夢を見る、そこでも俺は戦っていた、でも今回は今までに見たことのない敵で見たこともない技を使っている。そこで俺は、いや俺たちは戦っては逃げてを繰り返していた。いつも俺の近くにいた少女、守らないといけない家族、その子の名前は…
「うご!」
身体に痛みがはしる、どうやらベッドから落ちたようだ。
(いたた…いつもは落ちることなんてないのにな?)
夢の中で暴れたからだろうか?昨日は急に飛んできた何かにあたり気絶はするし、目が覚めたらリビングで鬼のような顔のセラから説教ととばっちりの二段攻撃を受けて結局時間的にシャワーで済ましてしまったし、いいことがまったくなかった。
(今何時だよ…)
時間を見るといつも起きるより1〜2時間ほど早く起きてしまったことがわかった。
「今から寝直すのもあれだし朝食でも作るか!」
こうして一生忘れられない一日が始まった。
パン!と綺麗な音がなり矢が的の中心に刺さった。
「すごい!また当たりました!」
「また腕を上げたな衛宮」
声の方に振り向くと後輩の桜と同級生で部長の美綴がいた。
「ありがとう桜、美綴。」
「衛宮、そろそろ本気で戦ってみないか?」
美綴は獲物を狙うかのように俺を見ながら言ってきた。
「たまたま調子が良かっただけだからな、やめとくよ。」
いつも通りに断ると美綴はけげんな顔をしながら言ってきた。
「調子がいいだけで何度も真ん中に当てられたら練習の意味がなくなるだろうが。」
「いや、本当にこの頃調子が異様に良いんだよ、何だかどこにどれくらいの力で射ったら中心に当たるかがよくわかるんだよ。」
実際にこの頃異様なまでにうまく出来るようになっていた、弓を引くと自分が今まで何十年もやり続けたように感じ、どの様にしたら矢が自分の思いどうりの場所にいくかがわかるのだ。
「なら調子がいい内にその感じを覚えとけよ、そのまま大会に出れたら間違いなく優勝だからな!」
美綴は元気良く背中を叩いてきた。
「ああ、頑張るよ。」
そう言いながら俺はまた弓を引いた。
「えー今日は転校生が二人来ます。」
担任がそう言うとクラスのみんなは騒ぎだしおさめるのに時間がかかった。
「二人とも入ってこい。」
担任が呼ぶと二人の女子が入って来て、黒髪の清楚な感じの子が始めに挨拶し始めた。
「皆さんこんにちは、遠坂凛といいます、親の仕事の都合でロンドンから引っ越してきました、短い間ですがよろしくお願いします。」
引っ越してきた人の当たり前のような挨拶なのに人が違うだけでここまで変わる物なのかと思うほど無駄なく、そして美しく挨拶した、次に金髪をロールにしたいかにも外国のお嬢様という感じの子が挨拶した。
「ルヴィアゼリッタ•エーデルフェルトと申しますわ、ここに来るまではわたくしもロンドンに住んでましたの、日本に来るのは初めてなのでいろいろ教えてくれると助かりますわ。」
こちらは挨拶まで完全にお嬢様だった、こんな二人がきたのだからもっと騒ぎになると思ったらみんな驚きすぎて声も出ないようだ。
「二人はこの学校に初めて来たので放課後誰かに学校の案内を頼みたいんだが、柳洞は…生徒会で無理か、なら衛宮!頼めるか?」
「はあ、まあ今日なら大丈夫ですが。」
「なら頼んだ、お前なら安心できるからな。」
先生がそういうと二人がこっちちを見ながら、
「よろしく、衛宮くん」
「よろしくお願いしますわ。」と言って軽く会釈した。
余談だが何故かほかの男子が凄い目で睨んできた、なんでさ。
「えーと、それじゃそろそろ行くか。」
放課後、二人が目立つのでみんなが帰り始めてしばらくしてから案内をすることになった。
「お手数かけて申し訳ございません、よろしくお願いします。」
二人はそう言うとまた綺麗にお辞儀してきた。
「いやいや、全然気にしなくていいよ、後その喋り方もやめていいよ?素じゃないだろ、それ?」
俺がそういうと二人は驚いた顔をしてお互いの顔をみた後にため息をついて言ってきた。
「なんでわかったの?無理してるように見えた?」
「やはりこんなお猿さんと一緒にいたらばれてしまいましたか、わたくしの演技は完璧でしたのに…」
「誰が猿ですって!あんたの方こそ場所を考えなさいよ!日本であんな挨拶してる奴なんか一人もいないわよ!見てるこっちが恥ずかしかったわ!」
二人は喋り方を変えると急に喧嘩しだした。
「まあまあ、落ち着いて。」
「「誰のせいだと思ってるの(ますの)!」」
止めたら怒られた、なんでさ。
「ここが校庭な、基本体育はここに集合だから。」
学校案内の最後に校庭を紹介する、今日はこのまま帰る予定なので帰りのしたくをして最後の紹介をした。
「今日はありがと、実際助かったわ。」
「そうですわね、今日だけでこの学校でどこに何があるかがよくわかりましたわ。」
二人は途中で何度も喧嘩していたが今は治まっているみたいだ。
「どういたしまして、何か困ったことがあったら言ってくれ、いつでも手を貸すからな。」
「ええ、いちよ頼りにしてるわ。」
「それでは、また明日教室で会いましょう。」
二人はそう言いながら帰っていく、俺も少し弓道部に顔だしてから帰ろうかと思い行こうとしたら野球ボールが飛んでくるのが見えた。
「!、危ない!」
ボールは歩いている二人の方へと落ちていっている、このままいけば二人のどちらかに当たるだろう。
「間に合え…!」
走りだしたが普通なら間に合わない、しかし自分がいつもより何故か早く走れていることに気ずいた。
「これなら!」
今からではボールは取れないので二人を押し倒す形で倒れこんだ。
「ふう、大丈夫か…!」
何ということでしょう!神のイタズラかはたまた二人を助けたご褒美なのか両手が二人の柔らかな場所へと誘われているではありませんか!右手には手のひらにちょうど収まるくらいの、かといって決してまな板などでわない柔らかな物!左手には手のひらでは決して包みきれない豊満で水風船のような柔らかさをもつ物が…
「ご!ごめ、「「キャーーー!?」」ゴバは!」
どこから出したのか二つの砲弾のような物を受けて俺は天高くまで気絶しながら飛んでいったのだった…
さて、次回こそはライダー戦に入りたいと思います!皆さんの感想や意見など待ってます!