鬼殺隊員ほのぼのログ   作:柚吏

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隠である後藤さんのお話。隠の一日とは一体どんなもの?


第参話 後藤さんは今日も。

 ども、後藤って者です。二十三歳、鬼殺隊で隠として仕事してます。恋愛経験は…って、何喋らせてんだおいっ!

 

 ん、隠がなんだか分からない?うーんそうだな、まぁ、事後処理部隊ってところかな。鬼殺隊に入ったはいいものの、剣術に恵まれなかった人の集まりだよ。

 

 え?なんだか楽そうだって?

 

 テメェ、ざけんじゃねーぞ!?…っと、口が悪くなったな。すまんすまん。まぁ、そう思われてもしょーがないわな。目立たないし。

 

 いやしかし!!

 

 隠の存在なくては、鬼殺隊は成り立たねーぞ?

 

 そんくらい大事な部隊なんだよ。俺たち。

 

 じゃぁちょっと、俺の仕事を見せてやるよ。

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 普段は怪我した隊員を救護したり、隊服裁縫したり、あと鬼よけのための藤の花の匂い袋も作ってる。

 

 結構雑用っぽいけど、これが大変なんだよなぁ。まっ、裁縫は基本別の奴がやってるけど。でも女性隊員からの文句が酷いんだよな、アイツ。

 

 怪我人の救護ははっきり言ってかなりの重労働。ま、ゆーて俺たち一応最終選別受かってるし、それなりの訓練はしてきたから基礎体力はあるけど。女性の隠もバリバリ男性隊員運んでくよ。

 

 あとは戦闘区域の住民に避難を呼びかけるって仕事もあるけど…今んとこ一度もない。そんなに大掛かりな対戦ってあんのか?

 

 ま、あったらやべーわな。

 

 

 

 

 

 今日は胡蝶様の指示に従って、負傷した隊員を蝶屋敷へ搬送。ついでになほちゃん、すみちゃん、きよちゃんからお菓子を貰った。

 

 

 …べっ、別にサボってなんかねーからな!?

 

「いつもありがとうございますぅ!」って彼女たちが勝手に渡してきたんだよ!感謝されるくらい働いてんの、俺!!!(ドヤァ)

 

 

 

 

 屋敷には、こないだの刀鍛冶の里で負傷した竈門炭治郎たちもいた。一時はどうなるかと思ったけど、アイツかなりピンピンしてたわ。猪とか黄色い奴らも別んとこで怪我してたけど、もう任務に出てるらしいしな。

 

 柱のお二人においては、三日でほぼ完治…

 

 …ヤベェ、人間じゃね―な。少なくとも俺らとは違う。

 

 

 

 

 

 

 そんな彼らを見て、ちょっと羨ましく思ったりもする。

 

 俺もあんくらい上手く刀振れたらなぁ、とか、呼吸使えたらなぁ、とか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まぁ、羨むだけ時間の無駄だから、あんまし考えないようにはしてるけど。

 

 やっぱりすげーよ、ちゃんとした隊士は。

 

 まっ、それを支えるのが俺の役目だからな。責務は果たすぜ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 よし、搬入終了…とか思ってると、直ぐ次の怪我人が運ばれてくる。

 

 人手が足りないようで、アオイ、とか言う蝶屋敷のヤツに呼び止められる。

 

「後藤さん、ボーッとしている暇があったら手伝ってくださいっ!!」

 

 

 いやボーッとしてねーよ!人がちょっと感傷的になってるとこにズカズカ入ってくんな!!

 

 …って叫びそうになったけど、ぐっと飲み込んで、呼ばれた方に向かう。

 

 ―俺が戦えない分、戦ってくれる奴らがいるんだ。俺だってできる限りのことはしたい。俺たちがこうして過ごせるのも、隊士のおかげだからな。

 

 

 

 

 そんなこんなで今日一日は蝶屋敷の手伝いで終わった。

 

 

 どうだ?隠だって楽じゃないだろ?鬼殺隊を支える縁の下の力持ちとして、一生懸命働いてるんよ。

 

 それでも、一般隊士たちのほうがずっと辛い思いをしているし、何より毎日自分の命を犠牲にする勢いで戦っている。

 

 俺は残念ながら、彼らのようにはなれなかった。

 

 

 

 

 

 

 でも、俺を必要としてくれる場所があった。それが隠だ。

 

 

 

 だから俺は、鬼殺隊のために、そして今を生きる人々のために、これからも精一杯働く。

 

 

 

 隊士たちとはまた別のところから、明るい未来へとしていくために―




 後藤さんってホントにいいキャラだと思うんですよっ!!
…なんか終わりが本作の後藤さんのイメージと大きく変わってしましましたが、まぁこの作品単品でお楽しみいただければ☆((((
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