兄の反応
side桜木咲子
次の日、私達は兄さんときじおさんを迎えに福岡空港国内線ターミナルにいた。
私と両親、ゼイルと茜がいる。
蓮也「なんで俺まで…」
春菜「夏休みは迎えなかったでしょ?」
蓮也「そうだが…」
咲子「あはは…」
茜「お兄ちゃん、まだかなまだかな〜?」
ゼイル「あと10分ぐらいある、落ち着け」
咲子「…ねえゼイル、どんな反応すると思う?」
ゼイル「昨日言った内容だ」
咲子「ま、そのうち分かるか」
ー10分後ー
ウィィィン
きじお「やあ。ゼイル、茜、元気だったかい?」
春樹「ん?なんで親父までいるんだ?」
蓮也「それは春菜が「あ”あ”ん?」…何でもございません」
ゼイル「1ヶ月ぶりだな、兄さん」
きじお「ここでの生活は慣れたかい?」
茜「うん、だいぶ慣れたよ!」
きじお「それは良かった。…ま、ゼイルはそれ以上いってるよね?」
ゼイル「お、おう…まあな」
咲子「………」
春樹「どうしたんだ咲子、そんな黙って」
言うのは恥ずかしい…だから…こうする!
咲子「んっ!」ダキッ
ゼイル「おっと」ギュッ
私はゼイルに思いっきり抱きついた。
蓮也「…ほう」
春菜「あらあら〜」
茜「いきなり!?」
きじお「…どうやら本当みたいだね」
春樹「……What?」
兄さんの反応はイマイチだった。なら…!
咲子「ムフ〜♪」スリスリ
ゼイル「お、おい、咲子…?」
春樹「…ああなるほど理解した」
咲子「答えをどうぞ」
春樹「…彼氏、できたんだな?」
咲子「うん、大正解♪」
ゼイル「ど、どうも…」
春樹「なるほどな…」じー
兄さんはゼイルを観察する。
ゼイル「ど、どうしたんですか?」
春樹「…なあきじお」
きじお「なんだい?」
春樹「コイツらが結婚したら、俺らは兄弟になるんだよな?」
きじお「そうなるね」
な、ななな…
咲子「いきなり何言ってんの兄さん!?」
け、結婚だなんて///
まだ付き合い始めて1ヶ月ぐらいよ!?
ゼイル「あはは…」
咲子「ゼ、ゼイル、苦笑いしないでどうにかしてよ!?」
ゼイル「いやいや、俺にどうしろと?」
咲子「もう…兄さん!」
春樹「スマンスマン、ちょっとボケてみたかったんだ。…ゼイル」
ゼイル「…はい」
春樹「…咲子を任せる」
ゼイル「…ありがとうございます」
ゼイルは深いお辞儀をした。
春樹「…顔を上げてくれ、俺はこういう真面目な雰囲気が苦手なんだ」
ゼイル「あ、はい」
その後、私達は一旦帰り、一緒に昼食を食べた。
茜「……(真面目な雰囲気?どこが?)」
雰囲気はそれほど真面目ではなかったのである。
豆知識
桜木春樹は人間観察が得意。
次回もよろしくお願いします。