東方鬼酒会録   作:白黒トラベラー

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鬼というものは昔より恐れられていると同時に酒飲みとして知られているもの。人に対しての接し方に違いはあれど、酒に関する話は多いもの。そんな酒豪揃いの中でも人に親密に接してきた大酒飲み達のお話。


幻想入り?いいえ、幻想帰りです。

存在を失ったものたちが集まる場所、幻想郷。人のみならず、妖怪や神すらも暮らしている。

 

 

???「いや〜ひっさしぶりに来たね〜ここも。そっちは着いたかい?」

 

???「もうすぐ境内。山に着いたのなら早くしてくれ。」

 

???「あいよ。それにしてもみんなで宴会なんざいつぶりよ?」

 

???「半分ぐらい寝てたからわかんないよ。」

 

 

博麗神社

 

霊夢「はあ〜…もうすぐお昼か…やっぱり誰も来ないわね〜…うん?誰か来る…萃香じゃない。参拝客!?お茶用意しないと!」

 

???「相変わらず長い階段で。誰も居ないのか。久しぶりだし、参拝しとくか。」

 

霊夢「(よし、違和感なく話しかければ待ち構えていたことなんて勘づかれることはないはず)…あら、こんにちは。あまり見ない顔だけど、最近ここに来たの?」

 

???「うん、ああ、さっき来たってとこかな。」

 

霊夢「随分落ち着いてるのね?」

 

???「しばらく外にいたからね。こうしてたまに外の事を調べて帰ってくる。」

 

霊夢「何回も外に行ってるの?貴方は。随分昔から外に出てたみたいだけど蓬莱人か何か?」

 

萃香「霊夢〜来たぞ〜!」

 

魔理沙「おーい!霊夢、面白い事があるぞ〜」

 

霊夢「あら2人とも。今お客さんが来てるの。邪魔するのなら帰って頂戴。」

 

萃香「って…あぁぁ!」

 

霊夢「何よ突然!」

 

萃香「霊夢!この男の人ここから逃がさないで!私。行ってくる!」

 

霊夢「ちょっとちょっと!何よ!?」

 

魔理沙「はえ〜な〜。鬼の本気の飛行って天狗にも追いつくんじゃねぇの?」

 

霊夢「感心してる場合じゃないわよ!」

 

???「いんや〜相変わらず元気だねぇ〜。ちょっと身長伸びたか?」

 

霊夢「貴方、ほんとに蓬莱人か何かなんじゃないの?」

 

???「うーん、古い妖怪。ってとこかな。」

 

魔理沙「古い妖怪?どんぐらい古いんだ?」

 

???「うーんと…ここの鬼とはだいたい同い年ぐらいかな。」

 

萃香「勇儀早く早く!!!!」

 

霊夢「萃香速っ!?てか勇儀って地底まで行ったの!?」

 

魔理沙「霊夢!霊夢!避けねぇとヤバいって!さすがにあの速度の鬼はぶつかるとタダじゃすまねぇぞ!」

勇儀「久しぶりだな〜!三吉!!!」

 

三吉「おっと危ない。神社ぶっ壊す勢いで突っ込んじゃだめでしょうよ〜。」

 

霊夢「三吉?貴方そんな名前なの?」

 

萃香「こいつは三吉鬼。変なやつでな。人里にフラッと現れて酒飲んだら代金払わず帰るくせに夜中に10倍分の薪を置きに行ったりしてたんだ。とは言っても人と近くなる鬼が増えていこう、三吉鬼ってのは特定の個体を指すわけじゃ無くてそういうことをする鬼になったんだ。後々10倍の代金だして直ぐ帰るやつや、財宝なんかを置いてくようなやつも出てきたんだよ。代金を要求しちゃいけないってルールを破って仇にされる人間が増えたから人間に退治されてもうこいつとあと1人だけなんだよ。人間の欲深さの結果ってことよ。」

 

三吉「外の世界では「岩崎 鬼灯」って名前もあるぞ。。ちなみに今じゃ幽鬼だから壁とか通り抜けれるぞ。まあ、三吉でいいや」

 

勇儀「お前がいるってことは、アイツも来てるのか?よっしゃ!萃香!今日は宴会するぞ!」

 

