ジェダイ・ナイト アソーカの相棒は………爆豪!?   作:ナナシのG愛好家

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 どんどんかっちゃんが丸くなっていっている気がする。まぁ、緑谷自殺だもんねしょうがないね……そして、ジェダイ要素が消えて行っている……

 ☆作者は最近メイドインアビスにはまっております。もしかしたら作成していたプロット以上の胸糞展開に直行するかも……

 また、今回も、すでに瓦解している原作がチリのように崩壊していきます。原作崩壊が許せない皆さまは、ブラウザバックを推奨いたします。


受験戦争

「ようやくここまで来たのね、爆豪。」

「ああ……。」

 

 アソーカと爆豪は、雄英高校受験会場にたどり着いていた。

 

「どうしたの? 歯切れが悪いじゃない。柄にもなく緊張してるの?」

「るせぇ。そんなわけあるかよただ……複雑なだけだ。」

「ああ……。」

「俺は、【爆破】を持った爆豪勝己としてこの場所に立つと思ってた。入試成績一位の座を手に入れて、周りを圧倒させて見せる。そんな皮算用をしてた。けどよ、蓋を開けてみりゃぁ、」

「ああ。」

 

 確かに、そんな姿もあったのかもしれない。だが、爆豪は、個性(それ)を一度失った。失わせないために、ヒーローから遠ざけようとした幼馴染と一緒に。

 

「あン時は終わったと思った。けどよ、もう一度手に入れた。」

 

 幼馴染と、共に憧れた、№1の英雄から。

 

「アンタも結構悩んできたのね。」

「ああ……デクいや、出久が、アイツがいなくなってから、ずっと。」

 

 悩みっぱなしだと爆豪は言う。

 

「あの時、俺達がもっと聞かれづらいところで話してたら、出久に気づけてたら、俺が……。」

「何くよくよしてんのよ、らしくない。」

 

 会場への道を歩きながらそう零す爆豪の背中をひっ叩く。

 

「アンタねぇ、完璧な人なんていないの。私もそうだけど、私よりすごく強くて、聡明な人が、大きく道を踏み外したことも知ってる。」

「…………。」

「間違えたことが悪くないのもわかるけど、アンタ、そんな状況で入試大丈夫なの?」

「そりゃ、」

「キツイのも分かるけどね、今はやるべきことをやりなさいよ。せっかくオールマイトからOFAを託されてて、入試もA判定。それで落ちましたじゃシャレになんないわよ。」

「……ああ。そうだな。」

 

 先に行く。と言って足を速めて人ごみの中に行ってしまう爆豪。昔なら、もっと威圧して堂々と周りを押しのけて中央を歩いていたのに、

 

「ここに来てプレッシャーか。最近、本当にらしくない。」

 

 キツイ言葉を言っていた。時には拳で殴ったり、出久に爆破を浴びせたりした。でも、それはすべて、出久をヒーローにさせないため。そして、結果的に望まぬ形になった。

 

「それだけ、貴方にとって出久は大切な存在だったってことなのね。」

 

 ため息を付いて、アソーカも会場へと向かっていった。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「分かってる。わかってんだ。そんなこと…………。」

 

 歩きながら、爆豪はそう呟く。

 

「(託されたんだ。だからこそ、俺は夢を追いかけ続ける。)」

 

 先を照らす憧れ()から、『ヒーローになれる』と、『来い』と、言ってくれたから。前を見れる。だけど、それでも、

 

「(デク……)」

 

 後ろに差す影が、消えるわけではない。むしろ、光が強い分、影が強くなっている気がする。

 

『かっちゃん……何で、君はヒーローを目指せるの?』

 

 今でも、爆豪の中には、そんな、出久からの非難の声が響くのだ。

 幻聴だとわかってる。いや、あるいは、幻聴だとしても、

 

「(俺はアイツに謝りたいのかもな。責められて、非難されて、許されなくてもいい。ただ、アイツに会いたい。謝りたい。)」

 

 ただただ、うわの空で、そんな風に思いながら歩いているから、足元の段差に躓いた。

 

