〜ハイスクールD×Dに転生したらしい〜 特典は『市丸ギン』…ってはぁ!?   作:四木シロ

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どうも皆さん、四木シロです。前回、原作介入と言いましたが…

すいません!嘘言いました!思ったより話が膨らんでしまいました。ですが、次話からは絶っっっ対にしますので!どうか!どうか!ごようしゃをぉぉおぉぉぉぉ!



転生後のプロローグその3

side:第三者視点

そこは森の中の少し開けた場所、その中心には大きめの岩がありその上にはギンが座禅をしている。と、突如座っているギンに向って巨大な蒼い炎が飛ばされた。対するギンはじっと座禅をしたままで動こうとしない。

 

「縛道の八十一

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『断空』

 

炎がギンを飲み込むことはなく、その一線から全くそちら側へ進むことができないようだ。

 

「7時の方向、距離40m、ってとこかな?」

 

「正~解!さっすがギンやね。断空はもう完ぺきといってええし、探知の方もばっちりやん。もう探知だけで言うたらうちら以上かもしらへんね。」

「でもまさか『双蓮蒼火墜』を撃ってくるんは思うてませんでしたよ…座禅をし続けなあかん修行やったからじっとしてましたけど内心ヒヤヒヤやったんすからね?」

 

ギンが行っていた修行とは『座禅をしているギンに向って鬼道を放ち、それを断空で防ぎ、その放たれた方角と距離を当てる』という簡単なものだったのだが、今までは下級の破道系鬼道だったものが今回は中級である『破道の七十三・双蓮蒼火墜』であった。

 

「いや~、ギンならもうこんくらい防げるやろな―って思ぉてね?実際防げたやん。」

「もし防げんやったらどないするつもりやったんですか…」

「そん時はそん時♪」

 

はぁ、とため息をつくギンと満面の笑みを浮かべている華。

 

「そう言えば、お父さんとの修行はどうなん?」

「鬼畜度で言うたら母さんと変わりませんよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー回想シーンー

 

 

 

 

さぁギン、始めようか!

「なんでそないイキイキしてはるんですか…説明ください、説明を。」

 

ギンと彼方は向き合っており、それぞれ木刀を構えている。

 

「だってギンもそろそろ木刀を振るうことには慣れてきただろ?で、そろそろ試合形式もいいんじゃないかな?…と。」

「なんや段階えらいすっ飛ばしてる気ぃしますけどまあええわ。試合するんはいいですけど…まさか本気でやるんですか?虐待ですよ?」

「加減するに決まってるじゃないか!!流石に僕に子どもを虐待する趣味はないよ!?」

「わかってます、冗談ですよ。ほなそれなら…」ッス

「うん、それなら」ッス

 

「「よろしくお願いします。」」

 

 

 

 

 

 

 

 

そこからはひどいものだった。彼方から繰り出される斬撃に対しギンは何とか防げている状態。躱し、逸らし、時には転がり、正面から打ち合わないをしないようにしていた。恐らく、まともに競り合っていたとしたら木刀はギンの手から弾かれ、すぐに勝負は決まっていただろう。さらに、彼方の剣は徐々に鋭さを増しているように見える。

 

「すごい!すごいよギン!正直こんなに打ち合えるとは思ってなかったよ!これならもう少しギアを挙げてもいいね!」

(まだ上がるん?!こちとら凌ぐんで精一杯やのに!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あのぉ、その……ごめんなさい。」

ハッ、ハッ、ハッ…。こう、なる、前に!止め、て、ください、よ!」

 

試合からかれこれ30分程、時間にすると短いようにも感じるが当事者にとってはその何倍もの時間に感じたことだろう。

結果としてギンがバテ、彼方にクリーンヒットをもらった形になった。

 

「ハッ!ハッ!…スゥー、フゥー!……なんで、二人とも加減を途中からできひんくなるんです。」

「いやー母さんともよく話すんだけど、あまりにギンの吸収が良くってね?ついつい楽しくなってしまうんだよねぇ。」

 

(【悲報】両親がもしかしたら戦闘狂かもしれない件。)

 