萃香「おおぉ!良いね!妖怪みんな誘ってやろう!」

 

霊夢「妖怪全員って、家はそんなに入らないわよ!?」

 

勇儀「ここではやらんさ。というかアンタらも来いよ〜。美味いぞ〜こいつの料理は!」

 

魔理沙「おおっ!マジか!こいつは行くっきゃないぜ!アリス達にも伝えてくる!」

 

霊夢「ちょっと魔理沙!あんたまで!もーーう!あたしの掃除時間返せーーー!」

 

三吉「まあまあ楽しめるのならみんなあーなるよ。」

 

霊夢「そういえば三吉さん?お賽銭いくら入れたの?」

 

三吉「さんはつけなくていいよ。「さん」が2回もつくから。そーだな…4500円ぐらいかな〜」

 

霊夢「4500円!?えーと確か今日は大根が1本30銭だったから…大根200本分!?」

 

萃香「霊夢…お前そんなに賽銭ないのか…計算壊滅的だぞ…」

 

霊夢「いっつもタダでお酒飲んでるアンタには分からないわよ!4500円あれば当分は美味しいもの食べまくれるわ!!!」

 

三吉「よ…喜んで貰えて何より…」

 

勇儀「アッハハ!おもしれぇやつだろ?今の巫女は。でもお前も負けず劣らずおもしろくて変なやつだよ!」

 

三吉「久しぶりの再開で言うことじゃねぇ…」

 

 

 

 

妖怪の山

 

華扇「随分久しぶりじゃない!!貴方がいるってことは彼も来てるのかしら?」

 

???「そーそー。アイツなら博麗神社の方に行ってるぞ。あいつがいると萃香は無条件で宴会始めるからな〜」

 

早苗「あのう…華扇さん、この方は?」

 

???「どうも、岩崎 龍次です。鬼としては三吉鬼って呼ばれてるかな〜。一応鬼神みたいはものではあるから長生きだよ〜。従兄弟が三吉って呼ばれてるから俺は龍次でよろしく〜」

 

華扇「三吉鬼ってのは昔は一個体の名称だったんだけど三吉鬼に関係してた鬼が三吉鬼の真似をしはじめてからはその行動をする鬼を纏めて言うようになったわね。でもほとんどは同じ鬼と思われているわ。」

 

早苗「なるほど〜。三吉鬼っていう鬼が神様として祀られているお話、神奈子様から聞いたことがあります!なんでもお酒を飲んだらその日の夜に10倍の代金分のものを置いていく太っ腹な神様だとか。」

 

華扇「もう1人の子はともかく、龍次の方はそうでもないわよ。」

 

龍次「俺の場合はお金は普通に払って何か手伝いごととか困り事を助けたりしてる。アイツと違ってお金バンバン使えるやつじゃないからな〜」

 

早苗「うわ〜…霊夢さんお金せがんでそう…」

 

文「あやややや!?鬼!?鬼が増えてる!?これはスクープです!」

 

華扇「あら、ちょうどいいわ。鬼主催で宴会するから貴女達天狗も来なさい。」

 

文「ひぇっ…鬼主催…華扇さん…いくらなんでもそれでは我々は…」

 

華扇「大丈夫よ。勇儀も萃香もこの人ともう1人にばっかり飲ませるでしょうから。」

 

文「うーん…そうですね!いつもより安全ならむしろこれはスクープを撮るチャンスです!早速号外を作らなければ!」

 

早苗「鬼の皆さんって妖怪に恐れられてるはずなのに、宴会で飲まされないのなら喜んで行くあたりやっぱり妖怪って…」

 

龍次「それは妖怪達が1番分かってるよ。さて、俺も参拝してくかな〜。あいつのことなら参拝してるだろうし。」

 

早苗「おっ!来てくれますか!何をお願いしますか?縁結びでも金運でもなんでもござれですよ!」

 

 

 

 

人里

 

三吉「よし、これだけあれば大丈夫。ちょっと代金払ってくるわ。」

 

魔理沙「恐ろしいな〜三吉鬼。あの買い物をさも当たり前のように…」

 