「ッ!!」

「おっと!!」

 

 しかし、運のいいことにそのまま爆豪が地面と情熱的なキッスを交わすことは無かった。

 というか、

 

「(地面に、つかない!?)」

「ゴメンね、いきなり!!」

 

 後ろから声がして、空中と水平に浮いている爆豪の体を空中で起こして、両手の指を当てるのは、明るい顔の茶髪の少女だ。

 

「入試でしょ? 転んじゃったら、縁起悪いからさ!!」

 

 にこやかな顔で言う彼女。

 

「ああ……入試だったな。」

 

 いまいち歯切れの悪い答えを返してから爆豪は彼女のそっぽを向いて、

 

「……ありがとな。」

 

 とだけ言って、恥ずかしそうにその場を後にした。

 

「……具合、悪いのかな?」

 

 心配半分、不思議半分といった表情で首をかしげる少女を残して。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「俺のライブにようこそ!! Everybady say hey!!」

 

 と、筆記試験後の試験会場に大きな声が響き渡る。

 

「(うるせぇ……)」

 

 頬杖をついて憂鬱そうにそれを聞く爆豪。雄英高校入試当日だというのに出久のことが頭をちらついて離れない。それが、今の爆豪の状況だ。

 中央ではこの学校の教師でありプロヒーローのプレゼントマイクが入試についての説明をしている。

 どうやら1pt、2pt、3pt、それぞれポイントが振り分けられたロボットを倒してポイントを獲得する点数制のようだ。

 すると、

 

「失礼します!!」

 

 と、声と共にピンと手を張り上げる者がいた。

 

「(何だ、アイツ。)」

 

 プレゼントマイクの指名と共に立ち上がったのは、スポーツ刈りでメガネをかけた青年だ。

 

「失礼ですがこの資料には四体の仮想(ヴィラン)ロボが記されています。不備でしょうか? だとすれば、日本のヒーロー科の頂点たる雄英高校として由々しき問題であるかと思われます!!」

「由々しき?」

 

 と、そんな彼の発言に呟いたものがいた。すると、むッ、とその人の方に彼は向き直る。

 

「君!! さっきから何なんだね!!」

「(アイツは……!!)

「……俺かよ。」

 

 やれやれ。と言わんばかりに呟いた人間に、爆豪は驚いた。なんせそこにいたのは、

 

『俺の個性、こんなことも出来るんだよね、だからさァ、』

 

 さぼっちゃえよ。と、まるで悪魔のように誘惑をしてきた男。

 

「(てっきり年上だと思ってたが、同年代なのか?)」

 

 そう考えこむ爆豪をよそに、メガネの青年は声を上げる。

 

「どういうつもりだね大事な入試にそんな不潔な格好で!! 物見遊山のつもりなら、即刻、立ち去りたまえ!!」

「ちょっと、そんな言い方ないんじゃないの!?」

 

 メガネを掛けたが投げかけた言葉に反応したのは、別の位置に座っていたお下げの少女だ。

 

「転弧だって好きでそんな格好してるわけじゃないのよ!? 不潔だからどうとか、そんなの差別よ差別!!」

「差別しているわけではない!! 家やシャワーが無いわけではないのだろう? 入試の日くらいちゃんとした服装で行かなければ、先方に失礼ではないか!!」

「だからって、モノミユサン扱いは無いんじゃないの!?」

「華ちゃん、恥ずかしいから……それに、他の人もいるんだし」

「転弧は黙ってて!! 家族を馬鹿にされて抑えられるもんですか!!」

「家族? もしかして」

「STOOOOOOOOP!!」

 

 メガネを指で押さえた青年が何かを言う前に、プレゼントマイクの大きな声がとどろいた。

 

