現地でのホームステイ先や留学先を用意しており、今回のスズカの遠征もそのサポートを受けていた

そして、幾つかの候補の中から選ばれたのは、ガソリンテンゴク...通称リンのかつての好敵手だった『ギブメルソン』なるウマ娘が住むこのニューヨークの地でのホームステイであった

尚決め手は兎に角レース場が周囲に多いという事と、ウマ娘用の練習場が多いという事だったらしい...実にらしいな、とは沖野トレーナー談である

 

「ふむ...栗毛のウマ娘に特徴的な髪型の長身の男性...失礼、君達がリンから聞いているニッポンのウマ娘とトレーナーかな?」

「おっと、噂をすれば...だな」

「ですね...えっと、貴女がリンさんの?」

 

空港を出て直ぐ、二人に声を掛けて来るウマ娘が現れる

金髪のセミロングヘアに碧眼の如何にもアメリカ人らしい彼女の耳にはスズカの様に縦に延びる耳が存在し、一見軍服の様な服装に身を包んだ長身のグラマラスなウマ娘はツカツカとヒールのある靴を鳴らしながら二人に近付いて来た

 

「うむ!余がギブメルソンだ!話は全て其方の学園の理事長殿とリンから聞いている、ニッポンを代表する逃げウマ娘のエキスパートとそのトレーナーだとな!さて、此方の空気はどうだサイレンススズカ?」

「え、えっと...まだ来たばかりで何とも言えないというのが本音...ですね」

「む、そうか?まぁ、日本とはまた違った良さもある。滞在中に是非このアメリカの良さを知って欲しい!オキノトレーナーも少しの間だがゆっくりしていってくれると嬉しいぞ!」

「ええ、少しだけ骨休めをさせて貰います」

「宜しい...む?少し待ってくれ、電話が掛かってきた」

 

「結構グイグイ来るタイプのウマ娘みたいだな」

「そう、ですね...私は少し、苦手かもしれません」

「まぁ、そう言うなスズカ。これから暫くの間お世話になる方だしな」

「はい...」

(とは言え俺も不安だな、こんなスズカの様子を見ると...メンタルってのはレースにも影響するものだ、来て早々馴染めなくて本調子が出せないって事態は避けたいが...)

「済まない、待たせたな。今別の出入り口で君達が出て来るのを監視させていた娘が此方に来る、彼女も今余の所にホームステイしている子でな。年齢的にはスズカの後輩にあたる娘だ...色々と教えてやって欲しい」

「ほう?その子もウマ娘ですか...名前は?」

「うむ、名前は...

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()』と言う。余が今まで面倒を見て来たウマ娘達の中でも抜きん出た才能の持ち主だ。スズカ、君の良き並走パートナーになるだろう...ああ、見えて来たな、彼女だ」

 

メルソンが指差す先には、3人の元へと向かって歩いて来る一人のウマ娘の姿があった

茶色の髪をポニーテールに纏め、スカイブルーの瞳と穏やかそうな顔立ちにギブメルソンにも劣らぬスタイルと長身を誇る美しいウマ娘である

彼女はどうやらアメリカのトレセン学園に在籍しているのか、日本のトレセン学園とは少々色合いや細部が異なるデザインの学生服を着用していた

 

「すいません、お待たせしてしまいましたね...貴方達がメルソンさんが言っていた日本の方々、ですね?初めまして、ニューヨークトレセン学園ジュニアクラスのハリウッドリムジンと申します。長い飛行機の旅、お疲れ様でした...ようこそ、アメリカの地に。リムはお二人の事を歓迎致します」

 

終始にこやかに自己紹介と歓迎の意を伝えたハリウッドリムジンはペコリ、と頭を下げる

先程のメルソンとは違い優雅ささえ感じる程の挨拶に沖野トレーナーもサイレンススズカも少しの間ポカン...と気の抜けた雰囲気になってしまったが、慌てて彼女に挨拶を返す

 

「あ、あぁ...歓迎ありがとう、ハリウッドリムジン。俺は沖野、こっちのサイレンススズカの居るチームスピカのチームトレーナーだ」

「サイレンススズカと言います...ハリウッドリムジンさん、此方こそどうぞ宜しくお願いしますね」

「はい。それと、リム...と呼んでください。学友の皆さんからもそう呼ばれていますので」

「分かった、リム。今後はスズカも世話になるから、仲良くしてやってくれ」

「私で良ければ喜んで。サイレンススズカさん、日本のレースの事や学園でのお話、機会があれば是非聞かせて下さいね?」

「ええ。私にもアメリカのレースの事や此方の学園での話を聞かせてくれると嬉しいわ」

「うむ、各々の顔合わせも済んだ事だし早速余の家に向かうとしよう!余に付いて来たまえ!」

「...いや、待ってくれメルソンさん。リムに大事な話があるんだ」

「えっ?と、トレーナーさん?」

「What is it?沖野トレーナー?リムに何か...?」

「...ほう?まさか余の前でいきなりのスカウトか?」

「それもしたくはあるが...今はそうじゃなくてな...リム」

「は、はい?何でしょうか?」

「頼みがある...