霊夢「何言ってるの魔理沙。あんだけ気前よく金パーッと使ってくれて、しかも荷物持ち無し、料理まで作ってくれるなんて他の鬼と比べれば段違いに良い奴じゃない!」

 

妖夢「私も料理で楽できるのはありがたいですね〜」

 

アリス「ついでに新しい糸も買ってもらっちゃったし、なんだか悪いわね。」

 

三吉「大丈夫大丈夫。渡すものが薪か金かの違いだから。俺と俺の従兄弟は2人で酒飲んではお返しに多めの代金と手伝いごとしての繰り返しだからな〜。」

 

萃香「丸くなったよな〜お前も。鬼になった頃はもっと尖ってて、何でもかんでも食っちまう悪鬼だったのに。」

 

三吉「元々人間だったんだけどね〜。人喰い妖魔を道連れに死んだら鬼になっちゃった。」

 

霊夢「なんでもかんでも?」

 

三吉「大ムカデとか、町とか。とりあえずなんでも。あんときゃ辛かったね〜何食っても腹満たされんから自分食って、それを何年も続けてやっと鬼らしい所まで食べる量減らしたんよ。」

 

霊夢「魔理沙。前言撤回。この人やっぱり他のと同じくらい曲者だわ。」

 

萃香「まあ、町って行っても人がいなくなった町だからな〜。大ムカデも奢り昂って龍を困らせてたやつばっかり食ってたし。女郎蜘蛛とかからは恐れられてるけどなこいつ。私は大好きだぞ〜三吉のこと。だって呼ばなくても宴会しようと思ったら誘う前から準備してくれてるからな!」

 

霊夢「うーん…いい人…なのかしら?」

 

三吉「人ではないな〜。でも君のお母さんが赤ちゃんの時も知ってるし、なんなら華扇と一緒に博麗神社守ってた時期あったからな〜。ほんと一時期だけ、祀られてたんよ。」

 

聖「おや、鬼の方ですか。それにしてはなんとも清らかな気配。」

 

三吉「おやおや、その気配、お寺の方ですね。これでも一時期八瀬童子達と一緒に仕事をしてたこともあったので仏教にも少しばかり縁がありましてね。」

 

聖「それはそれは。良ければ是非私たちの寺においでください。」

 

三吉「そうですね。今日の宴会の後、行かせていただきます。」

 

聖「おや、今日宴会があるのですか?それは良いですね。うちの者達も参加してよろしいのでしょうか?鵺などもいますが…」

 

三吉「料理などは鬼が食べきれないほど用意しなくては成り立ちませんのでもちろん鵺でもお楽しみいただけますよ。」

 

聖「ありがとうございます。それではまた後ほど」

 

妖夢「羨ましい…初対面の人でしかも神社の関係者なのにお寺の人とああも簡単に親睦を深めるなんて…このような話術も1人前になるには必要と幽々子様もおっしゃっておられましたし…」

 

店員「ありがとうございました〜」

 

勇儀「こっちも買い物終わったぞ〜。」

 

橙「楽しみですね藍しゃま!」

 

紫「楽しみね〜。」

 

霊夢「あんたなんでしれっといるのよ紫。」

 

紫「彼は元々博麗神社と結界を護ってくれていたのよ。私が参加してもいいじゃない?」

 

三吉「さすがにその理論はおかしいです。」

 

紫「あらダメだったかしら。」

 

三吉「あなた勝手に変なもの出してくるでしょ。」

 

紫「なんのことだか…」

 

三吉「まあいいや。俺は地底行ってくるわ。」

 

勇儀「なら私も行こうかね。色々と変わったんだよあそこも。」

 

魔理沙「三吉の家って萃香が案内してくれるのか?」

 

萃香「そそ。あの家いいよ〜。めっちゃ広くて、本とかあるし。もう1人の方、龍次のとことは大違いだよ。」

 

霊夢「その龍次って人は今は妖怪の山にいるのよね?」

 

アリス「なら私たちは紅魔館の人達にも宴会のこと伝えに行こうかしら。」

 

妖夢「たしかに。幽々子様も宴会に向けてこの後は何も食べないとおっしゃっておりましたから私も暇ですし。」

 