「それでシバかれるボクの身にもなってください。」

「ハイ、ホントウニモウシワケゴザイマセン。でも、本当にギンはすごいよ!僕がギンの歳の頃は今みたいな攻防なんて全然できなかったよ!?」

「攻防なんて言えるもんやなかったですよ。ただボクは直観に正直に動いただけです。実際父さんの動き、ほとんど見えへんかったんよ?」

「それでもだよ。ギン、これは正直自分で言うのもなんだけど僕はある程度強い。」

「ほんまに自分で言うのも、ですね。」

「いいから、聞いて。僕はある程度強いんだ。その僕とその幼さで30分も戦えるなんて、誇ってもいいことだ。けれど、だからといって驕ってはだめだよ?」

「もちろんわかってますよ。」

「うん!それならいいんだ。」

 

 

 

ー回想終了ー

 

 

 

「あらぁ、えらい鬼やねぇ。」

「なんや鬼が何か言うてはりますわ。」

「おん?そない言うなら鬼らしく()()()()()()()()()()()?」フフフッ♪

「ゔぇ?!!冗談ですよね?これ以上は死んでまいますって!殺す気ですか?!ほんまに冗談ですよね?」

「さぁ♪どないしましょ?さて!時間も時間やからそろそろ帰ろか?」

「いやっ!流さんとってください!こっちにとっては死活問題なんです!」

 

 

第三者視点:side out

 

 

 

side:市丸ギン

ハイどうも、そんなこんなで家に帰ってきたギンです。現在、三人で晩御飯を頂いているわけやけど…

 

「改めて、ギンの天才っぷりには舌を巻くわぁ。もう最近ではうちが教えられることも少ななってきとるし。」

「確かにねぇ、母さんから聞いたけどギン?ギンが話した試合の話はもう何年も前のことじゃないか。今ではかなり長時間戦えるだろ?」

「それでも全然二人には及ばないやないですか。」

「まぁ流石に、ねぇ?」

「たった数年で追いつかれたとなったら」

 

「「うちら/僕らの面目が立たへんよ/ないよ。」」

 

そう、修行を本格的に始めてからもう4年が経った。でも、まだ二人には一度も勝てたことないんよなぁ。まぁ流石に少しは腕上がったとは思うねんけど…。

 

「あぁ、でも家事の腕やったらもううちらと同じくらいやないん?」

「確かに、このおひたしとかもかなりおいしいよ?」

「その点においてはまぁ伊達に二度目の人生送ってないちゅうことやね。」

「そう言えば、ギン、母さん、今週末さ久しぶりにみんなで出かけない?」

「わあ!そらええね、最近ギンの修行やらなんやらで忙しかったし、息抜きにもちょうどええやろ。」

「うん、ええ気分転換になると思うし。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして迎えた週末…今ボクらは車で少し遠方に来ており、その道中で足止めにあっとった。

 

 

「ですからぁ、これから先は通行止めなんですってぇ。」

「いえ、僕は回り道を知りませんか?と聞いてるんです。」

「そんなのぉ、聞かれてもわかりませぇん。」

 

父さんと作業員とおぼしき人が言い争っとる。どうやら通行止めみたいやね。といってもここは山道。この道以外回り込めそうな道もない。そして何よりこの作業員たち…不審な点が多すぎや。1つ、作業や言うてんのになんも看板を道中見かけへんかった。2つ、作業する割に作業員たちが軽装すぎる。3つ、これが一番やけど作業車、軽トラやレッカー車などが一切見当たらん。怪しさ満点、役満や。一応、周囲の探知やっといたほうがええかな…

 

 

 

 

ん?なんやこれ。

すると、父さんと言い争っとる作業員にほかの作業員が寄ってきた。

 

「もういいんじゃないッスカ、先輩?どうせこんなところで()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

は?

