どけ!儂は金柱の両津勘吉だぞ!   作:ジャックマン

2 / 17
連載ないのか…なんて言われてしまったのでせめてこれでもと2話目の投稿です



山の鬼が妹!の巻

奇想天外の生命体『両津勘吉』は不死川の紹介の元に鬼殺隊に入隊。

その後は金の使い方や酒の飲み方を除き人一倍強い正義感の元に鬼を斬ってきた。

いやただ斬るだけでない、鬼は各々に過去の悲しみが有り鬼になったのだがそれを取り除いているのだ。

 

ある鬼は産まれてから貧困にあえぎ、口減らしの為に山に捨てられたがそれを聞き「お前が弱いからそうなったんだろ!」と言ってゲンコツをかまし反論されるも「他所に行って生きる事が出来るのにしなかったのはお前の責任だろ!」と、言葉足らずながらに本人の甘えを指摘。

また、ある宗教に入り落ちぶれて鬼になった者には「儂はお前みたく何かにすがりたいとは思わん!」と一蹴。

 

鬼殺隊の殆どは鬼を憎み鬼を嫌い斬っているが、こうやって話を聞いて居るのは勘吉だけだ。

 

 

 

 

時は一月後、不死川を矯正(恐怖で支配)した勘吉は2人に誘われて産屋敷なる人物と面会した。

最初こそやる気は無かったのだが給料の良さと、蝶屋敷に住む子供とその生き方を知り怒りに震えて鬼を斬りその頂点である鬼無辻無惨を殴ると決めた。

 

まさに鬼より鬼の言葉が似合う。

ただ快楽の為に人を食う鬼には鉄拳制裁、生き方が解らず悩む鬼には相談に乗り新しい生き方を教えた。

 

ある日の事だ。

水柱である冨岡義勇と2人で鬼の討伐の為にとある山に来ていた。

 

「本当にこんなちんけな所に鬼が居るのか?」

 

「─────らしい」

 

「とてもそうとは思えんな」

 

水柱『冨岡義勇』は言葉が足りず嫌われているが、その本質を解っている勘吉は別に嫌ってはいない。

寧ろカッコいい声してんだからもっと喋れと発破をかける程だ。

着いた山では2人の人物が争っている。

 

片方は額に傷がある少年、もう片方は黒髪が美しい少女だ。

少年は薪で食べられるのを防いで居るが時間の問題、食べられるのは後何秒だろうかと言える状態だ。

 

「はっ!」

 

「っ!?!?!?」

 

義勇はすぐに鬼を消せる刀『日輪刀』を振り斬ろうとするが寸前のところで回避、その後に何故か少年は鬼の前に立ち庇うような態勢をとった。

 

「禰豆子は悪い鬼なんかじゃない!」

 

竈門兄妹

今まで平穏無事に穏やかに暮らしていたのに突然鬼の始祖である鬼無辻無惨に殺されたのだ。

唯一生き残ったのはたまたま違うところで泊まっていた長男の『竈門炭治郎』のみで、他は無惨に殺されていた。

だが、鬼として適正を持っていた妹の禰豆子だけは生きていた。

しかし鬼の本能である『人を食わねば死ぬ』に駆られ今、こうして兄を襲っているのだ。

 

「こんのバッカモーン!」

 

「勘吉さん!!!」

 

両津は見るや否や禰豆子を蹴り、すぐに炭治郎と引き離した。

これには義勇も炭治郎も目を丸くし、蹴られた禰豆子本人も何が起こったのか理解出来ていない。

 

「お前の兄ちゃんはお前の為に体張って守ってくれてるんだぞ!!!

何が有ったかは知らんが鬼は無惨のせいで産まれてるんだ!

アイツにムカついてぶん殴るんじゃなくてこんなにお前を想ってくれてる兄貴だか弟だか知らんがソイツを襲うな!」

 

「勘吉さん……」

 

鬼は斬るべし、そう思いながらも2人の関係性を上手く掴めなかった義勇は刀に手を当てたまま唖然としている。

すると苦しみだす禰豆子。

鬼の本能と人としての生き方で争っているのだ。

 

「負けるな禰豆子!!!

お前には兄ちゃんが付いてる!」

 

「そうだぞガキんちょ!

勝ったら儂の寿司を食わしてやるからな!」

 

鬼にはいつもこうだ。

元は人だったと知るやただ斬るだけじゃなくどうして鬼になったのか、其方を思い温情を掛けてしまうのだ。

それのせいで蛇柱には嫌われるも、何故かある日を境に仲良くなったり風柱とは完璧な上下関係が出来たりと訳が解らない。

 

苦しみながら立ち上がる禰豆子を見て勘吉は確信した。

悪い鬼じゃない、泣いた赤鬼の方の鬼だと。

すぐに駆け寄り立ち上がらせるや否や肩を揺らし激励の言葉を掛けた。

 

それを見て2人も負けじと言葉を掛け、その甲斐も有り禰豆子は鬼の本能を倒したのだった。

そして……

 

「ありがとうございます両津さん」

 

「なぁに気にするな、儂は儂のやりたい様にやってるだけだ

でよ、これからどうするんだ?」

 

「禰豆子を治せないか…治せるなら治せる人を探します」

 

編み籠に布を被せただけの物に妹を乗せ、愛おしそうに…でも寂しそうに語る炭治郎。

それを見て放って置けないのが勘吉だ。

 

「おい冨岡!」

 

「!?」

 

「確かお前ん所のじいさん手が空いてたよな?」

 

「鱗滝さんですか?」

 

「おう、2人の面倒見てもらえ

アイツならもしかしたら知ってるかも知れねえ」

 

「はい!」

 

珍しく声を出すや否や、すぐに鴉を呼び手紙を携える。

冨岡義勇にとって両津勘吉とはこれ程に憧れていて慕う存在だとすぐに察するや頭を下げる炭治郎。

 

「ありがとうございます!

この恩は絶対に返します!」

 

「気にするな、悪いのは無惨の野郎だしな」

 

笑っては居るが怒りの匂い。

炭治郎はどれ程勘吉が無惨に怒りを持っているか知ってしまうのだった。




冨岡義勇
両津の強さに憧れと尊敬を抱いている男
もし最終選別時に居てくれたら錆兎は死なずにこの人と喧嘩してたかもと思い少しセンチメンタルになったりしている
珍しい事に義勇から唯一名前を呼ばれ、金や博打にだらしない面を除けば兄になってほしかったと語るほど



もし希望があったらの次回予告

産屋敷の奴に呼ばれたんだが大寝坊、何とか間に合ったんだけどグチグチグチグチ部長か蝴蝶!
そこには縛られた竈門だったかコンロだったかソイツが縛られて隣には煉獄の親父
柱合会議?なんか初めて聞いたけどまぁいいか
次回『両さん柱合会議に行く!の巻』
絶体見てくれよな

やっぱり上弦の弐は

  • ギャグで救うべき
  • シリアスに行こうぜ
  • 気の向くままに
  • ヒロイン増えちゃうね
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。