三吉「それじゃ、みんな後で俺の家集合で。」

 

皆「「「「「はーい」」」」」

 

 

 

 

妖怪の山 大穴

 

三吉「さて、どうやって通ろうかね〜」

 

ヤマメ「あの〜まさか、壊したりはしませんよね?」

 

勇儀「あれ、壊して通るもんじゃないの?」

 

ヤマメ「やめてください!昨日完成したばっかりなんです!」

 

三吉「まあ、何とか通るつもりだけど。それにしてもなんでここに巣を?」

 

ヤマメ「この前地震でいつもの穴が塞がっちゃって…いつものウチが…うわぁぁぁぁぁん!」

 

三吉「はいはい。要はその穴もう1回開けりゃいいんでしょ?」

 

ヤマメ「鬼2人にそんなことされちゃそれこそ巣が壊れるよ!」

 

勇儀「でも邪魔じゃん。」

 

ヤマメ「一応通れるようにはしてるから!」

 

三吉「大丈夫。元々穴があった場所ってここ?」

 

ヤマメ「そうだけど…」

 

三吉「じゃあ、いただきます」

 

ヤマメ「いただきます!?嘘…キレイに土が無くなった…やった!私の巣〜!」

 

三吉「それじゃ、通るからね〜。」

 

ヤマメ「どうぞどうぞ。今度お礼がしたいし暇な時言ってね〜。たまに地上にも出てるから〜」

 

三吉「ほいほーい。」

 

 

 

 

地底

 

勇儀「懐かしいな〜こーやって2人で飲むの。」

 

三吉「そうですね〜。」

 

勇儀「人だった時みたいに「姐さん」って呼んでくれても構わないんだよ?」

 

三吉「姐さん呼びできるほどもう俺も若くありませんからね〜。」

 

勇儀「そうだったそうだった。お互い見た目が変わらないもんだからわかんないよ。おや?なんだか騒がしいね?喧嘩かい?」

 

地底の妖怪「おい!お前なんなんだよ!普通謝るだろ!」

 

正邪「やだね〜。私は謝るきなんてさらさらないよ。」

 

三吉「おやおや喧嘩かい?これまた随分と大声出して。」

 

地底の妖怪「はぁ?アンタ誰だよ?関係ない奴はすっこんでろ!」

 

勇儀「おやパルスィ。あんたも見に来たのかい?」

 

パルスィ「そりゃ、こんだけ騒いでりゃね。それで貴女のツレどうするの?」

 

勇儀「大丈夫大丈夫。「引き裂鬼」って呼ばれてたのも昔のことよ。」

 

三吉「言葉使いってもんには気をつけようなぁ?特に鬼に対してはなぁ?」

 

地底の妖怪「鬼!?しかも顔に模様のある!?申し訳ございません!鬼とは知らず…」

 

三吉「分かってくれて嬉しいよ。それで、その鬼人は?」

 

正邪「アンタに言う義理はないね。聞きたかったら無理やり聞いてみなァ!」

 

ポキン

 

三吉「ほら。角の次は首だぞ?」

 

針妙丸「ちょっと待つのじゃ!頼むから正邪を傷つけんでおくれ!正邪も謝るのじゃ!」

 

正邪「なんで関係ないやつに謝らなきゃなんねえん、だよ!」

 

三吉「まあ、そりゃそうだがこんだけ騒いだあげく殴り掛かられちゃね。幽鬼だから打撃は効かないからいいんだけど。ほらお前さんも何があったか言ってみな。」

 

勇儀「私の盟友の言う通りだぜ。何があったのか話してみな。」

 

正邪「分かったよ…分かったからいい加減離せよ!いつまで小脇に抱えてんだよ!」

 

三吉「うるさいなぁ。引き裂くよ?」

 

 

 

 

地霊殿

 

さとり「大穴の崩落箇所を開けてもらった挙句、争いも解決してくださるとは。ご迷惑をおかけしました。」

 

三吉「まあ、ここら辺のことは知ってるからな〜。そんで何事もないように膝に乗ってる嬢ちゃんは?」

 

さとり「それは私の妹です。」

 

こいし「お兄さん私に気づくんだ。すごーい。」

 

