衛宮士郎の願い   作:パッカ5210

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遅れて申し訳ございません!テストやら親戚の引越しの手伝いなどでなかなか書けませんでした…なので今回は今までに比べて長めです!


第一章12話

「全員いるわね、それじゃ今日の作戦を言うわよ。」

遠坂とルヴィアががみんなに作戦を話す。俺たちは黙ってそれを聞いていた。

「作戦はこんなところね、何か質問あるかしら?」

「あの…一つだけ…」

おずおずとイリヤがてを上げて俺のほうをみた。

「なんでお兄ちゃんはこんな格好なの?」

また絶対聞かれると思っていた。俺の今の格好は手に弓矢を持ち背中に矢と剣を背負っている状態だった。

「それは衛宮くんの魔術が関係しているわ、衛宮くんの魔術は強化魔術だったのよ。」

「強化魔術?」

『物体に魔力を通してその物体が元々持っている性質を強化する…まあ簡単に言うと硬くする魔術とイリヤさんは思っていればいいですよ。』

「応用すればもっといろいろできるけど衛宮くんは初歩的なことしかできないから認識はそんな感じでいいわよ。」

「剣と弓矢を持っているのは?」

「剣は保険ですわ。基本的には強化した矢で援護してもらい相手から近づいてきた時だけ剣を使って距離をとる作戦ですわよ。」

遠坂とルヴィアが説明するとイリヤは納得したように頷いた。

「それじゃ行きましょうか。」

遠坂が言うとイリヤと美遊のステッキが呪文を唱えだす、そして俺たちは戦いの場所へ向かった。

 

 

「すご…」

初めに見たのは上空にある大量の魔法陣、そしてその中心にはローブをきた人?が飛んでいた。

「イリヤ!美遊!作戦どうりにお願い!」

遠坂が言うと二人は飛んで敵に近づく。

「おい!あんなの倒せるのかよ!」

「そのための作戦ですわ!私たちはイリヤスフィールと美遊の邪魔にならないところまで逃げることが最優先でしてよ!」

イリヤたちには雨のように魔力砲がうちこまれる。俺たちは優先度が低いのか狙われることはなかった。

「衛宮くんも準備しておいて。」

「わかった。」

俺は手に持っている弓の様子をみる。ルヴィアが用意してくれた物で作りがしっかりしており値段もそれ相応にすることが何となくわかる。

(いくらかは…きかないほうが身のためだな、値段をきいたら壊したときのことを考えそうで怖い。)

二人を見ると美遊が決め手となる一撃を敵に打ち込んだとこだった。

「あれだけの一撃、流石に無事ではすまないでしょう………‼」

ルヴィアが驚いた顔を浮かべるのでそっちの方を見ると、美遊の後ろに今魔力砲を打ち込んだはずの敵が浮かんでいる。

「転移魔術⁉そんなものまで使えるなんて!」

「マズイですわ!美遊、早くそこから逃るのです!」

敵は即座に魔法陣を作り美遊が防御する前に魔力砲を放った。

「美遊!」

俺はすぐに吹き飛ばされた美遊の方へ駆け寄ろうとした。

「マズイ!また次のがくるわよ!」

後ろから遠坂の声が聞こえる。俺は全力で走り続けた。

(さっきの速さから考えると間に合わない!)

俺は走りながら後ろを少し見ると今まさに魔力砲が放たれようとしていた。

「美遊ーーー!」

もう間に合わない…そう思った瞬間に美遊は飛んできたイリヤに助けられた。

イリヤは美遊を抱えたまま上空の魔法陣の上まで飛んでいく。

「ナイスイリヤ!」

「全く…心臓に悪いですわ。」

後ろを振り向くと遠坂とルヴィアがいる。二人は俺のすぐ後に走ってきたようだった。

「ああ、本当に無事でよかったよ。」

俺はそう言ってからイリヤたちのほうをみた…

 

 

~sideイリヤ~

「ギリギリだったね~」

私は抱えてる美遊さんを見ると、美遊さんは足の傷を治していた。

「美遊さん大丈夫?」

「問題ない、足の傷もすぐに治る、おろして。」

私は美遊さんをおろす。足を見るともう傷は治っていた。

『しかし古代な魔女っ子とは困りましたね~』

「大丈夫、まだ手はある。」

私は作戦をきいてすぐに敵に近づいた。

(大きすぎる弾じゃまた転移されちゃう、なら転移しきれないくらいに広く!)

