緊急出動!てぇてぇを守れ!   作:フユガスキ

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そこらの変態と一緒にするな、こちとら紳士だぞ

 ししろんから逃げて数分後、無事学校に到着した俺は風紀委員会室の鍵を職員室で受け取り、その足で委員会室の鍵を開けそこにある椅子に座った。

 椅子の背もたれに体を預け一息つく。

 

「……はぁ」

 

 登校中にししろんに会ってしまった。それがどれだけ重要で危険性の高いものか、エリア先輩ならわかるはずだ。

 俺ら風紀委員が徹底している「ホロメンの自然体を守る」という規則。これは校則ではない。故に、ただのお願いに過ぎない。けれど、学校全体がこのルールに則るのは、皆がホロメンは自然体の方がいいと思っているための同調圧力である。もとい善意である。そもそも、ホロメンと関わりたい、とほとんどのヒトが願っているのだ。それを無理に止めているのだから、俺達がホロライブと関わってしまえばこの均衡が崩れることは火を見るよりも明らかである。

 もちろん、関わったところで自然体でなくなる、なんてことはないかもしれないが、可能性が少しでもあるなら全くない方を選ぶ。

 

 そういう性質の規則のため、風紀委員がホロメンと関わらないことが必要不可欠である。それなのに、俺はししろんと登校途中で出会ってしまった。これが知れ渡れば、規則が無効化されてしまうだろう。

 

 しかも、この活動をホロメンは知らない。当たり前だ。知っていたら自然体とは程遠い姿になる。

 それに、活動内容自体はほぼストーカーに近いものがある。というかストーカーである。学校内のみと言えど、意図してホロメンを見ているのだから、ストーカーと呼ばずして何になろう。

 そのため、風紀委員がホロメンと関わってしまえば、職権濫用と思われてしまっても仕方がない。

 

「……そう思うと、マジメにキモくね?」

 

「そんな君に!じゃじゃーん五円玉と紐!」

 

 どこから入ってきたのか状況の掴めないまま、若干テンション高めなハル先輩が紐の一端を五円玉で吊るしたものを振り子にして俺の目の前に持ってきた。

 揺れる五円玉を目で追っていると、その奥のハル先輩がぼやけて揺れ始め、揺れる二つの物体を眺めていると……

 

「キモく、ない。ストーカー、キモく、ない……」

 

「その通りだ。なんかちょっと違ったが、その通りだ」

 

――――――

 

 うぅ…なんか、頭痛い。まるで、考え事に途中で蓋をされたような催眠にでも罹った感覚だ。

 だが、まぁ、今日も一日、百合に挟まろうとする変態に、紳士的な鉄槌を下してやろう。

 

「ぺ↑ーこぺこぺこ、まっ、幸運兎ってわ〜け!」

 

「でも、ぺこらっちょ3位だよね」

 

「いーの!世の中、負けない奴が勝つぺこなんだよ!」

 

「ほら、早く終わらせないと、授業始まっちゃうよ」

 

「るしあ~、早く取りな~」

 

「じゃあ、大人しくカード渡しな、マリン」

 

 今日はどうやら、ババ抜きをやっているらしい。今は船長とるしあによる一騎打ちの状態で、一抜けが団長で、次点にフレアのようだ。

 船長はるしあに見えないようにスペードの10を前に出し、心理戦に持ち込んだ。

 

「はい、ババあげるよ」

 

「いや、マリンからババアは取れないからw こっち貰うねw」

 

「はあ?るーちゃん、いやいや、るーちゃん。あーあ、やっちゃったね。うわーライン超えたワー。ライン超えダワー」

 

「ドロー!!はい、勝ったぁ!」

 

「残念でしたぁw ざまぁw るしあの考えなんてお見通しなんだワ!」

 

「クッ……いやいや、まぁ、まぁね。ここは一旦冷静にね、うん」

 

「早く引かせな〜。るしあの考えなんてスケスケだから。王国建てちゃってるから」

 

