どけ!儂は金柱の両津勘吉だぞ!   作:ジャックマン

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この世界の獪岳は両さんと関わったお陰で良い意味で強くなりました
詳細は今度に……善逸との中は大きくは変わってませんが厳しさ九だけど一割は優しさを持ってます



皆さんの両さんなら~の言葉に確かにwと納得してしまいます
両さんって基本的にどんな扱いしてもキャラ崩壊しないから凄いですよね


両さん柱合会議に行く!の巻

柱合会議

それは柱の階級に位置する者全員が参加し行う行事

常識かも知れないが頂点の産屋敷が到着する前に既に待機して、姿を見るなり体制を取るのだ。

 

さて開幕早々、何故こんな説明をしてるのかと言うと問題が起きたからだ。

何故なら柱の一人が居ないのだ。

これに肝を冷やす柱達、だが産屋敷は優しい笑みで「もう少し待ってみよう」と伝えた。

その直後

 

「いかーん!!!」

 

「遅刻ですよ♪」

 

「いやぁすまんすまん、昨日煉獄の親父と飲んでて寝坊しちゃった」

 

「両さん!飲むなとは言わないが朝まで飲むのは感心しないぞ!」

 

「げぇ煉獄!?何で知ってるの!?」

 

「父上が朝帰りだったので千寿朗と訪ねたら答えてくれた!」

 

「そんなに飲むのか……そんな人間が居るなんて俺は信じない……」

 

「何だと!これでもバッカス両津なんて呼ばれて一回で風呂位飲み干すぞ!」

 

「凄い……流石勘吉さん」

 

「派手過ぎないか?」

 

両津の偉業を聞きながら微笑む産屋敷。

賢明な諸君等なら知っているであろう両津の偉業を。

人の上半身位ある巨大カツ丼を秒で食べた上に他でも大盛りチャレンジをした胃袋。

車を手で持ち上げるが他の金目の物の為に顎で持ち上げる筋力。

上げればキリがないから一旦止めるが、この男が大酒飲み程度ですむ存在ではない。

 

「両ちゃん……お酒に強いのに二日酔いにすらなってないなんて素敵だわ」

 

「無駄話はそれまでだ、お館様をお待たせしている」

 

「ありがとう行冥」

 

悲鳴嶋の声により落ち着きを取り戻すと話を始める産屋敷。

内容をかい摘まんで説明すると鬼を連れている炭治郎を鬼殺隊に入れる、ただもし妹が人を食べたら育手の鱗滝左近次、水柱冨岡義勇、金柱両津勘吉の三名が腹を切るとの事だ。

それに意義を唱えたのは不死川だ。

 

「冨岡の野郎は良いとして両さんまで腹を切るってのは納得出来ません!」

 

「実弥の言いたい事は解るよ、でもこの子は両さんが助けると言ったんだ」

 

「本当か両さん!?」

 

「うむ、確かに言ったな」

 

思い出すのは竈門兄妹との出会い。

確かに自分がそう言ったがまさか腹を切る事態になるとは思いもしなかった。

これは非常事態だ、どうするべきか考える。

そんな時だった、真っ先に動き出したのは不死川。

彼は禰豆子の入った木箱を持ち上げ屋敷の中に入ると中から無理矢理出し、目の前で腕を切った。

 

「お、おい不死川!」

 

「両さんには悪いが俺は鬼は斬るべきだと思ってる、望んでなったとか望まずしてなったなんて関係無い!

奴等は人を食う!だから斬る!」

 

「うぅむ、不死川の言う事は間違っては居ない!」

 

「煉獄まで!?」

 

「ほら食えよ鬼ぃ」

 

目の前で血が出ている腕を見せ付ける不死川。

禰豆子は先の戦闘で血を流しすぎ餓えている状態、更に付け加えると不死川の血は鬼にとっては極上のご馳走。

彼女は今、理性と本能で戦っている。

 

(いかん……いかんぞ、このままでは儂が腹を切る事になってしまう……)

 

「禰豆子!」

 

「っ!?」

 

「負けるな禰豆子!お前はそんな弱い子じゃないだろ!」

 

(儂のバカ野郎!そうだ儂はあの二人を助けるって決めたじゃねえか!

江戸っ子が一度決めたことを愚痴愚痴言ってるんじゃねえ!)

 

「そうだぞ禰豆子!