「ヘイヘイヘイ、ここは入試の場だぜリスナー諸君。メガネの君、言いたいことは良くわかった。確かに常識的な意見だ。でもよ、物見遊山なんて言っちゃぁダメだぜ。

 青い髪のリスナーにも理由があるって考えて、一歩引いてやるのが正解だな。

 お下げが可愛いリスナーも、家族の為に黙ってられないってのは分かる。スゲーよくわかる。俺も母ちゃんとかが悪口言われたらムカつくもんな。

 でもここはヒーロー科、それも入試会場だぜ? グッとこらえて、他のリスナーの迷惑を考えねぇとな。」

 

 ほら、お互いに謝って仲直りと行こうぜ。と、この場をなだめるプレゼントマイク。

 

「……言い過ぎてしまった。全面的にこちらの否だ。申し訳ない。」

 

 そう言ってカックリと腰を折って頭を下げる青年。

 

「こ、こっちこそゴメン。つい、カッとなっちゃって。」

 

 バツが悪そうにそういう少女。

 

「オーケー。これで解決だな。それじゃ、リスナーの質問に答えさせてもらうぜ。」

 

 プレゼントマイクはそう言って席に戻る。

 

「さっきリスナーの質問に出てた四体目の仮想(ヴィラン)ロボは0pt。あたりを徘徊しているけど、倒しても何のメリットもないバカデカいロボットだ。倒してもいいが……ま、出くわしたら逃げることをお勧めするぜ!!」

 

 声を上げるプレゼントマイク。

 

「それじゃ、配布されている受験票に書かれた試験会場にGO!! 時間は有限さっさとしな!!」

 

 というプレゼントマイクの声と共に、会場に集まった人たちは一斉に動き出した。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「(腕が立ちそうな奴らばっかりだな。)」

 

 演習場Θ。そう呼ばれる場所にたどり着いた爆豪は、辺りにいる他の参加者を見てそう思った。

 前までの爆豪なら、三下共が、と意にも掛けなさそうだが、今は違う。

 

「(今朝渡されたばっかりだからオールマイトの個性にも慣れちゃいねぇ。いや、そもそもオールマイト並みのパワーをいきなり授かっても、四肢が爆散するっつってたからな。多少トレーニングで筋力を強化したからっつって…………。)」

 

 顎に手を当て考える。それは、かつての親友(出久)がブツブツとヒーローなどを考察していた時に、少し似ていて、

 

「あ、爆豪勝己君じゃん。」

 

 という声に、反応が遅れた。

 

「お前は……。」

 

 そこにいたのはメガネの青年と話していたお下げの少女だ。たしか、あの青い髪の男を『家族』とか言っていたような。

 

「何の用だよ。」

「いや、浮かない顔してるなーって思ってさ。」

 

 と、笑顔で話しかける。

 

「……関係ねぇだろ。」

「関係ならあるよ~。」

 

 すると、彼女はふわり、と体を浮かせた。そのまま爆豪の肩にもたれかかるようにする。

 

「このあいだ転弧がお世話になったし。」

「……転弧ってのは、あの」

「そそ、水色の髪の毛のね。彼は志村転弧。私は志村華。よろしくね。」

 

 そう言って手を差し出してくる。

 

「……ああ。」

 

 爆豪も、その手を取った。

 

「……やっぱり、何かあったんだね。」

「…………。」

 

 その言葉に爆豪は黙り込む。

 

「転弧の言った通り、同じなんだね。」

「あ?」

「あなたの目。転弧にそっくり。」

「どういうことだよ。」

「何かを引きずっている、そんな目をしてる。」

 

 フフッ、と笑って微笑んだ彼女は

 

「あ、そろそろ始まるよ。」

 

 と、言った。

 

「は?」

 

 唖然とする爆豪。しかし、そんなものは意に介さず、

 

「はいスタート!!」

 

 と、声が響いた。

 

「は?」

 

 爆豪だけでなく、多くの人たちが唖然とする中、華と名乗った少女だけが飛び出した。

 

「どうしたの?」

「ほらほらどうした? 戦場じゃカウントダウンなんてねーんだよ、走れ走れ!!」

 

 響き渡るプレゼントマイクの言葉。

 

「で、」

 

 それが意味するのは、

 

「出遅れたあぁぁぁ!?」




 次回、本格的に戦闘がスタート!!
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