「王、国……?何それ?」

 

 るしあが船長に質問したタイミングで鐘が鳴り、授業の時間を知らせた。俺は次が体育のため早めに移動しなければならない。

 船長がフレアにテニヌって最近だよね!?と訊き、最近、ではないんじゃない?と返されているのを後にして、俺は離れたところにある運動場へと向かった。

 

 

 

 さて、どうやら今日も授業はゲームをするらしい。ゲームといっても半分デスゲームみたいなものだが。

 ルールとしては、2チームに分かれて相手陣地にある5本のポールを相手より多く時間内に折れば勝利らしい。それ以外は何をしてもいいが、両陣地外に出ると失格となる。

 

 これはゲームなので勝ち負けが結果として出る。そのため、張り切る者、気怠げな者、楽しむ者などが存在する

 だが、俺にとってはこの勝負の勝ち負けはどうだっていい。俺が最も優先するのは、てぇてぇやカワイイを近くで見ることであり、次が風紀委員の仕事である。勝負の行方なぞ眼中にない。

 とはいえ、ゲーム自体には興味があるし、風紀委員の仕事とも重なるので真剣に取り組む他ないだろう。

 

 その理由は、この度のチーム分けは、SMOK(スバル、ミオ、おかゆ、ころね)率いるチームと、ホ口ライブ(さくらみこ、すいせい、フレア、ポルカ)率いるチームの対決である。こいつはアツい死合いになりそうだッッッ!

 

「やべぇよ、あいつらやべぇよっ!」

 

 最初に騒いだのは大空スバルである。四つん這いの獣人が多い中で唯一のアヒル(人間)である。95dbの音を常に出す事ができ、本気を出せば空も飛べる。(ムリ)

 緊急事態に対する応対が早く、割と運動神経もいいのでもしかしたら戦力にならないこともないかもしれない。

 

「だよねぇ。すいちゃんをどうするか、だよねぇー」

 

 落ち着いているようで若干焦っているのは猫又おかゆである。夢は戦場の真ん中でおにぎりを食べることなので、今回でその夢が叶うだろう。

 おにぎり屋さんのおばあちゃんの飼い猫なので、獣人といえど戦闘経験は浅い。もしかすると、総合戦力ではスバルと同格である。

 

「ユビを取れば、銃は撃てないでな」

 

 急に物騒なことを言い出すのは戌神ころねである。都会のパン屋の犬なのに訛りが酷いため、お刺身を作り出せる(?)

 また、ユビを取り雑巾を投げてしばきあげパンチングをかます体力の権化である。そのため、戦力的には頼りになるだろう。因みに、先にユビを渡すのが最近の流行りである。

 

「じゃあ、ウチは後ろで守っとくね」

 

 黒髪だけに隠れたダークホース、大神ミオ。自身が狼の獣人であり、ハトタウロスも戦闘向きの合成獣であるため、スペックだけは抜群だろう。

 更に、観察眼にも優れ、リスクを潰すのが上手いだけに、最後の砦という立ち位置が最も作戦としては効果的だろう。

 

「おいおい、あいつら、ヤっちゃいますか?しゃちょー」

 

 斧を片手に告げるのは、星街すいせいである。例の95dbとは対照的に、今日も小さー……コホン。スイコパスである。

 この学校においては珍しく人間であり、身体能力は他種族と比べれば見劣りする。だが、銃などの扱いに長けており、得物があれば脅威となり得るだろう。

 

「社長、ヤりましょうよ!」

 

 ステゴロなら最強、不知火フレア。彼女はハーフエルフでありながら弓を使わず、むしろ徒手空拳のタイマンなら右に出るものはいないほどである。

 だが、団体戦において近接戦闘は不利なので、後方から支援し近づく敵は倒すという位置づけとなるだろう。

 

「え?あぁ、しゃちょー」

 

