(全然眠くならない…)
時計を見るともうすでに11時になりそうだった。
(今日は少し寝てしまったからな)
転校生に吹っ飛ばされてから目を覚ますと保健室に寝ていて、時間を見てみれば2時間くらいたっていた。
(何か飲むか)
そう思い部屋を出て台所でお茶を飲んでいるとガサゴソと音が聞こえてきた。
(トイレかな?)
セラだったらこんな遅くに何やってるんですか!と怒られ説明するのが面倒なので待っているとその足音はトイレではなく玄関へ向かって行った。
(こんな遅くにどこに行くんだ?)
リビングの電気はつけてなかったので台所の電気だけ消すてから気づかれないようにそっとドアを開けるとそこで玄関を出ていたのはイリヤだった。
(…!あれは!)
普通なら注意して理由を聞き終わっていたがイリヤが持っていたのはあの風呂で飛んできた変な物だった!
(何かありそうだな…)
そう思いイリヤが出た後こっそりとついていった。
(学校?ここに何があるんだ?)
後をついて行くとそこは学校だった。
「ルビー、なんで一時間も早く来たの?」
イリヤはあの謎のステッキ?に話しかけた。
『イリヤさん!魔法少女に大切なことは何だと思いますか?』
謎のステッキはついている羽をズビシ!とイリヤに突きつけて質問した。
「いきなり何⁉私の質問には答えてくれないのね…」
『まあまあ、質問に答えてくれればわかりますよ。』
「うーん、ベタに愛と勇気とか?」
『ア○パンマンじゃないんですから!まあ確かにそれも大切ですから答え的には△です。』
「むー!なら何なのよ。」
イリヤが拗ねながら聞くとステッキは得意げ(表情があるわけではないが)に答えた。
『そ・れ・は…特訓です!』
「特訓?まあ大切だとは思うけど…」
『絶・対・大切です!古今東西どんな魔法少女であっても通ってきた道なのです!そんなことではリリカルでマジカルな魔法少女にはなれませんよ!』
「ならなくていいよ…」
イリヤとステッキはしばらく言い合いをした後ステッキを正面に向けて真面目な顔になった。
「練習するなら早く始めちゃおう!」
『おー!ついにイリヤさんもやる気になったんですね?』
イリヤの足の下に魔法陣のような物ができて、ステッキが呪文を唱え始めた。
『コンパクトフルオープン!境界回路最大展開!プリズマ☆イリヤ参上!』
イリヤの身体が光に包まれたと思ったらそこにはピンクを基調としたドレスのような格好をしたイリヤがポーズを決めていた。
「…ねえルビー、これ毎回やらないといけないの?」
『何をおっしゃるのですかイリヤさん!魔法少女から変身のシーンをとるなんて!大きなお友達が泣きますよ⁉』
「そんな友達欲しくないよ…」
そういいながらイリヤとステッキは上空に向かって何か撃ったりしていた。
(魔法?いや、そんな物があるはずが…でも今目の前でイリヤが撃っているのは魔法以外に説明なんてできないし…)
しばらく練習していると校門のほうから一人の女子生徒がこっちに歩いて来た。
(あれは…遠坂⁉)
遠坂とイリヤは少し話すとイリヤの下にさっきとは違う魔法陣が浮かび上がった。
「く、イリヤ!」
「え、お兄ちゃん⁉」
「…!衛宮君⁉」
『ヒロインの登場ですね~』
呪文が終わった直後に魔法陣に飛び込むと二人の驚く顔とステッキの意味のわからない発言と共にどこかに飛ばされた。
次回こそライダー戦です!バトルかけるかな…