どけ!儂は金柱の両津勘吉だぞ!   作:ジャックマン

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お待たせしました
さてさて、短編脱却したって事は派手派手に行きますよ!
譜面は完成してるのですから!


両津と遊郭の巻

「まてぇ!!!借りた金を返さんかぁ!!!」

 

「ヒィ!?!?!?」

 

時は明治、華が咲き乱れるは遊郭街。

さて今両津が何をしているかと言うと、後ろにモヒカンの巨漢こと不死川玄弥を引き連れてある男を追い込んでいた。

何故こうなったのか、話は三日程前に遡る。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん?宇随の奴がまだ帰ってないだと?」

 

「はい、音柱様はまだお戻りになってません」

 

暇な日中、博打をしたいからと音柱である宇随天元を探すのだが全く見つからず仕方なく近くの隊士に訪ねた。

宇随は既婚者であり、また結構な愛妻家なので三日と家を開けたがらないタイプだ。

その男が長い間家を開けるのはおかしい、そう思った両津は産屋敷邸へと足を伸ばした。

 

「やぁ待っていたよ両さん」

 

「いきなり悪いな、それで」

 

豪華な屋敷の庭で子供達と優雅に花見をしている産屋敷。

もし本来の彼ならこんなことは出来ないのだが、胡蝶主導の元あの両津抗体を人間でも使えるレベルにしたのだ。

やり方的には非常に簡単で、両津の血液(の抗体)を清潔な部屋に入れて二~三日放置するだけなのだが。

それを打ち込んだ産屋敷はみるみるうちに元気になり、今ではこうして一家団欒を味わえる程に回復したのだ。

 

さて話を戻そう。

産屋敷は両津が言葉を続ける前に口に人差し指を当てて「解っているよ」と言った。

 

「天元は今、鬼が出ると言われている遊郭に潜入してるんだ」

 

「宇随一人でか?」

 

「いいや、炭治郎、伊之助、善逸、そして天元の伴侶三人でだよ」

 

「なに!?アイツ等もだと!?

ぐぬぬぬぬ、儂だって遊郭に行きたいってのに~」

 

「それを聞けて良かったよ、実はこの件はかなり厄介なんだ

そこで両さんと、後二人連れて潜入してほしいんだ」

 

それを聞き少し興味が湧く両津。

新鋭の三人にベテランくノ一、そして柱とこれだけ豪華な面子なのに更に自分と二人の隊士まで追加するからだ。

 

「何とかって階級の鬼か?」

 

「多分ね」

 

「なら納得だな」

 

両津は馬鹿では有るが最低限の線は引いている。

上弦や下弦の鬼が出るなら一般隊士だけでなく柱を投入する、更にこの人数となると上弦格の鬼が居ると考えたのだ。

 

「入っていいよ」

 

「はい…」

 

「はい!!!」

 

産屋敷に呼ばれて入ってきたのは二人の隊士。

一人は巨漢でモヒカンが特徴的な男こと不死川玄弥。

そしてもう一人は金髪に赤の混じった小柄な少年こと煉獄千寿郎だ。

 

「む、千寿郎がどうしてここに?」

 

 

煉獄千寿郎

彼は玄弥と同じで呼吸の適正が無く、また玄弥と違い体が強くは無いので鬼殺隊隊士では無い。

だからこその発言だ。

 

「実は新しい隊を作ったんだ

そこの隊長と副隊長を玄弥と千寿郎に任せているんだ」

 

「ほぅ、まぁそれは良いとして玄弥がどうして?」

 

「師範が潜入すると聞いたので立候補しました」

 

不死川玄弥、今の立ち位置は新設部隊隊長兼金柱の継子だ。

本来なら岩柱の継子なのだが、呼吸が使えない隊士が最強と呼ばれている岩柱の継子では問題が有るからと名義上金柱の継子扱いなのだ。

その甲斐もあり玄弥にやっかみ等は来ていない、と言うか金柱の継子と聞くなり心配されたりと立ち位置が少し変になったとか何とか。

そして顔は怖いけど女慣れしてない初な苦労人として妙に女性人気が出たらしい。

 

「両さんには私の伝手で取り立て屋を、玄弥はその弟子として両さんの側に

千寿郎はある遊郭の丁稚として動いてもらうね」

 

「取り立てか~……うむ、儂のネットワークですぐに情報を仕入れるから取りっぱぐれないな」

 

「師範?」

 

「此方の話だ」

 

「両さんの顔は広いのですぐに鬼が見つかりそうですね…」

 

「そうだね

それと滞在費等は此方が持つから安心して」

 

それを聞くと満面の笑みと、目を円マークにして喜ぶ両津。

この瞬間、産屋敷は「間違えたね」と苦笑いしたとか何とか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~おまけ~

 

「「お館様!!!」」

 

両津が去った後、二人の人物が産屋敷邸へと来た。

 

「やぁ狛治、獪岳、待ってたよ」

 

一人は雪柱として鬼を滅ぼしている狛治、もう一人は次期鳴柱として訓練を積んでいる獪岳だ。

産屋敷は来るのを見越していたのかお茶を二人に差し出す。

 

「突然の訪問失礼いたしました

此度の遊郭潜入任務、この雪柱素山狛治を同行させて下さい」

 

「いえ、潜入には鳴柱である桑島獪岳を同行させて下さい!」

 

両津親衛隊と呼ばれる二人にとってこの遊郭潜入は非常に大きな問題なのだ。

とは言え今の鬼殺隊に柱をこれ以上送る余裕が無いのも事実、なので産屋敷はこう提案した。

 

「ではこれから一週間で多く鬼を斬った方に同行を頼もうかな」

 

その瞬間、二人の間には雪と雷が激しく舞った。

両津親衛隊であり犬猿の仲である二人を比べる、それだけで二人の闘志に火が着き鬼狩りをより加速させるのだった。

 




新設部隊
部隊名はまだ秘密だが、その戦力は並の隊士を越える程。
産屋敷家の財産を殆ど使い導入、その理由はこの代で無惨との因縁を終わらせるため。

やっぱり上弦の弐は

  • ギャグで救うべき
  • シリアスに行こうぜ
  • 気の向くままに
  • ヒロイン増えちゃうね
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