勇儀「そーいやアンタらは今日の宴会来るのかい?忙しいのなら別にいいが。」

 

燐「鬼が主催というのは珍しいですし私達とお初の方もいらっしゃるので行ってみてはどうですかさとり様。それと、三吉さんちょっと貴方の死体いじらせてもらってもいいですか?」

 

三吉「食われたいのならどうぞ。」

 

燐「うーん…やっぱりやめときます。」

 

 

 

紅魔館前

 

レミリア「なるほど。貴方達の目的は私たちのお誘いと。」

 

咲夜「ここは皆で行ってもよろしいのでは?妹様のご友人方の為にも料理を用意しておいてくださるようです。」

 

アリス「どうかしら?」

 

華扇「せっかくですしどうでしょう?」

 

美鈴「なるほど。鬼の方が作った武術ですか。気になりますね。」

 

龍次「人間の武術を組み込んで相手を至近距離に引き付けて攻撃を確実に当てる反撃重視ではあるけどな。作った俺よりアイツの方が使いこなせてるというのがなんとも…」

 

美鈴「また今度教えて下さいよ〜」

 

妖夢「私もお願いします。もう1人の方が作ったという鬼用の剣術、どのようなものなのか気になります。」

 

龍次「それは本人に聞いて欲しいかな〜」

 

チルノ「宴会だ宴会だ〜!」

 

ルーミア「美味しいもの食べれるのか〜?」

 

リグル「虫たち連れてってもいいのかな?」

 

ミスティア「私もお料理持って行こう!」

 

大妖精「みんなお願いだから迷惑かけないでね?」

 

パチュリー「そうね。スキマ妖怪に頼んで隙間で繋げてもらえば随分楽になるでしょうしいいんじゃないかしら?レミー。」

 

小悪魔「男の鬼の方ですか…どんな殿方なんでしょう…グヘヘ…」

 

龍次「あんましそういうの期待しない方がいいぞ。でもまあ優しい奴ではあるか?」

 

 

 

 

天海

 

天子「宴会か…いいわね!行きましょ!」

 

衣玖「総領娘様…また勝手に…」

 

天子「いいの!準備するわよ衣玖!」

 

橙「大丈夫なんでしょうか…」

 

藍「まあ多分大丈夫だろう…」

 

 

 

永遠亭

 

椛「…ということでして…」

 

にとり「私たち、やっぱり鬼には逆らえなくて…」

 

優曇華「いいんじゃないでしょうか師匠。異変もないのに宴会というのも。姫様もノリ気ではあるみたいですから。」

 

てゐ「鈴仙は鬼のご飯でしょ〜?」

 

優曇華「ならあんたもよ!」

 

依姫「私達も招いてくれるとは随分と太っ腹なのだな。ご好意に甘えさせて貰おう。」

 

 

 

冥界

 

紫「たまにはいいんじゃないかしら?」

 

映姫「ですが仕事が…」

 

紫「三吉鬼が獄卒をしてくれる可能性を考えると交友を持つべきではないかしら?」

 

小町「三吉鬼ならば仕事ぶりには期待できそうですし、いいですね!」

 

映姫「小町、貴女はサボりすぎです。」

 

小町「うっ……」

 

 

冥界

 

純狐「あらいいの?うどんちゃん。私達まで誘ってもらって」

 

優曇華「誰でもいいと言われたので。純狐さん達は情報が回っているかわかりませんでしたから。」

純狐「やっぱり可愛いわぁ〜。」

 

ヘカ「鬼の手料理か…気になるわ!」

 

クラピ「アタイ達まで行っても大丈夫な広さの家か…行ってみたいわ!」

 

 

 

魔界

 

神崎「というわけで、みんなで行くわよ!」

 

サリエル「魔界の者にまで招きが来るとは…」

 

エリス「その辺は気にしちゃだめよきっと。」

 

幽香「あら、みんな思ったより行く気なのね。夢月や幻月達に、ユキやくるみあたりだけが行くかと思ったのに。」

 

神崎「よし!早速準備するわよ!」

 

 

 

 

幻想郷 ??? 三吉鬼の家

 

