違う世界から来た艦隊   作:ミヤフジ

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またもや艦これヲ投稿しました。
もはやヤマトが鋼鉄の咆哮状態ですね。
後、ヤマトの前世?の世界観はただの妄想です。
天鴉の強い妄想なのでスルーして下さい。



operation4  トラック島沖突破作戦

 

 

 

 

「第一種戦闘配置!砲雷撃戦用意!!」

 

 

第一艦橋中央再奥、宇宙戦艦ヤマトで沖田艦長が座っている席から指示を飛ばす。

まだまだ目的地のトラック島まで距離がある。

敵艦隊を無視して逃げる手もあるが、今後戦闘に必ず関わっていかなけれぱならないのなら今から慣れておいた方がいい。

そう、ユキちゃんと結論づけ艦橋まで来たはいいが、妖精達は思ったよりも冷静できちんと指示に従ってくれる。

ユキちゃんだけ例外だったらしい。

 

 

モブ妖精A「テキシンカイセイカンルキュウ、コウホウシチジノホウガクヨリセッキン!!」

 

 

モブ妖精B「リキュウサンセキ、ヒダリゲンクジヨリタンジュウジンでセッキンチュウ!!」

 

 

ル級はこのまま右舷にまわって挟み撃ちにする気か?

それともル級を囮にリ級三隻の魚雷攻撃か?

だがこちらの火力なら各個撃破出来る、まずは数の多いリ級から狙うべきだな。

ル級の火力以上にリ級の魚雷は危険だ。

三隻から同時に撃たれたら被弾は免れない。

………………ていうか今の俺の武装はなんだ!?

改装(知らず知らずのうちに)されたこと以外わかってねぇよ!?

 

 

「ちょ、ユキちゃん!!今の俺の武装って何!?」

 

 

使える武装で戦い方変わるんだけど!

早く教えてくれユキちゃん!!蹲ってないで早く!

ホラまた敵が撃っていてるから!?

既に敵弾夾叉してるから!!

 

 

「はいぃ!!まだ改装途中だったのでショックカノンはセイゼイ数発しか撃てないのでス!!

ミサイル系は問題ないですガ、パルスレーザーと魚雷発射管は使えないのでス!!」

 

 

そう言ってまた肩にしがみつくユキちゃん。

頼むからモブ妖精を見習ってくれ。

 

 

「メインは砲撃戦か…………よし

主砲一番二番三番はショックカノン用意!

一番副砲には三式弾装填!

VLSは主砲、副砲斉射後に残存艦に向け発射!」

 

 

ウィィィィン…………ガシャン……

一番二番主砲はリ級へ向け、三番主砲は後ろから回り込んでいるル級へ向け主砲が旋回する。

数秒遅れて、三式弾を装填し終えた一番副砲もリ級へ向け旋回する。

 

 

モブ妖精B「サクテキヨシ、ショウジュンヨシ、ゼンホウモンシャゲキジュンビヨシ!!」

 

 

「撃ちぃぃぃかたぁぁぁ↓はじめ↑!!」

 

 

バキュゥゥゥウウウン!!!!×3

 

一番二番主砲より放たれたショックカノンは途中一つに纏まりながら、単縦陣にて接近するリ級の先頭に着弾する。

一撃、たった一撃で着弾したリ級はうめき声1つ上げることなく深海に没していく。

残りの二隻のリ級は呆然と、何が起こったのかわからずに数秒間止まってしまう。

 

 

「副砲てぇぇぇ!!」

 

 

ドォンドォンドォン!!

 

 

この好きを逃さずヤマトはすぐさま副砲を射撃する。

放物線を描きながら、三式弾は中央のリ級、それの主砲、艦橋、艦体へと突き刺さる。

この砲撃でリ級は既に轟沈寸前、しかし追い討ちをかけるようにリ級の内部へ突き刺さった三式弾の時限信管が作動し、今まで無傷だった最後尾のリ級を誘爆、巻き添えに大爆発を起こす。

辺りに破片をまき散らしながら没していく二隻のリ級。

ヤマト艦橋からでも見える爆発は、残るル級を後にして勝利を確信するには十分すぎるものだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『それ』は恐怖した。

はじめ仲間たちとヤツを見つけたときは見たこともない艦という感想しかなかった。

たった戦艦一隻のみの編成に、つい先ほど艦娘の艦隊を悠々と撃退した『それら』にとって、たかだか戦艦一隻など玩具にもならない、そう思っていた。

そう、思っていた……だ。

蓋を開けてみれば、見たこともない蒼白い閃光を撃ったかと思えば、flagshipのリ級が簡単に沈んでいった。

『それ』は唖然とした。

そんなことは有り得ないと。

たがしかし、次の砲撃で『それ』は確信する。

ヤツの放った三発の砲弾は、一発も外すことなくもう一隻のリ級に着弾する。

直後に起こった大爆発で、無傷だったハズの最後尾のリ級をも巻き添えにして二隻共沈んでいった。

『それ』は恐怖する。

艦娘をも圧倒する『それら』がいともたやすく沈んでいった事に。

自分が、狩る側から狩られる側になった事に。

eliteshipであるはずの自分が恐怖するヤツから、無駄だと知りつつも逃げようとする。

しかしそれも、近づいて来る蒼白い閃光に飲まれていく。

『それ』は思う。

沈みゆく船体に身体を預けながら。

また深海(あそこ)に戻るのかと。

はるか彼方に失ってしまった筈の記憶。

『それ』が『それ』であった記憶。

深海(故郷)が深海(恐怖)だった頃の記憶。

だから『それ』は思う。

深海棲艦にあるまじき応え。

ただただ…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『死にたくない』…………と。

 

 

 

 

 

 

 

 








最後無理やりでしたね。
初めてのバトルパートなのでかなり下手だと思いますが、せめて今後はもっとわかり易く書ける様に頑張ります。

しかし…………『それ』とは一体なんなんでしょうねぇ(・∀・)
まぁ決めてないだけなんですけどorz


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