時は夜、遊郭街は一層灯りを強めて客引きに精を出す。
「師範、今日は七人が借金を払ってくれましたね」
「おうよ、儂がやればこんなもんだ」
「ガハハ」と豪快に笑いながら取り立てた借金を片手に街を歩く両津と玄弥。
そんな両津に迫る影が一つ。
「よっ色男」
「ん?おぉ蕨姫か」
声を掛けてきたのは絶世の美女と呼ぶに相応しい遊女。
ここ吉原遊郭の花魁である蕨姫だ。
かつてバイトとして取り立てをしていた時、たまたま両津と繋がり何故か色男と呼んでくるのだ。
ちなみに両津的にはどうせ皮肉だろと流しているが。
「仕事は良いのか?」
「今日は休み、色男と遊ぶからね」
「し……先輩……」
「ん?色男の後輩?」
ガチガチに緊張している玄弥と、両津の後輩と聞き少し興味を持つ蕨姫。
そして品定めする様にジロジロと眺める。
「悪くないね、綺麗な目をしてるよ」
「ヒッ!?」
「あんまりからかうなよ、玄弥は女慣れしてないんだ」
「ふぅん」
「こいつ持って先に帰っとけ、儂はちょっと遊んでくる」
「はい!!!」
両津なりの助け船に乗るなりすぐにその場を去る玄弥。
蕨姫は嬉しそうに街へと繰り出した。
「ここの団子が旨いって評判なんだよ」
「ほうほう、それで例の情報は?」
悪い顔をすると耳元で声を可能な限り小さくして話す蕨姫。
「深夜、裏通りでデカイ場が立つよ」
「グッフッフッフッ、儂のギャンブル熱を甘く見たな戸塚ぁ」
戸塚と言うのは両津の知り合いではなく、ここ遊郭賭場の胴元。
まぁ、つまりお偉いさんだ。
かつて両津が来た際に根こそぎ奪われてしまい、こうして両津から隠れながら賭場を開くのだがそこは蕨姫と何故か懐いてきてる取り立て仲間の情報網によりGの如く涌き出てくるのだ。
「じゃあね色男♪」
「おうじゃあな」
蕨姫と別れると近くの酒場で時間を潰し始める両津。
すると目の前に一人の男が座った。
「よぅ名人」
「妓夫太郎じゃねえか、景気はどうだ?」
「あ~……それなりだ」
先に話した取り立て仲間こと、妓夫太郎が両津に話しかけてきたのだ。
痩せ細った体に隈の深い顔と健康とは真逆なのだがかなり動けるのでこれが彼のベストコンディションなのだと思い深くは突っ込まない。
「深夜の賭場はガセだ
明日の昼、花紫屋で場が立つぜ」
「なんだと!?ぬぬぬぬ~許さんぞ戸塚めぇ、儂が根こそぎ奪ってやる!」
「それでこそ名人だな」
妓夫太郎と両津の出会いはかなり不思議で、両津がとある踏み倒し常習犯を血も涙も無く追い詰め全て取り立てた姿を見て、「名人」と呼び慕い出したのだ。
「よし情報の礼だ、儂が奢ってやる」
「へへ、流石名人羽振りが良いな」
そう言い、妓夫太郎と両津は共に世が明けるまで共に遊ぶのだった。
現状の戦力
鬼
上弦は参のみ消え変わりに鳴女が入った、下弦は一人死亡したのでそこそこの鬼を置いている
上弦の陸とは音信不通で上弦は現在『壱』『弐』『肆』『伍』のみ無惨は所在を把握している
下弦は全員所在を把握しているので、少し嫌な気配に怯えている
鬼殺隊
全員無事で五体満足、だが一部の事件が起きてなかったりしているので此処の隊士の能力は原作遊郭編より劣る(例、炭治郎がまだヒノカミ神楽をあまり扱えない、善逸の霹靂一閃が六連まで等)
ただ両津の未来知識のせいで一般隊士の武器に対鬼用の簡易武器が多数あるので底上げはされている
さて、今回の話は生存報告がてらなので此処まで。
いやぁ遊郭編面白かったですね。
里編はどんな感じで纏めるのか今からワクワクしてきます。
やっぱり上弦の弐は
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ギャグで救うべき
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シリアスに行こうぜ
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気の向くままに
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ヒロイン増えちゃうね