 遅れてきたため流れがわかっていないのは、尾丸ポルカである。フェネックの獣人という稀有な存在であるため身体能力は未知数だが、持ち前のポルペラによって三次元的な戦いを可能としている。

 ただ、よく迷子になったり遅れたりするため、気づいたときには単騎特攻で自滅する可能性が高い。目をつけていて損はないだろう。

 

「お、う、うん。き、君たち落ち着きたまえ。うん。……こいつら、血の気が多すぎるんですけどォーーー!!??」

 

 そして、彼女らを纏め上げる(バラバラ)のは、さくらみこ、その人である。電脳桜神社のえりーと巫女であり、ホ口ライブのCEOであり、魔王であり、不知火建設のインターンである。また、ゼロを愛し、全ロスに愛された女でもある。

 そんな彼女だが、腹筋はできない。ゼロ回である。だが、全ロスする分、稼ぐのは得意であり、武器の所持数は群を抜けて多い。これを踏まえると、総力戦として頼りになるのにこれ以上はないだろう。

 

 そしてこの俺は今回はホ口ライブのチームである。……え?あ、要らないですか。そうですか。

 

――こうして争奪戦の火蓋は切られ、血で血を洗う大乱戦となった。

 

「ヒャッハー、燃やせ燃やせー!」

 

「やばいっ、死ぬー!全ロスするー!!」

 

「みこちィーーー!!死ねーー!!」

 

「いやそれ、みこ先輩死んでる」

 

 どうやらあの四人は全員で突撃することに決めたらしい。目の前にいる敵にロケランをぶっ放し、気づかない敵は装甲車で轢きまわる。あれでは近づきたくとも近寄れないだろう。

 因みに俺は、今までの恨み!と多数の敵に襲われ、なかなか先に進めずにいた。

 

「うわあぁぁwww 全員で攻めてきたぁwww」

 

「ころねとミオしゃ、あとは任せたぁぁ!おかゆ、IKZ!!」

 

「オレ、この戦いが終わったら、お”か”ゆ”と結婚するんだ」

 

「それ、死ぬときのセリフゥ!」

 

 うんうん、楽しそうで何よりだ。俺もようやくポールを一本破壊したので、ノルマとしては十分だろう。あとはホロライブを楽しもう。

 

「ん?あ、あれ?」

 

「ここから先は通さないシュバなぁぁ!」

 

「……」モグモグ

 

「じゃあ、みこちゃんはそろそろ飛行機呼ぶから」

 

「よし、じゃ、フレアは私についてきて、ポルカはこのまま突撃、ってあれ?」

 

「ポルカおらんよ。どこ行った?」

 

「おらァァァァァ!!そこの車止まれぇぇ!!」

 

「……」モグモグ

 

 どうやらホ口ライブが一瞬目を離した隙にポルカは装甲車から降りたようだ。そこにはポールに向かう予定のころねがいたため、ユビユビされてXpotatoになっているだろう。

 

「あれ?飛行機呼べない!?潜水艦も呼べない!?なんで!!?」

 

「分かんねぇけど、殺せぇーー!」

 

「ん?星4つ付いてない?」

 

「大空警察だ!観念しろ!」

 

「モグ……ん、ごちそうさまでした」

 

「に、逃げるんだよォ!」

 

「わーwww 逃げろ逃げろ〜ww いや、カオスで草」

 

「ふっ、ここはエリートなみこに任せな。サツとかマジ、よゆーだにぇ!」

 

「みこちぃ、それは無茶だろwww」

 

「自称エリートなの草www」

 

「草にwww生やしてんじゃねぇ!」

 

 現状の位置としては、ミオの守るポールに向かったのが装甲車に乗ったすいちゃんとフレアで、バチバチに戦ってんのはスバルとみこちである。おかゆは一旦、ミオの加勢に行ったようだ。そして、ころねは早くもポール目前まで迫っている。

 ちなみに俺は、何もしていない。

 

「オラあぁぁ!捕まれぇーみこちー!!」

 