 

 

 

君のトモを、俺に触らせてくれないか?」

「......えっ?リムのトモを、ですか?」

「ああ、またトレーナーさんの悪い癖が...」

「ああ、君のトモだ。是非触らせて欲しい。君がどんな走りをするか、メルソンさんの所でどういったトレーニングをしてきたか、そしてその仕上がり具合を俺に見せて欲しいっ!?」

「貴様ぁ!よりにもよって言いたい事がそれか!往来で、しかも余の前で弟子のトモを触りたいなどど抜かすとは言語道断であるぞ!」

「ちょ、メルソンさん待っ...がああああああ!」

「HAHAHA!良かったなぁオキノトレーナー!本場アメリカレスリングのリアームロックを実体験出来てな!」

 

メルソンからガッシリと肩を掴まれ振り向かされた挙句、そのままあっという間に左腕にアームロックを掛けられた沖野トレーナーの悲鳴が響く

その光景にポカンと気の抜けた顔をしているリムであったが、少しして自分の隣にいたスズカが声を掛ける

 

「ごめんなさい、リム。トレーナーさんは素質のあるウマ娘を見るとついトモを触りたくなるらしいの...けれど、その、決して変な意味で触る訳じゃ無くて才能を見抜いたりする為にらしいから...」

「Well, is that so?...であれば、メルソンさんを止めましょうか。メルソンさん、それ以上は駄目ですよ?此処は往来の場ですから目立っていますし」

「む、そうか...仕方ないな」

「た、助かった」

「トレーナーさんも程々にした方が良いですよ、その癖...」

「いや、そうは言うがなスズカ、俺としてはやっぱ気になっちまってな...」

「沖野トレーナー、大丈夫ですか?」

「ああ、悪いなリム助けて貰って...」

「構いませんよ。それと...リムのトモを触るのでしたら、ちゃんと時と場所を考えて頂ければ触って頂いても構いませんからね?」

「......マジで?いい、のか?」

「はい♪...その代わり、指摘事項や指導事項があれば是非教えてくださいね?」

「あ、ああ!それは勿論だ!」

 

 

 

「ねえ、リム?本当にいいの?」

「構いませんよ?沖野さんがトレーナーならPalpationは当然の行為でしょうから」

「...足を触られても動じない人、センちゃん以外に初めて見たわ」

「セン?」

「ええ、私の後輩のウマ娘でチョクセンバンチョーって言う子なの」

「Oh my God!?チョクセンバンチョー、ですか?」

「えっ?リムとセンちゃんって知り合い?」

()()()()()()()()()()()()...()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。けれどそうなると...サイレンススズカさん、私の事は今暫く彼女には内緒にして頂けますか?」

「それは、いいけれど...何故かしら?」

「私がウマ娘だから、です。今はまだジュニアクラスですが...レースに出て、ケンタッキーダービーを制して、いずれ日本に渡って...彼女の前に親友として、ライバルとして...彼女と対等に立ってレースをしたいと思っていますから。だから、今は私の事はセンには内緒にしていてください」

「...ふふっ、先輩後輩でもそうだから親友でもそういう気持ちになるのは、あるわよね。分かったわ、センちゃんにはリムの事は内緒にする。その代わり、お願いがあるの」

「何でしょうか?私で出来る事なら仰ってください」

「貴女の愛称がリムなら、私はよくスズカ...って呼ばれるの。だから貴女にもそう呼んで欲しいわ、リム?」

「...そういう事でしたら、喜んで♪」

 

(スズカさん、Very nice womanです...チョクセンバンチョーさんは彼女を始めとした日本で素敵な学友の皆さんに囲まれているんですね...此方の世界でもケンタッキーダービーを制したらその時は是非色々とお話ししたいですし、会いに行きましょうか。どんな話が聞けるでしょうか、今からとても楽しみですね♪)

 

 

―――――――――

 

 

チョクセンバンチョー

 

GⅠレース用に仕立てられた衣装を試着した模様(某三部とか某デ〇モンみたいな衣装のイメージ)

刺繍の原画はターボに一筆して貰ったのを使用しており、頼まれたターボは暫く調子が絶好調になっていたらしい

年を越せばいよいよクラシックのトライアル競走、かつてスペシャルウィークが勝利した弥生賞に進路を向けて只今練習中

 

 

 

チームカノープス

 

アニメよりも先にターボが加入し、更にバンチョーが加入している為活動実績(勝利数)が上昇している

新興チームではあるが、ちゃんとレースでの成果が上がっているしチームの評判も悪く無い為新規加入を増やしても問題ないと判断された(つまりあの二人の加入が早まります)

 

 

 

沖野トレーナー&サイレンススズカ

 

アニメ12話後の時間軸、アメリカへ渡米しレースに出るという夢を叶える為に現地へと赴いている

ガソリンテンゴクのライバルであり引退後故郷アメリカにて後進育成を行っているギブメルソンの元へホームステイ

トレセン”学園”だし海外遠征は語学留学等を兼ねている印象でこの様な出会いになった

ギブメルソンとの相性はグイグイ来る彼女を少し苦手にしているが、温和なハリウッドリムジンが間に入る事で中和されている

 

 

 

ハリウッドリムジン

 

かつてのJWC出場UMAの一頭にして北米のケンタッキーダービーを制したアメリカの最強刺客...だったウマ娘

茶色の髪をポニーテールに纏め、スカイブルーの瞳と穏やかそうな顔立ちに抜群のスタイルと長身を誇る美しいウマ娘、同国出身のタイキシャトルに負けず劣らずのプロポーションを誇る

彼女もバンチョーやフェロモンと同じくジュニアクラスだが、ギブメルソンから太鼓判が押される程の才を秘めている

典型的な差しUMAで、タンデム騎乗による二倍の鞭入れによりゴール前の直線では非常に良く伸びた・・・横に向けて(今回は横には伸びない)

 




週どころか月跨いでお休みしてしまった...待っていた方お待たせ致しました、遅れてごめんなさい

1期軸終了後に多少幕間を挟む予定です、あるとすればどれが見たいですか?

  • チームスピカの話
  • チームリギルの話
  • チームカノープスの話
  • チームコールサックの話
  • 生徒会の話
  • 親や他のウマ娘との話
  • JWCの面々の話
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