どけ!儂は金柱の両津勘吉だぞ!   作:ジャックマン

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石田さん言うと自分はエド・フェニックスですかね
なんか印象が強すぎて他のが書き消されてしまってw


両津と無限列車!(後編)の巻

「皆~大丈夫だった?」

 

「うむ!皆五体満足で無事だ!」

 

横転した無限列車の影から走ってくる善逸。

そして元気に返事をする杏寿郎、満足そうな笑みを浮かべる他の四人と戦闘後の穏やかな時間が流れていた。

だが、そんな平和も一瞬で消し飛ばす衝撃波。

 

「俺は上弦の参『猗窩座』、俺と戦え」

 

「……満足したか?」

 

「うん」

 

何があったかと言うと、流石に不憫に思ったのか皆で話し合った結果華麗に再登場させるに決まったのだ。

これに満足そうな表情の猗窩座と茶番に付き合わされて疲れた顔の両津。

 

「ところで戦士の男、名前は?」

 

「両津勘吉だ」

 

「そうかならば勘吉、鬼になれ

鬼になって研鑽を積み俺と戦い続けよう!」

 

突然の勧誘に驚く皆。

突然現れてポツンとボッチになってその上で何故か両津の勧誘なのだから仕方無い。

 

「断る!儂は儂のやりたい事だけやる!」

 

「そうか、ならその気にさせてやる!」

 

素早い踏み込みに鋭い拳の連打、一応武道は噛っている両津はその一撃一撃が素人では無いと見抜いた。

 

(元々は格闘家だったんだろうな、こんなに凄ぇのに無惨に鬼にされるなんてよ)

 

「反撃しないのか勘吉!!!」

 

「ギャーギャーうるせぇ!!!」

 

一撃をチャンバラ棒で防ぎ二撃目が来る僅かな合間に頭突きをした。

久し振りの肉体攻撃による痛み、猗窩座はそれを味わい更に笑みを深める。

 

「流石だな、鬼相手に肉弾戦を挑む猛者はお前くらいだ!」

 

「はぁ?」

 

「兄貴、鬼は頸を斬らなきゃ死なないから打撃は殆ど使われないんだ!」

 

「成る程、納得納得」

 

一人勝手に納得しながらも猗窩座の猛攻をしのぐ。

鬼だから強いんじゃない、元が強いからこうなったのだ。

 

「楽しませてくれ勘吉!

破壊殺・羅針!」

 

「ぬぉ!?」

 

足下に雪の結晶を模した謎の陣が現れると猗窩座の気配が変わった。

これで決めるつもりだ、そう思うと両津を除いた隊士が即座に動き出す。

 

「総員、乗客の保護を急げ!」

 

「おう!」

 

「解りました!」

 

両津は死なない、そう信じているからこそ二次災害による乗客の死を防ぐために動き出す面々。

こうなったら覚悟を決める、両津は大きく息を吸い「ぶふぅぅぅぅ」なんて情けない音を出してチャンバラ棒を構える。

 

「いい闘気だ勘吉!」

 

「うるさいぞお前!!!」

 

「破壊殺・滅式!」

 

「ぬおおおおおお!!!

儂の呼吸何とかの型ぁ!!!」

 

激しくぶつかる二つの影。

猗窩座の手応えは固い何かを殴ったと言う感触に襲われる。

おかしい、人の肉を貫く感覚ではない、だからか手元を見てしまった。

 

「ぐっふっふっふっ、お前よりも儂は悪知恵が有るんだよ!」

 

「な、何だと!?」

 

猗窩座の拳を止めていたのは先まで大きく振り上げていたチャンバラ棒だ。

 

両津が大きく振り上げていたのはフェイクで、ぶつかる瞬間に自身の急所に当てて猗窩座の一撃が来ると読み防いだのだ。

人間を超えた化け物の握力、そして人間では到底たどり着けない一撃を受けたチャンバラ棒は赤く燃えて、その輝きは太陽の如くなった。

 

「ぬおぉりゃぁ!!!」

 

「ぐっ!?」

 

今まで鬼殺隊士……いや、柱を何人も葬ってきた猗窩座だからこそ解る違和感が有った。

この一撃がおかしい。

 

「お前にはたっぷりと礼をしてやるぞ!!!」

 

「流石だ勘吉!

お前こそ鬼になって─────あがぁ!?!?!?」

 

突然苦しみだす猗窩座。

あまりの急な展開にさしもの両津さえも驚いて追撃を止めてしまった。

 

「お、おい?」

 

「まさか兄貴の血を?」

 

「儂の血?……あぁ!?リョーツGPXか!」

 

破壊殺・滅式の前の攻防、両津は防いだとは言えカスって血が出てしまっていた。

猗窩座はその血を意図せず飲んでしまい、今のように踠いているのだ。

まさかこんなことになるなんて、両津はあまりの変化につい考えてしまう。

 

「ぐ……あぁ!?きっ……あっ!?」

 

「むぅ、これなら儂の血って売れるかもな

ちょっと産屋敷に相談してみるか」

 

「両さん!今なら……」

 

「か、勘吉……この勝負は預けるぞ!!!」

 

喉を抑え苦しみながら嬉しそうに飛び去っていく猗窩座。

あまりの展開の早さに唖然とする面々と悔しそうな杏寿郎、そしてもしかしたら商売になるかもと思い真っ赤なチャンバラ棒を投げ捨てて自分の烏を呼び寄せる両津。

最早理解が出来ない状況だ。

 

「てな訳で、産屋敷に上弦の参は取り逃がしたけど対抗策が見つかったって伝えてくれ」

 

「オーワカッタ、カンキチハバカダッテツタエルゼ」

 

「このアホ烏!!!」

 

「アーバヨアホー!」

 

烏とさえ喧嘩する姿に苦笑いを浮かべるのだが、此処で問題が一つ。

善逸の雷鳴号に乗った赤く燃えたチャンバラ棒、そして近くには無限列車。

もう解るだろう。

それでは皆さんご一緒に。

 

「あ、あにぎぃ!?!?!?」

 

「ぬぎゃー!!!!!!!」

 

ドッカーン。

雷鳴号のガソリンに引火した炎は瞬く間に燃え、無限列車を激しく燃やして爆発を引き起こした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ありがとう両さん、これで無惨に対抗する術が出来たよ」

 

「流石両さんだ!これで鬼殺隊がまた一つ強くなったな!」

 

蝶屋敷のベッドに並ぶのは五人の男。

煉獄杏寿郎、我妻善逸、竈門炭治郎、嘴平伊之助、そして両津勘吉。

それの見舞い兼死刑執行人は産屋敷。

 

「くそぅ、結局儂の損かよ」

 

「そうそう、無限列車の修繕費は両さんの給金から引いておくね♪」

 

「もう列車なんてこりごりだ!!!」

 

「両さん、リンゴの皮が向けましたよ♪」

 




最後のセリフ
煉獄さんの可愛い弟こと千寿郎君です
ちなみに煉獄家の呼び方の違いを台本書きで書くと
杏寿郎「両さん!」
千寿郎「両さん♪」
槇寿郎「両さん」
こんな感じです

やっぱり上弦の弐は

  • ギャグで救うべき
  • シリアスに行こうぜ
  • 気の向くままに
  • ヒロイン増えちゃうね
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