「いやぁあぁ!死ぬぅー!スバちゃんPONの絆!PONの絆!」

 

「しらねぇぇーー!!」

 

 やはり、純粋な銃撃戦ではスバルの方に分があるようだ。今のままではみこちが敗れるのも時間の問題だろう。

 

「ハトタウロスーいくよー」

 

「おいおい、フーたん。あいつら、ちょっとチョーシノッてない?」

 

「これはイケませんねぇ。殺るしかないですねぇ」

 

「殺るぞこらぁ!!」

 

「タイマンじゃオラァ!」

 

「うぇぇ!?車から降りてきたー!?」

 

 すいちゃんとフレアは装甲車から降り、ハトタウロスとミオと対峙した。ミオは身体のスペックから考えて、相手は装甲車から銃で攻撃すると考えていたのだろう。車から降りてきた二人に驚きの表情を見せている。

 

「ハトタウロスはすいちゃんが殺るね」

 

「じゃあ、私がミオ先輩ですね」

 

「フレアちゃんが相手、ってコトォ!?」

 

 流石にステゴロなら最強と謳われるだけあって、ミオとほぼ互角の戦いを繰り広げている。すいちゃんの方は、ハトタウロスがいちばんつよいだけあって、攻撃を最小限に受けるのが精一杯のようだ。

 所変わって、スバルとみこちの方に目を向けてみる。

 

「うわぁぁ!!やべぇ!ポンした!おかゆ助け…ってあれ!?おかゆどこ!!?」

 

「ハァ↑ーハッハッハー、いやぁーみこちゃんの時代きちゃー。サツごときが逆らうからこうなるんだよォッ!」キマシタワー

 

「ねぇ!怖いこと言ってる、この人。この人、怖いこと言ってるよ!!」

 

 どうやら、珍しくみこちが全ロスせずにスバルを倒したらしい。シュバァ……と言いながらHPを完全に失ったスバルは観客席へと戻された。ソーセージの王でも敵わないとは流石は魔王といったところか……。これはエリート。

 あ、一応これはゲームなので死にはしません。はい。

 

「ねぇ、こいつマジ、強いんだけど!」

 

「すいちゃん、こっちもヘルプ欲しいんだけど」

 

「いや、ムリ。ホントにヤバい」

 

「ウチらがこのまま行けば勝てるかな」

 

 SMOK側からすれば、確実にポールを一本確保しているので、時間切れまで続けば勝てる見込みがあると判断したのだろう。

 逆にすいちゃんはこのままではマズイと判断したのか、装甲車に乗り込んで一時撤退を図ったようだ。

 だが、そうとは問屋が卸さないらしい。

 

「え、動かない!?このポンコツがよぉ!」

 

「ボクがパンクさせといたんだぁ。中々爪が立たなかったから大変だったよ〜」

 

「あれ、おかゆ?すばぅは?」

 

「勝てそうだったから、大変そうなこっち来たんだけど、あんまり意味なかったねぇ」

 

「マズイっすよ、すいちゃん」

 

「いや、待ってふーたん、たぶん星消えてるから……」

 

 先程から言われている星。この星が何かというと、簡単に言えば警察の警戒度合いである。因みに、右上に見える。

 この星は5段階あり、先までは4つ点灯していたが、今では完全になくなっている。つまり、大空警察がいなくなったことを指している。

 すいちゃんがそう呟くと同時に、死角からなにかデカイものが飛び出してハトタウロスをぶっ飛ばした。

 

「金時、体当たり!」

 

「みこち、ないすぅ!」

 

「いや、ポケモ○かよ!」

 

「ハトタウロスぅ!?」

 

「いや〜、飛んでいったねぇ〜」

 

「おめぇーら、口がワリぃーんだよ!!特に青いの!」

 

「あぁーん?なんだァ、てめェ……」バキッ

 

「ご、ごめんなさい、殴らないで、痛い痛い。HPが、死ぬぅぅ!!」

 

