〜sideイリヤ〜
「暇だ‼」
時刻は午後三時、最初こそ平日の昼間にゴロゴロするの幸せだの二度寝して寝言で大きくなったらニートになりたいだの言ってはいたものの実際に自分の部屋で寝てるだけとなれば眠気が覚めれば小学生には30分程度が限界だろう。
イリヤもなんだかんだいいながらこの辺りは健全な小学生と変わらなかった。イリヤはしばらくうだうだ言った後美遊に連絡をし始めた。ここで魔力を使って脳内に直接話しかけたりしていれば魔法少女らしいのかもしれないが残念というか現実的というか携帯(ルビーの24の
「あーあ、ルビーもいちよ
イリヤを強制的に黙らせるとルビーはなにやら電波のようなものを出し始める。
『もしもーしサファイアちゃーん?起きてますかー?』
『どうしたの姉さん?』
『今の声…なに?サファイア』
少しするとルビーの受話器の相手の声が出る所の形がした部分から二つの声が聞こえ始める。
「おお、繋がった?」
『イリヤスフィール?』
「ど…ども、いきなりごめんね」
二人はしばらく話をするがあまり長く話したこともなく一番話したのもあの妹戦争の時というなんとも微妙な関係なので会話がうまく続かない。
『ああもうじれったいですねー!なに不器用な会話してるんですか!』
「そ、そう言われても…」
『顔を見ないと話しづらいようならテレビ電話にもできますよ!』
ルビーがそういうと下の部分から学校などで大きな映像をだす時に使われる前にカメラのレンズのような物がついたやつをだした。
「なんか出た⁉」
『プロジェクターです。サファイアちゃんが今見ているものをリアルタイムでうつせます』
「ほんっと無意味に多機能ね…」
『ちょうど白い壁がありますしここに映しましょうか』
ルビーがそういうと美遊の慌てるような声が聞こえ始めた。
『え…テレビ電話⁉あっ、ちょっと何を…『いきますよー』待っ…!』
そこに写っていたのは…メイドだった…
まず全体的に見るとふわふわした可愛い感じの物であり今よく見かける?ミニスカートのタイプではなく昔から使われているロングスカートである。生地などもルヴィアの家のメイド服だけあって上質なものを使っていることがわかり美遊にとても似合っている。
「メ、メイド服ーッ⁉」
『あらあらまあまあ…!なんとも良いご趣味をおもちのようで』
『あっこっこれは違う…っ‼そのっ…わたしの趣味とかじゃなくて…ルヴィアさんに無理矢理着せられてっ…!』
ああ、なんということでしょう…
小学生がメイド服を着ている(ワンアウト)しかもあの普段クールな美遊がふわふわとした可愛い系のメイド服を着ている(ツーアウト)しかも顔を赤くしながら少し涙目で照れている(スリーアウト)ではありませんか。漫画の絵やアニメでしか見ていない作者でさえ萌えているのにそれを直接見ることのできるイリヤはというと…
…その時かちりとわたしの中で何かヘンなスイッチが入る音がした
「ミユさん…今すぐあなたに会いたいわ…」
『は?何を…』
「うん、すごく会いたい。なんて言うか生で見たい。来て!今すぐ来て!『ちょ…』そのまんまの格好で来て‼」
案の定壊れたのであった…
「やーごめんね…なんか変なテンションになっちゃって…」
「い、いえ別に…」
あの後美遊がきて壊れてから少したちイリヤは平常心を取り戻していた。
「それよりも…家の方に変な目でジロジロ見られたのが…」
「あー…ゴメン、そのへんのことも考えなしでした」
二人が話し始めるとサファイアがルビーに気づかれないように近づいて行く。
『姉さん、ちょっと外に…』
『ん?なんですかサファイアちゃん?』
二人?で外に出るとサファイアが話し始めた。
『昨日の夜の騎士ですが、実は倒したのは美遊様ではなくイリヤ様なのです』
『イリヤ様一人でですか?』
『ええ…わたしたちが入り込む余地がないほどに高度な戦闘でした』
『うーん…にわかには信じられない話ねー』
『見た方が早いと思う、これを…』
そう言うとサファイアは下の部分からケーブルのような物をルビーに差し出した。
『お、
ルビーがそのケーブルを自分に刺すとるがビクビクと動き始める。
『アアッ!入ってくる…ッ!ドクドクと…サファイアちゃんのががわたしの中ニィーッ‼(注・昨日の情報です)』
『………』
しばらくこの流れを繰り返したあとに全ての情報がルビーの中に入り二人は昨日のことについて話した。
『…この事はルヴィアさんには?』
『話してない、誰にも言わない方がいいと思う』
『そうですね、士郎さんが学校でボロだしてないといいですが…ま!気にしてもしょうがないでしょう!』
『姉さんは前向きね…』
『人感万事結果オーライよー、勝てたんだからよしとしましょう。それに…』
「あ…」
ルビーとサファイアが部屋の中に入るとイリヤが美遊をベッドに押し倒している。さながらそれはメイドといけないことをしようとする女ご主人様の百合百合な感じであり美遊が涙目になっているあたりがさらにそれらしく見える。
『まぁこうして仲良くやっているわけですしいいんじゃないですかー?』
『そうね…』
「いや、あのこれは…ついムラムラと…」
イリヤが言い訳になっていない言い訳をして美遊を話すとルビーが近づいてくる。
『メイドさんに悪戯してはいけませんよー、そういった行為は業務内容に含まれません!』
「軽率でした…」
『では美遊さんに陳謝を』
「スイマセンでしたヘンなスイッチのせいなんです」
イリヤが深々と土下座をすると美遊は焦ったように否定する。
「いや、そんな…イリヤスフィールも悪気があったわけじゃ…」
ふと美遊の言葉にイリヤはひっかかりを覚えて顔を上げる。
「えーっと前から思ってたんだけどさ」
「な、なに?」
「イリヤスフィールって呼ぶの長くない?」
「え…?」
「イリヤでいいよ、友達はみんなそう呼ぶし…本名でよばれるのなんか恥ずかしい」
「友達…?」
「え…違うの⁉わたしの片思い…⁉」
「あ、いや!そうじゃなくて…」
美遊は少し困ったように顔を下げながら言う。
「わたし今まで友達がいなかったから…」
「あ…そっか…ならさ、わたしの名前を呼んで?ちゃんと相手の目をみて名前を呼んだら友達だよ!」
「わかった…い、イリヤ?」
「うん!」
「イリヤ…わたしのことも呼び捨てで呼んでくれる?」
「うん!それじゃあらためてよろしくねミユ!」
「こ、こちらこそ…よろしく…イリヤ」
こうしてその日ようやく二人はちゃんと友達になる、ほんの少しだけ近づく二人、その意味を気づかぬままに、そしてまた夜が来る…
友達の部分はある作品の名シーンと合体させようと頑張ったんですがどうだったでしょうか?意見や感想などまってます!(メイドについても意見や感想待ってます)