約束しただろ!お前に儂の握った旨い寿司を食わせてやるって!江戸っ子との約束を忘れるのは儂が許さんからな!」

 

二人の声援を聞くと力を振り絞り不死川の腕を「いらない」と言わんばかりに首を横に向けた。

それを見て微笑む産屋敷。

 

「これで彼女が人を食べない鬼だと証明出来たね」

 

それを聞き安堵の表情を浮かべる二人。

それに同調したのか、甘露寺と悲鳴嶋は何処か嬉しそうにしている。

 

「今回の議題はこれまでかな」

 

「お館様、僭越ながらこの場を借りて一つ裁判を行わせて下さい」

 

手を挙げて穏やかに言葉を放つのは胡蝶。

それを見た瞬間、両津の表情が「ゲッ!?」と驚いた物に変わった。

 

「構わないよ」

 

「それでは

三日程前の事です蝶屋敷の物が無くなっておりました

帳簿を着けているので照らし合わせた所、藤の花が二割程です」

 

「続けて」

 

「帳簿は毎日着けているので四日前に出入りをした人物を調べ、一人一人に訪ねて行きました

残りは出入りをした柱が三人を残すのみです

冨岡さん、貴方は犯人では有りませんか?」

 

蝴蝶の問いに無表情のまま淡々と答える冨岡。

その態度は普段はイラッとするが今回に限っては助かると思っている。

 

「……(重要物である以上、勝手に持ち出す何て事はし)無い」

 

「では次に、不死川さん?」

 

「ありえねぇだろ、使い道が無ぇ」

 

(不味い……非常に不味い……)

 

「では……」

 

「おっといかん、これから前田と新しい制服の打ち合わせが有ったんだ

それじゃバイビー!」

 

「調べは着いてるんですよこの両津の糞野郎!!!」

 

蝴蝶は懐から拳銃(回転式)を取り出して両津を射とうとするが素早く動く両津に当てられない。

だが流石柱か、全集中の呼吸を使い地の底まで追い詰める気迫に満ち高速で追い掛けては発砲と恐ろしい芸当を繰り広げる。

 

「くそぅ!!!もう藤の花なんてコリゴリだ!!!」

 

 




両津への呼び方(人間側)

悲鳴嶋
「両津さん」
理由、歳上なので

冨岡
「勘吉さん」
理由、恩人と同じくらい慕っているので

不死川
「両さん」
理由、仲が良いから

伊黒
「両津(普段)店主(甘露寺グッズ購入時)」
理由、特に無い

時透
「おっさん、おじさん」
理由、おっさんだから

煉獄
「両さん!」
理由、父を救い更に家も救ってくれて感謝しかないから親しみを込めて

甘露寺
「両ちゃん」
理由、何故かしっくり来たから

蝴蝶
「両津のバカ野郎、両津の糞野郎、両津の原始人(怒り時)呼ばない(普段)」
理由、言う必要は無いと思いますよ

炭治郎
「両津さん(最初)両さん(最近)」
理由、自分達を助けてくれたから

善逸
「眉毛の鬼!?金の亡者!?」
理由、そもそも叫んでるだけなので本当の呼び方が解らない

伊之助
「眉毛!眉毛じじい!」
理由、なんかしっくり来る




獪岳
「両さん、兄貴」
理由、自分を救ってくれて背中を押してくれた大恩人だから

前田
「悪魔、鬼、ちひろ、たづな」
理由、唯一と言っていい程に無茶振りを押し付けてくるから

村田
「両さん、金柱様」
理由、普通に流れで

産屋敷
「両さん」
理由、私だってたまにはこう言う呼び方をしてみたいだけだよ

宇随
「両さん(普段)兄さん(重要時)」
理由、普段は気を抜いてるけど大事な時は昔の気持ちが出ちゃうから

両津への呼び方(鬼側)

無惨
「鬼、悪魔、眉毛の怪物」
理由、まんま

上弦壱
「毛の男」
理由、まんま

上弦弐
「ゴリラ君」
理由、まんま

上弦参
「戦士、剣闘士」
理由、戦い方が特殊だから

上弦肆
「歩く絶望」
理由、まんま

上弦伍
「破壊者」
理由、まんま

上弦陸
「名人(兄)色男(妹)」
理由
兄、取り立て相手が泣きながら往来で土下座したのにそれすら無視して取り立てたから(黒い金だけど)
妹、兄に似ていて一度話した時に凄く暖かかったから




蝴蝶の銃について
海外から玄弥の為に仕入れたのだが、肌に合わないからと鬼を足止めするのは難しいからと返された物。
一応説明するなら、1873年には既に回転式のは出来ているので別におかしくはない(言い訳)

やっぱり上弦の弐は

  • ギャグで救うべき
  • シリアスに行こうぜ
  • 気の向くままに
  • ヒロイン増えちゃうね

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