萃香「ここが三吉の家ね〜。広さなんと無限!いつもは80畳ぐらいにして宴会してたけど、今回は庭ももっと広げてあるよ!桜もあるし、紅葉もある。雪景色もある!お酒もたくさん料理もほとんど準備してあるから後は敷物とかだね!」

 

霊夢「すごいのね…!こんな場所があったなんて…」

 

魔理沙「とっても綺麗だぜ…」

 

三吉「ずっと自分ばっか食べてたら暇になっちゃうからね〜。せめて目の保養は欲しいからね。」

 

アリス「凄いわね。これだけ大人数の人が同時に使える

結界術があったなんて…」

 

勇儀「そろそろ他の奴らも来るだろ!さっさと準備しようぜ!天狗に河童!手伝え!」

 

文「勇儀さん!さすがに休ませて下さい〜」

 

はたて「もう…ダメ…」

 

椛「はたてさん!?しっかり!」

 

華扇「ペット達はどこに集めようかしら…」

 

三吉「準備に関しては俺1人でなんとでもなるからみんなは休んどいてくれ。」

 

 

 

 

 

宴会会場

 

霊夢「それでは、龍次と鬼灯の2人との出会いを祝して…」

 

全員「乾杯!」

 

勇儀「酒だ酒!もっと飲め!いや〜こんな宴会は久しぶりだ!」

 

レミリア「あら美味しいわね。このワイン。」

 

フラン「ねぇ!そろそろ弾幕ごっこで遊ぼうよ〜!」

 

魔理沙「おっいいぞ!私が相手になるぜ!フラン!」

 

こいし「私達も」

 

ぬえ「遊んで欲しいな〜」

 

小悪魔「それでそれで、鬼灯さんはお相手さんとかはおられるんですか?」

 

三吉「いや、いた事はないけど。」

パチュリー「小悪魔、やめなさい宴会の場で…」

 

ワイワイガヤガヤ

 

酒だ〜 おかわり〜! それとって〜

 

 

龍次「平和だな。」

 

三吉「ああ。昔と比べて平和すぎる。」

 

龍次「でもいいよな〜。もしかしたらこの場にお前だけいなかったかもしれないけど、そうだったらここ使えないもんな。」

 

三吉「俺も、お前らとまた飲めて嬉しいよ。それにお前がいなくちゃ誰が声をかける。」

 

龍次「確かに、お前は自分で酒会を催したりはしないな。」

 

勇儀「ま、こーやって鬼がまたずらりと並んで飲めるようになったんだ。タップリと楽しませて貰うよ!!」

 

三吉「それはいいけど、そろそろやるぞ。」

 

ヒュ〜〜……ドォォォン…

 

お!花火だ!

 

綺麗…

桜と雪景色と紅葉と花火か…

 

なんだか季節がごちゃまぜですね。

 

 

 

三吉「思い思いの日々を過ごせる。なんと幸せなことか。」

 

龍次「ジジくさいぞ〜鬼灯〜」

 

三吉「歳をとったのは事実だろ。」

 

勇儀「さて、盛り上がってきたし、アレやるか!」

 

三吉「マジかよ…」

 

霊夢「アレ?」

 

華扇「要は本気の弾幕ごっこ。ただ、スペルカード持ってるか微妙なのが1名。」

 

三吉「龍次はもう作ったみたいだが、俺はまだ作ってすらないな。」

 

魔理沙「というか2人の能力って一体?」

 

龍次「俺が「ひらく程度の能力」で、」

 

三吉「俺が「食べる程度の能力」。」

 

龍次「ひらくのは催しごとの始めから終わりまでだけじゃなくて通り道とかも含まれる。」

 

三吉「食べるはそのままの意味の食べるもあるけど、「言葉の意味を飲み込む」ってことも含まれたりする。」

 

霊夢「要するに、結構なんでもな能力なのね。」

 

勇儀「いいだろ?私と萃香でつけたんだぞ?宴会好きな鬼達らしいだろ?」

 

フラン「ねぇ、いつ始まるの?」

 

勇儀「悪ぃ悪ぃ。それじゃ、三吉、手始めに久しぶりにやり合ってみるか?」

 

三吉「ごっこで済ます気ないだろ…まあ、たまにはいいか。」

 

紫「霊夢。全力で結界をはりなさい。華扇がやってるように。」

 

霊夢「あの2人の弾幕ごっこってそんなに危ないの?」

 

紫「ごっこじゃないわ。本気の試合よ。」

 

三吉「いやはや、片っぽの角折れてるからアンバランスなんよね〜」

 

勇儀「よし、始めようか!」

 

萃香「両者見合って…開始ぃ〜!」

 

ドォォォォォン!!!!