「www」

 

 形勢逆転、だろうか。みこち、フレア、すいちゃん、そしてみこちの式神である金時vsミオ、おかゆ、ハトタウロスvsダ○クライといったラインナップだ。

 

「じゃ、みこと金時でハトタウロスやんで」

 

「私、引き続きミオ先輩やりますね」

 

「じゃ、すいちゃんはおかゆね」

 

「たぶん、フレアはウチの方に来るはずだから、おかゆはすいちゃんで、ハトタウロスがみこちじゃない?」

 

「じゃあ、ミオちゃんとボクが近くにいといて、互いにヘルプだしやすくしようか」

 

「分かった」

 

 始まった第2ラウンドでは、みこちと金時の連携によりハトタウロスを場外にまで少しずつ押し込んでいる。みこちがミスらない限り、後は作業ゲームとなるだろう。

 そして、フレアとすいちゃんの方は、背中合わせになっているミオとおかゆに手を焼いており、個々のステータスからしても、万全でないすいちゃんではおかゆに匹敵しないので、厳しい戦いとなるだろう。

 

「あ、金時ごめ――」

 

 ハトタウロスに対し善戦をしていたみこちは、何故かロケランを取り出し、射線上に入ってきた金時にゼロ距離で爆破させてしまった。このままでは金時だけでなく、みこちも全ロスするだろう。

 だが、そこはみこちと違ってエリートな金時は、自分の実体化を解除し、自分の主人のダメージを極力少なくした。

 

 そして、ハトタウロスは視界の奥から現れた爆発物に対処が間に合わず、クリティカルダメージを負った。

 

 

polpolpolpolpol

 

 

「な、なんの音……?」

 

「この音は……!」

 

 独特な音と共に上空から突如として飛来してきたのは、金色の髪を揺らす小さき獣、その名も――

 

「ポルカおるか?おるよ!」

 

 チュドンッ!!と大袈裟に地割れのSEを上げ、ハトタウロスの顔面に刺さった鋭い蹴りがHPを削りきった!

 

「ハトタウロスぅ?!」

 

 だがしかし、そんな上空から落下しているのだから、当然落下ダメージがポルカに入り、自分のHPも消え去った……。

 

「ポルカ、おらんか?」

 

「ポルカおらん」

 

 ハトタウロスが消えた今、この場の人数からして優勢なのはホ口ライブだろう。

 だが、それはこの場での話でありゲーム全体となれば話は別である。

 

 ミオは何もない空中に向かって大きく振りかぶったかと思えば、瞬間移動してホ口ライブの近くに行きフレアに渾身の一撃を喰らわした。

 そこで咄嗟に反応したすいちゃんは射線上に仲間がいないことを確認した上で、先に買ってあったAK-47を片手にミオに銃撃を送った……が、その弾幕の先にいたミオは幻のように消え、元いた位置へと戻っていた。

 

「次!」

 

 先と同じ要領でまたもやフレアのHPを削り、自身はノーダメの状態をキープしていた。

 そう、これこそミオの能力、【実は幻】。彼女は獣人ではなくケモミミ少女であるし、彼女は神出鬼没な登場を良くする。ただその力は神社に引き寄せられやすく、それに親しい巫女というものは出没先として優秀な場所である。つまり、さくらみこが存在する限りその周辺に出没することが可能である。ただ、欠点としては、みこちから離れるほど出没のロスタイムが多くなる。

 

「ちょ、どーなってんの、これ?!」

 

「ふーたんとすいちゃん、取り敢えずバラけよう!」

 

「イエス!社長!」

 

「ボクもいるよ〜」

 

 残りHPもミリだったフレアは、おかゆの攻撃に呆気なく敗れ、フレアを観客席へと送った。

 その瞬間、タイムアップを告げる鐘がフィールド内に響き渡った。

 

「終わり、か」

 

 一応、仕事はこなしたが、やっぱり疲れるな、これ。

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