咲-Saki- 〜Side Of Another〜(完全凍結) 作:ぷろとうぃんぐ
前回は大幅に失敗したんで、今回はちゃんと書いていこうかと思案してます。
しかし、pixiv様や占いツクールさまでも書かせて頂いておりますので、更新はちと遅めになります。
オリジナルキャラクターも存在する上原作とは大きくかけ離れた模写がありますので、どうかご注意を。
ちなみに、よく議論されてますが、今作の咲と照の関係は「極めて良好」です。よく文通してます、はい。
では今作のコンセプト、倒すべき敵は誰なのか、に注目して頂ければ幸いです。
★
星の数だけ、出会いがある。
出会いの分だけ、別れがある。
そんな受け売りの小説を見た時は何をそんなロマンチックなことを、なんて言っていた。
日常的ではなく、科学的でもなく。あくまで主観的な定義であり、いくら好奇心旺盛でも深くは追及しなかった。
でも。最近は成る程、と共感出来る面が出てきた。
出会ってしまえば、いつかは離れていってしまうものなのだろう。
そんな自分でもらしくないことを思い耽り始めたのは中学2年生の秋の頃だった。
元々虚弱だった母は末期ガンでこの世を去った。
余命3か月、と宣告されてから1か月も経たない内に病状が悪化してしまい、意識が戻ることは無かった。それは、11月のことだった。
父は海外赴任で度々海外へ行ってしまうことが多く、私は1人で暮らしていた。
散々喧嘩していたのに、居なくなってしまうと切ないものがある。
それからは、出会うといつかは別れてしまうものなのか、と鬱蒼とした面持ちになることもあった。
でもそんな私も高校に入学した。真っ先に自分を変えたい!と主人公精神を持ち合わせた。
随分と前、放置されていた母の遺品を整理していると、麻雀牌が幾つかゴロゴロと出てきた。
父曰く、私の母-------------
高校でもインハイに参加して、好成績を残していた母に、私はまだ憧れを捨て切れなかった。
中学3年生………受験で多忙な毎日だったが、それでも私は麻雀を打っていた。
相手はいなかったので、ネット麻雀だけど、着実に力はついていっていたと自称出来る。
だから…………高校に入ったら、私は母と同じ舞台に立ちたいって誓ったんだ。
麻雀の全国大会………インターハイで!!
☆
まだ桜が半開きとばかりに咲き渡っている校庭を抜けて、まだ慣れない道を歩いていた。
風が気持ち良くて、空も雨上がりだからか澄んでいる。
花粉が厄介だけど、私は春が1番好き。この暖かい陽気が何よりもお気に入り。
「凛花ー!!」
「ん?」
思わずスキップしてしまいそうな胸の高まりを抑えていると、後ろから私を呼ぶ声が聞こえた。
「どうしたの?遅刻常習犯さん?」
「誰が遅刻常習犯!?………あ、いやごめん。否定出来ない」
「うんうん。昔っから遅刻ばっかだったからね、栞は」
しかし、栞はすぐに立ち直ると、すぐに胸を張る。
「い………いやっ!でもまだ新学期から遅刻してない!すごいでしょ!」
「……………ウン、スゴイネー」
それが当たり前だ、と突っ込みそうになったけど、カタコトで返しておいた。
私の隣で歩き始めた栞は徐に話題を切り替えた。
「そういえば、部活どうするの?」
「…………うーん。やっぱり麻雀部かな。あればだけど」
「清澄って麻雀部あったかなぁ…………」
「あるにはあるけど、人数は少ないみたい。大っぴらにビラまで貼ってあったよ」
私が入学したのは清澄高校。長野県の中では無名らしい。
何でそんなところに入学したか、といえば、家から近いからだった。
麻雀強豪と歌われる風越や龍門渕はかなり遠距離だから、自転車のない私としては、最も都合のいい高校だった。
とりあえず麻雀部はあることに安堵はした。
短いですが、今回はこの辺で。