 

瞬間、ボクの視界は火で埋め尽くされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ギン!華!無事か!?」

「うちもギンも無事やで。」

「そない大声出さんでも聞こえてます。」

 

もう視界に火が見えた時点でボクと母さんは車の外に飛び出し、父さんのそばに寄っていた。

 

「軽口叩けるくらいには冷静みたいだね。」

「そらあんだけ怪しかったら警戒の一つもしますよ。というかこんくらい出来へんかったら修行の時点で死んでます。」

「まあねぇ、もしギンが下手うってたらうちらが修行付けた意味があらへんもん。」

「二人とも、おしゃべりはここまで。お相手さんが来たみたいだよ。」

 

「てめぇら!どうやって抜け出しやがった?!いや、それはもうどうでもいい!お前ら普通じゃねえな?俺らのことを見られた以上、生かして帰すことはできねえ!ここで死んでもらう。」

 

(自分から尻尾出してきよったくせに)ボソッ

「ギーン?そういうんはわかってても言わへんの。お相手さん可哀想やろ。」

「だーかーら、二人とも緊張感~。」

 

「クソが、舐めやがって…まずはそこのクソガキからぶっ殺してやる。」

 

「「あ"?」」

「はーい、お二人さん落ち着いてくださいねー。」

「「いや、自分らの子ども馬鹿にされて怒らないわけないでしょ/やん。」」

「せっかくのお誘いや。断るんは失礼やろ?」

 

それに、と続けて。

 

 

 

 

 

 

 

「丁度今日お披露目しよう思うとったんですわ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは数か月前、いつもの修行場にて…

 

「やっぱり、わからへんなぁ。」

 

今まで保留にしていたけど、ボクが転生した時に与えられた特典。『市丸ギン』と書かれてた割には能力が少ない。言ってしまえば範囲が狭いんよな。斬拳走鬼の内二つしか使えへんってのも中途半端な気ぃするし。

ん?『()()』?そういえばここはあの世界なんよな

…って…こと…は?

 

「あるよな?あれ…。うわぁ。これ…ボクのポカやん。」

 

あれの発現方法って自分の中で一番強いものをイメージするんやったっけ?原作主人公みたくやってもええけど、ボク(市丸ギン)っていうたらあのフレーズよな。

 

君が~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『君が明日蛇となり人を喰らい始めるとして、人を喰らったその口で僕を愛すと咆えたとして、僕は果たして、今日と同じように君を愛すと言えるだろうか』

 

 

 

その言葉をつぶやくとともにボク自身が何かに包まれるのを感じる。いや、感じるんだけやない。実際にボクの胸を中心としてBLEACHの死神におなじみの死覇装(しはくしょう)が広がっていく。ん?隊長羽織?そないけったいなもん着けとらんよ。そこまでまだボクは強くないし、驕れるわけないやん。

 

「ギン。その姿は…一体?」

「…なんやえらい真っ黒な着流しやね。」

「説明は後でします。ここはボクに任せてもらえます?」

「すごく気になるところだけど、わかった。勝算はあるんだよね?」

「少しでも危なそうやったら手ぇだすからね?しっかり勝って来ぃ!」

「ほんま二人ともおおきに。」

 

さて、じゃあいっちょやろか!

 

ギン視点:side out

 

 

 

side:第三者視点

 

「はっ!こけおどしか?恰好が変わっただけだろ!」

 

ぞろぞろと鉄パイプを持った男が10人ほどギンにゆっくり向っていく、それに対してギンも同じようにひたひたと歩いていくが、突如その姿がぶれるように掻き消えた。

 

「「「なっ!」」」

 

あまりに突然のことで男たちが動揺したと同時に見ていた景色がガラッと変わった。

 

「…縛道の四『這縄』。まあ一本三人が限界かな。」

 

男たちが自分のことを見ると腰に光の縄のようなものが巻かれ、三人一組で縛られていた。男たちはわからなかっただろうが、ギンがやったことは簡単で、瞬歩で近づき這縄で縛っただけである。

 

「「「はぁ!?」」」

 

「彼方さん、今の見えた?」

「どうにかギリギリだね。修行時とは比べ物にならない。何倍も速くなってるよ。」

「しかもギン後述詠唱なんて高度なもんまで…。なんや成長がうれしいはずなんやけど、少し寂しくも感じるなぁ。」

「僕も複雑な気分だよ。多分これが巣立ちを見る親の気持ちなんだろうね。」

 

 

 

「さて、拘束し終わったわけやけど、なんで通行止めなんてしてはったん?」

「い、言うわけないだろ!」

「…破道の十一『綴雷電(つづりらいでん)』」

 

ぎゃあああああ!、と拘束されている男たちの一つのグループから悲鳴が上がるとすぐに静かになった。

 

「なんで?早よ答えなどんどん電撃強くしてくで?」

「た、頼まれたんだよ!!ここから先は誰も通すなって!顔は隠してたからわからねぇしどこの誰かも知らねぇ!報酬が良かったからそこまで気にしなかったんだ!」

「その依頼はこの先の『追いかけっこ』に関係あるん?」

「は、はぁ?!追いかけっこ?何の話だ!」

「なるほどなるほど…どうやら嘘はついとらんみたいやね。」

「じゃ、じゃあ!」

「うん、オ ヤ ス ミ♪

 

バチバチバチ!