 

霊夢「地割れ地割れ!ていうか萃香のとこだけ地割れが治ってる!?」

 

魔理沙「なんだよ今の!?」

 

龍次「おお〜。挨拶がわりのジャブか〜。火力上がったな〜。」

 

妖夢「挨拶がわりって…」

 

龍次「鬼灯はあの見た目で「力」技の鬼灯って呼ばれる位力押しするタイプだからな〜。しかもちゃんと武術を使った上で鬼の力で守りをぶち抜くスタイルだから受け止めれるのは鬼だけよ。」

 

華扇「結界は保ちませんでしたね。まああの酔っ払い(萃香)の分身が周りを囲う形で観てるので安心して見れるかと。」

 

霊夢「ほんとだ!萃香が円を作ってる!」

 

早苗「それでも私たちはまだ「チラ見」程度しか出来ないんですね!!」

 

萃香達「おっ!いいぞ!」

 

文「あややや!勇儀さんがダメージを受けていらっしゃる!これはレアです!」

 

はたて「文ずるい!私も!」

 

椛「御二方!いくらなんでもそんなことしたら後で殺されちゃいます!!!」

 

にとり「頼むからこの状況でそんなことはやめておくれ!それで機嫌損ねたら妖怪の山が消し飛ぶよ!」

 

三吉「まあ撮られたからってそんなことしないけどね。」

 

文「ギャァァァァ!」

 

ぬえ「すごいすごい!どうやってるの?」

 

三吉「言霊飛ばしてるだけよ。」

 

こいし「お兄さんが私とお話してた時同時に喋ってたけどそれ?」

 

三吉「そうそう。」

 

勇儀「おーい!三吉!随分と余裕じゃないか!」

 

霊夢「あんたも言霊とか使いなさいよ!叫ぶ事に弾幕出してんじゃないわよ!」

 

シュン………

 

咲夜「あら?」

 

萃香「でっかいのが来るぞ〜!」

 

ブンッ…

 

華扇「セーフセーフ。」

 

紫「なんてことを…あんなの連発されたら幻想郷にも影響でるわよ…」

 

霊夢「一体何なのよ??」

 

龍次「対消滅したね。」

 

諏訪子「パワー型の鬼同士だとあんなことあるのか〜」

 

萃香「勇儀は純粋なパワー型だけど、三吉はどちらかと言うとバランス取れたタイプだからね〜。ただ、呪術と武術を分けて使うし、アイツの呪術はマジで祟りみたいなもんだから基本は使ってないね〜。」

 

小悪魔「なるほど。どちらでもいけると。」

 

フラン「小悪魔、なにメモしてるの?」

 

パチュリー「フラン、知らない方がいいわよ。」

 

幽香「あら、止まったわね。」

 

萃香「おっ!出たよ角相撲!」

 

美鈴「角相撲?」

 

華扇「勇儀と鬼灯、2人の角の先でお互いの全体重を支えて、そのうえで殴りあってるの。」

 

霊夢「三吉さんは片方角がちっちゃくて片方大きいのね。」

 

華扇「勇儀がへし折ったからね。」

 

霊夢「それでちっちゃくなったの?」

 

龍次「逆逆。骨折した骨が強く太くなるのと同じで勇儀がアイツの頭の骨ごと角砕いたあとああなったの。」

 

永琳「あれだけ太くなるということは相当な力のはず…やはり鬼の角は凄いわね…あなたも二本ある事だし1本貰えないかしら?」

 

龍次「やだよせっかくバランスよく生えてるのに…鬼灯なら躊躇なくくれるから後で頼んでみな。」

 

永琳「優曇華、帰ったら早速粉末にするわよ!」

 