「いくよルビー!特大の散弾!」

私が放った散弾は広範囲に広がって敵にあたる。

(威力がないからダメージは与えられない、でも敵を一瞬止められる!)

敵の後ろに美遊さんがまわりこむ。

「速度最大、シュート!」

魔力砲をうけた敵は下まで落ちていった。

 

 

~side士郎~

「よし、行くわよルヴィア!」

「言われなくとも!」

遠坂とルヴィアの二人は手に幾つかの宝石を持ち敵に向かう。

「「サイン、セット、爆炎弾(轟風弾)五連(七連)炎色の荒嵐(ローターシュトゥルム)!」」

二人が投げた宝石がぶつかり炎の竜巻が敵に襲いかかる。

「うわー……」

俺はこれを見てこの二人には逆らってはいけないと感じた。

 

 

 

「お兄ちゃん、怪我はない?」

イリヤが俺に近づきながらきいてくる。正直あまり役にたったわけでもないので心配されるのが少し恥ずかしかった。

「あ、ああ、大丈夫だよ、イリヤのほうはいたいとことか無いか?」

「うん、大丈夫!今回は特に怪我はしなかったから。」

イリヤと話していると遠坂とルヴィアの二人が近づいてきた。

「はあ、なんとかなったわね。」

「予定は狂いましたが決着ですわね……ですが!」

ルヴィアは遠坂を睨みつけた。

「貴方五連てなんですの、ケチってんじゃねーですわ!」

「うるさい!成金のあんたとじゃ経済事情が違うのよ!」

二人はまた喧嘩し始める、俺の中で上がり始めた評価はまた一瞬で下がった。

「あはは…美遊さんも無事だよお兄ちゃん。」

「そっか、おーい、美遊…⁉」

その時、俺は自分の目を疑った。美遊の後ろにあの魔女が飛んでいたのだ。

「うそ!倒れたんじゃなかったの⁉」

「直前に転移した…このままじゃマズイですわ!」

美遊は気づくとすぐに敵に近づく、イリヤは隣で特大の魔力弾を飛ばした。

「これにのって!」

イリヤが叫ぶ。俺はすぐに弓を引いた。

(一瞬でいい、あの魔女の気をそらす!)

素早く、しかし的確に魔女に当たるように矢を放つ。この矢の先には小さな宝石がついている、なんでも魔力がつめられるだけつめられており少しでも傷つけば魔力が爆発する仕組みになっているらしい。

「はっ…」

矢を放つ、矢は美遊を追い越して魔法陣に当たる。

ドカン!という音と共に矢が爆発して一瞬だけ魔女の演唱が止まった。

「今だ!いけ、美遊‼」

美遊はイリヤの魔法弾を足場にしてあの初めに会った時にもっていた槍で魔法陣もろとも魔女を突き刺した。

 

 

「よかった~」

「イリヤスフィール!美遊に向かって魔力砲をうつとはなんとゆう無茶をするのですか!」

ルヴィアはイリヤの頭をグリグリとする。さすがに止めようとすると遠坂が突き飛ばした。

「子供に手をあげるな!イリヤ、あんたは美遊を迎えに行ってちょうだい。」

「う、うん、分かった。

遠坂に言われるとイリヤは逃げるように迎えにいく。

「ほら、遠坂とルヴィアもそこまでにしとけよ、せっかく勝ったんだぞ。」

「分かったわよ…それにしても二戦目にしてここまで苦戦するなんて先が思いやられるわ。」

遠坂はそういいながら上を見ると呟いた。

「ねえ、敵を倒したのに空間の崩落が遅くない?」

「確かに変でしすわね…どうゆうことでしょう?」

後ろからガシャン、ガシャン、という音が聞こえ始める。

「まさか!」

俺たちが振り向くとそこには剣を振り下ろそうとしている者がいた…




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