立香&妖精騎士ランスロット+α in ぼくのなつやすみ   作:ルルザムート

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どうしようか迷いましたが黒幕のことを先に書くことにしました、ぶっちゃけモンハンの方読んでくださってる方なら察しはつくと思いますが1人はあの人です、ハイ。
ではどうぞ


幕間 今回のイベントの首謀者『達』

管制室にて…

 

「…これで全員、かな?シオン」

「ええ、メールにあったサーヴァント達は全員特異点…正確には『昭和60年の広島県尾道市向島』にレイシフトが完了しました!…予想してはいましたが皆さんの位置が結構バラバラですね…」

 

「そんなことだろうとは思ったけど…でもまぁ今のところ敵性反応、魔力反応共に何処にも計測されていない、それに加えて立香くんの近くに何騎かのサーヴァントが確認できている、ひとまずは大丈夫だろう」

 

ほっ、とマシュやシオンを含めたスタッフ達(+プーサー)が胸を撫で下ろしたのも束の間、いきなり胡散臭い声が基地中に響く

 

『やぁやぁやぁ!どうやら私の用意したシナリオに乗ってくれたようだね!うんうん、いいことだ!』

 

「この声…ああ、やっぱり…みんな本当にすまない、僕の不注意だ」

そして声を聞いた途端平謝りのプーサー、マシュがそれを慌てて止める様子をみながら無言でシオンとダヴィンチの2人が計器をいじり始める…

 

『あれっ、無視?ひどいなぁ、まぁ聞いてくれてるようだし勝手に喋るよ〜』

 

あっ、アーサー王、どこへ?

少し用事ができてね、ダヴィンチ?ここの通信機材借りて行くよ

おっけー♪

 

『こんなイベントを起こした理由は単純!暇だったからさ、あちら(・・・)の世界も楽しかったけど最近、入った瞬間に待ち構えてた古龍達に袋叩きにされた挙句、恐暴竜のエサにされかけてね…』

 

プーサーが出て行ったのも構わず話し続ける女性

 

『流石にもうあそこには行けないから、新しくイベントを起こしたというわけさ!』ところでこの世界で私以外にfgoというゲームの存在を知っている人物はいるのかな?

 

ダヴィンチにもシオンにも彼女の言っていることは殆ど理解出来ていない、だが言葉から一つだけはっきりと理解し、思った。

 

((つい最近、何処かの誰かにロクでもないことをした

んだろうねぇ)

んでしょうねぇ)

 

『うわぁここからでも分かる軽蔑の味!』

そりゃモブスタッフ含めその場にいる全員の気持ちが一つになれば夢魔でなくとも伝わるでしょう…

 

『まぁそれはそれとして!特異点における存在証明は私がやっておくからキミたちは安心してキミたちの夏休みを過ごしてくれたまえ!』

 

善とは思えないほどのこの勝手すぎる所業、それを2人がただ聞くだけで終わるだろうか?否、

「存在証明はこちらで行うのでご安心を、あなたの方こそ休んで下さい。ダヴィンチ?」

「うん、終わったよ!もしもしマシュかい?今から送るデータを持って騎士王と合流してくれ!」

『分かりました!』

 

『アレっ?アルトリアだけじゃなくていつの間にマシュも…どこに行ったんだい?』

「いえいえお気になさらず!すぐに終わりますよ!」

はぁ、(イベント開催は)いつものこととはいえ、トラブルが絶えませんね…ま!それがいいんですけどね!

 

「…ところでシオン?ゴルドルフくんとホームズを見かけなかったかい?」

「え?あ、そーいえば…」

 

 

ドンドンッ!と力強く、それでいて扉が壊れないように絶妙な力加減でされるノックが聞こえる

『マーリン!いるんだろう!ここを開けるんだ!』

『マーリンさん!円卓の方々が説明を求めています!せめて出てきて説明を!』

『めんどくせぇ!ンなもんブッ壊しちまえばいいじゃねぇか!』

『それはダメですモードレッド!』

『マーリン!貴方という人は…!』

『私は悲しい…』ポロロン

 

「あっはっは!おっそろしいことになったぞう!」ケラケラ

「その割には楽しそうだねキミ!?ひいいい!な、なぜ所長の私が味方に怯えなければならないのだ!と、扉が破られる!」

 

扉を押さえつけたところで意味は無いのは分かっていたのでケラケラと笑うマーリンを盾にする形で部屋の隅で震える現所長、ゴルドルフ・ムジーク…今はマーリン以外誰も知らないが彼もマーリンと並ぶ今回の事件(イベント)の首謀者である

 

「なんか文字が勝手なことを言っているけど違うからね!?私はただ現所長として!戦いに明け暮れているあの藤丸立香をリフレッシュさせるプランを私なりに作っていただけだ!第一今回のコレ!私の作ったプランと合っているのは『藤丸立香に夏休みをプレゼント』というところだけではないか!なんだ夏休みの特異点って!」←超早口

「そして実行に移したのがこの私というわけさ!(ガン無視)いやぁ、我々の見事な連携にみんな私1人でやったと騙されているね!!!(←強調)」

 

『なんだと?ゴルドルフのヤツ…!』

『まさか所長もマーリンと一緒になってふざけているとは…』

『あの、所長?それは本当ですか?いえ、先輩のためを思って作ってくれていたのは嬉しいのですが…もう少しどなたかに相談というか…』

ドンドンと扉を叩く音がなくなり、代わりにミシミシ嫌な音が扉から聞こえて来る

 

「ひいいい!何故、なぜこんなことに!?マーリン!責任を取りたま…え?」

 

もぬけのカラーン

「…」

ふと、先ほどまでマーリンのいた位置に一枚のメモ用紙が落ちているのを見つけ、手に取って読む

 

今回の夏休み、私も参加するからね!いやぁ〜『近所に越してきたどこかイケナイお姉さん』枠!楽しみだなぁ〜

 

「   」ガクッ

ああ、扉が破られる

マーリン!ゴルドルフ!マーリン!所長!マーリン!

 

円卓の声が大きくなってそれでーーー

 

:記録はここで途切れている




メリュジーヌ嬢をお嬢様抱っこしたい作者のルルザムートです、ハイ
次回から8月1日が始まります、リアルはもう3日だけどネ!
基本的にはぼくのなつやすみ4を軸に色々進んで行きます、いやぁ昨日久しぶりにぼくのなつやすみ4やりましたけどリアルに少しだけ涙が出ました、アレは夏休みに遊ぶものではなく、夏休みを振り返るものだったんだんですね…個人的にはそう思ってます。

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