優曇華「また私で実験ですか!?やめてくださいよ

〜」

 

華扇「あら、終わったようね。」

 

勇儀「いや〜楽しかった!」

 

三吉「ちょっと訛ったかな〜」

 

美鈴「すいません!私にもその喝鬼道ってのを教えてください!」

 

妖夢「私も、鬼の武術のこと教えてください!」

 

三吉「いや、作ったのは龍次だから…」

 

龍次「そうは言ったってお前が作った呪術とかってだいたい俺の方が使いこなせてるだろ?」

 

三吉「はぁ…わかった。ただ、また時間のある時にね。今日はこれから大荒れだろうし…」

 

萃香「お〜い霊夢〜離れろ〜!」

 

霊夢「にへへぇ〜萃香は可愛いわね〜」

 

三吉「あの子いつのにあんなに…」

 

魔理沙「ほんのちょっとの間に良くもあんだけ飲むよ…」

 

華扇「もう少ししっかりして欲しいですね…」

 

霖之助「まあ、博麗の巫女があんなになるまで飲めるような世の中になったのもいいじゃないか。」

 

 

 

 

 

龍次「さて、そろそろおひらきにするか。」

 

三吉「食べ物は持って帰ってくれてもいいぞ。残りは食べとくから。」

 

霊夢「2人ともありがとうね〜三吉さ〜ん次はもっとお賽銭くれてもいいのよ〜?」

 

三吉「君は早く寝ようか。」

 

フラン「楽しかった!またやりたいな!」

 

こいし「久しぶりにこーやって遊べると楽しいね!」

 

早苗「みんな楽しんでましたね。」

 

咲夜「妹様も存分に遊ばれたようです。」

 

勇儀「それじゃ、飲めるやつは残って飲もうか!」

 

三吉「一部の鬼と妖怪に限られるだろ…」

 

 

 

 

 

三吉「片付けは終わったが…」

 

勇儀「みんな帰ったな。」

 

三吉「龍次も帰ったし、萃香と華扇は霊夢を連れていった。人間たちも妖怪も帰って俺たちだけ…」

 

勇儀「何時ぶりだ?こうやって2人だけで飲まずに話すのは。」

 

三吉「昔過ぎてわからんさ。ただ、まだ人間だった時が最後だったのは覚えてる。」

 

勇儀「…悪いな。私達の為にわざわざ。」

 

三吉「終わった話だ。それにもう大丈夫なんだ。なりそこないの鬼人を本物の鬼にして、それを依代に異変を解決した。今じゃ考えられないだろうが昔は博麗の巫女が似たようなことをしてたんだよな…」

 

勇儀「あの時の巫女は子供がいて依代にできなかった。でもアンタが子供の為にわざわざ名乗りをあげたおかげでなんやかんや続いてる。」

 

三吉「今度、四天王みんなで飲みたいな。」

 

勇儀「まずはこの時を楽しませて貰おう。数少ない私の人間の友にして、鬼の酒飲み仲間よ。」

 

三吉「ちょっとしたらしっかり挨拶回りするか…」

 

勇儀「家の扉も考えとけよ?地底にいい所があるからそこに繋げたらどうだ?」

 

三吉「そうだな…考えとくか。」

 

勇儀「無駄話もなんだ。飲むか。」

 

三吉「そうだな。」

 

勇儀&三吉「「乾杯」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




初投稿ということで格ゲーの方に出れなかった勇儀さんを起用致しました。
少し設定的な話を。

鬼灯くんとは愛人というより姉御と舎弟の関係です。龍次くんは鬼灯くんより年上。

鬼灯くんは妖術等より武術の方が得意(妖術を考えるのは得意)
龍次くんは武術より妖術の方が得意(考えるのは武術の方が得意)

2人とも鬼の宝物はありませんが、自分たちの能力でそれに準ずるものを作って酒を持ち歩いています。多くの場合各々の家の酒樽から自動的に補充される形です。

最後になりますが初投稿かつできるだけ多くのキャラとの関わりを無理やり作りたかったので長くなってしまいました。また、原作をプレイしておりますが口調などは完全に真似することは難しいことをここで記させていただきます。
読んでいただきありがとうございました。
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