 

あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!

 

今度は拘束されてるすべてのグループが一斉に悲鳴を上げて気絶した。

 

「華さん。」

「うん、彼方さん。思うとることは一緒やと思う。」

 

 

 

「「うちの子、容赦なさすぎ…」」

 

 

 

「…ストレス、かなり溜まっとったんかもな。」

「確かにこの数年間、まともな息抜きをギンはしてこなかったかもしれないね。」

 

「何をコソコソ話してはるん?」

「「ヒェッ!!」」

「……何も悲鳴を上げんでも。」

「と、ところで!さっきギンが言ってた『追いかけっこ』って何のことだい?」

(露骨に話をそらしてはるけど、ナイスや!彼方さん!)

「露骨やけどまあええです。実は車ん中おった時から感知してたんやけど、この姿なるとさらに範囲が広がるんですわ。まぁ端的に言うとボクら以外にも襲われてる人らがいるみたいです。で、」

 

「「それを助けに行きたいんでしょ/やろ?」」

 

「まぁほんとなら僕らも一緒に、って言いたいところだけど…探知範囲が広がって見つかったってことはかなり遠いんだよね?」

「うちらと一緒だと遅すぎて間に合わない可能性の方が大きいやろうし、今のギンの霊力からも考えると場合によってはギンの足手まといになってまうか…」

 

予想外の反応に戸惑っているギンが口を開いた。

 

「…ふつーこんな時反対するんやないですか?というか反対される思うてたんやけど…。」

 

「正直、今のギンを止められる気がしないんだよねぇ。」

 

スペック的にも、気持ち的にもね?、としょうがない、とでも言いたげな父さん。

 

「それにね?手が届くのに手を伸ばさないのは…きっと後悔してまう。どれだけ時が経とうがきっと…ね?」

 

それで取りこぼしたんならなおのことね?、と苦笑いの母さん。でも、と続けて。

 

「ギンが自分自身こと話した時に一度うちが言った思うけど。」

 

「「『この世界は物語や無い』」やろ?流れはあったとしても、全てが同じっちゅうわけやない。わかっとるよ。」

「うん。わかっとるんならええよ。うちから言うことはもうない、気ぃ付けていってき。ただ!条件がある。それは……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……以上や。復唱してみ。」

「1、自分の命を最優先にすること

2、戦況が不利なら即座に撤退すること

3、自分の正体は秘密にすること

4、絶対に帰ってくること

5,助けた後はいつもの修行場に行くこと」

 

「僕からも条件出そうかと思ったけど、母さんの分で十分かな?」

「よし!ちゃんと覚えたみたいやね。ほな気張って来ぃ!

はい!

 

返事とともに瞬歩で感知した方へと向かっていく。二人が遠ざかっていき、すぐに見えなくなった。

 

 

 

ちゃんと無事で帰って来ぃ……

母さんの声が聞こえた気がした。

 

ギン視点:side out

 

 

 




さて、読んでいただきありがとうございます!四木シロです!前回原作介入って言ってたのにできなかった無能です。楽しみにされていた方、誠に申し訳ございません。今回は主人公の本格的な覚醒回でした。もう少し派手にしたかった(切実)。自分の文才が未熟なせいでっ!!
さて、次回はホントのホントに原作に関わっていきます。こんな未熟な作者の作品ですが、楽しみに待っていただけたら嬉しいです。あと、どんなことでもいいですので感想などをいただけたらモチベーションがゴリゴリアップしますので、書いていただければ幸いです。ではまた、次回で!









襲われてんのは誰なんやろなぁ?

視点の変化

  • 正直、邪魔
  • わかりやすくていい
  • どっちでもいい
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